百薬の長をまだ信じてる?酒をやめて健康に!断酒の効果と失敗しない方法

健康

社会人になってから、10年以上毎日お酒を飲んできました。大学生のころはそんなに飲んでなかったんですけどね。

 

なんで飲むようになったのか、分析するまでもなく、

「日々の仕事のストレスを飛ばすため」

しかないですね。一口二口飲んだ瞬間は確かにうまいんですよね。で酔っ払い状態になって、嫌な出来事を「その時だけは」忘れられる・・・

 

ただ、今思えば最初の1口以降は別にうまくもなかったな、と思えますね。惰性で飲んでいただけというか。

 

お酒を飲むのが当たり前になっていたんですね。習慣と言いますか、酒を無意識に買って、夜に酒を無意識に飲む、ということを日々繰り返していたのです。

 

飲んでいた量は、度数9%のチューハイ1本、或いは5%の缶ビール1~2本とかそのくらいですね。アルコール量にして30~35グラムになります。これくらいの量を毎日飲んでいる、という方も少なくないのでは?

 

ただ、ある日、こんな衝撃的なニュースを見かけたのです。

少量の飲酒でも脳の萎縮に繋がる

http://www.pterano.com/entry/alcohol-damage/

 

・・・これにはびっくりしました。

酒は百薬の長」という言葉は有名ですから、缶ビールやチューハイの1本や2本はむしろ健康に良い、と思ってましたから。

 

まぁ、酒造業界も売るのに必死ですから、「ちょっとなら健康に良いよ~」と言いたくなる気持ちも分かります。

 

しかし毎日の飲酒が、脳を委縮させていくとしたら、これを数十年続けた先は・・・

恐怖に駆られて、

「酒を一度止めてみよう!」

と、無意識の飲酒を断ち切る決意をしたのです。いわゆる断酒、禁酒ですね。

 

 

お酒を断ってから1か月ほど経ちましたので、体や心の変化、そして断酒を成功させるための秘訣なんかを書いていきたいと思います。

 

まぁ適量のお酒は寿命を延ばす、といった情報も目にしますし本当に少量でも脳が委縮するのか、といったところは正直分からないですね。

 

アルコールそのものというよりは酒を飲んでリラックスすることが長寿に繋がる、というだけかもしれませんし。そうなら別の手段でリラックスすればいいだけです。

 

ただ、飲酒で脳が本当に委縮するかどうかは置いておいて、実際に断酒してみた私の体と心は明らかに良い方向に向いていますので、その事実を信じたいと思います。

 

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断酒の効果

では実際に断酒後1か月経った体と心への効果を見てみたいと思います。

 

睡眠の質が格段に上がった

明らかに実感できることとして、

 

「寝つきがよくなった」
「途中で起きなくなった」
「目覚めよくなった」

 

といったように睡眠の質がグンと上がりました

 

酒を飲むと寝つきが良くなる(実際は麻痺させてるだけですが・・・)という人もいますが、私はむしろ酒を断ってからの方が寝つきが良くなりました。酔いがさめてきた時の変な気持ち悪さとかがないので。

 

あと、アルコールは利尿作用があるので、飲酒後はどうしても夜中トイレに起きてしまうんですよね。でトイレ後寝付けなくて目覚めも悪くなる、といった悪循環に襲われていました。

 

そんな感じで飲酒をしていたころは夜中起きて寝付けなくてイライラして・・・なんて毎日でしたが、お酒を断って1か月、明らかに睡眠が楽しくなりました。

 

やっぱり人間には「質の良い睡眠が大事」なんだと気付いた1か月でしたね。この睡眠の質の向上が、この後説明する体調の向上に繋がっているのではないかと考えています。

 

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頭の重さ、だるさがなくなった

特に深酒をした翌日は頭痛までいかないまでも頭が重く、体もだるさが残って、日中気分が悪い事もしばしばでした。

 

適量と言われるアルコール量20~30グラムくらいの飲酒でも、翌日はなんとなくだるさがありました。

 

で、夜にかけて体調が復活してきてまたお酒を飲んでしまうという悪循環ですよ。

 

お酒をやめてから、日中の頭のもや、だるさが抜けて仕事に集中できるようになりました。それまでは「仕事ダル~」という考えが頭を駆け巡ってましたから、結構な変化です。

 

仕事のストレスを忘れるためにお酒を飲んでいたのに、お酒のせいで仕事の効率が落ちて余計ストレスを抱える、というまさに最悪の悪循環でした。断酒してからの日常のストレスレベルは逆に下がったと感じますね。

 

まぁ、もともと仕事にストレスはつきものなので、ある程度のストレスを感じる事は仕方ない、と割り切るしかないんですけどね・・・。それでも飲酒のせいでストレスが増えるならそれは本末転倒です。

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貯金が増える

150円の缶チューハイ1本を毎日飲むとしましょう。すると、1月で4,500円、年間54,000円の出費となります。これを50年続けたとすると・・・いくらになるか計算できました?

