日々の暮らしの中で不満を感じていることはありますか?
不満を感じる事がないのであれば、それは結構マズい事かもしれませんよ・・・。
普通に考えれば「不満がない状態」というのは望ましい事のように思いますよね。
不満がない、というのは心の安寧としては良いのかもしれない
でも、不満がないということは
・改善していこうという意思
・変えていこうという意思
が生まれない、という事を意味します。
つまり不満がなければ現状からの発展が望めない、ということです。とは言え何でもかんでも不満に思って変えてやれ、ということではありません。
・生活の質が低い
・仕事の生産性が低い
というように、本来改善していくべき事に対して満足してしまっている場合に注意が必要、ということです。
”不満”をあなたの人生の質改善に繋げていくための方策を考えてみたいと思います。
不満を見つける能力
「不満が多い人」というと、ネガティブな印象を持たれがちですが、その不満をうまく仕事の改善に活かせる人であれば、それはマイナスな事ではないはずです。
発展には現状の打開が必要です。現状を打開するには現状に不満を持つことが必要で、それを改善しようとした結果が成果となるのです。
そういう意味で「不満を発見する能力の高い人」というのは仕事が出来る人、ということも出来るでしょう。
例えば、動作の重いパソコンを使っている人が不満を感じた後、
・「まぁ仕方ない」と考えて何もしない
・「重い原因を特定して直そう」とか「高性能のパソコンを買うか」と考えて改善を試みる
あなたはどちらのタイプですか?
パソコンの動作が重いと何をするにも生産性が落ちるので、私の場合は不満を感じた時点で対処します。
ソフトウェア的にどうにかできるなら今のパソコンでどうにかしますが、どうにもならなければ必要なハードウェアを追加搭載する、パソコンそのものを買い替える、等の対策もします。
低スペックのパソコンを支給している会社は、生産性を落としたいのかな?って思ってしまう。
不満とは文句を言う事ではない
不満だからと言って愚痴を言っているだけでは始まりません。あなたの周りの愚痴ばっかり言って何もしない人を思い浮かべてみて下さい。
目障りな事この上ないな
“不満”を推進力に出来ないなら、それは意味のない不満と言えます。
私も昔は(時には今も・・・)愚痴を言って行動しないタイプの人間でしたが、今は不満を感じたときは「何か改善できないかな」と意識的に考えるようにはしています。
「現状に満足できないからもっと良くなる方法を考え実行する」のが“不満”の主旨だと考えるようにしましょう。
何もしないのなら不満に思う必要もありません。ずっと現状のまま成長もなく生きていればよいのです。
不満を発展に繋げるには
不満に思う事があればそれを種にして現状を変えていきたいものです。
そのための考え方をいくつかご紹介しましょう。
不満に対して愚痴を言うだけで何もしない生活は終わりだ!
不満を書き出してみる
頭の中で不満を渦巻かせていてもネガティブな思考に囚われてしまうだけです。
不満を感じたらアウトプットしましょう。
・何が不満なのか
・なぜ不満に感じるのか
・どうしたいのか
といった事を文字にすることにより、次の一手を考える手助けになるはずです。
不満を頭の中だけに留めておかずに吐き出してしまおう、ということ。
思考停止ワードにご注意
「前からやってるからこの通りやれ」
「俺も苦労したからお前もやれ」
「みんなやってるからやれ」
そんな言葉に惑わされて不満に蓋をしちゃってませんか?そこで議論を終わらせ何の発展性もない言葉を「思考停止ワード」と言います。
これらの言葉で煙に巻こうとしてくる輩がいれば要注意です。
あなたの周りの人はは慣習に溺れてしまって既に不満を感じる事も出来ないほど環境に染まっている可能性があります。
あなたがそのやり方に不満を持つのであれば、「改善できないか?」を考えるようにしましょう。
「大した不満じゃないな」とは思わない
些細な不満や違和感を感じた時に、
「自分しか感じてないだろうからいいや」
「こんな小さな不満はこのままでいいだろ」
というような考え方をしていてはもったいないです。
あなたが感じ取った不満は他の人も感じる可能性のある不満です。そこにビジネスチャンスやら大きな改善のチャンスやらが眠っているのです。
あなたが感じ取れたということはあなたは「不満感度」が高いと言えます。感じた不満を「改善に繋げられないかな?」「他の人の役にも立つかも?」といった方向に持って行ってみて下さい。
自分の不満を、多くの人も抱えている不満であると捉えて全体に広げるイメージを持つと、多くの人の役に立つアイディアに繋がりますよ。
コストパフォーマンスを考慮する
不満を感じたら何でもかんでも目一杯改善しちゃえばいい、というわけではありません。
絵空事、金をかければ出来る事、そんなことはゴマンとあります。
会社で上役が理想論ばかり振りかざすような所はキッツいな。無理難題を押し付けてくる割にお金も人員もつけてくれなかったり。。
例えば前述のパソコンの動作改善でも、コストのかからないソフトウェア改善や一部パーツ交換程度で満足が得られるならそうすべきで、どうしてもだめなら全部とっかえする、という順序で行きますよね。
湯水のごとくお金や人が使える環境であれば何をしようと良いでしょうが、普通は予算に限りがあるはずで、その中でどうにかしようともがくはずです。
コストパフォーマンスを考えないとお金をドブに捨てる事になる。
最適な改善法を取りたいものです。
まとめ
以上、「不満を感じることは良い事なんだ!」「不満を改善につなげようぜ!」というお話でした。
不満は“宝の山”。だって改善や発展の種なわけだから。
日々の小さな不満を捨てちゃってる、というのはとてももったいないなぁと思えた人は、生活の中で生まれた不満を大事に扱ってみて下さい。
そして、不満を感じたらどうしたいのかを考え、行動に移してみて下さい。
不満タラタラで何も行動しない人にはならないで欲しい
あなたが何かに不満を感じたという事を「物事を良くするための好機」と捉えてみましょう。
”不満”は悪い事じゃないんだ!
と考えて日々を過ごす事で、ネガティブな思考に陥らずに前向きに生きる事が出来るはずです。
またあなたが不満に思う事は、みんなも不満に感じている確率が高いです。あなたが改善に向けて行動することで、大きなうねりになる可能性だってあります。
つまり不満はビジネスチャンスでもあるのです。
ぜひ”不満”を味方に付けて行動してみて下さい。
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