いつも切羽詰まっている人はいませんか。
今日も深夜まで仕事、明日も・・・
土日は寝てるだけ・・・
毎日毎日一杯一杯で余裕がない・・・
仕事や勉強、人付き合いなどの私生活で身体と心をすり減らして生きている、そんな人は多いです。
自分も以前、仕事で余裕が無くなって心と体の調子を崩したな。人生には切羽詰まる場面が結構あるものだ。
一時的に余裕が無くなる事があるのは仕方ない、とも言えます。例えば
・新しい職場に異動した
・昨日重い仕事を任された
・新しい学校に入学した
といった場面ですね。
そういった場合は最初の1か月や2か月は余裕のない期間が続きますが、その後は慣れによって徐々に余裕が出てくるでしょう。
しかし常に心に余裕がない、いつも切羽詰まっているという状態が続くのはどうでしょうか。
・慢性的に仕事が溜まっている
・心休まる時がまるでない
・次から次へと難題が降ってくる
そんな状況が続けば心身ともに疲弊してしまいます。
何のために生きているのか、という考えも浮かぶだろう。
生きていく中で、ある程度の“遊び”、つまり“余裕”が必要だということは納得のいくところじゃないでしょうか。
“play”じゃなくて“leeway”の方ね
今回、人生には“遊び”が必要だ!という事を主張した上で、“遊び”を生み出すにはどうしたらよいかについて考えていきたいと思います。
なぜ遊びが必要なのか
車のハンドルやブレーキには“遊び”があります。ある程度動かさないと作動しないようになってるんですね。
人間のちょっとした動作に反応してしまっては車の操作もままなりませんから。
これは人間にも言える事です。日々の生活で“遊び”を失っていませんか・・・?遊びがないとどうなってしまうのか、具体的に考えてみます。
パフォーマンスを発揮できない
いつも余裕がないと目の前の事にしか意識が向かずに視野が狭くなり、ただ近視眼的にタスクをこなすだけになってしまいます。
個人的に仕事においては、先を見据えて取り組んでいかないと大きな成果には繋がらないな、というのは痛いほど感じており、ある程度の余裕は必須であると考えています。
時間的余裕、精神的余裕、肉体的余裕、いずれも大事。
楽しくない
切羽詰まった生活が続いたら単純に楽しくないです。
私たちは何のために生きているかと言ったら、人生楽しく過ごすためですよね?
苦しむために生きている、なんて人はほぼいないでしょう。
遊びのない仕事、遊びのない私生活、それらは私たちの人生を壊す元凶になり得ます。
例えば仕事。仕事は人生のためにあるのであって、仕事のために私たちの人生があるんじゃない。
脳と体が劣化する
遊びがない事により、いつも忙しくてストレス過多、睡眠時間が削られる、食事内容が偏る、運動不足になる、などなど、まさに心と体にとっては悪影響な事ばかりが起こります。
結果として徐々に心身をむしばんでいくことになるでしょう・・・。
今大丈夫でも、10年後20年後に良からぬ事になるかも・・・
遊びを持つにはどうしたらいいか
「人生に遊びを」とは言うものの、ではどうしたらいいのでしょうか。
今までと同じように過ごすだけでは何も変わらないでしょう。少しだけ意識と行動を変えてみるところから始めてみます。
身体に合ったものを使う
実際に体に触れて使う道具をヒューマンインターフェースと言いますが、安物の粗悪品を使い続けてしまうと心身の負担になり得ます。
それが心と体の“遊び”を減らす原因になっているかもしれませんよ。
「実際に触れて使うモノは良いモノを使え」
この考え方は、数々の“安物買いの銭失い”を経験してきた私からのアドバイスとなります。
視力低下、肩の凝り、腱鞘炎、などなど・・・。体に直接影響のある製品には本当に気を遣った方がいい。
睡眠をちゃんととる
睡眠時間、足りてますか?
