「歌は心を潤してくれる。リリンが生み出した文化の極みだよ。そう感じないか?碇シンジ君。」
音楽は人の気分を高ぶらせたり、穏やかにしたり、楽しくさせたり、切なくさせたり、人生とは切っても切り離せない関係があります、少なくとも自分の中では。あなたもそんな音楽中毒に掛かった内の一人でしょうか。
ということで、カヲル君を気取って(?)始まりました今回の記事ですが、音楽を聴くための「音の出口」について考えてみたいと思います。
「音の出口」というのはスピーカーやヘッドホン、イヤホンといった、音楽を外の世界に流してくれる物体です。
私はというと家で音楽を聴く時はゆったりとスピーカーで聴きたいので、かなり吟味してスピーカーの購入に踏み切りました。
TOEICの勉強をする時も英語の音声が非常にクリアに聴こえ、もの凄く聞き取りやすくなりましたね。
外出時はイヤホンをするしかないのですが、家で聴く時はヘッドホンやイヤホンではどうしても耳や頭、肩・首に違和感と疲れが出て長時間着けていられないんですよね・・・。だから家ではスピーカー、なのです。
そこで今回は私快晴さんぽが実際に視聴したり所有したりして結論を出した、おすすめのスピーカー(パッシブスピーカー:後述)についてご紹介したいと思います。しかもウン十万円もするような高価なものではなく、エントリークラスの価格で1ランク上の音を奏でるスピーカーばかりです。
良い音質で音楽を聴きたいんだけどスピーカーを持っていないという方、スピーカー持っているけどもう少し良いヤツが欲しいなー、という方はぜひ参考にしてみて下さい。
アクティブスピーカーとパッシブスピーカー
そもそもスピーカーには大きく分けて「アクティブスピーカー」と「パッシブスピーカー」があります。
違いは一点、「アンプ機能を内蔵しているかどうか」です。
アクティブスピーカー(パワードスピーカーとも言う)がアンプ機能を内蔵しているのに対し、パッシブスピーカーは内蔵していません。
よって、パッシブスピーカーは音源(PCや音楽プレイヤー)との間に別途アンプ(電気信号としての音を増幅する機器)を設置する必要があるのです。
なんでそんな余分にも思えるアンプを別で置いてまでパッシブスピーカーにするかと言えば、単純にその方が音質が向上するからです。
アクティブスピーカーはアンプが内蔵されているので接続が簡単で設置しやすい半面、スピーカー内部にアンプ機能を詰め込んだがために出力が小さく、また音質も悪くなりがちです。パソコン用として販売されているスピーカーはこのタイプが多いですし、小型な物も多いですよね。アクティブスピーカーに音質を期待するのは酷と言えるでしょう。
それと比べ、パッシブスピーカーはアンプと別になっていて、その構造の全てを「音を出す!」というただ一点のみに捧げる事が出来るため、音質は飛躍的に上がります。値段もピンキリ!上は青天井ですが、安価で良いスピーカーは確かに存在します。
私は元々アクティブスピーカーでパソコンの音を聴いていましたが、さらに上の音質で音楽を聴きたくなったため、パッシブスピーカー(+プリメインアンプ)に乗り換えたのです。
このようにパッシブスピーカーとアンプを組み合わせる事で、高音質な音楽環境を作る事が可能となります。
パッシブスピーカーを鳴らすにはアンプが必要
ということで、パッシブスピーカーを鳴らすには音を増幅してくれるアンプが必須となります。
アンプにもいろいろと種類があるのですが、音のコントロール機能と増幅機能を合わせ持ったプリメインアンプが便利です。
プリメインアンプについては下記記事で説明していますのでぜひご参考に。
おすすめのパッシブスピーカー5選
安物スピーカーやディスプレイ付属のスピーカーで音楽を聞いる方は非常にもったいないです。ぜひワンランク・ツーランク上のスピーカーで音楽を聴いてみて下さい。同じ音源でも見違えるはずですよ。
スピーカーは新品状態だと音がこもったり、高音が伸びなかったりと今一つに聞こえる場合があるのですが、エージング(音を鳴らして慣らしていく事)を経た後は、非常に快適な音になります。
今回は実際に視聴したり所有したりして吟味したおすすめのパッシブスピーカーをご紹介したいと思います。どれも机の上に置けるブックシェルフ型です。
パソコンとつなぐも良し、テレビの音を出力するもよし、物足りなくなったコンポのスピーカーを置き換えるもよし、活用方法はあなた次第です。
