皆さん、干し柿って食べます?
秋に採れた柿の皮をむいて乾燥させた冬の食べ物ですが、なんとなくマイナーな気がします・・・。
しかし!栄養豊富で独特の甘みがあって、私は結構好きなんですよね。
子供の頃に結構柿の採れる地域に住んでいて、じいちゃんばあちゃんの家で干し柿を作ったりしてたんですよね。
食べ慣れ親しんだ味なんです。軒先に吊るした柿の姿も好きでした。
冬の干し柿にはノスタルジーを感じるのだ・・・
生の柿にはない独特の柔らかさ、糖分が粉をふいた見た目、冬の風物詩ですね。
以前「柿」についての記事を書きましたが、今回は「干し柿」について書いてみたいと思います。
干し柿の栄養
以前、生の柿の栄養についてご紹介しました↓
ビタミンC、βカロテン、カリウム、タンニン、食物繊維などが特筆すべき栄養となっていましたね。
柿は健康の役に立つのです・・・!
基本的には干し柿にも同等の栄養素が含まれています。しかも水分が抜けているので単位重量当たりの栄養価は高いと言えますね。
ただし、干す過程でビタミンCは失われてしまうので注意が必要です。
逆に柿1個単位で見ると「オレイン酸」「リノール酸」「αリノレン酸」といった必須脂肪酸が生柿の5倍程度に増えますので特筆すべき変化と言えます。
干し柿を食べる事のメリット
生の柿と近い栄養素を含んでいるので、干し柿を食べることによって次のような効果が期待できます。
・免疫力アップ、病気の予防
→βカロテン、タンニンの効果
・高血圧の解消
→カリウムの効果
・美肌効果、アンチエイジング
→βカロテン、タンニンの効果
・便秘解消
→食物繊維の効果
・コレステロールの調整
→必須脂肪酸の効果
干し柿を食べることで現代人が陥りそうな病気の予防に繋がりますね。
ただし、干し柿には結構な糖分が含まれていますから、食べ過ぎには注意です。多くても1日1~2個程度にとどめておきましょう。
干し柿のおいしさ「あんぽ柿」
生の柿の爽やかな甘さも大好きですが、干し柿は水分が抜けて凝縮されていますので、甘みがギュッと濃縮されています。
この干し柿の独特の甘さがタマランのです・・・。
冬は干し柿の季節なわけですが、私はあんぽ柿をよく買います。
お店に干し柿が並び始めると、「あぁ干し柿の季節、寒さが厳しいわけだ」と思うと同時に、「春も遠からじ」という思いも沸き起こります。
子供にも干し柿を食べて欲しいのですが、意外と食感が不評みたいです。
いつか子供にも「干し柿うまい!」と言わせたいのだ
渋柿を干すとなぜ苦みを感じなくなるのか
渋柿って生で食べるともんのすごい渋みを感じますよね。
試してみたことある方いますか?
子供の頃、渋柿をかじって顔を渋くさせた思い出がある
栄養価の部分でも紹介した「タンニン」が苦みの原因です。
渋柿を干すと、この苦みを感じなくなるのです。不思議ですね・・・。
「皮をむいて干す」という行為によって柿が酸欠に陥り、タンニンが不溶性に変化することで苦みを感じなくなるんだそうです。
いやぁ、昔の人の知恵はすごいですね。
渋柿のタンニンを抜くためにアルコールなどに漬けなくとも、皮をむいて干すだけで渋みが抜けるのですから・・・。
まとめ
ということで、干し柿の栄養やおいしさについて綴ってみました。
生の柿は秋を感じ、干し柿は冬を感じる、季節を感じさせてくれるスイーツとしての定番です。
栄養価も高いので、シーズンが来たらぜひ食べて頂きたい果物ですね。
日本の柿をどんどん食べましょう・・・!
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