ブログをお休みします、というお話ではありません。まだまだ快晴ブログは続きます!
今回はブログを長期間更新停止したらどうなるだろう?という疑問への回答となっています。
「ブログは続けてなんぼ」
よく聞く言葉です。
「ブログは継続する人だけが勝てる!」
という言葉もよく添えられています。
それは当然分かっています。続けることで読者が増え、検索からの流入も増えアクセスが増加していくわけです。
そして更新が止まれば固定読者が離れ、Googleからの評価も下がることはあっても上がることはまずない事を考えれば緩慢なる下降線をたどることは想像に難くありません。
当たり前の理屈ですね。
しかし、とは言えどんなブロガーも常に「毎日一記事」とか「二日に一記事」とか永遠に更新し続けられるかと言えば、そんなことはあり得ないでしょう。
私生活でトラブルがあった、寝る暇もないほど仕事が忙しくなった、病気になった、ケガをした、なんて外部環境の影響で書けなくなることもあるでしょうし、そもそもどうしてもネタが浮かばない、書く気力がなくなった、ブログサービスを停止させられた、なんてブログに直結する「書けない事情」にぶち当たってしまう事だってあります。
何があっても睡眠時間を削りまくってでも更新を続けるという強烈な意思で書き続ける、という人もいるかもしれませんが、逆に体を壊して本当に書けなくなってしまっては元も子もありません。
私もブログを書き始めてから累計では1年半くらいになりますが、途中かなりの期間(4か月程度)記事の更新を止めていた時期がありました。
その間、リライトとかデザイン調整とかの作業もほぼ全くしていなかった
もうほぼ完全停止状態です。傍から見れば「死んだブログ」状態になってました。
今回はブログの更新が長期間止まってしまった理由とか経緯、その間のアクセス数や収益の推移などを書いてみたいと思います。
今の所ブログの更新を続けているけど、いつ書けなくなる時が来るかもしれないし、更新を停止するのが怖い、というブロガーさんも大勢いるでしょう。
「長期間ブログの更新を止めるとどうなるのか」
という疑問をお持ちのブロガーの皆さん、継続更新がしんどい方などブログ更新で悩んでいるブロガーさん、単に興味があるブロガーさんなどなど、参考になればと思っています。
ブログの更新が止まった経緯
ブログを書き続けてきたのに更新が止まってしまったのはなぜなのか、どういう流れで記事更新が止まっていったのかを思い起こして書き綴ってみます。
同じような状況に陥るブロガーさんも多いのではないかと考えています。
参考にどうぞ。
ブログ更新停止期間
この快晴ブログは2018年4月~7月まで更新を停止していました。
実に4か月もの期間に渡って更新を停止していたわけだ・・・
途中気の向いた記事を1つ2つ投入したので完全に停止していた、というわけではないですが、ブログの読者からしてみれば更新がほぼ完全に止まった、という見え方をしたでしょう。
しかもリライトなどの作業もしていません。
ほぼ完全に私自身がブログから離れた状況と言っていいですね。
ブログ更新が止まる前の様子
快晴ブログはもともと「短期間でTOEIC900点」を取るための勉強法・ノウハウを中心に記事を書いていました。
そしてTOEICでスコアを上げるために必要な能力向上や健康管理的な記事もちょこちょこ投入し、合計150記事くらいまで書き上げていたのです。
そのうちTOEIC勉強の直接ノウハウ的な記事は100記事弱くらいでしたかね。
ブログを始めてから更新が停止するまでが約10か月。書きまくっている人から見れば全く大したペースでもないですが、平均すれば2日1記事程度の更新なのでまぁ遅くもなく早くもなく、普通の記事投入ペースと言えるでしょうか。
え?遅い方だって?
