Part7攻略のための問題集として、前回「読解特急」シリーズをご紹介しました。問題数的にも適度な分量で、書籍サイズも小ぶりなので、手軽に解いていける良著ばかりでした。
今回はさらに読解力を向上させるための問題集をご紹介したいと思います。私が900点を取るまで実践し続けた問題集たちです。
ここでは各教材を評価しています。評価指標は下記の通りです。
対象Part | その教材が対象とするPartを表します |
想定スコア(下限) | 最低限このスコアを持っている人向けの教材 |
想定スコア(上限) | このスコア近辺を目指す人に適する教材 |
おすすめ度 | ★5段階でお勧め度を表します。 |
おすすめ度★★★★★であれば、文句なく誰にでもおすすめしたい教材となります。
【新形式問題対応】TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7
「位置選択問題」「意図問題」「トリプルパッセージ」といった新形式にも対応したPart7用問題集です。問題タイプ別に解き方の戦略・説明が付いているので、問題集といいつつも参考書としても使えます。またPart7特化の模試が2つ付いていて、たっぷりの問題を解くことが出来ます。
構成としてはまず設問タイプの攻略法が説明されます。その後例題、練習問題1、2と段階的にレベルを上げて解いていきます。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | お勧め度(★5段階) |
Part7 | 400 | 800 | ★★★★★ |
ヒロ先生とゼミ生がやり取りをしながらポイントを説明していくので飽きずに解き続ける事ができます。やり取りに思わず和んでしまいますね・・・。
設問ごとにも解説がついていて、とにかくどんどん問題を解きたい人にとっては若干説明部分が過剰とも思えますが、Part7初心者の方や苦手な方にとってはうってつけの教材と言えそうです。
【新形式問題対応】TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7
頂上制覇 TOEICテスト リーディングPart7 究極の技術(テクニック)
Part7を4セット分、解くくことが出来ます。シングルパッセージとダブルパッセージが収録されています。
難しめの問題が多いです。奇問というわけではなく、味のある問題ばかりです。何度も解くことで明らかに自分のレベルが上がります。
解説ページが問題ページの3倍ほどありますので、解説は詳しい方です。設問ごとに難易度が設定されていますので、参考にすると良いでしょう。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | お勧め度(★5段階) |
Part7 | 600 | 950 | ★★★★ |
「Part7問題を全問正解するために」という、ロバート・ヒルキさんのルールコラムのようなものが10ページほどついています。
「難しい問題は後回し。1つの問題に時間を掛け過ぎない」といった、非常に納得できるものから、「設問中のキーワードを見つけ、英文でそれに対応する部分をざっと見てスキャンする」といった明らかに上級者向けかつ私としてはあまり同意できないルールもあったりしますので、自分に合うところは取り入れて、その他は「ふーん」くらいで見ておくのが良いと思います。
頂上制覇 TOEIC(R)テスト リーディングPart7 究極の技術(テクニック) [BOOK 4] (頂上制覇 TOEIC(R)テスト 究極の技術(テクニック) シリーズ)
イ・イクフン語学院公式厳選ドリル〈VOL.1〉TOEIC TESTリーディングPart7
シングルパッセージ56問の後に、ダブルパッセージが40問載っています。問題の次のページに解答・解説がすぐ来る形式です。
TOEIC本番と同様に、徐々に問題の難易度が上がっていきます。英文の量・問題の難易度ともにTOEIC本試験並みか、若干難しいかな、というところです。そこまで高難度ではありません。
解答解説が特徴的で、和訳の中で設問と関係のある部分を明記してくれていて、どこに着目すれば解けるのか一目瞭然です。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | お勧め度(★5段階) |
Part7 | 550 | 900 | ★★★★ |
また問題と解答解説が全て乗った小冊子がついていて、切り離せるようになっています。いつでもどこでも解けるように、という配慮でしょうね。50ページほどの中に詰め込んでいますので文字サイズはかなり小さくなっていますが、薄いので持ち運びはラクラクです。
イ・イクフン語学院公式厳選ドリル〈VOL.1〉TOEIC TESTリーディングPart7
メガドリル TOEIC TEST リーディング Part 7
リスニング編②でご紹介した「メガドリル Part1・2・3・4」のPart7バージョンです。
448問、本試験8回分以上という圧倒的な分量が収録されています。ページ数も600ページ近くに達し、存在感がすごいです。
短い広告文から、長大なメールのダブルパッセージ問題まで、さまざまな形式の問題が載っていて、対TOEIC Part7としてはこれを全て解き切れれば十分でしょう。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | お勧め度(★5段階) |
Part7 | 500 | 900 | ★★★★ |
解説はあっさり目ですが、和訳上で設問に関係する部分を明記してあったりと親切さを感じます。Part7に慣れて、後は読解スピードを上げていくだけ、という人にはこのあっさり解説で十分だと思います。
膨大な量をひたすら解きたい人向けのまさに「メガ」問題集です。ちなみに私は半分くらい解き終えた時点で受けたTOEICテストで900点を超えました。圧倒的な分量を解くことでPart7を解くことに対して若干の自信を持つことができました。
「量質転化」という言葉があります。
これは、量をこなせば質が上がり、質が上がれば量をこなせる、という意味合いなんですが、まさにこのメガドリルがそれですね。
圧倒的な量をこなした先にスコア大幅アップが見えてきますし、その結果さらに量をこなすことも難なくできるようになるでしょう。
メガドリル TOEIC® TEST リーディング Part 7
圧倒的な量をこなすことで見えてくる世界があります。「量質転化」です。
まとめ
基礎を身につけた後のPart7の攻略は、地道ではありますがとにかく量をこなして徐々に読書スピードを上げていくのが一番の近道です。
私は900点を取るまでに、Part7の設問量としては重複なしで1,200問以上を解きました。もちろん複数回解いているので、総計3,600問以上は解いているはずです。正直、Part7を正確に全て解き切るにはまだ十分とは言えませんが、解いた部分はほぼ全問正解できるくらいには力をつける事が出来ました。(まだ少し塗り絵してしまいます・・・)
みなさんも評判の良い問題集を効果的に使って、Part7を攻略していってください。健闘を祈ります!
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