私の職場は、いまだに部屋の一角にたばこ部屋が設置された職場です。いつの時代だよ・・・。と言いたくなります。
多くの企業が屋内の喫煙ルームを撤廃し始めているのにも関わらず、ですよ。
煙が漏れない設計になっているとは言うものの、人の出入りの時に明らかに煙が漏れ出てますやん・・・。
くせーんだよ!!
と声を大にして叫びたい!でも社会人の端くれとして小言一つもいう事が出来ない!!えぇ、体の良い社畜ですとも・・・。
ここではたばこの金銭的デメリット、健康面でのデメリット、その他さまざまなデメリットを挙げ、たばこ前面禁止への狼煙を上げるために書き連ねたいと思います。
たばこ禁止の国
アイルランドやニュージーランド、ウルグアイ、イギリス、香港、トルコなどは、早くから国を挙げてたばこの全面禁煙を導入しています。
現在では55か国が全面禁煙を導入していて、喫煙する人の利便性よりも屋内で受動喫煙にさらされる従業員や顧客の健康を保護する方が重要だと考えているようです。
これらの国では公共空間での喫煙を規制しています。ごく一般的な考え方だと思います。我が国の考え方が遅れているだけなのです。
国内での禁煙の動き
受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が2018年7月18日に成立しました。
これは事務所や飲食店など人が多く集まる施設は原則屋内禁煙とし、違反者には罰則を適用するものです。
しかし飲食店の中でも個人や中小企業が経営する客席面積100㎡以下の既存店舗には例外を認め、「喫煙可能」等と標識を設置すれば喫煙が認められる事になっています。
結局飲食店のうち約55%の店に例外措置が適用されて喫煙できることになるみたいです。
なんだかなー。
この改正法は東京五輪直前の2020円4月に全面施行予定ですが、結局屋外では「喫煙可能」なようです。
正直、むしろ屋外で喫煙している姿を見られる方がみっともないと思うんですが・・・。であれば屋内で絶対にたばこの煙が漏れない超省スペースを作って喫煙者を押し込めてよ・・・と思ってしまいます。屋外で喫煙できるにしても、周囲から絶対に見えないようにしてほしいものです。
いったい誰のための法律なのやら・・・。喫煙者に気を使いつつたばこ産業や飲食店になるべく打撃がないように調整してみました、感が満載で、正直呆れてしまいますよ。
受動喫煙者の事を一番に考えるなら「一律屋外でも屋内でも禁煙」これ一択だと思うんですが、どう思いますか?
子供の頃の強烈な思い出
個人的に禁煙推進派になったのは、子供の頃からたばこに対する悪いイメージが根付いていたからだと考えています。
教育の中で強烈なイメージを植え付ける事により、喫煙しようとする若年世代が減るのではと考えますが、たばこ産業や飲食店業者への忖度を考えると公教育の場で教えて行くのは難しいのかなー、と絶望感に似た嫌な気持ちが沸き起こります。
であれば家庭で教えて行くしかないのですが、そもそも喫煙者がいる家庭ではそんな矛盾した事を子供に教えられるわけもないですね・・・。非喫煙家庭は率先して子供に非喫煙を説くべきです。
親のヘビースモーカーぶり
我が家は父親が極度のヘビースモーカーで、家の中はいつもたばこの煙が充満していました。
今でこそ換気扇の下やベランダで吸うお父さん方も多いと思いますが、当時は部屋の中で堂々と吸う家庭も多かったものです。
受動喫煙も受動喫煙、もう最悪でしたね。この頃から煙草を毛嫌いするようになりました。
国立がん研究センターによると受動喫煙による肺がんや心疾患での死亡者は年間15,000人に達すると推計されています。
自分が吸ってないのに人のタバコの煙のせいで死ぬとか・・・バカらしくて泣けてくるな
小学校での喫煙者の肺の標本
私が通っていた小学校はきちんとたばこの害を説明してくれる学校でした。その点は良かった。
何かの授業で、たばこを長年吸った人の肺の標本の写真やら動画を見せられたのです。
これが強烈に真っ黒!!健康な人の肺は綺麗なピンク色なのに、喫煙者の肺はどす黒いのです。まぁ当たり前ですよね。体に良いわけがない。
受動喫煙でも肺にダメージがあると教えられたときは、家のヘビースモーカーの事を思い出して嫌な気持ちになったものです。
ともかく学校でたばこの害を教えるのはとても良い事です。きちんと小学生に対して
「たばこを吸い続ければ息が出来なくなる」
「肺ガンで、もがき苦しむことになる」
「あらゆる病気の原因になる」
「あんな風に真っ黒な肺になりたい?」
こういったことを教え込むべきだと考えています。一番大事なのは子供たちの健康。そうではないですか?