まぁ更新が止まる直前の2月とか3月なんて明らかに更新ペースが落ちてますし、1日一記事二記事を投入するブロガーさんから見れば更新ペースは遅かったでしょう。
まぁそれでもなんとか3月まではある程度のまとまった量の記事を投入してきたわけです。
ブログ更新が止まった理由
そして2018年4月からはパタっと更新を止めてしまったのです。
更新が止まった理由としては
・TOEICネタが尽きてきた
・書く気力が乏しくなった
・ブログの方向性が分からなくなった
こんなところですかね。
まず「TOEIC・英語」ネタだけではなかなか限界がある、ということです。
1テーマだけでは限界が来てしまったのだ・・・
自分はそもそも英語教師をやってるわけでもなければTOEICの本を出版しようとしているわけでもありません。
あくまで「短期間でTOEIC高スコアを取る」ノウハウを表現したかっただけなのです。流石に100記事近くも書けばネタも尽きるってもんです。それは仕方ないかな、と達観。
本当はもっともっと詳細に綿密に書ければいいんだけど、そこまでは出来なかったのだ・・・
そしてネタが底を尽きるのと同時に書く気力もなくなってきてしまいました。
同じような境遇のブロガーさんも多いのでは?と思います。
そりゃぁそうですよね。ネタが豊富で書きたいことが次から次へと溢れてくれば書く気力・モチベーションも維持できるでしょうけど、書けるネタが減れば当然モチベーションも下がります。
「あぁ書くことがない。。今日はもういいか・・・」
てな具合です。
そしてブログの方向性にも迷いが生じていました。
TOEIC・英語中心で書いて来たのに全く異なる内容で書くのもなんだかなー、と思えてTOEICとはかけ離れた内容の記事を書くことに抵抗があったんですね。
苦し紛れで色々と投入しましたけど、やっぱり違和感は拭えません。ブログタイトルも趣旨も相変わらず「TOEIC・英語」でしたからね。
ということでキーボードを叩く手が止まって、更新が途絶えてしまったのでした。
ブログ更新停止中のアクセス数などの推移
4か月間ブログの更新を止めた結果、何が起きたのか。
普通に考えればアクセスが減って閑散とするかなぁとも思えるのですが、さてどうなったか。事実をお伝えします。
PV数の推移
記事の更新を停止している間、PV数がどのように推移したのか見ていきます。
↓2018年1月から10月までのPV数(1月を1とした時の比率で表現)と更新記事数をグラフ化してみました。更新を停止していたのは4月~7月の4か月間です。
1月から徐々に記事更新数が減って行っていますが、PV数は横ばいですね。
悪く言えばわずかに減ったか?というレベル
そして4月・5月は記事更新数が1まで減り、7月・8月はついに記事0となってしまいました。
ところが、記事更新がほぼストップした4月~7月の4か月間でPVは減るどころか若干ながら増えている、という結果でした。
まぁ悪く見積もって横ばい、といった感じだ。事実少し増えている。
数か月程度更新を止めた場合でも、私のブログではPVを維持する事ができた、と言っていいでしょう。
ブログは「資産化」出来る、とはよく言ったもので、一度ある程度構築すればちょっとやそっとではアクセス数って減らないもんなんだな、という事が分かったのが大きな収穫ですね。
休んで良かった!!・・・のか?まぁ休んでいた間に色々な事が出来たしブログを再開する時のネタも得られたし、良かったとしよう!
もちろん更新を続けていればさらにアクセスは増えたでしょうが、休む時は休んでも良いんだ、アクセスが0になる訳じゃないんだ、という事がよく分かりました。
そして内容がしっかりしているブログ(自分で言うのも手前味噌ですが・・・)であれば、PV数は0にならないどころか維持、場合によっては増える事もあり得る、という事が分かったのも大きな発見でしたね。
ドメインパワーの推移
MOZで測ったドメインパワーを見てみましょう。
更新停止後4か月が経った時点の増減 | |
DOMAIN AUTHORITY | -1 |
PAGE AUTHORITY | -2 |
記事更新を停止した結果、「DOMAIN AUTHORITY」は1ポイント低下、「PAGE AUTHORITY」は2ポイント低下しました。
ということで4か月更新を停止しても、下がるのは”こんなもんか”という感覚です。
大して下がらないもんだなっと
まぁこのMOZのデータをGoogleが直接使っているわけでは無いという話もありますし、この値が高い低いで一喜一憂しても仕方ありませんが、数か月の間更新を休んでもドメインとしての評価はそんなに下がらんのでは、という実体験が得られて良かったかな、と感じています。
まぁオールドドメインに価値があるくらいだから、一度育ったドメインパワーはそう簡単には無くならない、ということでしょう。
