「決断力」のある人って、仕事でも私生活でも頼りにされてて人生楽しそうですよね。
逆にうじうじ悩んでいる人って、周囲からも「冴えない人」みたいな見られ方をしてしまいいますし、迷う分時間も無駄にしがちですから、とてももっていないなーと思ってしまうのです。
自分も元々決断力のある方ではなかったのですが、このままではジリ貧だと危機感を覚え、意識的に決断する場数を踏んでスピーディに物事を進めたいと思うようになりました。
何をするにも優柔不断で決めない人は人生大損よ・・・
今回は、決断力が生きる場面・メリットと、実際にやってみて決断力を高める効果がありそうだと思えた行動・思考をまとめてみました。
決断力とは
決断力とは「最良の選択を行う判断力をもって物事を短期間決める力」と定義したいと思います。
決断力といっても、いい加減に何でもかんでも決めればいいってもんではありませんし、また最適な判断だったとしても1年も2年もかけて決めるようであればそれは何の意味もなさないでしょう。(決める対象にもよりますけどね)
必要な情報を取得・整理し、それを元に適切にかつ短時間で物事を選択していく力が求められます。
このこではその能力を「決断力」と呼ぶことにしたいと思います。
決断力がある事のメリット
決断力は生活のあらゆる場面で活きてきます。
高い決断力を持っている人のメリットを考えてみます。
仕事をスピーディに進める事が出来る
決断しない上司を持つと大変ですよね?
以前の私がまさにそれで、上がのらりくらり何をすべきかを決めないので、いつもどっちつかずの方向を見ながら仕事せざるを得ませんでした。
途中まで進めたのに、「やっぱ違うわ、別の方法でやろう」なんて言われて空しい気分になったことも数知れず・・・。
そうなれば手戻りですから時間が余計にかかる事になりますし、納期があれば品質にも影響してくることになります。
しっかりした決断が出来ないからこういう事になるのです。
戦局を見極めて適切な決断が出来るかどうか、しかも素早く決断が出来るかどうかが、ビジネスにおけるスピード向上の分かれ道となります。
優柔不断のレッテルを貼られない
「あの人優柔不断よね~」
なんて言われている人を見ると悲しい気持ちになりませんか?
もし自分が言われてたらと思うと・・・
「う~ん、こっちの案も良いけどあっちの案も捨てがたい・・・」
「メニューが豊富すぎて食べたいものが決まらない~」
「あの子もいいな、この子もいいな、みんな好き♪」
こんなことをずーっとやってたらそりゃぁ「優柔不断君」なんて言われるようになりますよ・・・。
こんな不名誉なことはありません。
決断力が高い人は頼りがいのある人と見られますから、周囲に仲間が集まってくるものです。
そうすればうまく行くことだって増えて行くわけです。
時短に効く
すぐに決断できる人は、うじうじ考えて中々行動を起こさない人に比べて時間を有効に使えますよね。
下手したら2倍とか3倍の時間を使う事も出来るんじゃないですかね。
すぐに決断して行動に移せればそれだけ経験値が高くなりますから、ますます決断のための場数をこなせることになります。差は開く一方です。
人生は短いんです。ぐだぐだ迷っているその間にもあなたの寿命は刻一刻と近づいてきます。
若い頃は時間なんて無限にあるかのように錯覚しがちですが、歳を重ねるごとにどんどん体感時間は短くなっていきます。
1年なんてもうあっと言う間ですよ。迷っているだけの人は何も成せません。
決断できずにぐじぐじやっている人はその分人生の時間を無駄に浪費しているという事に気付きましょう。
決断力を鍛える方法
決断力を高めたいのであれば意識すべき事がいくつかあります。
決断があなたの人生を作りますから、取り入れられそうなものがあればぜひ参考にしてください。
自分が選んだ方を正解にする
人生、どの方向に進もうが正解なんてないんです。
自分の進む道に分岐点があったとして、どちらを選ぶかが重要ではなく、選んだ方をやり切ることが大事だと考えましょう。
つまり、自分で選んだ方を正解にしてしまえば良いのです。
こういう風に考えられる人は強い
だって、どっちを選んだって途中で諦めてしまえばそれまでですし、成功するまで諦めなければ達成できる、それだけです。
何でもかんでも正解を求めてしまう人っていますよね。人に聞いた事が正しい答えだと思い込んでしまう人です。
他の人がそれで成功したからと言ってあなたもそれで成功出来るとは限りません。
なぜなら人による向き不向き、タイミング、やり方の細かい違い、などなど、全く同じように出来るわけがないからです。
少々乱暴ではありますが、その人が成功できたのはその人だったから、と言えます。他人の正解はあなたの正解ではありません。
正解はあなたが自分で作って行くしかないです。
「決断する」
↓
「正解になるように実行する」
これだけです。
人生に「if」なんてないんですから、自分が選んだ道で精いっぱいやるだけです。
全員が納得する答えなど無いのだと理解する
玉虫色の回答、八方美人、誰にも嫌われたくなくて何の意味もない決断をする人っていますよね。
全員の意見を汲んでいるように見える案というのは、全く役に立たない案である事がほとんどです。
そういう案は尖った部分がなく、誰にも何も引っかからずに忘れ去られていく運命だからです。
そもそも全員を納得させる必要などないんですよ。というか全員がYesと言ったアイディアなんて詰まらんモノが多いです。
むしろ反対意見があるような案の方が、最終的に市場に出した後に爆発的に受けたりしますよね。そんな経験ありませんか?
