前回の記事「おすすめえ教材リスニング編①」
に続いて、リスニングのおススメ教材をご紹介します。すべて私が自分で購入し、実践した問題集です。
TOEICをある程度理解したら、あとは実践演習あるのみです。リスニングの問題として解くだけでなく、シャドーイングの教材としても問題集を活用していきます。(特にパート3・4用の問題集)
ここでは各教材を評価しています。評価指標は下記の通りです。おすすめ度★★★★★であれば、文句なく誰にでもおすすめしたい教材となります。
対象Part | その教材が対象とするPartを表します |
想定スコア(下限) | 最低限このスコアを持っている人向けの教材 |
想定スコア(上限) | このスコア近辺を目指す人に適する教材 |
設問数 | 収録されている設問の数 |
おすすめ度 | ★5段階でお勧め度を表します。 |
TOEIC L&R TEST パート1・2特急 難化対策ドリル
パート1・2用の問題集です。新形式対応のため、問題が25問増補されています。ドリル1セットに付きパート1を5問、パート2を15問の計20問を解くことになります。適度な問題数で非常に取り組みやすいです。このドリルが10セット収録されています(これに25問増補)。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | 設問数 | お勧め度(★5段階) |
Part1・2 | 500 | 900 | 200 | ★★★★★ |
パート1・2に特化した問題集というのは貴重です。問題も適度な難易度でサクサク解いて行くことが出来ます。
また、「ここはこういうひっかけだよ」といった、問題を解く上でのテクニックも満載のため満足度大です。
この問題集を繰り返し解けば、パート1・2で解けない問題はほぼなくなるでしょう。大変おすすめです。
新TOEIC TEST パート1・2特急II 出る問 難問200
こちらも「上記のパート1・2 難化対策ドリル」と同様の問題集で、ドリル1セット20問(パート1を5問、パート2を15問)が10セット収録されています。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | 設問数 | お勧め度(★5段階) |
Part1・2 | 550 | 900 | 200 | ★★★★ |
難問と謳っていますがそんなに難しいとは思いません。適度な難易度で解きやすいです。
またこちらは新形式対応という訳ではありませんが、リスニング力の底上げに効果的であるため紹介しました。
新TOEIC TEST パート1・2特急II 出る問 難問200
TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル
パート3・4の問題をこれでもか、と解きまくれます(設問数にして120)。新形式対応の増補版です。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | 設問数 | お勧め度(★5段階) |
Part3・4 | 500 | 900 | 120 | ★★★★★ |
構成は、
1ページ目:3つの設問と選択肢
2ページ目:スクリプト(いくつか虫食いがある)
3ページ目:語注と虫食い解答
4ページ目:設問の解答・解説
5ページ目:解答・解説の続き
6ページ目:日本語訳
試験本番よりも文章が長めですが、問題の質は高いです。適度な難易度でサクサク解き続けられます。
2ページ目にスクリプト(英文)が載っていて、重要単語と思われる部分が空欄(虫食い)になっていますが、これが不評みたいですね。
オーバーラッピングする際の妨げにもなりますので、不評の虫食いスクリプトは初めに埋めちゃいます。先に埋めてしまえばどうという事はないです。そんな所に文句を付けてないでどんどん解けば良いのです。
この問題集は聴いて回答するだけでなく、オーバーラッピングとシャドーイングの題材としても非常に有用です。
この問題集を使い繰り返しシャドーイングをこなせばパート3・4の解答力が飛躍的に上がるでしょう。
TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル
新TOEIC TEST パート3・4特急II 出る問 総仕上げ
上記の「パート3・4特急 実力養成ドリル」とはページ構成が若干変わっていますが、同様の問題集です。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | 設問数 | お勧め度(★5段階) |
Part3・4 | 550 | 900 | 120 | ★★★★ |
まず設問が30問並び、その後解答がまとめて来ます。解答は3問ごとに
1ページ目:スクリプト、語注
2ページ目:和訳
3ページ目;解説
4ページ目:解説続き
となっています。
新形式にも対応していてパート3・4のレベル底上げに活用出来ます。シャドーイングにももってこいです。「パート3・4特急 実力養成ドリル」で不評だった虫食いスクリプトは廃止されています笑
最厚ドリル(メガドリル)TOEICリスニング Part1・2・3・4
パート1~4合わせて1200問というものすごい量の問題が収録されています。本試験12回分のリスニング問題が詰め込まれています。本も分厚いですので重厚感がありますね。
リスニング初心者が手を出すべきではないですが、特急シリーズ等である程度リスニングに慣れた中級者はぜひ取り組んでみて欲しいです。
対象Part | 想定スコア(下限) | 想定スコア(上限) | 設問数 | お勧め度(★5段階) |
Part1・2・3・4 | 650 | 950 | 1200 | ★★★★ |
パート1・2は適度な難易度、Part3・4は音声スピードが若干速くひねった問題もあって少し高難度です。とはいえ、難問・奇問というレベルではないので解きにくくはありません。
問題数でいうと、
パート1:120問 →試験20回分(試験:6問)
パート2:360問 →試験14.4回分(試験:25問)
パート3:360問 →試験9.2回分(試験:39問)
パート4:360問 →試験12回分(試験:30問)
となっていて、まさに圧巻の量です。これをガシガシこなせば、相当なリスニング力が身についているはずです。
2017年7月時点では新形式対応版ではありませんが、こちらの問題集もシャドーイングの良い素材として使えます。
ちなみに、Part7用のメガドリルもあります。こちらも448問という膨大な問題を解くことが出来ます。圧倒的な物量をこなした先に見えるモノがあるはずです。まさに「量質転化」です。
↓他のパートにもメガドリルがあります。
質の高い問題集を解きまくってリスニングを得意に!
いかがでしたでしょうか。リスニングについてはここで紹介している問題集を解くだけで満点近くまで無理なく上げて行くことが可能です。ただし、繰り返し何度も解くことにより、体に染み込ませる必要があります。
また、特にパート3・4用の問題はシャドーイングに適した内容ですので、ぜひ生かしてほしいです。
シャドーイングに活用する際、ぜひ音声スピードを色々変えて取り組んでみて欲しいです。慣れないうちは遅めのスピードで確実に発音できるようにし、慣れれば1.2倍~1.5倍程度までスピードを上げ食らいついていく!という訓練が非常に効果的です。(私はこれにより1か月でリスニングが150点ほどアップしました)
私は、スピード変更のためのフリーソフトとして「聞々ハヤえもん」を使っていました。パソコン用です。スピードを変えても音程が変わらないのが素晴らしいです。
まとめ
・リスニングは聴いて回答するだけでなく、シャドーイングにも活用しよう
・何度も繰り返し身体に叩き込もう
・自分のレベルに応じて音声スピードを変えて取り組もう
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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