流入経路の推移
さらに流入経路の割合を見てみます。
Googleアナリティクスで「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」とたどると流入経路ごとのセッション数等を確認することが出来ます。
ちなみに、流入経路の意味は下記の通りです。
・Organic Search:GoogleやYahoo!からの検索流入
・Direct:ブックマークなどからの直接流入
・Referral:他のサイトのリンク等からの流入
・Social:Twitter等SNSからの流入
↓さてこちらも1月から10月までを計測してみました。
更新のなくなった4月時点で、直接流入であるDirectがかなり減り、その後は横ばいです。更新を復活させた8月以降もDirectの割合は増えていませんね。
予想では更新を停止したら、
あ、このブログ更新してないから見るの止めよっと
てな感じでブックマークなどからの直接流入の割合が減るかなと考えていましたが、更新してもしなくてもDirectは5%程度に落ち着く、という結果になりました。
更新を停止した4月時点で記事数は150を超えていましたし、これくらいの規模のブログになると検索流入が90%程度、残りの10%をDirect・Referral・Socialで分け合う形になるのが普通みたいですね。
更新してもしなくてもOrganic SearchやDirectの割合が大きくブレる事が無くなったのは、ブログ自体が安定してきたからと言えるのではないでしょうか。
収益の推移
最後にGoogleアドセンスの収益の推移を見てみます。
↓1月を1とした時の収益を10月までグラフで表現してみました。
記事の更新停止前と停止中を比べても大した変化はないですね。
記事を書かなくても自動でお金を稼いでくれるブログに育って来ている、という事を示しています。
悪く言えば若干下がってるが、それでも稼いできてくれる事には変わりない。ありがたい事だ。
そして更新を復活させた8月以降は大きく伸びているのも見て取れます。
いずれにしても、ブログ記事の更新を数か月間お休みしたとしてもアドセンス収入が0になる事はない、という事が分かってちょっとホッとしました。
まぁPV数がそれほど落ちなかったのでアドセンスも落ちないわけだな
アクセス数を維持できた理由
という事で、それほどアクセスや収益を落とさずに更新停止中の4か月を乗り切ることが出来たのでした。
固定読者の方々はそれなりに離れてしまった可能性はありますが、本ブログ記事の内容としてはトレンド系というよりは中長期的に需要が続くネタをメインに扱っているため、アクセス数の減りは最小限に抑えられたのかな、と考えています。
・TOEIC、英語の勉強法及びノウハウ
・能力アップノウハウ
・健康維持方法
この辺のネタをメインに扱っていました。需要が尽きるようなテーマではないですよね。
ブログを書くときにトレンドを追い求め多頻度で更新するスタイルの方もいらっしゃいますが、自分はそのスタイルに馴染めるとは思えなかったので長く読まれるだろう内容でブログを書いてきました。
その事が功を奏して、アクセスが極端に減らず何とか維持が出来たのかなと考えています。
ということで、「長く読まれる系」の記事を書いている方は、ある程度の期間(数か月)ブログの更新を止めたとしてもアクセスを維持できる可能性がある、ということです。
更新を止めたらアクセスが無くなってしまう、ということであれば更新停止には大きな抵抗を感じるかもしれませんが、ある程度維持できるということであれば少し新規記事の投入を止めて他の事をやってみようかな、なんて考えも出来るってもんです。
新規記事投入を止めている間にネタを集めたりリライトをしてブログを整えたりといった感じでブログを違う角度から発展させる事に時間を使う事も出来ますし、はたまた全く関係のない事に時間を使う事もできますから、今までの時間の使い方を変化させることが可能なんですね。
ブログ記事更新の再開
そして2018年8月から更新を再開しました。
短い夏休みの間にブログについて少し考えまして、TOEIC・英語に拘らなくても良いんじゃないか、結局は個人が書くブログだし書きたいことを書けばいいじゃないの、という思いに達し、再びキーボードを叩き始めたのです。
もちろん「書きたい事」と言っても、ただの自己満足記事じゃなくて、読んでくれる人の「役に立つ」情報である事を意識して書いてるよ
そしてブログの方向性については
「TOEIC・英語メイン」から、「TOEICネタが大きな柱である事に変わりはないが、それ以外のネタであっても役立つ内容であれば何でも投入する」
というスタンスに変えています。つまり雑記ブログの色を濃くしたのです。
それまでも雑記系記事書いてたけどね。更にその傾向を強くしたのだ。