そういう尖ったモノは良い意味でも悪い意味でも目立ちますからSNSでも口コミでも広まりやすいのです。
逆に何の特徴もない全員に合わせたようなモノは誰の心も動かせないので広まらずに終わります。
全員を納得させようと思わない事です。
誰かを怒らせることになったとしても、行ける!と思うアイディアがあるのであれば通してみるべきです。
そういう決断をしてみて下さい。
自分の「好き」を大事にする
人の意見に左右されて、あまり好きではない方を選んでしまう、そんな事って結構ありますよね。
でも好きではないから苦痛を感じ、結局最後まで完遂できずに途中で諦めてしまう・・・。そうなれば何も成せません。
人に多少嫌な思いをさせたとしても、選んで実行するのはあなたなのですから、自分が好きな事を土台とした決断をしてみて下さい。
出来ない理由を探すのではなく、どうすれば出来るかを考える
決断する時に、
「あれが難しいからきっと達成できない」
「あの人が出来ないっていうから出来ない」
「自分の能力が足りないからダメだろうな」
こんな事をいつまでも言ってても何も成せません。
いつでも出来ない理由を探してしまう人は決断力が皆無といえます。
出来ない理由を探す事に時間を使うのではなく、どうすれば出来るのかを考えて、糸口が見つかれば決断してしまう、これによって決断力は養われて行きます。
何でも最初は無理目に見えるものです。
でもやってみると意外と大したことなかったな、ってこと結構ありませんか?嫌な仕事もやり始めてみたら結構簡単に終わったって事も多々あります。
出来ない!じゃなくて、出来る!を前提に物事を進めてみましょ。
まずやってみる
何もしようとしなければ何も決める事がありませんから、当然決断力など養われるわけはありません。
決断力がなければ、結局何も決められないし何もできません。
ずーっと、今の場所に留まっているだけで終わってしまいます。
まずは何でもやってみる事です。小さいことだって何だっていいんです。
何かを行う決断をする
↓
実行する
↓
決断を迫られる場面に遭遇する
↓
決断をする
↓
さらにやる
この繰り返しで決断力は高まっていきます。それと同時に何かを成すことにもつながっていくはずです。
大事な決断を他人に任せない
自分に関係する大きな決断なのに、人に決定してもらおうとする人っていますよね。
自分に関する事は自分で決めるようにしないといつまで経っても良い決断を出来るようにはなりません。
他人任せの人はいつまで経っても他人任せ、自分で人生を切り開くことの出来ない人間になってしまいます。
積極的にリーダーを引き受ける
「決断力が無いからリーダーにはなりたくない・・・」
こう考えてしまう人は多いです。
でも逆です、逆。
リーダー役をやらないから決断力が身につかないのです。
リーダーになれば嫌がおうでも決断する場面に迫られます。
その繰り返しで徐々に決断力を向上させていくわけです。
最初は誰でも低い決断力しか持っていません。場数を踏んで伸ばしていくしかないんです。
積極的に失敗をする
成功の反対は失敗ではありません。
成功の反対は「何もしないこと」です。
失敗を恐れて何もしない人は、結局何も成すことなど出来ないわけです。
前述の「まずはやってみる」ことにも繋がりますが、失敗なんてやってみてナンボなわけですよ。
失敗すれば
「あの決断がまずかった訳か!」
って分かるじゃないですか。そうすれば経験値・ノウハウを獲得できた事になります。次に同じ失敗をせずに済むようになるのです。
つまり、それは失敗であって失敗でないんです。だって成長しているんですから。
失敗は成功への第一歩と言えます。
失敗を他人のせいにしない
自分の決断によってうまく行かなかった時、それを他人のせいにしていませんか?
