ロリポップからXserverにサーバーを移転した後、記事を開く速度が上がった~♪などと調子に乗っていたら、痛い目を見たのでそのご報告と対処法のご紹介です。
サーバーを移転した際、画像が表示されないなどの不具合がありつつも、その他は概ね問題なく移行できたのですが、いつもの通りGoogleアナリティクスを確認していたところ、
「やけにアクセスが減ってるなぁ」
という状態に出くわしました。サーバー移転後の一時的なことかな?と考えて2、3日様子を見たのですが、回復しません・・・。
おぅふ、サーバー移転の悪影響に出くわしてしまったか・・・
さらに、いつもアクセス数が多い記事が全く上位に居なかったのでますますおかしいと感じ、対策を図ってみることにしました。
記事が検索結果に表れない
まず普段は検索上位に居てアクセス数が多かった記事がいくつかあったのですが、それらの記事へのアクセスが全然なくなっている事に気付いたのが始まりです。
そしてGoogleで検索してみると、確かにまったく上位にいない!
それどころか2ページ目にも3ページ目にも居ない・・・。
検索順位チェックツール「GRC」で確認すると、確かに圏外に吹っ飛んでる・・・。あぁ無常。
ちなみに検索結果に自分の記事が出てくるかどうかは、検索結果の全ページを確認しなくてもGoogleの検索窓で
「site:https://xxxx.com(あなたのページURL)」と
打ち込んで検索すると確認することが出来ます。
↓私の場合いつもは1ページ目に表示される記事が、こんな感じで「検索結果には無いよ!」状態になってしまっていました・・・。
通常は、↓みたいに検索結果にちゃんと出てくるはずです。
なんで検索結果に出てこないんだー!って思いましたね。今まではちゃんと検索結果に表示されてたのに・・・って。
サーバー移転後で不安定なのかもなー
Google Search Consoleでのインデックスを確認
こりゃインデックスが消えてるんじゃないかと考え、「Google Search Console」へ行ってみます。
「クロール」→「サイトマップ」でたどってみると、確かにインデックスが40ほど減ってるんですよ。
0になってないところがいやらしい・・・
実は記事が検索結果に出てこない事に気付いてすぐにSearch Consoleは見ていたんです。でも、インデックス数に異常が無かったんですよ。
というのも、Search Consoleのインデックスデータって前日のデータなのでリアルタイムでは異常が検知されていないのが原因かな、と。
で、もう少し経ってからSearch Consoleを見てみると確かにインデックスが減っています。しかもサーバー移転から3日経ってから、です。
サーバー移転から異常発生までタイムラグがあるのは、クロールがリアルタイムというわけではない、或いはネームサーバーを切り替えてから完全に新しいサーバー(Xserver)に切り替わるまで数日かかるから、というのが理由だと思われます。
ともかくも微妙にインデックス数が減ってしまったので、その対処をやってみました。
インデックスをし直す
減ってしまったインデックスは放っておいたら元に戻る可能性も高いとは思いますが、アクセスが減ったままというのが耐え難かったので、インデックスをし直しました。
どの記事がインデックスされていないかは、前述の通り「site:https://xxxx.com(あなたのページURL)」で分かります。
分かるんですが、手間ではあるんですよね・・・。
インデックスされていない記事をピンポイントで見分ける方法はないものですかね・・・。Search Consoleでクロールエラー見ても出てなかったんですよ。
まぁ仕方ない、ということで「site:」で地道に探しました。200記事で30分くらいあれば全部確認できます。
ちなみに自分のサイトのURLを取得したい場合はサイトマップを使うと便利です。ブラウザでURLとして「https://kaisei-eigo.com/sitemap.xml」のように入力して表示するだけです。
Search Consoleの所有権を登録し直す
Search Consoleの「所有権」がなぜか未確認状態に戻っちゃってたので、何かしら悪影響があるだろうということで再登録しました。
まぁ原因はやっぱりサーバー移転なんですけどね・・・。
↓設定ボタンから「確認の詳細」を押します。
↓こんな風に「再確認できませんでした」となってしまっていました。一番下の確認完了は、最初に設定した時のものです。サーバーを移転してからこのような状況となっています。
この原因は、ロリポップからXserverに移転した時にフォルダの構成が変わってしまった事によります。
↓なので、同じ画面で一旦未確認状態に戻します。
↓そして「別の方法で確認する」を押下し
↓htmlをダウンロードし、ftpでサーバのトップフォルダ配下にアップロードします。
↓こちらがXxerverへのftpのアップロード画面ですが、htmlファイルをアップロードすべきフォルダは「kaisei-eigo.com/public_html」です。
ロリポップの時は「kaisei-eigo.com/」の直下にhtmlファイルをアップロードしていたので、フォルダ構成が変わってしまって所有者の確認状態が未確認になってしまったのだと思います。
↓ftpでのアップロード後、確認を押して「所有権が確認されました」と出れば完了です
www有りとwww無しの統一を行う
どこまで影響があるかは不明でしたが、念のため「www有りのURL」と「www無しのURL」を統合する設定を行いました。
どういうことかと言うと、
http://kaisei-eigo.com
と
http://www.kaisei-eigo.com
がそれぞれのサイトとして存在しているかのような混同を避けるため、www有り無しのURLを無しの方に統一させました。
設定を行う際にはwww有りのURLとwww無しのURLがどちらもSearch Consoleに登録されている必要があります。
また、統一したらwww有りのURLへのアクセスはwww無しのURLへリダイレクトできるようにWordPressで設定しておきましょう。
↓www無しURLへの統一のため、設定から「サイトの設定」に行きます
↓統一したい方のURLにチェックを入れて設定を行います。今回はwww無しのURLへ統合しました。
まとめ
ということで、サーバーの移転をしたら、いくつかの記事のインデックスが消えて検索に出てこなくなったから、それに対処したよ、というお話でした。
対策後、翌日にはインデックス・検索結果ともに状態は改善したようです。
良かった良かった
それにしてもサーバーの移転は色々と細かい所に不具合が出ますね。まぁ致命的では無かったので地道に対処するだけで何とか回復できました。
アクセス数が減った場合、Search Consoleでインデックスを確認したり、Googleの検索窓で「site:https://xxx.com」と入力して自分の記事が検索結果に出てくるかを確認し、異常があるようならばここでご紹介した対処法を試してみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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