パソコンいじり大好きな快晴さんぽです。
特に小型なパソコンに魅力を感じているので今まで小型デスクトップPCをいじくり倒していましたが、今回は小型の2in1パソコンをご紹介したいと思います。
2in1パソコンというのは、キーボードを付けたままならノートパソコンとして使え、キーボード部分を分離すればタブレットとして使えるパソコンのことですね。
個人的にはスマホがあるのでタブレットとしてはあまり使わないんですけど、小型なノートパソコンと考えると起動性もあって便利です。
今回はちょっと前の機種ですけどASUS TransBook T100HAについて見てみたいと思います。例のごとく中古でゲットです笑
ドッキング部分の耐久性大丈夫かなと思ったけど、結構しっかりしてて問題なさそう。持ち運びたくなるパソコンだ。
小型ノートパソコンに興味のおありの方はぜひご覧ください。
小型ノートパソコンの魅力
小型ノートPCの魅力はなんといってもその機動性ですね。どこにでも持ち運びができます。
逆に絶対的な性能という意味では全く大したことないが、その小型軽量さに意味がある。
たまにスマホでテザリングを行いながらこの小型2in1パソコンでブログを書く事もあります。
お正月とか実家に帰省するけど、暇すぎてやる事ないから、このT100HA持って行ってブログ書いてた笑
「軽い事」と「小さい事」は正義です。
ASUS TransBook T100HAはどんなマシンか
T100HAの外観を写真で見ていきます。
また合わせてスペックも確認してみます。流石に性能という意味では低い方限界一杯一杯ですが、何とか”ちゃんとしたレベル”で動きますよ。
ASUS TransBook T100HAの外観
↓まず閉じた状態です。ロゴとカメラがあります。
↓開いた状態です。任意の角度で止められます。開くのは120度くらいまでですね。
↓2in1なのでタブレットとキーボードが分離可能です。タブレット部分は通常のWindowsタブレットとして使えます。
↓ドッキング部分はこんな感じ。専用コネクタでつなぎます。特にロック機構はありませんがちょっとやそっとじゃ外れないようには出来ていますね。
↓タブレット左側面には音量増減、USB TypeCスロットが見えます。写真は撮りそびれましたがタブレット上部には電源ボタンがありますね。
↓タブレット右側面面はmcroSDXCスロット、microHDMI、Micro USB Micro-B、イヤホンジャックがあります。変換は必要ですがHDMIがあるのが良いですね。
↓キーボード部分には唯一のUSB Type Aスロットがあります。マウスのUSBレシーバで埋めたくなかったのでマウスはBluetooth接続の物を使い、ここには小型のUSBメモリを突っ込みました。
↓キーボードはバックスペースの上にDeleteがあったりと若干癖があるのとキーピッチが少し狭いですが短時間文字を打つ事と割り切れば問題ないでしょう。
↓キーピッチは実測で1.75mmくらいですね。
ASUS TransBook T100HAは扱いやすい小型の2in1パソコンそのものです。
ASUS TransBook T100HAの特徴・スペック
スペックを見てみましょう。
スペック | |
OS | Windows10 Home 64bit |
CPU | Atom Z8500(Cherry Trail) |
SDP | 2W |
内蔵GPU | インテルHDグラフィクス(Shader数:16Unified) |
メモリ | LPDDR3-1600 2GB |
ストレージ | eMMC 64GB |
充電方法 | Micro USB Micro-B(9V×2A=18W) |
映像出力 | MicroHDMI |
重量 | タブレット:580g、キーボード:500g |
CPUはCherry Trail世代のATOMであるZ8500。世代遅れにはなりましたが「ATOMでも結構使えるじゃん!」と言えるレベルになった記念すべき世代のCPUです。
なんとか使える性能を発揮しつつも圧倒的な低消費電力CPUとなっていますね。
↓CPU-Zの結果
メモリ2GBなのが残念ですね。4GBあればさらに動作速度が上がっただろうに・・・とは思いますが普通に動きはします。
通常のタブレット同様、液晶画面の視野角は広くて見やすいです。グレア加工されているので反射は目立ちますが発色の良さに繋がっています。
ストレージはeMMCが搭載されていて高速なモノではないですが64GBあるので容量的には余裕がありますね。
低価格製品の場合内蔵eMMCが32GBとかというのもあってOSだけで一杯一杯になっちゃうからな。
充電は付属の充電器(9V×2A=18W)以外でも充電可能で、形状はMicro USB Micro-Bです。スマホの充電器と共用できますからこれも機動性向上に一役買っています。
重量はタブレット部とキーボード部合わせて1kgちょっとですね。もう少し軽いと良かったですねぇ。まぁ持ち運びには問題ないレベルではあります。
ASUS TransBook T100HAの性能~ベンチマーク~
各種ベンチマークで性能を見てみます。
特定用途には厳しい場面も見られますが持ち運んでちょいと使う、という活用法がピッタリのマシンです。
CPU性能:CINEBENCH R15「Atom Z8500」
↓CINEBENCH R15の結果を見てみましょう。
快適にパソコンを使うにはシングル100前後は欲しいので、これはかなり厳しい結果ですね。マルチコアでも100を少し超える程度です。
実際動きはそれなりです。サクサク動くことを期待してはいけません。とはいえ文章を書くくらいには全く問題なく重宝します。
↓手持ちの他のCPUとのCINEBENCH R15ベンチでの比較もしてみます。
T100HA(Z8500) | Lenovo M72e(i3 2120T) | メインマシン(i5 8600) | |
シングル | 27 | 88 | 180 |
マルチ | 106 | 219 | 977 |
第二世代のCore i3にも全く歯が立っていませんね。必要最低限ギリギリの性能だという事が分かります。
ただ意外とまともに動くもので、Cherry Trail世代のATOMの底力を見た気がします。
