空き巣・強盗や放火、いたずらなど、どんな家に住んでいようとも色々なリスクにさらされるのは仕方のない事です。安全に生活したいですが、世の中善良な人ばかりではないですからね・・・。
自宅からそう遠くない所で不審火が続いている、なんてニュースを見ると、家族の命や財産を守るために、住まいの防犯対策は必須だなぁと考えるきっかけになったりします。何か起こってから「やっておけば良かった・・・」では遅いのです。
私も新居を構えることになり、防犯を大きく意識するようになりました。そこで家の周りのセキュリティレベルを高めようと考え、まずは防犯カメラを設置することに決めました。
家族と思いっきり遊べるのも、勉強できるのも、仕事に打ち込めるのも、安心して過ごせる家があればこそ、です。防犯に興味のある方はぜひ参考にしてください。
防犯カメラの意義・メリット
物騒な世の中です、最近は防犯カメラを設置してある家も増えてきました。家の周りの状況を映像に残す事の意義を考えていみます。
犯罪の跡を見つけた時、その発生時の場面を映像で確認できるというのは非常に心強いです。
どんな良い事があるのか、見ていきましょう。
犯罪者に対する抑止力になる
自分が空き巣だったら、という仮定をしてみると、防犯カメラが周りについてる家に侵入しようとは思いませんよね。
わざわざリスクを負うよりも防犯カメラのない家を狙った方が得策です(犯罪者にとって)。
実際、侵入をあきらめるのはどういう時かというと、
「ドアや窓に補助錠が付いている」
「防犯カメラが設置されている」
という理由が上位となっています。防犯対策が施された家は犯罪者を遠ざける効果があるのです。
家主の立場に立てば、防犯カメラを設置することで、犯罪者から狙われるリスクを大幅に減らす事が可能となります。
証拠になる
万が一家に危害を加えられてしまったとしても、映像が残っていれば何が起こったのかを特定したり、犯人検挙に役立てたりする事が出来ます。
証拠が無ければ何も進まない可能性がありますが、映像さえあれば何らかの情報を得られる可能性が高くなるのです。
映像の力は大きいです。実際に防犯カメラの映像を見ていると導入の意味はあった!と感じます。
ホームセキュリティのコスト比較
ALSOKやセコムといった大手警備会社に頼むのも一つの手です。
しかしこういった大手に頼んだ場合、機器代や月額料金で初年度最低15万円は掛かってきます。2年目以降も年間6万円以上は掛かると見ていいでしょう。
万が一被害にあった場合には保険金や見舞金が支払われる制度もあります。
ただしそういった保険金や補償金などは他の火災保険や損害保険で賄う事も出来る事を考えると、大手に頼むのは何としても万全なセキュリティ対策を施したい場合の選択肢と言えるでしょう。
市販の防犯カメラで対策
我が家は一戸建てですが、大手警備会社に頼むほどの財力がない(汗)ので、市販の防犯カメラを購入し、設置してもらう事にしました。
最近の防犯カメラは画質も良いし設定も簡単だし、ほんとユーザーにとっては便利な世の中になりました。
実際に設置した防犯カメラ
私が実際に購入して設置した防犯カメラはこちらです↓。満足度高し!です。
それにしても楽天のページは情報過多で見難いですね・・・。情報が多すぎて見逃す、という可能性があります。まぁ情報が足りない、という事はないので良しとしています。
小さなカメラですが、性能・機能的には全く問題ありません。カメラはこんな感じです↓
1セットでカメラを4機まで設置可能です。実際に我が家の設置配置図を載せてみます↓
余計な配線が外に出ないように、電気屋さんにすっきりと設置してもらいました。カーポートに設置したカメラは柱の中に電源線を通してもらっています。
受信機は11インチのディスプレイ型を選びました。こんな感じです↓押入れの中に突っ込んでいます(笑)。
前面に液晶があり、4分割されて4つの防犯カメラの映像をそれぞれ映し出しています。
側面↓。有線LANポートがありますが、設定でも運用でも1回も使っていません。
録画用のHDDはここでは購入せず、手持ちのSSDを組み込みました。消費電力を考えるとHDDよりもSSDです。ただし容量が多いほうが良い、という場合はHDDでしょう。
コストメリット
この防犯カメラは一番高価な11インチディスプレイ一体型でもほんの6,0000円程度です。
大手警備会社に頼めば年間60000円が飛んでいくところ、その1年分60,000円ぽっきりで設置可能となります。
10年使った場合、大手警備会社では初年度も考慮して70万円程度かかるところ、
