ブロガーとして文章を書いている以上、いかに相手に伝わる「文章」を書くか、という点についてはいつも意識しているつもりです。
「読んでもらえない文章」と「読んでもらえる文章」ってやっぱり違うと思うんですよね。
さらに言うと「読ませる文章」を書ける人は羨ましいな、とすら思います。
独特な文章の魅力で読み手をグイグイ惹き込んでいくタイプの人ね。
私にはそういった「私独自の文章の魅力」というのは中々出せていないな、という事は感じています。
どちらかと言うと”普通の文章”、良く言えば「誰にでも読んでもらえる全方向な文章」、悪く言えば「面白みのない文章」と言えるでしょうか。
自分で面白みのない、と言ってしまう所が私らしいか・・・
とは言え、相手に読んでもらったからには何かしらの行動を起こしてほしいのも事実です。
・英語を勉強してTOEICで高スコアをとってもらう
・ウォーキングを楽しんでもらう
・紹介した商品を買ってもらう
などなど、相手の心にキッカケを与えて何かしらの変化を沸き起こさせる文章でなければ、不特定多数に向けて書いている意味はないな、と考えています。
今回はメンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」についてレビューをしてみたいと思います。
私自身の経験なども織り交ぜて紹介してみたい!
結局のところ、ブログに関わらず仕事やプライベートにおいても相手を動かす文章というのは自分の思う人生を送るための大きな武器になると思うんですよね。
相手が相手の意思でこちらの意図通りに動いてくれるのであれば人生うまくいったも同然!という事になりますからね。
「人を操る」と言っても騙したり脅迫したり、という事ではない。相手の心理を読み解いて働きかける事によって相手自信が気持ちよく動いてくれる技術なのだ。
ぜひ書籍「人を操る禁断の文章術」で人をうまく動かす術の基本を学んでみて下さい。
「文章術」で人の心を動かす?
今回ご紹介するのはメンタリズムでおなじみのDaiGoさん著「人を操る禁断の文章術」です。
DaiGoさんはいろんな著書を書いてらっしゃいますが、この書籍はかなり有名な部類ではないでしょうか。
人はコミュニケーションなしには生きていけないでしょう。
そして結局のところ、コミュニケーションというのは人対人の言葉のやり取りです。
言葉とはつまり「文章」です。口から発せられた音声でもメールの文章でもブログでも基本は同じことです。
文章と言うのは相手に響くモノでなければ意味がない、というのはブログを書いていて強く感じるところでもあります。
人に何らかの影響を与える事の出来ない文章は書いても意味がない、とすら感じています。
そして人に響く文章、人を操る文章というのは、
・「伝わらない文章」であっては全くダメ、
・単に「伝わるだけの文章」でもダメ、
・相手が「行動したくなる文章」でなければならない
と言うのがこの書籍で伝えたいところとなっていますね。
↓目次の1ページ目はこんな感じ。
そしてこの書籍では、「人を操る文章」の事例がたくさん出てきますので、「次はどんなフレーズが出てくるんだろう?」とワクワクしながら読み進める事が出来ます。
まさに人に読ませる文章で構成されているのだ。
買うはずではなかった高価な物を衝動買いさせた文章
いきなり文章の持つ可能性をぶちかましてくれているのが書籍の最初に出てくる事例です。
数十年前、アメリカの大型量販店で紙おむつ売り場に「ある文章」を掲示する事で、紙おむつよりも高価な全く別の商品の売り上げを爆上げさせた。
という事例を引き合いに、文章の持つ力を見せてくれています。
その商品とその「文章」はぜひ書籍の中でご確認ください。
客に思わず行動を起こさせる文章は、何気ないありふれた文章に見えるのですが、人の生活スタイル・感情などをよく考えた、まさに「操る文章」だったわけです。
相手の心理を読み解き、そっと文章を置いておくだけで人に行動を起こさせる事が可能になるわけだよ・・・。
あえて長く書かない、綺麗に書かない
長々と綺麗でまとまった文章を書いても、読み手にしたら「ふ~ん」で終わってしまう事もしばしばです。
う、耳が痛い・・・
人は、他人が書いた文章などそんなに読まないんですよ、そもそも。
