世はIT時代、効率的に仕事を進めることのできる環境が整ってきています。
さらにはAIやロボットが進歩して人間の仕事を肩代わりしてくれるようになってきましたよね。
それなのに私たちの仕事は減るどころかますます増大し、生活を圧迫するようになってきているように感じませんか?
毎日終電・・・
上司にこき使われて仕事が溜まる一方
会社に行くのがつらい泣
周りにそんな人たちが溢れているように感じます。そんな現状を見るにつけ、
やる必要のない業務をやめればいいんじゃね?
最近はそんな事を強く思うようになりました。
極論言えばやってもやらなくても(大した)影響がない業務はやめちゃえばいいのです。
・慣習でやってるだけ
・言われたからやってるだけ
・無駄な資料の作り込み過ぎ
などなど、不毛な作業が多すぎると思うんですよね。
“やるべき”業務を探すより、“やめるべき”業務を探した方がいいのでは
やるべき業務なんて絶対にやる事になるんだから、やめる業務をどんどん見出した方が社員の稼働ひっ迫の緩和に繋がるってもんですよ。
今回は「やめられる業務」を積極的に見つけて実際にやめようよ、というお話をしたいと思います。
沢山の仕事を抱えて頭を抱えてしまっているあなたへの一つの気付きになれば幸いです。
なぜ“やめられる“仕事を見つけるべきなのか
日本人は働き過ぎってよく言われますよね。
・長時間勤務が当たり前
・パワハラ上等のギスギスした職場
・仕事に追われて私生活の時間・睡眠時間などが短い
日本における働き方って、そういう負の側面が多い気がします。
仕事に行きたくないなぁと考える人が多いのは、働くことに対してこういうネガティブ要素がてんこ盛りだからですよね。
なんでこんな事になるかと言えば、仕事における余裕がないからです。常に深夜まで残業、休日も出勤、上司はいつもイライラ、そんな事やってれば余裕がなくなるのなんて当たり前です。
そしてその原因は「(くだらない)仕事が多すぎるから」、これに尽きます。だったら、仕事を減らせばいい、当然ここに行きつくハズです。
しかしなぜか仕事が減らない・・・。IT化や機械化で効率が上がっているはずなのに減らない。
おかしな話です。なぜ仕事が減らないかと言えば、今ある業務にプラスして新しい業務をやろうとするから、そう考えてしまいますよね。
仕事を増やすなら今やってる要らない仕事を削除すべきなのだ
そう、やめるべき仕事を見つけて実際に止めることでこの負のスパイラルを抜け出すことが出来る、そう強く思うのです。
やめてもよい仕事とは
どんな仕事なら実際に止められるのか。
今まで色々な業務に携わってきた経験からいくつかご紹介したいと思います。
ホント、余計な業務一杯やってきたなぁ。
無駄に資料を作り込む仕事
デザイナーであるかのごとくパワーポイントの資料を作り込む人がいます。
絵を作り込む、グラデーションを付ける、カラフルに装飾する、細部にまで丹精込めて気を遣う、そんな資料の作り込みは、百歩譲って社外向けならば必要かもしれませんが、社内でしか使わないのであれば全くの無駄だと考えています。
むしろごちゃごちゃして見づらいだけ。逆に害悪。
最小限で良いんです。箇条書きレベルであっても伝われば良いのです。逆にいくら資料を作り込んでも伝わらなければ何の意味もありません。。
過剰にグラフィカルだったり盛り盛りな資料って人によって受け取り方が違ったりするので逆に良くない気がするんですよね。
むしろ簡素に伝えたいことをバシッと書いてある資料の方がきっちり伝わると考えています。
簡素であれば資料作り込みの時間もかからず一石二鳥だ
無駄な資料の作り込み、やめませんか?
した方がいい仕事
しなくていい仕事をやめる事に加え、一歩進めて「した方がいい仕事」も削ってみませんか?
した方がいい、ということはしなくても何とかなる仕事、というわけです。
そりゃ何でもかんでもやり込めばクオリティは上がるでしょう。
でも、0%→80%にするのにかかるリソースが10とした時、80%→95%にするのにかかるリソースが30だとしたら、後者はできるんなら「した方がいい」ですけど、思い切ってやめるべき仕事なのです。
仕事のアウトプットは80%でいいと考えている。95%まで作り込む時間が無駄。
「した方がいい仕事」をやめて、絶対にやらなくてはいけない大切な仕事にリソースを振り向けていきませんか。
慣習でやっている仕事
・前からやってるから
・自分もやってきたから
・上が言うから
といった惰性で続けているような仕事は、やめてもいいんじゃないかと疑ってかかるべきです。
周りの環境が変わっているのに仕事だけそのままなんておかしいじゃないですか。
昔から続けてきた仕事だけど大勢に影響のない仕事は思い切ってやめてみてはいかがでしょうか。
「今までがこうだから」という現状盲目思考を打ち破ろう
やめても誰も困らない仕事
お客さん、会社、社員などにとって、やめても誰も困らない仕事って身の回りにたくさんありませんか。
例えば
・朝礼での一言発表
→誰も聞いちゃいない
・飲み会などの余興準備
→余興自体サムイだけ
・誰も見ない週報や月報作成
→稼働食い虫
などなど。
ホント、時間を食うだけでクソの役にも立たない仕事(もどき)ばっかりです。
そういう誰の役にも立ってない余計な仕事を排除していくことで、本当に大事な仕事に時間を割けるようにしたいのです。
今自分がやっている仕事が誰の役に立っているのか常に考えてみよう。誰の役にも立ってないな、と確信できる場合はやめてしまえばいいのだ。
発言しない人が召集される会議
関係あるのかないのか分からないような人をごった煮で呼んで行っている会議は本当に無駄です。
その中で議論をしているのはほんの一部、そんな会議は時間泥棒・稼働泥棒になってしまいます。
稼働単価5,000円/時間の人が10人出てて2時間まったく話さずだんまりなら、合計10万円の稼働費が無駄になってることに・・・
1回の会議で10万円が無駄に飛んでいく・・・。アホらしい事この上ありません。
日本の会議の良くないところで、ちょっとでも関係のある人を呼んで皆で責任を分かち合って、後で
「お前がこう言ったから失敗したんだ!」
というような少数に責任が集中する状態を避けるようなやり方をしてしまうんですよね。「みんなで決めたから誰も悪くない状態」を作り出しちゃうんです。
これがまた害悪で、責任の所在が曖昧になってしまって失敗をしても誰も責任を取らない、なんてことになりがちです。
少なくとも誰でも彼でも呼んでしまえばいいんだ、という思考から脱却すべきです。
さらに言えば思い切ってやらなくていい会議をやめるべきです。そうすれば時間も取られないですし会議のため資料作成も無くなります。
おびただしい数の会議があり、その都度資料作成が発生している。この作業に忙殺される人のなんと多い事か・・・。
まとめ
以上、「やめられる業務」「やめた方がいい業務」を見つけて実際にやめてみようよ、というお話でした。
社会人として余裕がなくなる理由は仕事の忙しさが原因の事が多いわけですが、そういう不要な業務に時間を取られているから、というのも大きい理由でしょう。
役に立たない仕事は思い切ってやめて、浮いた時間を別の事に使った方が有意義だ
仕事に忙殺されている、という方は「やめる業務」を探すことに意識を向けてみてはいかがでしょうか。
少しだけ働き方を変えて、自分の未来をも変えてしまいましょう。
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