気軽に使えるダラ見(ダラダラ見る)用タブレットが欲しくなって物色していたところ、良さげな中古のDELLのタブレットを見つけましたので購入してみました!
例のごとくヤフオクでな!使い慣れているWindows機で探したところ、状態の良さそうなのがあったのだ!
搭載CPUを見ると見慣れない「CoreM-5Y10C 0.8GHz」というとんでもなく低クロックのCPU・・・。
一応第五世代Coreの流れをくむCPUなので、そんなにおかしなことにはならないだろうという目算です。
うちにはAtom Z8500搭載タブレットもあるのですが、感覚的にはそれよりも動作が速いのではないかなという期待も込めて買ってみました。
Atom機ってどうしてももっさりしがちなんですよね・・・。用途を決めて使う分には問題ないのですが、ダラ見用にサクサクした動作感も欲しかったので、新しいタブレットを買ってみたのでした・・・!
今回は、CoreM搭載タブレットとAtom搭載タブレットの性能や使い勝手について比較をしてみたいと思います!
CoreMってどんなCPUよ・・・
Atomと比べてどうなのよ?
という疑問をお持ちの方はぜひ参考にしてください!
DELL Venue11Pro 7140 CoreM-5Y10Cを購入!
購入したWindowsタブレットは「DELL Venue11Pro 7140」という機種で、恐らくビジネス用途から流れてきたものではないかと思われます。
ダラ見用なので、キーボードは不要としました。
タッチペンとスクリーンキーボードがあれば意外と快適に使える!
外観 DELL Venue11Pro 7140 CoreM-5Y10C
DELL Venue11Pro 7140の外観を見ていきます。
↓ディスプレイは10.8インチという絶妙な大きさで、液晶画面もクリアで綺麗です。グレアパネルですね。私の足が映っています・・・笑
↓裏はこんな感じ。CoreM搭載である事が明記されています。
↓左側面には上からオーディオ端子と音量ボタン、スピーカー、充電用のMicroUSBポート、MicroHDMI、そしてなんといってもフルサイズのUSBポートがあります。
フルサイズのUSBポート(typeA)は本当に便利だ。無線マウス・キーボードを使ったりUSBメモリを使ったり。あるとないのとでは使い勝手に雲泥の差が出る。
↓左側面を拡大してみました。フルサイズのUSBポートを備えていないタブレットも多いですから、それを搭載している時点で大きな加点です。
↓右側面には上から電源ボタン、MicroSDカードスロット、SIMスロット、スピーカーがあります。
一通りのインターフェースはそろっているので、ダラ見用として拡張性に困る事はそうそうないでしょう。
ちなみにタブレットを置いている台は「UGREENのタブレットスタンド」を購入しました。任意の位置で固定出来るので便利ですよ。
スペック DELL Venue11Pro 7140 CoreM-5Y10CとASUS TransBook T100HA Atom Z8500
では、CoreM-5Y10Cを搭載するDELL Venue11Pro 7140のスペックを見ていきます。
今回の比較対象であるASUS TransBook T100HA(Atom Z8500搭載)のスペックも併せて確認してみます。
↓外観も比較しておきましょう。並べてみました。
↓比較対象のASUS T100HAはキーボードが分離可能な2in1タブレットです。
↓ASUS T100HAの詳細なレビューは下記の記事をご覧ください。
ではスペック比較です。
DELL Venue11Pro 7140 | ASUS TransBook T100HA | |
CPU | CoreM-5Y10C 2コア4スレッド 0.8GHz(ブースト2GHz) TDP 4.5W | Atom Z8500 4コア4スレッド 1.44GHz(ブースト2.44GHz) SDP 2W |
メモリ | 4GB DDR3 1600Mhz Dual | 2GB LPDDR3 1600MHz |
ディスプレイ | 10.8インチグレア(1920×1080) | 10.1インチグレア(1280×800) |
グラフィック | Intel HD Graphics 5300 | Intel HD Graphics |
ストレージ | 128GB SSD | 64GB eMMC |
OS | Windows10 Pro64bit | Windows10 Home64bit |
スペックを眺めてみると、いずれも非常に低電力のCPUを積んでいますが、性能的には全体的にDELLタブレットの方が上のように見受けられます。
ただ、CPUを見てみるとコア数も周波数もAtomの方が高いのが面白いですね。
でも実際にベンチマークを測ってみたりネットサーフィンなどをしてみると明らかにCoreM搭載機の方がキビキビ動くんですよ。
そもそもCoreMはCore iの兄弟CPUであり、Atomとは設計からしてまるで違いますからね・・・。
CPUの性能序列としては、
Core i9 > Core i7 > Core i5 > Corei3 > Pentium > Celeron > CoreM > Atom
となります。CoreMまではCore iの系列ですからキビキビ動くのです。
惑わされないようにしたいものです。
CPUの性能はコア数や周波数だけでは測れないのだ・・・!