 

なんと計270万円の出費!!!になるのです。

 

一日2缶飲めば、倍の540万円です。車が2~3台買えますし、子供の大学費用をまかなえる位の金額ですよね。海外旅行なんて10回以上行けちゃいます。

 

日々の150円くらいは大した出費に感じないかもしれませんが、実際総額を計算してみると恐ろしい事になると気付けるのです。

 

自然とダイエットになる

アルコールはエンプティカロリー(空のカロリー)なので太らない、という情報を目にします。確かにアルコール自体では太らないのかもしれません。

しかし、焼酎やウィスキーのような蒸留酒以外は糖類や甘味料など危ないモノがたくさん入っていますし、アルコールによる食欲増進作用により食べ過ぎてしまう可能性が高くなってしまいます。

 

私も食事と一緒にお酒を飲むと食事の量が物足りないと感じてしまい、食後にチーズやパンをつまんでしまっていました。明らかに太ってしまう悪習慣をやってしまっていたんですね・・・。皆さんは大丈夫ですか?

 

実際は断酒からまだ1か月という事で、体重は0.5kg程度しか減ってないのですが、断酒を続ければさらに体重が減るのではないかと期待しています。

 

少しカロリーを計算してみました。

例えばビール500ml缶一つで考えると、次のようにカロリーを摂取することになります。

500ml
アルコール度数5%
アルコール量20g
アルコールカロリー140kcal
原料のカロリー70kcal

 

エンプティであるアルコールそのものでは太らないとすると、それ以外つまり糖類等から成る70kcalが太る要因になります。

またアルコール増進による食べ過ぎ分が60kcalくらいとしましょう。

 

すると、1日に70 + 60 = 130kcalを余分に摂取してしまう事になります。1か月で130kcal × 30日 = 3900kcalの摂取ですね。

 

脂肪1kgは約7000kcalに換算できますので、3900/7000 = 0.56、つまり1月当たり0.5kgくらいのダイエット効果がある事になります。う~ん、自分の体重減少量と怖いくらい一致してます・・・。

 

お酒をやめるだけで1か月0.5kgのダイエットが出来るなんて魅力的じゃないですか?お金を貯まってきつい運動もせずに体重が減る、と考えると試してみる価値は大いにありますね。

 

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知的活動のレベルが上がった

夜お酒を飲めば当然酔いますから、脳がマヒしてその後の活動レベルは下がります。勉強するにも本を読むにも、理解力が落ちた状態でやらざるを得なくなりますので非常にもったいないです。

そもそも、飲酒をしてしまえばその後何かをする気にはならないかもしれませんね・・・。酔って「勉強はまた明日やればいいや~」なーんて、お酒を飲んでいれば日常茶飯事ですね。

 

実はTOEICの勉強を重点的に行っていた時、少しの間断酒していた事はありました。酔わない状態で勉強すれば理解力・記憶力は普段と変わらず発揮できます。ただ断酒も長くは続かなかったですね・・・。

 

いずれにしても飲酒後就寝まで2時間あるとして、月60時間は理解力が落ちた状態で過ごす事になってしまうわけです。

 

1年で720時間になりますね。丸30日つまり1か月丸々というもの凄い時間を、理解力低迷、頭が働かない状態で生きていることになるのです。

これってもったいない、というか怖くないですか・・・?1年の内、丸々1か月という時間を無駄にしている事になるんですよ。。

 

720時間あれば、一つの資格や語学を学んだり、趣味を楽しむのに十分な時間ですよ。。。

 

1日や2日で考えればどうってことのない時間の浪費ですが、積み重なった時の重みを考えてみてください。

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逃げ癖を断つことができる

嫌なことがあるとお酒の量が増えるという方は要注意です。

 

酒で一時的に嫌なことを忘れても、翌日になればどんよりした気持ちで戻ってきます。真の記憶喪失にならない限り、嫌な出来事を忘れる事はできないのです。

 

であればお酒に逃げるのではなく前向きに趣味に打ち込むなり、勉強をしてみるなり全く別の事に時間を割いてみてはどうでしょう。アルコールが入っていない分、頭も冴えているはずですから捗りますしね。

 

前向きな行動が、嫌な出来事を昇華してくれるのだと自分は考えています。

 

失敗しない断酒の方法

そんな良い効果をいろいろと期待できる断酒ですが、

 

「それでもお酒をやめるのは難しいんだよ!!」

 

という人が多いのも事実です。アルコール依存症というのも問題になっていますしね。依存性があるモノを止めるのは意思や努力だけではどうにもならない部分があるのです。

 

「酒を止められずに辛い」という気持ちは痛いほどよく分かります。私も「飲み続けたら脳がどうにかなるかも」という大きな衝撃がなければ無意識のまま飲み続けていたでしょうし、何となくで飲酒をやめようと思っても続かなかったと思います。

 

そんな私ですので、なんとか酒を断とうと工夫をしてみました。

「何とかお酒を止めたいけど自信がない」

という方はぜひ試してみてください。

 

炭酸水で代用する

私は炭酸系のビールやチューハイをよく飲んでいましたので、今まで飲んでいたそれらのお酒が食事の時にないと口さみしい思いをしたのは事実です。

 