市販品であれば6万円で済むので、その差額は64万円にもなります。月日が経てば経つほどこの差は開いていきます。
もちろん、機器故障時の対応などは大手の方が安心かと思いますが、壊れたらその時の一番良い市販の商品に取り換える、というのも手です。
自分の考えるリスクと安心を天秤にかけ、何を採用するのか決めたいものです。
この防犯カメラのメリット・いい点
この防犯カメラは安価でありながら設定も簡単で性能も必要十分です。その根拠をご紹介します。
無線で接続可能
無線で繋がるため、必要な配線は電源だけで済みます。無駄な信号配線が不要なので設置の自由度が高いのが魅力です。
また、カメラが遠くて受信機が直接カメラの信号を受信できなくとも、間にカメラがあれば中継して受信機まで信号を届けてくれます。つまりカメラ同士で無線の中継が可能な点が素晴らしいです。
うちでも実際にカーポート部分のカメラは直接受信機(ディスプレイ)には信号が届かず、玄関部分のカメラが中継してくれています。
難しい設定が不要
無線で接続というと設定が難しそうなイメージがあるかもしれませんが、超絶簡単です。
というか設定不要です。カメラの電源をコンセントに入れて、受信機(ディスプレイ)も電源を入れれば、自動的に信号が受信されて映像が映し出されます。
出荷時に機器のペアリングをしてくれているんですね。ユーザーとしては楽チンです。
動体検知が可能
動く人・物がカメラに映った時にのみ録画する、という設定が可能です。
空き巣が入ろうとする、放火をする、いたずらをする、という場合は必ず人や物が動きますので、動くもののみを記録に残す事で、HDD(SSD)の容量及び消費電力を減らす事が出来ます。
動体検知の範囲設定が可能
例えば道路などは頻繁に車が往来するので、動体検知をしていては全ての時間を録画することになってしまいます。
そんな時は映像の中で録画したい範囲、例えば自宅の敷地内のみなど、を指定することができますので、意図した場所でのみ動く物体を記録に残す事が可能となります。
防水・防塵設計
IP66相当の防水・防塵能力を持ちます。よって雨風をモノともせずに動作可能です。屋外で、しかも雨に濡れる位置に設置する防犯カメラであればこの機能は必須ですね。
実際に自宅に設置したこの防犯カメラは「雨にも負けず風にも負けず」映像を撮り続けています。
夜間でも動作可能
犯罪者は人目を逃れるために夜間に行動を起こす場合が多いです。そんな時、防犯カメラが暗がりを移せないのでは意味がありません。
このカメラは赤外線によって暗闇でもはっきりと映像を残す事が出来ます。また暗くなると自動で赤色LEDがリング状に点灯して、犯罪者を威嚇します。これもまた大きな抑止力になります。(写真撮影のテクがなく、暗闇で良い画を写す事が出来ませんでした・・・)
この防犯カメラのデメリット・今一つな点
設定を行う時にマウスで操作をしますが、11インチであっても文字や設定項目が小さくてやりにくく感じました。またユーザーインターフェースも若干古めかしい感じです。
まぁHDMIがついていますので、最悪外部ディスプレイに繋げば問題ないですし、ディスプレイそのままでも何とか設定は出来ましたので大きなマイナスとは考えていません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。大手警備会社の防犯サービスと比較した市販の防犯カメラの機能・メリットを紹介するとともに、実際に設置してみた体験記を記してみました。
防犯カメラはただそこにあるだけで犯罪者に対して
「防犯意識の高い家だな。他を当たろう・・・」
という考えを思い起こさせ、犯罪者を家から遠ざける効果が期待できます。よって犯罪リスク軽減に大きな力を発揮します。
ならダミーの防犯カメラでもいいじゃないか、という意見もありますが、ダミーは見破られる可能性があり、またそのせいで逆に狙われやすくなってしまうリスクもはらんでいるのです。
できれば本物の防犯カメラを設置し、しっかりと映像として記録に残す、という事を実践することで、家、財産、そして家族の命を守る事に繋がると考えています。
警備会社に依頼する場合はコスト的な負担が大きいですが、市販の防犯カメラを購入して設置するだけであれば、数万円の出費でしっかりしたものを揃える事が出来ます。
あなたの家も今現在無防備なのであれば、防犯カメラを設置するところから始めてみてはいかがでしょうか。
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