↓しかしながらCINEBENCH実行中のCPU温度を見てみると90度を超えてしまっているので、負荷をかけ続ける作業はさせない方が無難でしょうね。
タブレットに連続負荷作業をやらせてはいけない・・・
ストレージ性能
続いてストレージの性能です。ASUS TransBook T100HAに搭載されているのはHDDよりは高速だけどSSDよりは遅いeMMCです。
OSが載ったストレージの性能はパソコン動作の軽さに直結しますので重要なポイントですね。
内蔵eMMC 64GB
内蔵eMMSの速度はこんな感じで、シーケンシャルはヘタするとHDDよりも遅いですね。ただランダムアクセスはHDDよりも高速なのでなんとか体感上はマシ、という事になるでしょう。
↓T100HA内蔵のeMMCとメインマシンのNVMe-SSDの速度を並べてみました。・・・雲泥の差ですね。単純に10倍以上の速度差があります。
eMMCは最新世代のSSDに比べると圧倒的に遅いですが、ランダムリード性能が10MB/sあるのでなんとかなっている、という感じです。
小型USBメモリ
USB TypeAスロットが一つあるのでここに超小型USBメモリを刺してみました。内蔵eMMCが64GBなのでUSBメモリも64GBにしてみました。
↓速度はこんな感じ。大して速くはないUSB2.0の速度、といったところです。まぁバックアップなどデータ格納先としては機能してくれるでしょう。
カードリーダー:microSDHC
カードリーダーとしてmicroSDXCスロットがありますので、ここにmicroSDHCを入れてみました。
もちろんカードリーダーはmicroSDXC対応ですが、メディアの安さを優先してmicroSDHCを購入です。Transcendの32GBですね。安く手に入れることが可能です。
↓microSDHCの速度はこんな感じ。意外にもUSBメモリよりも速いですね。これもデータ保存用のストレージとして活用予定です。
Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 無期限保証 Nintendo Switch / 3DS 動作確認済 TS32GUSDU1P
ネットワーク性能「IEEE802.11a/b/g/n」
ASUS TransBook T100HAの無線速度を調べてみました。
接続としてはIEEE802.11nですね。今となっては古い規格ですがそれでも実用に耐えるだけの速度は出ています。
LAN内で1.4GBほどのファイルを転送してみました。結果としては1.4GB/3分22秒 =6.93MB/s(55.4Mbps)となりました。
eMMSのシーケンシャルWrite速度は超えていないので、単純にネットワークの最大速度ですね。
まぁ有線100Base-Tのちょっと遅いくらいの速度は出てるのでこんなもんかな、と。
LAN内のNASからの動画ストリーミング再生くらいでは問題ないくらいの速度は出ているので実用には耐えるでしょう。
内蔵GPU(iGPU)性能~HDグラフィクス vs HD2000 vs UHD630
ASUS TransBook T100HAの内蔵GPUはインテルHDグラフィクスです。
Shader数は16Unifiedとなっていて、動画再生支援の性能としては問題ないのではないかと思われます。
3Dゲームは厳しそうですが、ベンチマークで測ってみました。
ドラゴンクエストXでベンチマーク
↓ドラクエXのHD解像度でベンチを回してみました。結果は「重い」となって厳しい事が分かりましたね。
↓他のマシンとの比較です。第二世代CPU内蔵のHD2000にはかろうじて勝っていますが、i5 8600内蔵のUHD630には歯が立ちません。必要最低限のGPU性能と割り切ります。
T100HA(HDグラフィクス) | M72e(HD2000) | メインマシン(UHD630) | |
1280×720 | 1882(重い) | 1643(重い) | 8498(とても快適) |
フルHDや4k動画の再生は出来るか
↓Youtubeの2k動画はまったく問題なく再生できました。
4kはCPU or GPUの制約なのでしょうか、選択すら不可で再生できませんでしたね。
必要最低限の動画再生支援機能は持っている、という事が分かりました。
静音性・ファンの音
ファンは搭載していないので負荷をかけても音は全くしません。
ただしその弊害で重い負荷をかけるとCPUの温度が90度を超えるので注意が必要なのは前述の通りです。
まぁタブレットに対して連続高負荷を与え続けられるような使い方は想定外だと思われるので、それを考慮して使いたいところです。
ASUS TransBook T100HAにぴったりのアイテム
この2in1パソコンに合わせて小物をそろえてみました。
小型静音Bluetoothマウス
TypeAのUSBスロットは小型USBメモリを刺しましたので、USBレシーバタイプのマウスは使えません。
そこでBluetooth接続タイプのマウスを選んでみました。進む・戻るボタンのある5ボタンマウスがとても便利なのでご紹介です↓
クリック音がほとんどゼロなのと小型形状なので使いやすいです。
ノートパソコンケース
↓こんな感じの耐衝撃性能を持ったノートPCケースがあると頼もしいですね。
これに突っ込めば簡単に持ち運び可能です。
Amazonベーシック パソコン ケース スリーブ 11.6インチ NC1303151
まとめ
以上、ASUS TransBook T100HAの概要、ベンチマーク等のご紹介でした。
小さいノートパソコンはその小ささと軽さを活かせる使い方が出来ると最強です。性能の低さが気にならない使い方をすればよいのです。
エンコードや3Dゲームなどは出来ないがWeb閲覧、モノ書き、動画再生、などで活躍できる
2in1のパソコンを購入したのは初めてでしたが、この形態も使いようによっては便利ですね。今はノートPC型での使用がメインですがタブレットとしての活躍の場も考えてみたくなりました。
小型パソコンが欲しいなぁという方は参考にしてもらえると嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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