我が家には小学生の子供がいます。
授業参観に行く事もたまにあり授業を見ていると、昔私が小学生の頃に受けた授業よりは下記の点で良くはなっているのかなぁ、という印象です。
・生徒に考えさせようとしている
・否定をせずに伸ばそうとしている
まぁ、ここら辺は必須事項ですよね。
逆に、学校教育で「全然足りない!」と思う所が昔から結構あるんですよね・・・。
なんでこれを教えないの?だから日本人は国際競争から取り残されていくんじゃ・・・。
という観点で足りない部分が結構あると思うんですよね。
これからご紹介する「学校で学ぶべき事」は、個人的に学校でしっかり教えて欲しかったことでもあります。
そして今の子供たちにとっても必須ではないかと考えています。
学校教育は学問の知識を教える事に関しては丁寧だが、根本的に足りないところがある気がする
ということで、今の学校の授業以外に学ぶべき事を色々と挙げてみたいと思います。
学校で学ぶべき事
それでは学校で「これは学ぶべき!!」と考える事柄とその理由について書いていきたいと思います。
もちろん、考え方は人それぞれですから、
それは違うんじゃない?
といったご意見も募集しています!
「なぜ勉強するのか」という事
まず、これです。学校教育って動機付けがさっぱり出来ていないんですよね・・・。
学校教育はとかく、
「この漢字はこういう意味です」
「sin180° = 0です」
「物質の質量とエネルギーは等価です」
といったいわゆる知識のみを教え込もうとしていますよね。
でも子供からすれば「なんでこんなこと勉強しなきゃならないの・・・?」という疑問だらけだと思うのです。
或いはそういった疑問を抱く事さえ出来ない子供も多そうです。
意図や目的も分からず盲目的に勉強する事が果てして子供のためになるのか
「勉強するとどんな良いことがあるのか」を伝えないまま知識だけ教えても微妙なんですよね・・・。
なぜなら、目的のない行動はどこかで必ず行き詰まるからです。
勉強をする事によってどんな可能性が開けるのか、どんな事に役立つのかをちゃんと教える事で子供の自律性ややる気を引き出すべきだと考えます。
子供の将来付きたい職業を見越して、その職業に就くにはどんな勉強をしなければならないのかなど、むしろそういった授業がないまま知識を教えちゃいけないとすら思っています。
漫然と勉強するのではなく、将来の夢やなりたい職業に就くには何をしなきゃいけないのかを考えて勉強できるようになると良いね
きっかけさえ与えれば子供は自分で勉強し出すはずです。
子供が目指す将来を実現するために勉強が必要なんだという事を学校で教えるべきです。
理由も説かずに「勉強しろ!」と子供に訴えるのは滑稽だよ
経済・金融、お金のこと
「お金」って現代社会において生きていくための必須アイテムなはずなのに、なぜか学校ではちゃんと教えてくれないんですよね・・・。
まともに勉強するのは大学でその分野を専攻した人くらいでしょうか。
まぁ、教えられる人が少ないのと、詰まらない授業になりがちだから、かな・・・
しかし、お金の知識がないばかりに借金地獄に陥ったり、リボ払いで延々と無駄な返済を続けたり、なんて行動を子供にさせたくないですよね。
お金の稼ぎ方・使い方・貯め方・増やし方、ローン・リボ払いなどの特徴・メリットデメリット、車や家など大きな買い物をする時の注意点、などなど、実生活に照らして教える授業があっても良いと思うんですよね。
日本に限っての話しかも知れないですが、親って子供にお金の話をしたがりませんよね。
でも、住宅ローンとか育児にかかるお金とか、子供にも大いに関係する話なわけですから、ちゃんと話しておくべきではないかな、と考えています。
個人的に借金が大嫌いなので、車どころか家ですら現金一括で買いたいくらいだ。
子供に対しては、子供自身の教育にも多額のお金がかかっている事をちゃんと説明したいですね。学校も塾もタダじゃぁないんだ、ということを。
子供が成長していけば、
・教育にかかるお金
・結婚にかかるお金
・出産にかかるお金
・育児にかかるお金
・生活にかかるお金
・介護にかかるお金
・老後にかかるお金
などなど、お金についてちゃんと考えなければならない時が必ず来ます。お金に無頓着ではいられないのですから、お金のことこそ学校で教えるべきです。
もう少し大きい視点で見ればアメリカと中国のように、”お金”の事で戦争(経済戦争)になる事だってあり得ますし、経済・金融のことを少しでも学校で教えて欲しいところですね。
理系に数学が必須だったり、文系に社会(?)が必須だったりするように、金融・経済は理系にも文系にも必須にして欲しい分野です。
性教育
性については表面的なことだけじゃなくて、”子供を作る”という事の本質をちゃんと教えたいですね・・・。
子供はどうせ興味を持てば自分たちで調べ出しますが、その前にちゃんと正しい知識として植え付けるべきかな、と思っています。
男性と女性の違い、オナニーって何、セックスとはどういう事か、避妊ってどうやるの、子供はどうやってできる、などなど親も学校も子供にちゃんと説明できてないですよね。
男女平等は社会的な話であって、性としてはそれぞれの役割がある事をちゃんと理解させたい
オナニーは健康に良いですし、正しいやり方なんかを教えてあげた方が良いと思うんですよね~。男女とも。
パソコンの使い方
スマホやタブレットみたいにコンテンツを”消費”するためのデバイスではなく、”創り出す”ためのデバイスであるパソコンへの抵抗がなくなる教育が大事だと考えています。
