自分はどちらかというと引っ込み思案で、そんなに行動力がある方ではないので、子供にはぜひとも行動力を身に付けて欲しいと考えています。
行動をするためのハードルが低い人は羨ましいな、と感じる事がある。
そう、「行動力がある」というのは、
・行動を起こすための心理的障壁が低い
・何かする事が苦でない
といった、心の問題な気がするんですよね。
どれだけ抵抗なく動くことが出来るか、それが大事ではないかと思うわけです。
例えば親の関わり方として、子供時代に「あれダメ」「これダメ」と親が抑圧し続ければ、子供は「やりたい事があっても無駄だな・・・」と感じて行動できないまま成長していく事になる、というのは想像に難くありません。
ここでは、私の子供時代を振り返って感じた事、そして私の子供を見ていて感じた事を元に、「子供に行動力を身に付けさせる方法」をお伝えしたいと思います。
子供が自ら進んで行動するようになってくれると嬉しい
という思いをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
子供に行動力を身に付けさせる方法
子供の行動力を高めるために親はどうしたらよいのか、いくつかの方法を挙げてみたいと思います。
いずれも、親がしたい事をするのではなく子供がしたい事を見守る、といった観点が大事だと気付かされます。
過干渉・過保護な親は本当に自分の行動を見直した方が良い。
否定をしない
子供がやる事を、「危ない」とか「時間がかかる」とか「汚い」とかいう理由で否定ばかりしていないでしょうか?
何で早くしないの!
危ないからやめなさい!
汚れるからダメ!
子供を思っての言葉なのだと思います。思いますが、実は親が親自身のために子供に押し付けているだけだったりしないでしょうか。
・自分の時間の都合で子供に早くさせようとしている
・子供が怪我をすると面倒だから抑止する
・服を汚されると洗濯が大変だから遊ばせない
といった親の都合を押し付けているだけではないか、と自問自答したいのです。
子供は危ない事も汚れる事も自分で経験してどこまでやって良いのか・悪いのかの線引きを作っていきます。
この試行錯誤をしてこなかった子供は周囲との距離感が分からなかったり、やって良い事と悪い事の区別がつかなかったりする大人に成長してしまう可能性があるのですよ・・・。
子供に考えさせる
何か問題が発生した時に、親が答えを言ってしまうのではなく子供に考えさせることが大事です。
・学校に教科書を忘れてきてしまって宿題が出来ない
・自転車がパンクした
・冷蔵庫に食べ物が無い
などなど、問題は何でも良いのです。日常生活で起こる問題から学校生活の問題まで、とにかく子供に考えさせます。
別に間違っていたって構いません。
子供の考えがどういう結果になるのかを親も一緒に考えてあげればよいのです。
親がすぐに答えを言ってしまっては、せっかくの子供の思考チャンスを摘み取ってしまう事になる。
勉強もそうですね。親にとっては簡単な問題も子供にとっては頭を悩ませる問題かもしれません。
子供に考えるクセを身に付けさせるように親が見守ってあげて下さい。
褒める
子供がやった事・考えた事をちゃんと褒めていますか?
親からしたら大した事のない結果だとしても、子供にとっては初めての事・大事な事だったりするわけです。
それを褒めてあげなければ子供は「何やっても親が見てくれない」と感じて次第にやる気を失っていくでしょう・・・。
親は子供のしたことを褒めてあげる、つまりは認めてあげる事を意識すると良いと思いますね。
子供の承認欲求を満たしてあげる事が大事です。
個人的に、子供の頃褒められた経験があんまりないんだよな・・・。自分の行動力の欠乏はそんなところから来ている、のかも知れない・・・。
外で遊ばせる
自然の中で駆けずり回ったり、泳いだり、虫を取ったり、動物に触れたり、植物を観察したり、といった経験が子供の行動力を磨くだろう事はいろんなところで言及されています。
自然の中で活動し、何をしたら何が起こるのか、物理法則や動物・植物の動きなんかを身を持って経験する事で、自分の行動が外界へ影響を与えるという事が実感できるからです。
大人になった私でも、開放的な場所で遊べば明日の生活への活力になるしな。
子供にとって驚きや楽しさを経験できる外遊びはぜひ積極的にさせてあげたいですね。
服が汚れるとか危ないとか言って子供の活動を奪えば、それだけ子供の将来の行動力を削いでいる、という事実に気付こう。
子供がやりたい事を何でもやらせてみる
行動力は結局行動する事によって磨かれる、という事で、子供がやりたいと言った事をやらせてあげていますか・・・?
子供がせっかくやりたいと思ったのに親がそれを阻害してしまえば子供は委縮して次からは行動に移せなくなってしまいます。
本当に危険な事だったりしない限り、親は子供のやる事を見守るくらいでいいんですよ。
うちの子供は結構「あれやりたい!」と言ってくれる。でも、結構「危ないからダメ!」とか親が言ってしまっている気がする・・・。グッとこらえてやらせてあげたい。
子供の「やりたいという意思」を大切にしてあげましょう。
失敗をさせる
子供がやりたい事を何でもやれば、失敗も多くなると思います。
そりゃそうです。今までやった経験のない事をやればノウハウもないわけですから失敗は必然です。
しかし、子供は失敗から学びます。親も子供の失敗について考える事になります。
なぜ失敗したのか、次はどうすればよいか、どう準備すればよいか、などを子供に考えさせ、親も考えます。
これが行動力に繋がっていくわけです。
むしろ、失敗しないように親が先回りしてしまって子供の失敗の芽を摘んでしまう事が問題。
まとめ
という事で、子供の行動力を高めるための親の関わり方について見てきました。
結局は子供の自主性を尊重して見守る事が行動力向上への近道だ、という事が言えそうです。
子供のやることなす事に口を出し、否定し、先回りして子供の行動そのものを阻害する親が子供の将来を奪う事になる。
大人としては子供のやる事が危なっかしくてダメな事のように思えるかもしれませんが、子供にとってはそうではないんですよ。
子供が「やりたい!」という事にはなるべく付き合ってあげましょうよ。それが子供の行動力を鍛える事に繋がりますよ。
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