戸建てに住むようになって家の防犯・セキュリティに大きな関心を持つようになった快晴さんぽです。
TOEIC900点と何の関係があるかって?それは・・・安全に過ごせる場所があって初めて勉強もはかどるというものです。ということにします。
空き巣、強盗、器物破損、毎日何らかの犯罪が発生していて物騒な世の中です。自宅の近くで事件があると気になってしまいますよね。なんとか自宅への犯行リスクを下げるべく対策を練っています。
その一環で以前、防犯カメラについての紹介記事を書きました。
上記記事でも書きましたが、空き巣が屋内への侵入を諦めた理由の上位は
「ドアや窓に補助錠が付いている」
「防犯カメラが設置されている」
となっていて、防犯対策が施された家は犯人を遠ざける効果があるのです。簡単な補助錠設置でも侵入リスクを減らす大きな効果が期待できます。
防犯カメラに加え、さらに万全を期すため今回「窓」についての防犯対策をご紹介したいと思います。
窓からの侵入は多い!
空き巣の侵入は窓からが6割を占める、というデータがあります。空き巣に最も狙われるのが窓なのです。
もし自分がどこかの家に侵入する、と想像した時、玄関ドアは破れないだろう、壁をぶち抜くのも無理、となれば窓から入るしか思いつきません。
サムターン回しやピッキングによってドアから侵入される、という可能性もありますが、最近のドアであればそれらの対策が成されたモノも一般化してきています。
つまり窓からの侵入を防ぐことが出来れば、空き巣被害の多くを食い止める事が可能なのです。
窓の防犯
皆さんの家の窓はどのような構造になっているでしょうか。引違窓であれば一般的には次の図のように「メイン錠」と「補助錠」が付いていると思います。
窓の下の補助錠は次の写真のようなものが付いていると思います。
一般的には窓の真ん中と下に鍵が付いているわけです。そしてこの形が一般的であるからこそ、ここまでは空き巣の想定内です。
窓の防犯 空き巣の裏をかけ
5分以上の時間がかかると70%の犯人が侵入を諦め、さらに10分以上かかれば90%が諦める、というデータがあります。侵入するのに「時間がかかる事」が防犯上とても大切なのです。
空き巣の想定外を作る事によって、侵入を諦めさせることが可能になります。想定外が発生することにより、対処に時間がかかるからです。
そこで効果的なのが「補助錠の追加」です。
窓の防犯 補助錠追加
次の図のように窓の上にも補助錠があれば空き巣の想定外となり、犯行を諦めさせる効果を期待できます。特に窓の上の方は高いのので補助錠を外す作業がし難いですし、立って作業する必要があるので人目につきやすくなり侵入者は嫌がります。
真ん中と下の鍵部分のガラスを破って鍵を外し、さぁ窓を開けよう!という時に、上の補助錠が機能して窓が開かなければ
「あれ?開かない!!!」
と犯人を狼狽させる事が出来ます。更に時間が掛かる事が判明し犯行を諦める可能性が高まります。
実際に補助錠を取り付けてみた
写真を交えて、実際に取り付けた補助錠をご紹介します。簡単で効果抜群です。
これを買った!
設置が難しくてコストのかかる方法ではなく、簡単で安く、効果の高い補助錠を探した結果、次の商品を購入しました。
取り付けたらこんな感じ
実際に窓の上部に取り付けた写真は次の通りです。
特に何もいじらず平たいままにしておけば、窓は普通に開きます。↓こんな感じ。
「戸の隙間は4m以上10mm以下になるように」と使用方法にある通り、4mm以上の隙間があれば問題ありません。
実際にこの製品を閉じた平たいままの状態は、横から見ると3.5mmくらいです。
窓が開かないようにするには
「押す」のマークを押す事で、パチンという音と共に開きます。こんな感じ↓
これにより、窓を開けようとした時に出っぱりが窓に当たって開けることが出来ない、という仕組みです。
↓こんな感じで当たる事で窓を開かなくする事が出来ます。
横から見るとこんな感じ。12.5mm位まで開きます。使用方法の説明書きの通り、隙間が10mm以下程度であれば問題なく使用することが出来ます。
もし、厚みがちょっと足りない、という場合は次のように厚みのある両面テープを使って貼ると解決できるかもしれません。参考までに。
取り付け位置は自由ですので、次の写真のように、風通しのために少しだけ開く、という位置にこの製品を付けてもいいでしょう。人は出来り不能な隙間に調整可能です。
このシンプルな補助錠の機能・価格
使い方はとても簡単で、両面テープで貼って取り付けます。横からの摩擦に強いので、窓がぶつかってきても中々取れてしまう事はそうそうありません。
もちろん、窓の下の補助錠がない場合であれば、窓の下にも上にも設置することで防犯性は格段に向上します。
また価格も一つ500円未満ですから、家じゅうの窓に取り付けても数千円で事足ります。安価に安心を買う事が可能なわけです。
さらに万全を期すのであれば、防犯フィルムを併用するのも手です。鍵の付近のガラス部分に貼っておくことで、窓が叩き割られてしまうまでの時間を稼ぎ、侵入者を諦めさせる効果を期待できます。
勝手口(開き戸)に補助錠を追加!