職場における喫煙者たち
職場で、喫煙者が煙草を吸った後に話しかけて来た時のあの「もの凄い臭さ」もう正直我慢なりませんよ・・・。
その喫煙者が喜々として「昨日子供と遊んでさ!」なんて話しているのを聞いて、たばこ吸った後に子供と触れ合ってるのなら、子供は絶対臭いと思ってるぞ・・・。いつか嫌われると思う・・・。こんな思いが渦巻きます。それくらい臭いです。
そもそも屋内の職場の一角に喫煙ルームがある事自体前時代的すぎてもうね。喫煙者の手前大っぴらに喫煙ルーム撤廃などの声を挙げられない自分の弱さを恨む毎日ですわ・・・。
たばこそのものによる経済的損失
たばこを吸っている人は、日々のたばこ代くらい大した事ないと考えているのかもしれないし、長期的な経済的損失をあえて考えないようにしているのかも知れません。実際に計算してみれば恐ろしい事になるのは分かっているのに、です。
2018年現在、たばこの価格は1箱450円程度ですが、これまで一貫して値上がりをしてきました。基本的には値下げはされず価格の上昇は止まっていません。消費税、たばこ税などの上昇が主な要因です。
今後、さらに値上がりをし、1箱1,000円を超える時代が来るのも近いかもしれません。
下のグラフはセブンスターのこれまでの値上がりの時系列です(横軸が等間隔ではないのは申し訳ないです)。この値上げはどこまで行くのでしょう。
さて、仮にたばこの価格が800円程度を今後推移したとした場合、そして1日に1箱を吸う喫煙者を仮定した場合を考えてみます。
■前提
・たばこ1箱800円
・消費量:1日1箱
・喫煙年月:20歳から80歳まで
この前提で計算してみると、
・1年で1日800円×365日 = 29.2万円
・60年間吸う場合、29.2万円×60年 = ・・・
1,752万円!!!
持ち家の人は住宅ローンを10年くらい短縮できるレベルですよ、これ。
1箱450円をもし維持できてたとしても、それでも60年間の喫煙で約1,000万円!
仮に1箱1,000円なら60年間の喫煙で約2,200万円!!!!!
これくらいのコストは平気で掛かってくるわけです。しかもたばこの値段はさらに上がっていく可能性だってあるのです・・・。
それでもあなたはたばこを吸い続けますか?
健康を害した時の損失
たばこを吸う事は自ら病気の渦・毒の沼に突っ込んで行っているのと変わりありません。それくらい喫煙は体への甚大な害の原因になり得ます。
肺がんが最も分かりやすいですが、肺に入った有害物質は血液に乗って体中を巡りますから、肺がん以外にも食道がん、咽頭がん、すい臓がん、胃がん、そして脳卒中、心筋梗塞、高血圧、糖尿病、COPD、果てはうつ病・・・。これらの病気の原因になり得るのです。
もはや煙草はあらゆる病気の原因になると考えてもらって差し支えないでしょう。
たばこが原因で発症する病気に対する医療費は年間1.5兆円にも達すると言われています。これはおよそ100万人がタバコを原因とした病気にかかった結果です。
一人あたりに換算すれば150万円にも達します。個人が全額負担するわけではないので単純に3割負担だとしても45万円が、病気にかかった喫煙者にのしかかってくることになります。またそれだけ多くの税金が使われることになるのです。
好き勝手にたばこを吸って勝手に病気になった人の医療費をなんでたばこを吸っていない人が税金として負担せにゃならんのよ・・・。憤りすら感じます。
そして長年病気を患えば、医療費がさらにかさんでいきますし、働けなくなれば収入も途絶える事になるでしょう。
家庭への経済的ダメージは深刻です。
それでもあなたは煙草を吸い続けるのでしょうか?
タバコは脳の働きそのものへもダメージ
タバコを吸うと一時的にスッキリして覚醒作用があるかのように感じます。
しかし、タバコを吸うとガスの中の一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結合してしまい、本来結合するはずの酸素と結合できないため、体全体への酸素の供給が滞ってしまうんです。
つまり、脳への酸素供給も減ってしまうがために、脳の回転は逆に落ちちゃうんですよ。
脳の酸素不足が続いてしまえば脳の萎縮スピードが速まってしまいます。
喫煙者の痴呆発症リスクは非喫煙者の2.2倍、アルツハイマー型の痴呆では2.3倍になる、なんていう研究結果もあるほどです。
タバコを吸うと脳がスッキリする!
なんて考えを早めに捨て去るべきです。
ボケる確率を減らしたいなら、タバコを止めることです・・・。
周囲に嫌がられる毎日
たばこを吸っている人の口の息、単純にくっさいんですよね。。。喋りかけられたくないんです・・・。
大人ですから、誰も本人に指摘をしたりはしませんが、喫煙者との直近での会話は苦痛以外の何物でもありません。
たばこを吸っている限り、こうやって周りの人に不快な思いをさせ続けて行くことになるのです。
それでもあなたはタバコを吸い続けるのでしょうか???
まとめ
いかがでしたでしょうか。たばこ、喫煙のいやーな所をあげつらってみました。
百害あって一利なしの嗜好品(そもそも毒物と明記すべきでは)が堂々と売られている、そして国はその売り上げの一部を税金として徴収している、結果、喫煙者、そして受動喫煙者は病気にかかり多額の税金を消費する。。。
誰も幸せになってねぇ!
どう考えても異常なんですけどねぇ。
喫煙者は喫煙者で
「自分が吸いたいから吸う」
「息が臭くても人は気にしないだろう」
「病気になっても煙草は吸うよ」
「受動喫煙?知らねーよ!」
とかいう考えの人はまだまだ多そう。
近い将来、たばこが1,500円とかに値上げされて、いつの日か禁止薬物に指定される日が来る事を期待したいと思います。
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