「あいつが真面目にやらないから・・・」
「上司が全然サポートしてくれないから・・・」
そんな事ばかり考えている人は要注意です。
自分の決断に自分で責任を持たないのであれば、いつまで経っても覚悟が養われません。
覚悟が無ければ次もまた中途半端な決断をして、中途半端に失敗して終わるだけです。
自分が決めた事は自分でケツを拭きましょう。
目的をしっかり持つ
「目的」がぶれていると良い決断は出来ません。
逆に何を成すべきかと言う「目的」が見えていれば、100%ではないにしろ目の前の選択肢のどちらを選ぶべきかは分かるはずです。
もし間違った方を選んだとしても、目的がしっかりしていれば方向修正が出来るはずです。
人に言われてゴールがぶれたり、自分の中でゴールが定まっていなかったりすると、決断力も鈍って結局いい結果にはなりません。
やらずに後悔するなら取りあえずやってみる
「あの時、あの子に告白してたらなぁ」
「あの仕事に手を挙げてたらなぁ」
「あの宝くじ買ってたらなぁ」
後悔先に立たずです。やらずに後悔するくらいなら、何事もやってみよう!の精神で生きた方がきっと楽しい。
やるかやらないかで迷ったら
「取りあえずやってみる」
「ちょっと手を付けてみるか」
これくらいの心持ちで良いので、積極的にやる方に掛けてみることで、何か新しい可能性が開くこともありますよ。
情報を集め過ぎない
ネットにテレビに街中広告に、いたるところに情報が溢れる現代、私たちは情報に飲まれてしまいがちです。
そしてあまりに過大な情報は決断力を鈍らせてしまいます。
例えば家電製品を買う時、いつまでも情報集めに始終して結局買わない、なんてことありませんか。結局時間の無駄ですよね。
製品のスペックを細かく見て「性能が少し低い」とか「あの機能が足りない」とかモンモンと唸って決め切れない・・・。
正直スペックの些細な違いは、買ってみれば大したインパクトなんてないんですよね。こんなもんかで終わり、普通に使えます。
私は製品サイトで基本的な性能を見て、価格.comやAmazonで口コミ・評価もちらっと見ますが、ある程度情報を集めたらあとは直感でスパっと買ってしまいます。
うんうん唸って考える時間をなるべく短くして、さっさと買っちゃってその製品の恩恵を受ける事に重きを置いているわけです。
必要最低限の情報を集めたらもう直感で決めて買ってしまいましょう。決断力も付いてきますよ。
先延ばしをしない
「後で決めればいいや」
と考えて先延ばしをして結局何も決めずにうやむやになって終わった、っていう経験をお持ちではないですか?
自分は沢山経験してるぜ!自慢する事じゃないけどな・・・
うやむやで終われば結局何もしていないのと同じ。何も成せません。
決断はタイミングよく行わなければ鮮度が落ちて意味のないものになってしまいがちなので、物事を決めるタイミング来たのであれば、その時に決めてしまうクセを付けましょう。
平常心を保つ
決断したからには不測の事態が起こっても慌てふためかない事です。
自分が慌ててしまえば周囲へも良くない影響を与えて、そのプランが失敗する可能性がますます上がってしまいますからね。
何か問題が起こっても、冷静にそれを解決して最後までやり抜くことが大切です。
決断する機会を多く持つ
決断力は結局、数多く決断することによって鍛えるのが最短です。
何事も場数を踏んだ奴が強いからな
小さい事でも良いので意識的に決断する機会を多く持ちましょう。しかも素早く決断するようにすると良いですね。
もちろん理由・判断材料も明確にしながら、です。
「今日は寒いから夕ご飯は鍋にするぞ!」
「明日は休みだからあれとあれを必ず実行するぞ!」
「今日は食べ過ぎたから一駅前で降りて歩くぞ!」
なんでもいいので人任せにするのではなく自分で決める事を増やしていきましょう。量が質に転化していくのを実感して下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。決断力を高める事のメリット、決断力を高めるための方法について実際の経験を踏まえてまとめてみました。
決断力のある人は自信に満ち溢れていて、人から頼られて、何でもうまくいって順風満帆に見えますよね。
しかしそういう人も大抵は、過去或いは普段の生活の裏で苦労しているはずなんです。決断力は一朝一夕では身につかないですから。
決断力というのは場数を踏んで決断して、失敗して、方向修正してまた決断して、この繰り返しで身について行くしかないのですから。
あなたも「決断力」を高めるために行動してみてはいかがでしょうか。
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