言う事には一貫性を持たせろ!
よく聞く言葉です。まぁ確かに短時間でコロコロと言う事が変わるのは問題アリでしょう。
しかしある程度の時間経った後に言う事が変わってしまうのは悪い事でしょうか?
今の自分の考え方が、昔の自分の考え方と変わる事の方が普通、むしろ変わった方が成長している、と言えるのではないでしょうか。
「考えが変わる事」そのものを悪とみなすのではなく、なぜ変わったのか、どう変わったのかをちゃんと捉える事の方が大事なんじゃないでしょうか。
自分も昔と比べてずいぶん考え方が変わったな。
最悪、朝令暮改ですら時と場合によっては必要なのでは?と考えています。
いつまでも昔の考え方に固執してしまって、変化出来ないことの方がマズいです。
今回は「言っていることが前と違う」事に対する否定を真っ向から否定してみたいと思います。
言ってることが変わってるって文句言われた・・・
とお嘆きの方は参考にしてください。自信を持って変わった考えを貫くことが出来るようになりますよ。
以前、下記記事で「朝令暮改」された側の対処法についてお伝えしました。上司から言われる事がコロっと変わったような場合の心構え・行動を示したつもりです。
今回は、「朝令暮改をする側」が何をしなければならないかを明らかにしてみたいと思います。
朝令暮改~言っていることが変わる事への抵抗感~
いう事がコロコロ変わる人への評価は、
「一貫性のない人だな」
「信頼は出来ないな」
「まーた朝令暮改か」
とまぁ、そんな感じでしょうか。
そりゃぁ、何の経緯も前触れもなく言う事をガラッと変えれば、
「え?なんでそんな事を言う?」
「意味わからん・・・」
そんな風に周りから思われてしまうのは当然です。
人は納得性の低い事を受け入れるのが苦手なのだ
脈絡なく言う事を変えるのはNGだと分かっているつもりでも、自分の中でストーリーが出来上がっている場合はいきなり結論を言いたくなってしまうんですよね。
あなたの頭の中は他人からは見えません。コロッと考えを変えたように思われないかどうかに注意しましょう。
言っていることが変わるのは素晴らしい事だ
でも、本質的には「言う事を変える事」は良い事だと考えています。
なぜなら考えを変えるという事は、以前考えていたことの問題点を捉え、改善した内容で変えることが出来るからです。
”変える事”が発展そのものだという事を理解したいところです。
変化に対応できる者だけが成功をつかみ取る事が出来る
自分の中に起こる変化に目をつむらないことです。
考えが変わったのであればそれを発信しましょう。でも、脈絡なく言う事を変えてはいけません。どうすればいいのでしょうか・・・。
言う事が変わるならばそれなりの対応が必要
ただの気まぐれで言う事を変えるのは避けた方がいいでしょう。
気に食わないから、とかイライラしているから、といった理由で言っていることを変えれば周囲の人はあなたへの信頼度を下げてしまうでしょう。
「言う事を変える場合」に心得ておくべきことをご紹介します。
理由を明らかにする
人は納得性の低いことを受け入れることはできません。
言う事を変えるのであれば、変える”理由”をきちんと説明してあげましょう。
・環境が変わったから
・前提が変わったから
・目標が変わったから
などなど、言う事を変える理由が必ずあるはずですから。
不祥事を起こした会社とか見てると理由をさっぱり説明できていないようなことが多いじゃないですか。それでは信頼度をさらに下げてしまうだけです。
恐らく隠したい事柄があって、それを避けるためにちぐはぐな説明になってしまうのだろう。
発信する内容を変えるときは理由と経緯だけでも最低限明確にしましょう。それが納得性のある理由であれば、少なくともにべもなく拒否されることはないでしょう。
言葉の後のフォローを行う
言う事を変えたまま、その変更に対する手当をしない人っているじゃないですか。
言いっ放しが一番マズいです。
言葉にしたからにはその責任を持つことが大切です。
仕事の方針を変更したならば、その後の部下の行動の指針を示したり、飲み会の場所を変えたのであればその地図を用意したり、といった対応ですね。
言う事を変えた場合に必要になる対応を手助けするフォローが大切だ
「言った後のフォロー」、これを意識してください。
変更の妥当性を示す
前述の通り、人は納得できないことに従うのが難しいです。
であれば、納得できるだけの材料を出せばよいのです。
そのためには論理立ててその変更が必要だという事を伝えきります。
仕事をしていると方針の変更時にその変更の納得感をうまく説明できずに袋小路にはまる人が結構いる・・・。もったいない。
時には権威を使うのもアリです。経営陣からのオーダーであるとか、ですね。
とにかく相手に納得してもらうには何を伝えればいいのかを考えて言葉を選んでみてください。
まとめ
以上、言う事を変えるのは良い事、言うと事を変える時はそれ相応の対応が必要だ、という事をお伝えしました。
とかく「言う事を変える」のは悪だ!的な捉え方をする人がいますが、言う事を変えることは変化を受け入れる事、それは発展に繋がるんだ、ということを理解しておきたいですね。
その場合は理由やフォローを加えて、相手に納得してもらう事が大事です。
言う事を変えたくなったら自信を持って発言してやろうぜ!
発言を変えることを批判されがち、という人は参考にしてください。
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