皆さん、TOEICテストの本番って、緊張したり、周りの環境が悪くて気が散ったりで、思うような受験が出来なかった、という経験をお持ちではないですか。
そんな時でも、ちょっとした工夫でスコアアップを狙えるかもしれませんよ。
パートごとに、ちょっとしたテクニックをご紹介したいと思います。
簡単に出来る工夫でTOEICテストのスコアを少なからず上げる事が出来ますのでご紹介したいと思います。
私もこれらの工夫がなければ900点に到達していなかったかもしれません。
リスニングパートの工夫
まず、どのパートにも言える事ですが、聞こえてくる英語は、英語のまま理解してほしいと思います。日本語へ変換していると時間のロスに繋がってしまいますので、日頃の勉強から、「英語は英語のまま理解」を意識してください。
リーディングパートの工夫・テクニックは下記をご覧ください。
Part1 を解く時の工夫
どのPartでもそうですが、最初のアナウンスは聞かなくて大丈夫です。普段の勉強の時によく読んでおいてください。アナウンスの時間で得点アップの工夫をします。
Part1では、アナウンスが流れている間に6問全ての写真に目を通してしまいましょう。
そして、下記を把握してしまいます。
・どんな場所で、どこに何・誰が映っているか
・人がいればどんな動作をしているか
実際の問題の音声が流れだしたら、次の事に注意を払いながら解いていきます。
Part1は引っ掛けが多いのです。引っ掛からないように注意。
類似発音の選択肢は消す
例えば、コピー機が置いてある写真で「coffee」というナレーターの声が聞こえたら、「あ、引っ掛けだな」と考えて消去していきます。
コピーとコーヒー、似た音による引っ掛けです。
言い換えが良く出てくる
これは類似発音による引っ掛けと逆ですが、正解となる選択肢において、
英単語を知らないとすぐには結びつきにくい単語に言い換えてくる場合です。
例えば
「パソコン、カメラ、その他電気機器類」
→ 「Equipment:装置」
「車やバス、タクシーなど」
→ 「Vehicle:乗り物」
「服や靴などの売り物」
→ 「Merchandize、Products:商品」
こんな感じで、物そのものの名前は言わず、一般化した単語に置き換えて正解の選択肢に入れてくるのです。
単語力が大事になってきますので、英単語学習を疎かにしないようにしましょう。
人がいないのに「be動詞+being+過去分詞」→消去
これは絶対に覚えておいてほしいです。確実に点が取れます。
人のいない風景写真で、受け身の進行形「be動詞+being+過去分詞」が登場したら消去です。
例えば人のいない写真で、
「A house is being painted」(家にペンキが塗られている所である:動作)
と出てきたら、即消去です。
塗っている「人」がいないので、動作を表す言葉が出てきたら間違い、となるわけです。
「A house is painted」(家にペンキが塗られている:静止)
であれば正解候補に残ります。
難単語の問題
これはテクニックというよりどれくらい知識を蓄えたかにかかってきますが、
時折高難度の英単語が登場することがあります。単語力がモノをいいますから、
やはり疎かにせずに英単語学習をしておきましょう。
Part2 を解く時の工夫
完全に音声だけが頼りな唯一のパートです。
「文字がないので苦手」という方も多いのでは。
一番最初の単語に特に注意
「What」「When」「Where」「Why」How」など、最初に聞こえてくる単語に集中しましょう。
最初の単語が聞き取れなかった場合、選択肢が絞り込めません。
例えば
問題:○○○ is the meeting held ?
選択肢
A. 3 o’clock.
B. Meeting room F.
この○○○が聞き取れないと、どっちが正解かわかりませんよね。
ちなみに○○○が「When」ならA.、「Where」ならB.が正解です。
最初の単語、要注意です。
同じ単語が出てきたら注意
Part1では類似発音の単語が出てきたら注意でしたが、Part2では問題と同じ単語が選択肢に出てくる場合があり、不正解になりやすいです。問題が良く聞こえなかった場合に、同じ単語が聞こえたらその選択肢を選んでしまうという心理を突いています。
例えば
問題:This price is for a round trip ticket, isn’t it?
(この値段は往復チケットの値段ですよね)
選択肢
A. Yes, it’s for both ways.
B. I have two tickets.
問題がいまいち理解できない時に、「ticket」という同じ単語が入っているB.を選んでしまう心理です。
正解はA.となります。
Part3及びPart4 を解く時の工夫
Part3は複数人の会話、Part4は一人の人が話す、という違いはありますが、解き方は同じと考えてよいでしょう。
やはりアナウンスは聞く必要がありません。アナウンスが流れている間に、設問をざっと見ておきます。
とは言え覚えておくのも難しいので、一つ目、2つ目位に目を通すくらいで良いと思います。
選択肢の先読みをする
前の問題の解答が終わったら、なるべく次の設問に目を通してナレーションを待つ、というスタイルが効果的です。
というのも、どんな内容が聞かれるのかを事前に把握しておくことで、リスニング中に注意すべき点の目星がある程度付くからです。
マークシートの塗り潰しは後で
Part3,4は特に時間に追われながら聞いて、解いてを繰り返す必要がありますので、答えを考えている間にナレーションが次の問題へ進んでしまっている、という事態が発生しやすくなります。
設問を聞き逃すと、正解を選ぶのは絶望的になってしまいます。
そこで、自分が正解だと思うマークシートの選択肢に点だけ付けておいて、塗りつぶしはリスニングが全て終わってからにすると、余裕を持って問題に集中出来ます。
もし時間に追われて設問を聞き飛ばしてしまう!という方はお試しあれ。
工夫を取り入れてみよう
リスニングパートにおけるちょっとした工夫はいかがでしたでしょうか。使えそうなテクニックがあれば、ぜひ取り入れてみてください。
いきなり本番で使うというのもリスキーですので、普段の勉強の中で使ってみて自分に合っているかどうかを確認しておくと良いと思います。
もちろん、普段の勉強による土台がしっかり出来ていなければ、テクニックを使ってもスコアは伸びないので、まずはしっかりTOEICの勉強を進めましょう。
どれだけの量、問題数をこなせば良いのかは下記の記事をご覧ください。
まとめ
・聞こえてくる英語は、英語のまま理解しよう
・時間に追われるリスニングパート、先読みやマークシートの塗り方で工夫しよう
・各パートごとの工夫を本番で使えるように日頃から意識しよう
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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