性能 DELL Venue11Pro 7140 CoreM-5Y10C と ASUS TransBook T100HA Atom Z8500
それでは実際にベンチマークを走らせて性能を見ていきたいと思います。
どれくらいの違いがあるものでしょうか・・・?!
CPU性能
↓まずはおなじみCinebench15です。シングルとマルチ双方計測してみました。
CoreM-5Y10CとAtom-Z8500では結構な違いがありますね。。
シングルコア性能で約3倍、マルチコア性能で約2倍の性能差がある事が分かります。
Atomの動作が遅いのはこのシングル性能の低さに要因があります。
概ねCinebench15のシングルスコアが80くらいあればキビキビ動くかな、という経験則がありますが、CoreM-5Y10Cはまさに及第点の性能を持っている事になります。
ちなみに第二世代CoreであるCore i3 2120Tがシングル88/マルチ219ですので、概ね三世代前のCore i3くらいの性能はある、という事になりますね。
CoreM-5Y10Cを搭載したDELL Venue11Pro 7140は、ネットサーフィンをしている時の体感的にはAtomとは雲泥の差で快適ですよ。
ストレージ性能
↓ストレージの性能はこんな感じになりました。Crystal Disk Markの結果です。
DELL Venue11Pro 7140が搭載するのはSSDですのでまさにSATA3.0通りの速度が出ていますね。
ASUS TransBook T100HAの方はeMMCなのでやはりSSDに比べれば見劣りします。とは言え、ランダムアクセス性能的にはHDDよりは速いですから体感的にはHDDよりはマシです。
3D性能
3D性能も見ていきましょう。
↓比較的軽めのベンチマークであるドラゴンクエストXです。
CoreM-5Y10Cの内蔵GPUはAtom Z8500の内蔵GPUの1.5倍以上の性能を持っていそうな結果となりました。
DELLタブレットの方なら何とかドラクエXが遊べそうなレベルです。素晴らしい。
↓続いてストリートファイター4のベンチマークです。
1280×720で計測してみましたが、やはりCoreM-5Y10Cの内蔵GPUであれば普通に遊べそうですね。FPSを見るとAtom内蔵GPUの1.7倍くらいの性能がありそうですね。
という事で性能を見てきましたが、やはりDELL Venue11Pro 7140は、ASUS TransBook T100HAとはレベルの違う性能を見せてくれました。
特にCoreM-5Y10CのCPU性能と内蔵GPU性能がAtomとは比較にならないくらい高い事が効いていますね。
ネットのダラ見だけでなく普通にオフィスなどの事務作業やYoutube視聴などにも使えそうなレベルです。
消費電力の低さを維持しつある程度の高性能を発揮できるタブレットの可能性を垣間見ました。
DELL Venue11Pro 7140の使い勝手
ベンチマークの数字上だけでなく、実際の操作画面もお見せしたいと思います。
ネットサーフィン中もYoutube視聴中も意外とサクサク動いてるでしょ?YoutubeはフルHD再生でも特に問題ありませんでした。
軽めの作業ならメイン機のCore i5 8600とそれほど遜色ない程度には動いてくれます。
TDP4.5という超低消費電力のCPUではありますが、結構頑張って働いてくれますね。CoreMは素晴らしいCPUだと実感しました。
ちなみにAtom搭載機であるASUS T100HAの方の操作はそれなりにもっさりとしています。とは言え、物書きや軽めのネットサーフィンなら問題なくこなしてくれますから、Atom機は割り切って使う用ですね。
まとめ
以上、CoreM搭載機とAtom搭載機の比較レビューをお伝えしました!
CoreMという1GHz動作未満のCPUでも、Atomよりは遥かに力強い動きをしてくれるという事がはっきり分かったレビューとなりましたね。
コア数が少なかったり周波数が低いからと言って、性能でも劣るとは限らないのだ!
タブレットを購入する時は可能な限りCoreM搭載機を選びたい!そんな感触を得る事が出来ました。
CoreMの何が良いって、TDP(ざっくり消費電力)が低いのでバッテリー持ちにも好影響を与えるという事ですね。
バッテリー持ち時間の長さはモバイルデバイスでは正義ですからね。
そういった観点で、消費電力が高めのCeleronやPentium或いはCore i3以上のCPUよりもCoreMを選びたくなりますね。
ということで、サクサク動作とバッテリー持ちを双方同時に実現したいならCoreMを選んでみよう!というお話でした。
今回CoreM搭載タブレットDELL Venue11Pro 7140は中古でとても安価に手に入れました。
型落ち・中古のタブレットを手に入れたい場合は、ヤフオクなどのオークションサイトを使うのも手です。
出来るだけ安く買いたい場合は、「オークファン」で過去の相場も確認してみると良いでしょう。物を売る時にも相場を確認出来たりしますので、オークションを使う際には活用したいサービスです。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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