家の中の全ての引き戸にこれまでご紹介したワンタッチ補助錠を取り付けたのですが、勝手口は引き戸ではなく開き戸のため、上記補助錠が使えませんでした。
他の窓のセキュリティレベルは上がったが、勝手口のセキュリティレベルは低いまま・・・
一か所だけウィークポンとがあると、そかから空き巣に入られてジ・エンド!なんて事になりかねませんから、勝手口にも別の補助錠を追加する事にしました。
開き戸用の補助錠を購入
↓今回購入したのはこちらの「開き戸用補助錠」です。回転部分の突起を穴に入れてロックする機構ですね。
↓ネジもついていますが今回は使いません。
↓手に持つとこんな感じ。コンパクトですがしっかりした作りです。
取り付けるために加工を施す
↓我が家の勝手口にはそのままつける事が出来なかったため、重さの軽い木を使って少し加工を行いました。
↓瞬間接着剤でくっつけます。
↓後で黒いビニールテープを貼るのであまり意味はなかったですが、黒く塗装してみました。
↓両面テープで補助錠の回転部分のある方を接着します。
↓勝手口に取り付けるために両面テープを貼り付けます。
↓受け手の方にも貼ります。
↓ビニールテープを貼りなおしました。勝手口のドア部分が濃い茶色なので、暗い色の方が合うだろうという判断で黒いテープを貼っています。
↓勝手口の上部下部に付けるためにもう一セット作りました。
↓両面テープも目いっぱい貼りました。
実際に勝手口に補助錠を取り付けてみた
↓勝手口の下部はこんな感じで設置です。両面テープだけでもいけそうでしたが、万全を期すためにテープで補強しました。遠目から見れば気になりませんし、セキュリティ向上を優先しました。
↓勝手口の上部と下部にそれぞれ設置しました。元々ドアレバーの上下に1か所ずつ鍵があったので、これで合計4つの鍵が勝手口に付いたことになります。
防犯フィルムも貼り付けているので窓全体を一気に割る事は出来ないはずですし、窓の一部を破られても鍵が複数あるので侵入までの時間を稼げます。
空き巣犯は時間がかかる事を嫌がるので、複数の補助錠設置はセキュリティ向上に大いに役立つのだ。
これだけのカギを付けておけば、空き巣犯をたじろがせる事も出来るのではないでしょうか。
↓参考までにこの補助錠の動きを動画でお見せします。ご参考までに。
まとめ
簡単で安価に実現出来る窓の防犯対策についてご紹介しました。
空き巣に入られてから
「あの時ちゃんと防犯対策していれば・・・」
と後悔したくないですよね。人は何か事が起こってからその大切さを思い知る事になるのですが、犯罪の場合は命もかかわってきますから、起こってからでは遅いです。
特に古い戸建て、古い窓は防犯レベルが低い場合が多いですから、犯人の格好の餌食になってしまいます。
思い立ったが吉日です。少しでも防犯に興味があればぜひ参考にして頂いて窓のセキュリティ強化に取り組んでもらえればと思います。
↓引き戸用の補助錠です。簡単設置。
↓開き戸用の補助錠です。我が家ではちょっとした加工が必要でしたがセキュリティ向上にばっちり役立ってくれそうです。
↓窓の開閉を検知して大音量で知らせるアラームタイプのアイテムもおススメです。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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