日本は本当に災害が多いですね。
・地震
・台風
・豪雨
・大雪
などなど、ライフラインが寸断されるほどの災害がいつ何時自分の身に襲い掛かってくるか分かりません。
特に地震に関しては大きな被害が想定される首都直下型地震や南海トラフ地震などがいつ来てもおかしくない現在、対策として何か出来る事はないかと模索している快晴さんぽです。
特に今や社会インフラとなっているスマホがなければ通話をしたり情報を得たりといった通信が全くできなくなってしまうので、スマホの充電が切れる事だけは避けたいと考えています。
もちろん、通信基地局などのネットワークが生きている前提でな・・・。
そこで、ソーラーパネルによる太陽光発電機能付きモバイルバッテリーを2種類ほど購入して、ささやかながら災害に備えています。
でも、モバイルバッテリーに付いているソーラーパネルって小さいので発電量が微々たるものなんだよな・・・
もちろん、太陽光発電機能があるのとないのとでは安心感がまるで違いますので機能として付いているのはありがたいのですが、いかんせん充電に時間がかかり過ぎる・・・。
快晴で太陽がピーカンでもスマホを満充電にするには丸2日くらいは掛かる・・・
すぐに通話やネットでの情報集めをしたいような時はそれだと心元ないですね。
そして、地震などによってライフラインが絶たれてしまうと商用電力が長時間復旧しない、なんて事になる可能性もあり、慢性的な充電不足に陥るのは目に見えています。
そこで今回は、スマホ・タブレットを商用電力と同程度の速度で直接充電できる、安価で便利なポータブルソーラーチャージャーをご紹介したいと思います。
災害に備えて、商用電力が無くてもスマホをある程度の速度で充電できる手段が欲しい
という方は参考にしてください。
CHOETECH モバイルソーラーチャージャー14W 5V-2.1A
今回購入したのが「CHOETECH モバイルソーラーバッテリー14W」です。
中華製の安価な折り畳み式太陽光パネル充電器ですね。
↓広げるとこんな感じのソーラーチャージャーです。
5V-2.1Aというスペックで、普通に充電できるぞ!
スペックや外観をご紹介する共に、実際にモバイル機器を充電してみたのでその模様もお伝えします。
スペック CHOETECH モバイルソーラーバッテリー14W
このソーラーチャージャーのスペックを見ていきます。
折り畳み式になっていて、広げると12cm四方くらいのソーラーパネル4枚となり、ここに太陽光を当てる事になります。
出力 | 5V-2.1A(最大) |
出力ポート | USB TypeA×1 |
環境耐力 | 防水・防塵 |
サイズ | 折り畳み時:約15.2×14.7×5cm、展開時:約66×14.7×3cm |
重量 | 360g |
その他 | スマホポケットあり。マウントループでバックパック等に取り付け可能 |
出力5V-2.1Aなので、普通にコンセントからの充電と同様の出力で充電できますね。
もちろん、太陽光がばっちりソーラーチャージャーに当たっていたら、という前提ですが。
外観 CHOETECH モバイルソーラーチャージャー14W
このソーラーチャージャーの外観を見ていきましょう。
↓手に持つとこんな感じです。コンパクトなので難なく持ち運べます。
↓出力用のUSB TypeAポートはここについています。
↓出力仕様も書いてあります。
↓広げた状態で手に持ってみました。それでもコンパクト。
↓スマホを収納しておけるポケットがあります。実際にスマホを入れてみました。
↓伸縮性のあるベルトで固定できます。実際に固定しているところです。
スマホポケットは太陽光パネルの裏側にあります。スマホを直射日光に当てないでね、という事で裏に収納する形になります。
小型ですが、5V-2.1Aという十分な出力性能を備えていますので、商用電力が絶たれてしまった時の奥の手として手元に一つあると安心できると思いますよ。
ソーラーチャージャーで実際にタブレットを充電してみた!
実際に夏のとある日、快晴な空の元(途中で曇りだした汗)でこのソーラーチャージャーを使って手持ちのスマホ(ソニーのSO-03G)を充電してみました。
実際にどれくらい充電できたのか・・・!
