先日メインパソコンを更改した快晴さんぽです。
処理速度は大きく向上してウハウハしてたんですが、一点困ったことがありました。
それが、
「アイドル状態でCPU使用率が20~30%程度に上がっている」
という症状でした。さらにはメモリも食ってる事がわかりまして。
何もしてないのにCPUの能力を1/3も食ってるとか有り得ませんよね。
性能的には問題ないとしても精神衛生上よろしくない
いや、ホント気持ち悪い状態ですよ。カンベンしてくれ~!って感じです。
もうこれはどうにかして改善するしかないなと思い立ち、原因究明~対策までやってみました。
アイドル状態でCPU使用率が高い、メモリが食われている、という症状にお悩みの方は参考にして下さい。
CPU使用率とメモリ使用量を上げていた犯人
タスクマネージャーを確認してみると、↓こんな状態でした。
「エクスプローラー」のCPU使用率が高く、メモリも消費しちゃってる事が分かりました。
ホント、Windowsはワケ分からん所に不具合が隠れていてウンザリしますが、それでも使えない事には仕方ないという訳で、こういったトラブルにも何とか対処して使い続けているのですよ。
マイクロソフトにいいようにしてやられている感はある
まぁトラブル対処の度にノウハウが貯まる、という意味で前向きに捉えるしかないですね。
という事で、このヘンテコな症状と闘う事を決意した次第です。
真の原因特定を試みる~エクスプローラーを追い込め~
対処療法でエクスプローラーを再起動してみたんですが、全く効果無しでした。落とすと一旦改善するんですが、しばらくすると再びCPU・メモリを喰いだすんです。
こりゃ、本当の原因は全く違う所にあるな、とは直感的に思いましたね。
拙いながらも、持てるノウハウを駆使して原因を探ってみました。
Process Explorerで追い込む
原因究明の決定打となったのが「Process Explorer」の使用です。
このソフトは非常に便利ですね。Windows標準のタスクマネージャーでは分からない細かい情報をゲットすることが出来るんです。
Windowsでトラブルにあった時はまず使ってみるソフトウェアですね。
で起動してみた結果がこちら↓
小さくて見にくいですが、確かにエクスプローラーが上に来ています。
ここからさらに細かく見ていけるのが「Process Explorer」の便利なところです。
エクスプローラーの詳細を確認
「エクスプローラー」の行をダブルクリックすると↓こんな表示が出てきます。
つまり詳細に見る事が出来るってわけです。
これにより原因をかなり詳細に絞り込むことが出来るんです。非常に便利。
Windowsのトラブルに遭遇して、解決し切れない事があるなら使ってみて欲しい。
エクスプローラー(explorer)が重くなる原因特定
という事で詳細画面を確認してみて分かった事があります。
特定した原因をご紹介します。参考になれば幸いです。
「iaStorAfsServiceApi.dll」?「OptaneRegisterListener」?何だこりゃ?
詳細を確認すると主要因となる一番上に出ていたのは「iaStorAfsServiceApi.dll」「OptaneRegisterListener」という文字列でした。
↓画面で見るとこんな感じ(再掲)
正直「エクスプローラー」という文言からだけでは辿りつけない文字列です。
前者のiaStor云々はよく分かりませんが、Optaneはインテルが推し進める新しいストレージ・メモリの事ですよね。
う~む、Optaneがらみかぁ。この辺を攻めればいいのね。
と原因究明に向け大きく前進したのです。
原因について考察
正直「Optane」のストレージとかキャッシュ機能なんかは使っていないので、現時点でこの機能は不要です。
Optaneに関連したサービスを止めるなりソフトウェアをアンインストールすれば良いんだろうな、という事は容易に想像できました。
でも、そんなソフト入れたっけな・・・?
真の原因に近づいているワクワク感が沸き起こります。さらに探ってみました。
エクスプローラーを重くした原因に対処
では実際の解決編です。
結論から言えば、ソフトウェアのアンインストールで解決しました。
最初に入れたマザーボード付属のドライバが原因だった・・・。オイオイ・・・。
「プログラムと機能」で確認
↓「コントロールパネル」→「プログラム」→「プログラムと機能」と辿って、インストールしてあるソフトウェアを確認します。
Optaneがらみのソフトウェア、ありました。
でも、正直「こんなん入れたっけなぁ?」状態でした。
で、ちょろちょろっと右クリックして修復ボタンを押してみると、
「最初に入れたドライバインストーラーのフォルダが無い!」
云々かんぬんといった文字列が出て来まして。
で、それはマザーボードメーカー(Asrock)のサイトから落としてきた「Floppy(v16.7.0.1009)」というドライバだったんですよ↓
はっきりいって「Floppy」という名前から「Optane」は想像できませんて・・・。
しかもマザーボードメーカーのサイトに置いてあるドライバーの類いが悪さしてるとは思わないからな。
↓更にドライバをインストールする時のファイルを見てみると「iaStorAfsService.exe」という実行ファイルの名前が・・・。
「Process Explorer」で調べている時に出てきたファイルの名前とドンピシャですよ。ビンゴビンゴ。
FloppyもOptaneも使ってないんで削除することにしました。
ソフトウェア(ドライバ)を削除
ということで、「プログラムと機能」から「Intel Optane Pinning Explorer Extensions」とかいうソフトウェアをサクッと削除しちゃいました。
↓これです(再掲)。これを削除です。
すると、削除した瞬間にあっという間にCPU使用率が下がりましたとさ。
めでたしめでたし。
ふぅ。アホな症状だったが解消できて良かった良かった。
まとめ~Windows10でエクスプローラーがおかしい場合の原因追求と対処法~
ということで、エクスプローラーがCPUとメモリを喰ってるなと思ったら、原因はOptaneがらみのドライバでした、ってお話でした。
トラブルはストレスですが、こんな感じで原因を追いつめて行くのは楽しかったりします。(マゾ?笑)
とにもかくにも、何もしてない状態でCPU使用率が30%とかいうアホな状態が治って良かった。
もしエクスプローラーが重くて悩んでいるという方がいたら、原因の一つの可能性がありますので確認してみて下さい。
Windowsで「なんだか動きがおかしい」とか「CPU使用率が異常に高い」とかいう症状に遭遇したら、「Process Explorer」を使ってみて下さい。
とっても便利なツールです。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
コメント
先月Windows10クリーンインストールをして以来、エクスプローラー再起動で一時しのぎをしていた症状が治まりました。ありがとうございます。
ごんすけさん
おぉ!何よりです!
マザーボードメーカーサイトにあるドライバをそのままインストールしている人はこの嫌な症状に悩まされている可能性がありますね・・・。
お役に立てて良かったです!
快晴さんぽ様
私の場合、数か月前の更新から常にエクスプローラーのCPU使用率が23~25%になりました。メーカーにメール相談しても、的を得ない回答しか来ませんでした。この記事を読んで思い切ってIntel Optane Pinning Explorer Extensions(2020年6月の更新でインストールされた模様)をアンインストールすると一発で直りました。最近はそのせいで常にファンの音がうざく感じていたので、気分すっきりです。本当にありがとうございます。神の様な方です。
エネゾックさん
神認定ありがとうございます!
お役に立てて良かったです。
この記事を書いてから1年以上経っていますが、未だに症状が出るという事はマイクロソフトもインテルも対処してない、という事なんですね・・・。ちょっと残念・・・。