そこで、”炭酸水”を代わりに飲む事にしたのです。まぁただの水ですからね、太る訳もないですし酔いも回らないのでお酒を置き換えるにはピッタリだと考えたのです。

 

実際に炭酸水は大きく活躍してくれました。本当に助けられました。夕食を食べていて口さみしい時に炭酸水を飲むと口の中さっぱり!でお酒の事は忘れられましたね。

 

箱買いすれば1本75円程度ですから、お酒を買うよりは安いです。またお酒のない生活に慣れてしまえば、炭酸水も不要になるでしょう。それ以降は普通の「水」で事足りるはずです。

 

 

お酒を飲みたくなくなるまで耐える

お酒を断ってから最初の5~6日はアルコールが無性に欲しくてイライラしましたね。これが禁断症状ですかね・・・。

 

その期間を何とか歯を食いしばって耐えれば、徐々にアルコールを欲しなくなっていく自分を感じる事が出来ると思います。

 

まぁこの期間を耐える、というのが難しいんですけどね・・・。覚悟をもって耐え抜いてみてください。

1か月も経てばお酒の無い生活が当たり前になってきますよ。習慣化してしまうのです。

 

家族にストッパーになってもらう

自分一人の力だけではどうにも自信がない、という場合は周りの人に打ち明けて協力してもらいましょう

「断酒するから、俺が酒を飲みそうになったら引っぱたいてでも止めてくれ!」

と説明しておくのです。

 

万が一お酒を飲んでしまったら罰金1万円を払う!などという明らかにデメリットの大きい
ペナルティを設定しておくのもいいですね。

 

外で飲もうが酒を飲んだらバレますからね、匂いや態度などで。

 

一人暮らしの場合は、友達や恋人と約束してみるのもいいかもです。もちろん離れて暮らす家族と約束しておく、などもアリですね。

 

飲み会では初めの一杯くらいは飲む

お酒をやめようと言っているのに、例外を作るのか?という気もしないでもないですが、ここは各々判断ですね・・・。

社会人たるもの付き合いというものは多かれ少なかれ必要でしょう。そういう場合に自分は初めの1杯くらいはお酒を飲んでいます

 

最初からソフトドリンクだと、微妙に場がシラケてしまうので・・・。本当にお酒が飲めない人はいいんです、ソフトドリンクで。でもお酒を飲めることがバレてる人がやるとちょっと微妙、という時に初めの1杯くらいは飲んでおきます。

 

で、1杯目をちびちびやって、ある程度の時間が経ったらお酒が残っていてもソフトドリンクに移行していきます。

 

一か月もお酒を断つと、あまり飲みたいとは思わなくなりますしね。

 

そもそも場のシラケとかそんな事を気にしないという方であれば、ソフトドリンクオンリー!というのは全然アリです。

最初の1杯だけお酒を飲む、というのは私の方法ですのでこれに囚われる必要はありません。

「この後車を運転する用事があるので・・・」

と言っておくのも一つの手ですね。

 

そもそも、飲み会などで2次会3次会まで出て帰って寝ても、翌日疲れが取れずにぐったりしてませんか?もう馬鹿らしいです。万単位のお金を払って自由な時間を削って体調も悪くなる、なんて付き合いはほどほどにしたい、と本気で考えるようになりました。

 

断酒してみたことで、会社での飲み会について考え直す良い機会にもなりました。

 

断酒によって人生が変わる

飲酒はまさに「悪循環」をもたらす存在だという事が分かった1か月でした。これまで10年以上毎日飲んできたお酒ではありましたが、自分にはお酒が合っていなかったのでしょう。そして大部分の人にお酒は不要なのではないかと考えるようになりました。

 

断酒によって、確実に体調が上向きます。それに伴い明らかに生活の質が上がっています。下手にサプリメントや栄養ドリンクなんかを飲むよりよっぽど効果アリですよ!

 

また、1日や2日の飲酒だけではどうって事ないように思えますが、ちりも積もればなんとやら、長い期間でみればお金も時間も大きく浪費している事に気付けました。これも大きな収穫でしたね。

 

過ぎ去った時間や使ってしまったお金は取り戻せませんが、今から未来に向けては取り戻すことが出来た、と考える事にしましたよ。

 

また、断酒のきっかけとなった「少量の飲酒でも脳が委縮する」という恐怖から逃れる事が出来ました。自分の体は1つだけです。後戻りのできないダメージを与える事は絶対に避けたいのです。

 

私はもう少し断酒を続けてみたいと思います。これからの人生でまたお酒をガブっと飲むことがあるかもしれませんが、今回の経験・教訓を元にやめようと決意すればまたお酒をやめる事ができるはずです。

 

今回の断酒から得られたモノは非常に大きいです。

 

私が飲んでいた酒量(缶チューハイ・ビール1~2本程度)などひよっこレベルで、私の2倍、3倍の量を飲まれている方も多くいらっしゃると思います。そんな方が断酒をすればより大きな効果を感じられるはずです。

 

皆さんも何となく飲んでいたお酒なら、少しの期間止めてみてはいかがですか?何かが変わる、そして人生が変わるかもしれませんよ。

 

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