ではどうすれば読ませて心を動かすことが出来るかと言うと、
・短くする
・伝えたい事を率直に書く
という事を意識してみると良いよ、という事が書籍の中で謳われています。
伝えようとするとどうしても力が入って長文で丁寧に書いてしまうが、そうじゃないんだという事が分かると思う。
「この商品は△△円とお安く、〇〇の機能を持ち、コンパクトで低消費電力で動作する調理器具です」
という至極ありふれた紹介よりも、
「あの有名料理家□□さんも使ってるんだって」
と言われると、「お?自分も使ってみたいな」と一瞬で思ってもらえる可能性がある、という訳です。
たまに電車の中吊り広告や雑誌などで見かける宣伝文句ですよね。それだけ効果があって浸透している手法という事になります。
単に綺麗に丁寧に書くだけが文章ではない、ということをこの書籍の中で訴えているわけですよ。
伝えたいあまりに相手に伝わらない文章を書いていないか、今一度見直してみたくなりました。
読み手の心を打ち抜くテーマとは
相手を誘導するには、相手の心理に寄り添う事が必要であることを説いています。
結局自分の関心のある事だったら文章を読んでみる気になるよね
自分の欲求を満たすために役立ちそうな文章が目の前にあるのであれば、とりあえず読んでみるし行動を起こすこともあり得る、という訳です。
私快晴さんぽであればパソコンやガジェットのレビュー記事なんかが目の前にあったら欲求を刺激されて読み進めてしまいます。
書籍では、相手を操りたいなら7つのトリガーで読み手の心を打ち抜け!と言っています。
その7つとは
・興味
・ホンネとタテマエ
・悩み
・ソン・トク
・みんな一緒
・認められたい
・あなただけの
となっていますので、詳しい内容はぜひ書籍本編でご確認ください。相手に響く文章を書くためのキーが詰まっていますよ。
↓例えばソン・トクのパート。
SNSを使って相手の心理をひも解く、といった現代ならではの情報ツールも登場しますのですぐに使えるノウハウが満載なのもいいですね。
実践的なテクニックを使って実際に文章を書いてみるんだ
書籍の後半には、実際の文章の書き方が具体的かつ分かりやすく解説されています。
「人たらしの文章を書くための5W1H」や「表現を変えて繰り返すことが大事」、「書き出しの重要性」などなど、実践的な内容が盛りだくさんです。
個人的には「上げて、下げて、また上げる」のパートがツボだった。
また、「人は〇〇の情報ほど忘れられない」という部分にもハッとさせられました。自分の文章の書き方を根本から覆すほどの衝撃を受けましたね。
この辺のテクニックはぜひとも活用していきたいです。
本を読んだらそれを実戦に活かしてこそ意味があるので、一つずつブログにも盛り込んでいていきたいですね。
まとめ
以上、DaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」についてレビューをしてみました。
コミュニケーションには「文章」が必須であり、文章次第では相手を思うがままに動かす事が出来るんだぜ!という衝撃的な内容になっています。
実際にそれらの文章術で人が動かされてきた実績を考えると、あながち誇大表現ではなく使えるワザなんだろう、と妙に納得できました。
私の場合はブログにも応用できるでしょうし、仕事や家庭でも使えそうだな、という直感を抱きましたね。
仕事なんて自分の意図を相手に伝えて動いてもらう事の連続だからな。自分の意図通りに人に動いてもらえればもう勝ちだ。
人生のあらゆる場面でコミュニケーションが発生し「文章」が登場するわけですから、人に伝える内容は「人を動かせる文章になっているか?」を常に意識してみると面白いと思いますよ。
人とのコミュニケーションはいかに人を動かせるか、なのだ。
「動かす」というと傲慢な印象を受けてしまうかもしれませんが、自分がなぜ相手とコミュニケーションを取るかと言えば相手の心を動かしたいからですよね。
自分の言葉って全く人の心に響かないっぽいんだよなぁ・・・
という方はぜひ「人を操る禁断の文章術」を読んで学んででみて下さい。
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