正直、TOEIC・英語とその周辺のネタだけでは限界だったのでありますよ、恥ずかしながら・・・。
ブログの良いところは色々な種類のネタを投下してもそれなりにアクセスがある、ということです。
Googleもサイト単位ではなくページ単位で評価するように変化してきているみたいですしね。
ネタ切れがなるべく起きないように、「役立つことは何でも!」の精神でブログを書き綴るやり方にシフトして、今のところは楽しくブログを書けています。
結局楽しくなきゃ続かない。続かなければそこで終わってしまう。それでは残念過ぎる。
書くことが無くなって更新が止まるよりは、誰かの役に立つ記事を一つでも書いた方が良いだろう、という判断です。
その結果、自分が直面した困難にどう対処したか、その結果どうなったか、なんて内容を多めにアウトプットするようになってきましたね。
自分が困って対処した内容は他の人の役にも立つ可能性がありますから。
そして途中、テーマをSimplicityからCocoonに変えたり、レンタルサーバーをロリポップからXserver(エックスサーバー)に変えたり、ブログそのものにも手を入れてきました。
ブログを少しでも発展させようと腐心したのです。
CocoonはSEOもバッチリの最強無料テーマだし、Xserverに変えたらページ表示速度がかなり上がって読みに来てくれる人にサクサク読んでもらえるようになった。
記事を書く、ブログそのものを見直す、という作業の積み重ねで今があるわけです。
まとめ
ということで、ブログ更新を長期間停止した場合のアクセス数や収益への影響、そして更新を再開するに至った考え方の変化などについてお伝えしました。
ちょっとくらいブログを休んでもPVなんて減るもんじゃないな、という事を経験できたことは大きかったですね。
少し休んでもまた戻ってくれば大丈夫、という安心感を得る事が出来た
ブログを書いていれば、ネタ切れや気力切れなどの理由によって更新停滞・停止といった困難に直面したことがある、という人も多いと思います。
ブログは楽しく書いてこそ、だと最近は感じています。
そりゃぁ書くのには時間がかかるし表現に悩んだりもしますが、基本的には書きたいことを書いている、という事を前提にして楽しく前向きに書いていくのがベストだろうと、そう思っているのです。
苦しくて苦しくて仕方ないっていう書き方は、それを仕事にしているとかならいざ知れず、自分であればそこまでキツいなら書かない方がむしろいいだろう、という判断をするでしょう。
まぁ仕事にしてたとしても苦しくて仕方ないっていう書き方はどうかと思うけどね・・・
だからこそ、「役立つことであれば何でも書く」というスタンスに変え、書きたいことを書きなぐるというスタイルは精神衛生上とてもいい、と感じています。
書けなくなるくらいなら雑記化してでも書いていけばいいじゃない、というスタンス
無関係の多種のカテゴリを作るならブログを分ければいいじゃない、という意見もあると思いますが、管理が煩雑になって放置ブログが増えるだけ、記事も増えずに微妙のまま終わってしまうだけ、というオチが見えてしまいます。
特に自分の場合は一か所で管理した方が頑張れる
まぁあくまで個人的な感覚なので人によっては分けた方が良いという場合もあるでしょう。ホント、人によるとしか言えません。
とにかく共通で言えるのは更新が止まるくらいなら書きたいことを書いてしまえばいい、というのが今の考え方です。
ただ、更新が止まってもPVはすぐにはそんなに減る事はないよ、安心してやりたい事やろうぜ!って事を言いたい。
自分のブログのページを開く時に重いと感じたら、レンタルサーバーを「Xserver(エックスサーバー)」に変えてみて下さい。特に表示速度が3秒を超えると離脱してしまう割合が激増すると言われています。
ページ表示速度は出来るだけ高速に保ちたいものです。
私はロリポップからXserverに移行した際「All-in-One WP Migration」というプラグインを使いました。その際のトラブル直面・解決策を次の記事で紹介していますので参考にどうぞ。
他にも参考になる記事をいくつか。ご一読ください。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
コメント
はじめまして^^
子供と一緒に寝ちゃったり、
なかなか更新できない日もあって
ブログ続けたいのにな〜と葛藤する日もありますが、
快晴さんぽさんのこの記事を読んで
ほっと癒された気分です。
自分のペースでゆっくり書き続けようと思いました^^
ありがとうございました!!
さとりんさん
快晴さんぽです。
そう言っていただけて何よりです!
ブログは書きたい時に書きたい事を書けるのが良いところだと思うので、自分のペースで続けて行けると良いですね!