・上司から言われた事だけをやって終わりの人
・人から言われた事を鵜呑みにするだけの人
・自分で考えずにただ目の前の事をやるだけの人
仕事でも何でも、普段からそんな風に取り組んでしまっている人はいませんか?
職場でも言われた事かそれ以下の事しかやらない後輩が結構いるんよ・・・
高い評価はもらえないかもしれませんが、それでも首にはならないのでそういった「言われたことしかやらない君」的な人って結構量産されちゃうんですよね、今の会社制度では。
厳しい事を言えば、命令された事をこなすだけならコンピュータの方が正確ですし、ロボットの方が力持ちで疲れ知らず、人間の何倍も早く完遂出来るでしょう。
では人間の作業は何のためにあるのかと言えば、人間にしか出来ない新たな価値を与えるためなのですよ、極論すれば。
もちろん職種によってはオリジナリティを加えたり、正規の手順から逸脱したりは出来ない作業もあるでしょう。
しかし、ガイドラインの範疇で効率化したり、より高品質を目指したり、といったことは出来るはずです。
新人ならいざ知らず、いつまでも言われた事だけをやっていては先が望めません。
ここでは、「言われた事だけをやっている人」の何がいけないのか、そしてその状態を脱却するにはどうしたらいいかを考えてみます。
最初は真似から入るが
まずはとにかく真似をしよう!という記事を以前書きました。
意味など分からなくとも最初はとにかく”形”を真似て頭と体にしみ込ませるのが近道であると。
しかし、ある程度出来るようになったら、ちゃんと考えながらやらないと徐々に成長の伸びが頭打ちになってきます。
最初は真似が大事だが、ある時点から自分で考えながら行動していくことが肝要
いつまでも言われた事だけを盲目的にやっているだけではそこから先の発展は望めない事を理解すべきです。
身を持って経験済みだ。自分の意思を持て。
言われた事しかやらない人は成長出来ない
「言われた事しかやらない人」はなぜ成長出来ないのかと言えば、端的に
「自分の頭で考えないから」
です。
人は考える事によって成長します。
子供の頃の爆発的な成長を思い出してみて下さい。
自分で考え自分のやりたい事を一生懸命やる事で飛躍的に言葉を覚えて体の動きを覚えて出来る事を増やしていったはずです。
大人になれば成長の曲線は緩やかになるでしょうが、やはり考える事によって成長し続ける事が出来ます。
逆に「自分で考える事」を放棄しては成長は望めません。
考えないと脳が退化していく、と言ってもいいな
自分で考えずに言われた事をただこなすだけではその先の発展がないのです。耳が痛い人もいると思います。なんとなく分かりますよね。
言う人も100%理解しているわけではない
言う方だって100%理解しているわけではありませんし、受ける側の自分だって100%理解していませんよね。
例えば指示・命令を出す人の理解度が70%だとして、指示を受ける自分の理解度も70%だとすれば、結局アウトプットは70%×70% = 49%になります。
言われた事をただそのまま実行しても、そもそも100%どころか50%以下のクオリティになってしまう事だってザラなんですよ。
そのギャップを埋めるために、自分の考えや知識を盛り込んで質を上げることに意味がある、そう考えるのです。
言われた事しかやらない、ということのリスクが結構大きい事をご理解いただけたでしょうか・・・?
「言われた事だけをやる」から脱却するには
ではどのようにして「言われた事だけやる病」を脱却すればいいのか、そこを考えていきましょう。
自分で実際に取り組んでいることをご紹介!
1つだけでも良いので自分の考えを盛り込む
全ての事に自分の考えを盛り込もうとしてもそりゃ無理ってもんです。
そんな気負わなくてもよくて、ほんの少しでも自分の色を盛り込む事を意識して下さい。
・企画資料の1ページに自分の想いを込める
・料理の中に一つだけ自分なりの隠し味を入れる
・指示された作業で1か所だけ効率化する
全部が全部オリジナルで行け!なんてやってたら身も心ももちませんが、たった一つであれば、何かしら自分の意思を込める事ができるでしょう?
