我が家には背の高い家具として「本棚」と「冷蔵庫」があります。結構な高さと重さなので、これが倒れてきて人に当たれば一大事ですし、当たらずとも倒れれば通路を塞いでしまう代物です。
関東圏に住んでいる私としては、いずれ来る首都直下型地震などへの備えを進めたいところであり、背の高い家具への対応は必須のものでした。
ただ、本棚の上が勾配天井だったりする事もあって対応が後手に回っていました・・・。
しかし、地震が到来する確率の高さや規模の大きさを表現した動画などを見て恐れおののいて、対策しようと思い立ったのだ・・・。
今回は勾配天井を考慮した取り付けの工夫などをお見せしつつ、購入したつっぱり棒をご紹介したいと思います。
背の高い家具の耐震性を上げたいがどうしたらいいだろう・・・。
という方はぜひ参考にしてください。
つっぱり棒で家具の耐震性を高める
地震或いは地震試験で家が揺れた時の、家具の動きを見たことがあるでしょうか。
YouTubeなどにもありますが、震度6強や震度7といった激震レベルともなると、家具が”ふわふわ”動くレベルになります。
文字通りふわふわ、家具が飛ぶ感じ。
その結果、家具は豪快に倒れ、人間にダメージを与えたり家にダメージを与えたりするわけです。
これを抑えるため、そもそも家具が倒れないように対策する事が地震時に向けた備えとなります。
その際の対策方法として、家具と天井の間につっぱり棒を挿入する簡単なやり方がかなり効果がある事が動画の中でも伝えられていました。
↓簡単に図示するとこんな感じですね。つっぱり棒は壁側に設置するとより効果的なようです。
今回は本棚と冷蔵庫を題材に、実際につっぱり棒を適用した模様をお見せします。
やってみると安心感も出てくる。
それでは具体的につっぱり棒を使った実例を見ていきたいと思います。
特に本棚は上が勾配天井なので苦慮しました・・・。
素人感丸出しだが少しでも参考になる部分があれば。
本棚の上の勾配天井にジャッキ型つっぱり棒を設置
まず、今回苦労した本棚の上に設置をしていきます。
小細工満載（笑）
書斎の本棚の上に設置した「ふんばりくんZ」
↓書斎に置いてある本棚がこちらです。扉も付いていて気に入っています。
ただ、薄くて背が高いので、地震が来たらヤバイです・・・！
↓今回、この本棚の上に設置するために購入したのが「ふんばりくんZ」です。
棒というよりはジャッキ構造でつっぱらせる感じです。
値は若干張りますが、作りとガッチリ固定感は素晴らしいものがあります。
↓裏面には使い方の記載が。
↓取り出してみました。組み立て済みなので即座に使う事が出来ます。
↓手に持ってみるとこんな感じ。そこそこずっしり、存在感があります。
↓手前のバルブのようなものを回して上げ下げする構造ですね。
↓本棚や天井との接地面はこんな感じです。スポンジみたいな感じですね。
ドアストッパーを加工して勾配天井を平行に
分かり難いですが、本棚の上が屋根の勾配に合わせた勾配天井になってしまっているので、そのままではこのふんばりくんZを設置できません。
そこで、ふんばりくんZの上部が当たる部分を床と平行にするために小細工をしました（笑）
↓ゴム製の「ドアストッパー」4つを接着剤でくっつけて、勾配天井にあてがう事で平行化してみたのです。
↓横から見るとこんな感じですね。こうやってくっ付けると確度がちょうどよくて、勾配天井を並行化できたのです。
↓さらにダイソーで売っているような「耐震マット」を使って滑りにくくさせる戦法をとりました。
↓こんな感じでドアストッパー加工物に貼り付けます。
勾配天井を並行化して「ふんばりくんZ」を設置完了
↓天井平行化ドアストッパー加工物をあてがった上で、壁側にジャッキ型つっぱり棒を設置する事で、本棚の耐震化は完了です。
実は以前、貼り付けタイプの「不動王」を設置していて、今回追加でふんばりくんZを設置したのだ。
耐震器具の重ね掛け、効果があると良いのですが・・・！
↓見てくれは微妙ですが、地震に対する備えと思えばOKです。
震度7クラスの地震にも耐えて欲しい・・・！
冷蔵庫の上につっぱり棒を設置
続いてこちらは天井が床と並行なのでそれほど難しくはなかった冷蔵庫へのつっぱり棒の設置です。
冷蔵庫の上のほこりが凄くて、まずは掃除するところから始めた（笑）
冷蔵庫の上に設置したつっぱり棒
冷蔵庫も大抵背が高いです。しかも重い・・・！
↓我が家の冷蔵庫の設置状況はこんな感じです。それなりに大きいです・・・。
↓この冷蔵庫の耐震対策のために購入したのがこちらの「平安伸銅工業 家具転倒防止突っ張り棒 極太タイプ」です。奮発して極太タイプ・・・！
↓裏面には設置方法が記載されています。
↓取り出してみました。幾つかのパーツに分かれていますが組み立ては単純明快です。
↓組み立ててみました。幅広の接地面が冷蔵庫と天井をがっちり結び付けてくれそうです・・・！
↓手に持ってみました。それほど重くはないですね。
棒部分も接地面もしっかりがっちりだ。
冷蔵庫の上につっぱり棒を設置
冷蔵庫の上は普通の水平天井なので、本棚の時のような小細工は不要でした。
↓これも壁側に寄せてつっぱり棒を設置しました。
↓2本設置です。右側が若干端っこ過ぎますが、天井の点検口の位置のために仕方ありません・・・。
さぁ、これでどれ位、地震に耐えてくれるでしょうか・・・！
冷蔵庫は幅広ではなく正方形に近いので、本棚よりは倒れにくいとは思われる。だが念には念を入れて耐震対策だ。
まとめ～耐震アイテム「つっぱり棒」で地震に備えろ！～
災害はいつやってくるか分かりません。特に地震は本当に突然やってきますよね。
備えあれば憂いなし、起こってから後悔するよりは、起こる前に出来る事はやってしまえ！の心構えが大事だと考えています。
数千円で入手可能なつっぱり棒は原始的ながら確実な効果を発揮してくれるはずです。
背の高い家具がある場合はやってみる価値あり。ほんの数千円で地震対策が出来るのだ。
ぜひ家の中の家具を点検し、「地震が来た時マズイなぁ」と感じる部分があれば対策してみて下さい。
↓書斎の上に設置したアイテムです。
↓冷蔵庫の上に設置したアイテムです。
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