もちろんウン十万円するスピーカーをおすすめするつもりはありません。この音質をこの価格で!というコスパ抜群のスピーカーをピックアップしました。
Wharfedale DIAMOND 220
イギリスのWharfedale(ワーフェデール)が作るスピーカーです。
「良いスピーカーないかなー」と物色していたところ、たまたま見つけたのですが、正直、これはすごいです。
まだメジャーと言えませんが、日本でも徐々に知名度を上げてきています。良いモノは評価されるのです。
その音質たるや、他の有名メーカーのスピーカー、それも値段的には格上のスピーカーと互角以上に渡り合う事が出来る逸品です。
再生周波数帯域スペック的には56Hz~20kHzと平凡なのですが、まったく意に介さない音の良さで、音楽ジャンルを問わず「透明な音」を聴かせてくれます。
デザインも細身でスタイリッシュなので、机の上においてもインテリアとマッチするでしょう。私も書斎に置いていて、いつも目に入るたびにほくそ笑んでおります笑
これが3万円台で買えるという事実が信じられません。隠れた銘品、コスパ最強のパッシブスピーカーと言えるでしょう。
「ちゃんと」した「音を聞きたい」のなら非常におすすめです。その音色にうっとりすることまちがいなしです。
DALI ZENSOR1
まさに定番中の定番、ド、定番です。これを買っておけば間違いなし、というレベルの名品ですね。アマゾンでも桁違いに売れている様が見て取れます。
デンマークのスピーカーメーカーで、日本でも有名なメーカーですね。
クセのない素直な音、という印象が強いスピーカーですね。デザインもクセが無いので、どこに置いてもマッチするでしょう。
机の上とお財布にもう少し余裕があるならばZENSOR3という選択肢もあります。
DALIのスピーカーは間違いがないので、アンプ+パッシブスピーカーという環境を手に入れたい場合は筆頭の検討候補です。
FOSTEX P804-S
2万円未満で買えるお手軽スピーカーです。
どちらかというと柔らかい音質で聴き疲れがなく、ボーカルの音を綺麗に聴かせてくれますね。
底面の台座がセットになっていて、インシュレーター無しでもOKです。
コスパで考えても非常にお得なスピーカーとなっています。
ONKYO D-55EX
2万円台で買える国産ONKYOのスピーカーです。
個人的につい最近までONKYOのサウンドカードのお世話になっていたこともあり、非常になじみのあるメーカーです。
音響に精通したONKYOらしく、低音から高音までクセのない澄んだ音を聞かせてくれます。デザインも木調で落ち着いた佇まいです。
「確実」な音が欲しい場合、非常におすすめできます。
ヤマハ NS-BP200
国産のヤマハ製スピーカーです。衝撃の1万円未満(安ければ7,000円ジャストくらい)という価格で購入可能です。
流石に絶対的な音質という意味では上で挙げたスピーカー勢に勝てるとは言えませんが、その圧倒的な安さから考えれば、信じられない音で鳴ってくれます。
ひょうたん型のサランネットは賛否両論ですが、気に入らなければ取ってしましましょう。子供にいたずらされる確率が上がりますが笑
テレビ内蔵のスピーカーがひどすぎたので、我が家ではテレビ横に置いて使っています。テレビの音声を聴く分には申し分ないですね。圧倒的なコスパを感じてみて下さい。
↓このヤマハのスピーカーと、超格安の中華デジアンを使って、2万円未満でお手軽高音質環境を手に入れました。
まとめ~音質の良いスピーカーで音楽を~
実際に聴いてみた私の経験を踏まえ、おすすめのパッシブスピーカーをご紹介しました。
スピーカーは上を見れば何十万円、何百万円というモノが存在する、果ての無い世界です。そこまで高価なスピーカーは仕事や本気の音響を求める人以外には中々手の出せない領域でしょう。
今回は比較的安価(主に5万円以下)で、それでいて1ランク上のスピーカーとも互角に渡り合える実力を持ったスピーカーを厳選してお伝えしました。
音源が同じでも、アクティブスピーカーからパッシブスピーカー(+アンプ)に変えれば、あなたが聴く音の世界が激変すること間違いなしです。
ぜひあなたにぴったりのスピーカーを見つけて、極楽な音楽ライフをお楽しみください!
↓スピーカーの下にインシュレーターを設置すると、底面が解放されるので音が一味変わりますよ。
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