日本の若者はパソコン離れが酷くて、社会に出てから「キーボードすらまともに打てません」みたいな輩もいるみたいだからな・・・
アメリカみたいにある程度の年齢に達したら専用のパソコンを与えて、パソコンで何が出来るのかを子供に試させたらいいんですよ。
最低限、キーボードを使ってちゃんと文字が入力できるようにしたいですし、自分で何かを生み出す・発信する、という経験を積ませてあげたいですね。
結局日本がIT大国から転げ落ちているのは、こういった基礎的な部分がすっぽり抜け落ちているから、という部分もあるんじゃないかと思います。
パソコンで何が出来るのかを理解させて実際に色々触って欲しいので、子供が小さい頃からパソコンに触れさせたいと考えています。
栄養学・健康学
家庭科みたいな分野で多少教えてくれるとは思いますが、もう少し踏み込んで、体を壊してしまう習慣とか体を正常に動かすための心得とかをちゃんと教えて欲しいんですよね。
お菓子ばかり食べるとどうなるか、タバコを吸うとどうなるか、お酒を飲み過ぎるとどうなるか、なんでバランスの良い食事が大事か、といった生きていくための当たり前の知識が足りないまま大人になってしまう子供が多い気がします。
さらには睡眠が大事なのは何故か。夜更かしは何が不味いか、運動は?座る姿勢は?視力を落とさないためには?などなど、研究結果とかも交えて子供に意識づけできるといいな、と思います。
自分の体が何から出来ているのか、体を健康に保つには何が必要なのか、についての知識はより良く生きていく上で必須だ。
子供は自分の好きな物だけを食べたいと言い、好きな時間まで起きていたいと駄々をこねたりしますが、そこを正していくのが教育・親の役目です。
料理、生きていくための食事作り
「噂の東京マガジン」の「令和の常識やってTRY!」を見ていて、若者って本当に料理出来ないんだなぁ、なんてしみじみ感じます。
まぁ、どこまでヤラセなのかはよく分からんが・・・
今の時代、家で子供に料理を教えたりしないんですかね・・・。包丁が危ない、火が危ない、とか言って子供に何もやらせなかったら、子供が生きて行く力を大人が削いでしまっている事になってしまう気がします。
もちろん家で教えるべき部分も多いですが、必要最低限の知識は学校で教えてもいいんじゃないかとも思います。
生きていくために「食べる」ことは必須です。子供が成人するまでにある程度の料理を教えたいところです。
・煮込み:カレー、肉じゃが
・炒め:野菜炒め
・焼き:肉、魚
・炊き:ごはん
まぁ、これくらい出来れば良いかな~、と個人的に思います。
栄養について学んで、料理を作れれば最低限生きていく事は出来るでしょう。
料理はとても役に立つスキルだし、自分にも周囲の人にも幸せを提供できるスキルだ。
時間の使い方
「時間」って、実は人生におけるリソースの中で一番大事なんじゃないかと感じています。
特に、人生折り返し地点に来て強く感じていますね。
何かを成す場合、勉強でも仕事でもスポーツでも、何をするにしたって時間は必ず必要です。1時間学んだだけで一流になれる、なんて事はまずあり得ません。
何日も何年も研鑽して卓越していくわけですよね。
時間をかけない限り、先へは進めないのだ。
なのに、無為に時間を過ごしている人がいかに多い事か・・・。
このブログだってもっと昔から続けていれば今頃・・・。
結局人生振り返ってみて、
・学生の頃もっと勉強していればな
・なんであそこで諦めちゃったんだろ・・・
・もっと子供と一緒の時間を過ごせばよかった
なんて感じで過去の後悔はいくらでも浮かんできます。
自分の意思の持ち方と時間の使い方が悪かった、というような過去の話ばかりです。
子供に対しては、「時間は大事」という意識を植え付ける必要があると切に感じていて、「時間の使い方」を学ばせなきゃな、と考えています。
うちの子供は今の所、家にいるとダラダラと遊んでいる事が多い・・・。
そういう時間も必要だとは思いますが、これから大きくなっていくに従って時間の使い方は身に付けさせていきたいですね。
まとめ
以上、学校で教えてないけど大人になるまでに絶対に学んだ方がいいと思う事についてお話ししました。
生きていくために必要なのに、なぜか学校では表立って教えていない分野だな
親が教えても良いんですけど親の知識レベルに大きな差がありますので、可能な限り学校で教えられると良いと思うんですよね。
親が家庭で教えられる事は教えるべきとは思う。
もちろん、こういった事を教えるために時間やリソースを割く必要がありますし、教えられる先生も限られる、といった問題も大いにあるでしょう。
しかし、そういった問題は課題を設定して解決していけばいいだけの話です。
子供が将来豊かに生きるために何をすべきかをまず考えたいのです。
・自ら進んで学ぶ
・お金に困らない
・健康に困らない
この辺がクリアできれば人生としてはなんとかうまく行く、と言えるのではないでしょうか。
子供には、単なる知識の詰め込みではなく、生きる力を身に付けて行って欲しいと思っています。
ゆとり教育みたいな感じになっちゃう懸念もあるかもしれないいけど、そうじゃない。”ゆとり”ではなくて”しっかり”伝えたいのだ
他にも子供が学ぶべき事があるよ!という場合は、ぜひコメント欄からお寄せ下さい!
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
コメント