これまで家のセキュリティ向上のため、防犯カメラや人感センサー、さらに窓の補助錠を取り付けてきました。多少は防犯レベルが上がったかな、と考えていました。
しかし実際に玄関先に置いていた物を盗られるという盗難被害に遭い、さらなる防犯対策を施す必要性を感じたのです。
悪意を持った人は世の中に一定数います。ナチュラルな悪意を持った人が・・・。家の中に入られてしまえばお終いですからね・・・
今回は家の中で出来る比較的安価な防犯対策として、窓に防犯フィルムをを貼ってみました。
窓に防犯フィルムを貼る効果
防犯フィルムとはどんなものなのでしょうか。私も調べてみるまでどう防犯に役立つのかを知らなかったのですが、窓に貼るだけで犯人の侵入を困難にさせる大きな効果がある事がわかりました。
ガラスが破られてもフィルムが貫通しない
これがメインの効果です。侵入者がガラスを破ろうとしても、フィルムの粘着力で
ガラスを飛散させず、侵入を困難にさせます。
そうすれば侵入者は侵入に時間が掛かるとみて、犯行を諦める可能性が高くなります。
家への侵入者は6割がガラスを破って入ってきます。
こういった粘着性のある樹脂製のフィルムをガラスに貼っておけば、たとえガラスが壊されてもフィルムの部分で破壊を食い止め、犯人を躊躇させることが可能となるのです。
侵入に5分以上掛かる場合、70%以上の犯人が侵入を諦め、さらに10分以上かかるなら90%以上が諦める、と言われています。この5分・10分という時間を稼ぎ出すために防犯フィルムは大きな力を発揮するのです。
災害時にガラスが飛散しない
侵入者が破ろうとしてもガラスがそのまま保持されるという事は、地震や台風、突風といった災害時にガラスを飛散させず、二次被害を最小限に食い止める事も可能となります。
はたまた北朝鮮のミサイルが万が一にも落ちてきたような場合にも効果を発揮するでしょう。そんな事、あってはならない事ですが・・・。
紫外線をカットしてくれる
これは今回のメインの効果ではありませんが、購入したフィルムにはUVカット効果が付いていました。
この効果により、家具焼けや床焼けといった屋内にある物の劣化を防ぐことが出来ます。
ただ、我が家は窓全面に貼っているわけではないので、この効果は限定的ですが。。(窓の鍵部分の周りに貼っています)
購入した防犯フィルム
私が購入したのは透明な平坦ガラス用のフィルムです。凹凸ガラスやすりガラスにはまたそれ専用のフィルムが販売されています。
実際に購入したのはコレです↓
フィルムは筒状のモノに巻かれて到着します。
中にはフィルムを貼る時に使う施工液、空気や水分を抜くためのヘラ、ペットボトルに取り付け可能なスプレーのふた、「防犯対策済み」ステッカー↓
が入っていました。
購入する時は広さ当たりの単価が決まっていて、自分で大きさを指定できるタイプのフィルムになります。窓の大きさに合わせて購入できますし、値段も手ごろですのでおすすめです。
A3サイズのフィルムが2枚入っている下記の様な商品もあります。ただ、1枚や2枚のガラスに貼る分には良いのですが、家じゅうのガラスに貼ろうと思えばコストがかさんでしまいます。
家じゅうの窓ガラスに貼りたい場合は、上記のような単価が決まっていて自分で大きさを指定できるタイプのフィルムがコスパ抜群です。
まず、我が家の場合は勝手口のドアにはめ込まれているガラスが人が通れる大きさになっていて、格子なども無いので割られたらアウト、という事で2m×0.4mくらいの大きさを指定して1枚、さらに1階で人が侵入できそうな小さめの窓のサイズに合わせてのフィルムを2枚オーダーしました。
更に、はきだし窓などの通常サイズの窓についてはそのまま窓のサイズに合わせて買うと高額になりがちなので鍵部分を覆う事の出来るフィルムのサイズ、つまりA3くらいの大きさを指定して20枚程度購入しました。
こんな感じで20数枚のフィルムを買いましたが、2万円程度で済みました。クーポンも使えたので数パーセント値引きされましたしね。
実際に貼ってみた
貼るのは難しくはないですが、結構体力勝負です(笑)
中性洗剤を1,2滴スプレーボトルに入れて、水200mlで薄めた水溶液を使って窓を清掃します。
そして拭き取ります。拭く際は繊維がくっ付かないように、雑巾等ではなくキッチンペーパーを使うと良いでしょう。
そして施工液も事前にスプレーボトルの中に入れて希釈して使います。これも中性洗剤でしょうか・・・。フィルタには糊が付いているというか、粘着質ですし「施工液は糊ではありません」的な説明もありました。
吹き付けて拭くと若干泡立ちますし洗剤の類ではないかと考えます。イマイチ正体が分かりませんが、フィルターを貼る前に窓に十分に吹きかけます。
フィルタを触る時に指にも付けましょう、と説明書きがあるので体に有害なものではないでしょう。
そして施工液で濡れたままの窓に、フィルタを貼り付けます。今回は鍵の周囲を覆うようにフィルタを貼り付けました。(フィルタにも施工液を吹きかけておきます)
その後、ヘラを使って施工液や空気を外へ押し出します。片手にヘラ、他方の手にキッチンペーパーを持って拭きながら作業すると良いでしょう。
十分水分と空気を抜くと、窓とフィルムが一体化して剥がれなくなります。これが、窓の破壊を食い止める事になり、侵入を思い止まらせることに繋がるのです。
また、フィルム透明なので特に違和感はありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。家のセキュリティレベルをを上げるための防犯フィルムの設置についてご紹介しました。
若干ですが、家の防犯のレベルが上がったはずです。
しかし、手段を選ばない犯罪には太刀打ちできない可能性はあります。車などで突っ込まれれば一たまりもないですし、想像の上を行かれてしまえばなす術などないのかも知れません。
しかし、犯罪者の多くは人目を避け、静かに家の中に侵入してきます。その時、防犯フィルムによる窓の破壊防止は、侵入者に対する大きな抑止力となるはずなのです。
防犯対策はいくらやってもやりすぎ、という事はありません。対策をやらないよりはやった方がはるかにマシ、という事を肝に銘じて、自分の命、家族の命、財産を守るために行動できると良いですね。
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