日本は諸外国よりも平均で1時間も睡眠時間が短い、という調査結果もある。遊びがない結果そうなるのか、逼迫した働き方のせいで遊びが無くなるのか・・・。
睡眠時間の短さは確実に体を蝕みます。今大丈夫でも確実に将来の自分を壊す要因となり得ます。
徹夜して試験を受けるとか愚の骨頂
睡眠不足はイライラを招き、頭の回転不足を招き、健康障害も招きます。意識的に睡眠をとる事をオススメします。
通勤時間を短くする
前述の日本の睡眠不足調査結果を確認してみると、通勤時間の長さが大きく影響しているという事のようでした。
毎日の通勤電車には死んだ魚のような目をした人がたくさん・・・。自分もその中の一人か・・・?
会社の近くに住む、在宅勤務などのテレワークを活用する、などの手段を使ってみるという手はありますが、意識しないと出来ない事ですね。
満員電車を避けるためにフレックス勤務を活用することも有用な手段です。ピーク時間をさける事で、電車の運行もノロノロせずに実際に速く移動できますしね。
無駄を削って自分のやりたい事に時間を使いたいものだ
無駄な仕事はやらない
今の時代、周りを見渡せば
・24時間営業のコンビニ
・年末年始の百貨店営業
・翌日配達の注文
など、過剰なサービス提供が当たり前のようになっています。
でも、そのサービス本当に必要?ってのも多いです。IT化や機械化が進んで業務量が減るかと思いきや過剰なサービスに従事する人の業務量は逼迫したまま、という笑えない状況です。
そういった明らかに目に見える部分でなくとも、普段の業務でも
・誰の役に立っているのか分からない仕事
・昔からやってるから、というだけの仕事
・費用対効果がマイナスの仕事
といった「無駄と思しき仕事」がたくさんあり過ぎるんですよ。
雑多に稼働を奪うだけの仕事がはびこって、本当に大切な仕事を行うためのリソースがひっ迫する、そんなのバカらしいじゃないですか。
仕事を増やすんではなく、「無くしてよい仕事」を見極めて実際に止めてみませんか?
“べき”論をやめる
あの仕事、絶対明日中に終わらせなきゃ・・・
自分がもっとしっかりしなくちゃ・・・
そんな思いで自分をがんじがらめにしている人も多いと思います。
自分も昔はそんな“べき論”ばかり考えてしまって心を壊していた時期があった
ストレスに押しつぶされてしまうくらいなら、「~すべき」から、「~した方が良いけど、出来ないなら出来ないで仕方ない」くらいの考え方で余裕を持ちたいものです。
作業にはメリハリをつける
「だらだらと深夜残業」
「土日も仕事漬け」
そんなメリハリのない働き方はパフォーマンスを落としてしまう元凶です。
やる時はやる、休む時は休む、遊ぶときは遊ぶ、という緩急をつけた行動をしてみましょうというご提案です。
メリハリをつけた方が頭と体がうまく切り替わってパフォーマンスを維持できますし、精神衛生上も納得感を持って生活できますよ。
真面目すぎる自分を見直す
「良い人」は悪いヤツに搾取されがちなのが今の時代です。
真面目過ぎる性格が災いして、
・無理難題を押し付けられる
・仕事を振られまくる
・雑務ばかりやらされる
そんな面倒ごとばかりをやる羽目になると目の前の事で一杯一杯になって心に余裕がなくなりますし、雑務ばかりやっていては評価もされないでしょう。
ということで損な役回りから決別するために「真面目な良い人」を卒業して、断る時は断る事を意識してみてはいかがでしょう。
「あいつは何を頼んでも断らないから振っちゃえ」なんて思われるようになったら最悪だ。
あとは悪いヤツを見極めて取り込まれないようにすることです。距離感をしっかり保つようにしたいところですね。
まとめ
以上、“遊び”つまりは”余裕”を盛り込んだ生活をしよう!というご提案でした。
遊びのない人生は、遊びのないハンドルやブレーキのように、ちょっとした刺激で一気に心身を突き動かして下手をすると壊してしまう、という事にもなりかねません。
いつも一杯一杯で切羽詰まっている人は、自分の生活を見直して必要に応じて思考や行動を変える事を検討してみましょう。
人生の大きな目的は「楽しく生きる事」だと思う。そう出来ていないなら何かを変えてみようよ。
行動しなければ何も変わりません。意識や行動を少しでも変えてみれば、あなたの人生の“何か”がちょっとだけ変わるかもしれませんよ。
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