親として、子供には「自分の意思を持って自発的に生きて欲しい」と考えています。
そのように考えている親御さんは多いと思います。
しかし、その逆の効果を与えるような行動をやってしまっている親のなんと多い事か・・・。
自分も子供の自主性を完璧に育てられているかというと、まだまだだ。。
子供が自ら進んで勉強してくれればとても喜ばしい事ですよね。
しかし、親が子供のアクセルを壊してブレーキを無理やり踏んでしまっている状況が結構あるんですよね・・・。
今回は、そんな子供の自主性を壊してしまう親の言動について考えてみたいと思います。
なんでうちの子は自発的に勉強をしてくれないんだろう・・・
とお悩みの方は参考にしてください。
自覚のある親御さんはまだ救いがあります。子供の自主性を奪ってしまう行動を振り返って、明日から子供との関わり方を少しだけ変えてみませんか?
子供の自発的な勉強を妨げるやり方!ヘタしたら毒親
子供が自主性を失って勉強しなくなってしまう、そんな親の関わり方を見ていきたいと思います。
こんな事、やってませんか・・・?
心当たりのある人は自分の言動についてじっくり考えてみよう
「勉強しなさい」としつこく言う
人は人に強制される事が嫌いです。
大人だけでなく子供も同じですね。
「勉強しなさい」と何度もしつこく言っていませんか・・・?
なぜ勉強をしなければならないのか、理由もなしに子供に詰め寄っても子供は「なんで・・・?」と思ってしまいますよね。
「やりたい勉強」から「やらされる勉強」になってしまえば、もう子供は大きく伸びる事はなくなります。
子供自身が勉強したいから勉強する、という状態に出来れば子供は大きく伸びていきます。
しかし頭ごなしの
勉強しなさい!
は逆効果だと理解しましょう。
低い点数に対して怒る・否定する
子供は怒られる事で自己肯定感を削られていきます。
子供は怒られる度に
「どうせ自分なんて・・・」
というマイナスの感情に支配され続ける事になります。
すると、「怒られるのが嫌だから仕方なく勉強する」、という状態に陥ってしまいます。
子供が失敗した時こそ、親によるフォローが必要です。
・何が原因で失敗したのか
・次にどうすればよいのか
・子供自身がどうしたいのか
などを子供と一緒に考えてあげる事で子供の失敗を次に活かすことが出来るわけです。
しかも、強い口調で責め立てるような話し方はNGな!冷静に子供と話し合おう!
他の子と比べる
子供は自分自身を認めて欲しいので、他の子と比べてどうのこうの言われても困ってしまいます。
〇〇ちゃんは算数できるのにどうしてアンタは出来ないの!
□□君はこの前のテストで100点だったらしいじゃないか。お前はダメだな。
なんて言われた子供の気持ちになって下さいって事です。
受験などは他の子との競争である事は間違いありません。
しかし、他の子と比べて劣っているなどという事をストレートに伝えて子供のやる気を削いでしまえば逆効果でしかないのです。
そんな事は言われなくても子供自身がよく分かっているんですよ。
であれば、親である私たちはいかにフォローするかを考えて子供と接するべきなのです。
「お前はダメだ!」ではなく、何が良くなかったか、どうやれば出来るのか、次はどうするか、を子供と話しましょう。
出来ない所を責めるのではなく、出来るところを褒めるといい!
何でも”ダメ”と言う、何でも否定する
子供が考えてきた事、子供が行動した結果を、親が頭ごなしに否定してしまうと子供は自分で考えて行動する事を諦めていきます。
「お前はこんな事も出来ないのか!」
「いつまで経ってもダメなままだな・・・」
「そんな事するな!やめろ!」
そんな言葉で子供を追い詰めていないでしょうか。
否定されて嬉しくなる人なんていないですよね。大人も子供も同じです。
親が子供の考えを聞いて、
「お!面白そうだな!やってみよう!」
「今回のテストの点数は低かったけど、次はどうしたら良いと思う?」
「お前の考えは分かった!どうやったら実行出来るか考えてみよう」
受け止める、取り入れる、褒める、などなど親が子供を肯定してあげる立場になれれば子供は自分の意思で進んでいくはずです。
何でも親がやってしまう
「どうせ出来ないんだから貸しなさい!」
「何やってるの!お母さんがやるわ!」
「汚れるからお父さんがやる!」
親であるあなたが子供に対してそんな態度・行動をとっていませんか?
子供がやろうとしている事を親が横取りしてしまえば、子供の考え・行動はそこで強制的にストップしてしまいますよね。
片付かない、汚れる、といった親の都合で子供の行動を制限すれば、子供は自らの力でやろうとする気力を失ってしまう事になるわけです。
ぐっと我慢して子供がやる事を見守るのが親の務めなのだ!
干渉しすぎる
子供のやることなすことに親が口を出し続ける事によって、子供は自分でモノを考えて自発的に行動しようという気持ちを失っていきます。
なんでもかんでも口を出されたら、嫌な気持ちになるのは当たり前
親は子供の行動・考え方に対して、たま~に折を見て語り掛けて一緒に考えるくらいで良いのです。
なんでもかんでも言う事を聞かせようとする親の態度・支配的な感情が子供をダメにしていきます・・・。
子供は親の操り人形ではないんですよ。
子供には子供の考え・感情があります。それを抑圧し続ければ子供が自ら何かをしようとする気力を失っていく、当たり前のことです。
子供に対する口出しはほどほどにな・・・!
「ごほうび」や「おどし」でコントロールしようとする
親による無理やりなコントロールも子供のやる気を奪います。
「ごほうび」というのは、
・テストで100点を取ったら好きな物を買ってあげる
・試験に合格したらおもちゃを買う
といった、何かを達成したら何か(子供にとっての)メリットを与える、といった行動ですね。
「おどし」は、
・宿題をやらなかったらお菓子をあげない
・テストで良い点を取らなかったらゲームはダメ
といった、何かを達成しなかったら(子供にとっての)メリットを享受させない、といった行動です。
いずれも条件を付けて子供に何かを達成させようとする親の考えな訳ですが、これをやってしまうと、子供は一時的には頑張りますが、そういった「ごほうび」や「おどし」がないと何も出来なくなってしまう子供になりかねません。
自分で考えられない子供になってしまう可能性があるのです。
ごほうびやおどしはやってしまいがちだな・・・。親の言う通りに子供をコントロールする、などという考えは捨てよう。
まとめ
以上、子供の自発的な勉強を阻む親の毒チックな関わり方についてお伝えしました。
「ダメな子供はいない。しかしダメな育て方はある」という言葉を聞いたことがあります。
子供は親のやる事・言う事をよく見ています。
「親が私をダメにしようとしている!」と思えば、実際に子供はその通りにダメになっていくのです・・・。
子供にどうなって欲しいのかを思い描いて子供と話し合ったら、あとは子供の考え・行動を見守ってあげようよ。
子供のやる事を全部コントロールしようとするのではなく、かといって放置するわけでもなく、子供が何をしたいのかを聞いて一緒に考えてあげればいいんじゃないか、と最近は思います。
子供が自主的に勉強する力を奪ってしまっていないか心配な親御さんはぜひ参考にしてください。
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