ソーラーチャージャーのセッティング
ソーラーチャージャーの使い方を見ていきます。
↓まず、こんな感じでスマホは直射日光に当たらないように背面のポケットに入れちゃいます。スマホの充電は0にして電源を切っています。
↓そして付属のベルトで固定します。これでグラグラしません。
↓また夏の日光で充電しようとすれば必然的に熱が気になりますので、保冷剤を使ってみる事にしました。
↓こんな感じでスマホとベルトの間に入れてみました。これによりスマホが熱を持つことを防止できます。
「電圧・電流を計測出来るUSBテスター」も挿入して早速太陽光で充電してみました!このテスターによって出力電圧・電流が分かりますので、どれくらいの速度で充電できるかが大よそ予測できちゃいます。
↓テスターの詳細は下記記事をご覧ください。
↓こんな感じで太陽光に向けてソーラーチャージャーを設置してみました。適当な空き箱を台にして太陽光に直角になるように当てました。
↓空の模様はこんな感じでしたね。最初は晴れていました。充電途中で曇って来ちゃったのがちょっと残念でしたね・・・。
↓太陽が出ている時のソーラーチャージャーの出力を見てみると、4.78V-1.61Aとなっていました。最大出力が5V-2.1Aなので、概ね80%程度の出力は確保できている、という事になります。
充電している時の時間帯は朝の7時台だったので、太陽高が低くてもこれ位の出力は確保できるという事だ。
真昼間で太陽光ギラギラなら2.1A最大値近くまで到達するかもしれませんね。
仮に1時間充電した場合、ソーラーチャージャーの出力が最大値の5V-2.1A(最大値)であれば、2100mA×1時間 = 2100mAhを充電できることになります。
SO-03Gのバッテリー容量は2930mAhとなっていますから、2100mAh ÷ 2930mAh = 満充電の71%程度まで充電(時間は1時間)できていれば最高ですね。
↓とはいえ、途中曇ってしまい出力が下がったりと結構出力が変動していましたので、理論通りには行きません。
自然相手だから常に最大出力を得られるわけではないのだ
↓実際にスマホの充電残量を0%にした上で30分間充電を行いました。屋外に放置です。盗まれないように注意・・・。
さてさて、どれくらいまで充電できているのでしょうか・・・!
条件はこんな感じです。
充電開始時のスマホ状態 | 充電残量0%で電源OFF(最大容量は2930mAh) |
充電時間 | 30分 |
天候 | 前半15分:晴れ、後半15分:曇り |
↓結果は18%まで充電出来ました!
意外と良い結果じゃないですか・・・?
ちょっと計算してみました。
18%まで充電できた | 2930mAh × 0.18 = 527.4mAhの充電量 |
30分で充電した | 527.4mAh ÷ 30/60h = 1054.8mA = 約1.05A |
ということで、電流値としては平均1.05Aで充電していたことになりますね。
太陽が出ている時は1.61Aで、途中曇ってきて0.3Aくらいまで落ちていたとすれば概ね想定通りの出力が得られていると言えるのではないでしょうか。
30分充電したら、満充電の1/6程度まで充電できたというわけだ。そこそこいいぞ。
このソーラーチャージャーで1時間充電したら約1000mAh、つまり満充電の1/3程度まで充電できることになります。晴れたり曇ったりの状態でこれなら御の字でしょう。
これくらいの充電量が確保できれば災害時の緊急の通信や情報の取得には使えそうだ。
ということで、安定した商用電力(コンセントからの充電)でも5V-2Aで1時間に2000mAhを充電できるくらいが関の山である一方、晴れたり曇ったりの状態でもこのソーラーチャージャーは商用電力の半分程度の充電能力がある、という事が分かりました。
安価な製品だが、充電性能に問題はないようだ。
中華製でレビューが若干怪しい
ちなみにこのソーラーチャージャーのAmazonのレビューを見ると、下記のような評価になっています。
いや、★5つが多すぎるんですよね・・・。
たどたどしい日本語のレビューやあからさまステマレビューは目につかないですが、中華製の製品という事でそれなりにサクラが紛れ込んでいる可能性はあります。
まぁ、安価な中華製品という事で過度の期待は禁物だが、ちゃんと充電できたので結果オーライだ。
個人的には災害時に備えて一つ手元に置いておきたいアイテムとなりました。
まとめ~災害に備えて手元に置きたい太陽光パネル充電器~
以上、安価でコンパクトなソーラーチャージャーのご紹介でした。
最大出力5V-2.1Aというスペックで、実際に晴れ~曇りの太陽光で充電した結果、平均して5V-1.05A程度で充電できた。非常時用としては十分だな。
晴れている時は最大出力付近で充電できますし、少し曇っていても0.3A程度では充電できているみたいです。
商用電力が絶たれた場合のスマホ用ソーラー充電器として1台手元にあると安心できるのではないかと思いましたね。
Aamazonの販売ページを見ても「災害に備えて購入した」というレビューが多いので、やはり緊急時を見越して手元に置いておく、という使い方が合いそうです。
災害時の不安を少しでも減らしたい、という方はぜひお一ついかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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