USBポートって便利だよね~
USBポート無しでは生きていけない快晴さんぽです。
特にTypeAのポート、これは本当に汎用的に使えるので何はともあれ、その存在が安心感を与えてくれます。
↓USBのTypeAポートはこんな感じの、パソコンによく付いているヤツです。
そんなUSBポートですが、そのポートから電源を取って、スマホやタブレットを充電したり、卓上扇風機を動かしたり、小型ライトを点けたり、なんて使い方をしている方も多いと思います。
USBポートは通信から電力供給まで器用にこなせる万能ポートだ
そして、USBポートに繋いだ機器がうまく動かなかったり、動きがおかしかったり、なんて事ないでしょうか。
そんな時、機器が壊れているのかUSBポートが壊れているのかが確かめられると良いですよね。
USBポートからの電力がきちんと供給されていれば繋いだ機器側がおかしい、という切り分けが出来ます。その調査のための簡単な方法があるのです。
今回は、電力供給に焦点を当て、そのUSBポートから出力されている電圧・電流を計測できるデバイスをご紹介したいと思います。
安価でお手軽に電圧・電流を計測できる!
安価なUSB電流電圧テスター
USBポートからの出力電流・電圧を調べる事の出来る、安価でお手軽な「USB電流電圧テスター」が非常に便利です。
一家に一台欲しい・・・
恐らく中華製の激安商品ですが、電圧・電流を測るという用途で全く問題なく使えています。
↓こんな感じで接続して電圧・電流を測定します。電力供給デバイスと電力消費デバイスの間にテスターを挟むだけですね。
USB電流電圧テスター 外観
↓手に持ってみました。USBメモリを少し大きくしたくらいのコンパクトさです。
↓出力用のUSBポートは側面についています。若干作りは甘いかな・・・。まぁ普通に使う分には問題ないです。
↓逆側面にも出力ポートがありますので、計2つの出力が可能な製品ですね。
USB電流電圧テスター スペック
この安価なテスターの機能・性能は下記の通りです。
測定範囲 | 電圧:3~7.5V 、 電流:0~2.5A |
解像度 | 電圧:10mV、電流:1mA |
USBポート | 入力:1つ、出力:2つ |
本体サイズ | 59x23x13.5mm(長さx幅さx高さ) |
重量 | 約25g |
一般的なUSBの出力電圧5V、電流2Aまでをしっかり測れる仕様になっています。
USB電流電圧テスターを使ってみた
実際にこのテスターを使ってみましたので、写真付きでご紹介します。
差すだけ!簡単便利!
USBハブで試してみた
メインPCに接続しているUSBハブに差して使ってみました。
↓まずUSBハブにテスターを接続です。負荷側はまだ繋いでいません。ちなみにVが電圧、Aが電流ですね。
きっちり定格の5Vがかかっていて、電流は流れていませんね。
↓続いて、小型USB扇風機を接続してみました。この扇風機はダイソーで買ったものです(笑)
4.89V、0.23Aで動作しています。4.89V×0.23A = 約1.1Wの消費電力で動いている事になりますね。
電圧(V)×電流(A) = 電力(W)だね。
こんな感じで、USBポートに繋いだデバイスの消費電力を計測する事が出来るわけです。
超小型パソコンNUCの常時電力供給ポートで試してみた
「インテルのNUC」という超小型パソコンには、パソコンの電源がOFFでもUSBデバイスを差せば電力を供給する事が可能なUSBポートが付いています。
NUCはコンセントさえ繋がっていれば、電源がOFFでも電力が供給されるUSBポートがついている機種があるのだ。
この、常時電力供給用USBポートでテスターを試してみました。
↓パソコンの電源がOFFでも、このオレンジ色のポートは常時電力を供給してくれます。
↓パソコンの電源はOFFですが、ちゃんと5Vの電圧がかかっていますね。
↓同じくUSB扇風機を接続してみました。5.02V、0.24Aの電気が流れています。約1.2Wの消費電力ですね。
扇風機をつないだ時の電圧の落ち込みを比較すると、USBハブよりもNUC(パソコン)のUSBポートの方が、若干安定している感じですね。
いずれにせよ、USBデバイスの電流・電圧がちゃんと測れました。
まとめ
ということで、USBハブやパソコンに接続した小型のUSB扇風機の消費電力が約1Wを消費している、という事実を突き止める事が出来ましたね。
こんな感じでUSBポートに接続したキーボードや外付けHDDなどの消費電力も計測する事が出来るはずです。
家の中のデバイスがどれくらい電気を喰っているかを確認するのは意外と楽しい
家中にUSBデバイスが増えてきて消費電力も気になってきた、という方は参考にしてください。
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