「言われたことだけやる君」脱出の第一歩として意識してみてください。
疑問に思う事がないかを考える
仕事の中で腑に落ちない事、違和感に感じる事があれば大事にしてください。
それが改善の種になるからです。そこに自分のオリジナリティを込めれば良いのです。
逆に言うと、何かに取り組む時は、疑問点や違和感など不満に思う部分を見つける努力をするのです。
これが習慣になると何をするにも主体的な取り組みが出来るようになって「デキる人」に近づくことが出来ますよ。
疑問や不満は成功の糧だ
分からない事を分からないままにしない
仕事や勉強に取り組む際、分からない事があった時、調べるなり人に聞くなり自分で考えるなりして解決しようとしていますか?
そのままにしちゃってませんか?
分からない事を分からないままにしてしまうと、結局全体も細部も何もかもがぼやけてそのまま全てが分からない、なんて事になりがちです。
経験上、分からない事を放置すると雪だるま式に分からない事だらけになる。
分からない事が出てきたら可能な限り解決する努力をしてみましょう。
理解できれば自分の考えを盛り込む事も容易になるはずですよ。
一旦寝かす
個人的に実践しているのですが、仕事上でちょっと重たい案件や面倒事が舞い込んできた際に、すぐに焦って取り掛かるのではなく、少し時間を置いてみるという事をやっています。
そうすると必然的に脳はその事を解決しようと無意識的にでも動いてくれるんですよ。
最初「やっかいだなぁ」と感じた事でも一晩経つと「あれ意外と大した事ないじゃん」と思った、そんな経験ってありませんか?
脳は一度インプットした事柄を勝手に考え始めてくれる優秀なヤツなんです。この働きを使わない手はないですよ。
そして、寝かせた後に再度意識的に考えるようにすると何らかの解決策や妙案が浮かんでくるものです。
それが「言われた事しか出来ない」という状況を脱するための一手になるはずですよ。
スピード感が必要な場合は使えない事もあるでしょうけど、使える場面で活用してみて下さい。
自分の芯を持つ
結局土台はこれです。自分の信念・芯を持つことです。
信念が無い人の言葉って軽いというか信用出来ないですよね。
コロコロと意見が変わってすぐに手の平を返す気がするもんな。
自分が優先する事は何なのか、何が好きなのか、何を使命に感じているのか、そういった「自分が積極的にやりたい事」を軸に考えを組み上げるのです。
自分が働きやすい会社、住みやすい社会、生きやすい環境を作るためにはどうしたらいいのかを常に考え、それを仕事や私生活で”芯”として前面に出して行く感じでしょうか。
自分の軸って今まで無かったなぁ
という方は、ぜひ意識して「信念」「芯」となるモノを自分の中に持ってみてはいかがでしょうか。
「言われたことしか出来ない自分」脱却の第一歩になるはずです。
まとめ
以上、「言われたことしかしない人」の良くない点、そしてそれを脱却する手法についてご紹介しました。
自分への戒めであると共に、職場でそういう振る舞いをする後輩の事を考えながらこの記事を書いてみました。
結局「言われたことしか出来ない」のであれば、自分がやる意味ってないんですよね。他の誰がやっても同じですから。
まぁ企業という組織であれば誰でも出来ることは悪い事ではないですが、それでも自分が携わるんなら自分が良いと思った方向に持っていきたいじゃないですか。
何も考えずに命令をただ淡々とこなすだけじゃ楽しくないだろ。
人生は楽しむためにあるはずだと思っています。言われた事を盲目的にこなすためではないはずです。
言われた事だけをやってればいいと思ってた
という方は、ちょっとだけ考えを変えて行ってみませんか?人生が少しだけ明るくなるかもしれませんよ。
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