快晴さんぽが短期間のうちにTOEICで900点を取る事が出来た原動力はズバリ「リスニング力」を伸ばせたからに他なりません。
リスニングをフルスコア近くまで伸ばせたことで、合計900点を突破したのだ
リスニング力を鍛える際のアウトプットの方法としては常々「シャドーイング」が最強であるとお伝えしてきました。
ではインプットはどのようにしたらいいのでしょうか。英語の音声を普通に聴き取るだけでいいのでしょうか・・・?
快晴さんぽがインプットの方法としておススメしたいのは、「聞々ハヤえもん」というソフトウェアを使って速度を速くした音声を聞く事です。
聞々ハヤえもんで速度を速めた英語音声をインプットしながらシャドーイングでアウトプットするのが最強だ!
今回は、この「聞々ハヤえもん」を使った速聴の方法をお伝えしたいと思います。
英語のリスニング力を強化したいなぁ
とお考えの方はぜひ参考にしてください。
「聞々ハヤえもん」の特徴
「聞々ハヤえもん」は山内良太さんが制作した無料のソフトウェアです。
簡単お手軽に音楽の速度を変えられる、とても便利なソフトなのです。
しかも結構細かく速度を変えられるのだ・・・!
「聞々ハヤえもん」の特徴を見ていきましょう。
手軽に音声の速度を変えられる
「聞々ハヤえもん」を使えば非常に簡単に音声の速さを変えられます。
↓バーをスライドさせるか、数値を入力するかで変更でき、入力した瞬間に音声の速度が変わります。
120を入力すれば元の音声の1.2倍の速度になる、という事です。
シャドーイングに使う時は、最初はついて行くのが難しいですから0.8倍速程度にして聴き、慣れてきたら等速(1.0倍)、高みを目指して1.1倍、1.2倍と速度を上げていくと良いシャドーイング練習になると思います。
一つの音源で複数の音声速度のトレーニングが出来てしまうのだ!
音程を変えずに速度を変えられる
「聞々ハヤえもん」の大きな特徴が、”音程を変えずに速度を変えられる”という点です。
他の速度変更ソフトって、速度を上げると同時に音程も強制的に上がって使いにくかったりするんですよね。
聞々ハヤえもんであれば音声の速度と音程を独立して変更可能なので、速度だけ上げたいな、とか、音程だけ上げたいな、とかいう調整が出来てしまう訳です。
↓実際に速度と音程をそれぞれ別々に変更可能となっています。
細やかな設定で自分の耳と脳を追い込めるぞ・・・!
パソコン版とスマートフォン版がある
私は家で英語の勉強をする時はパソコン版を使いますが、「聞々ハヤえもん」にはスマートフォン用としてiOS、Androidで使えるバージョンもあります。
↓Google Playで検索すると普通に出てきます。
↓パソコンとはインターフェースが違いますが、簡単に速度や音程を変更する事が出来ます。
スマートフォンらしくタップで速度・音程を変更する事も出来ます。
外出先で速聴をしたい場合は重宝しますね。
「聞々ハヤえもん」のダウンロード
パソコンで「聞々ハヤえもん」を使いたい場合のダウンロード方法から見ていきます。
↓作者さんのページに行きます。
↓下の方にスクロールするとダウンロードリンクがあります。自分のパソコンの環境に合わせてダウンロードしましょう。
↓ダウンロードされるのは圧縮ファイルです。インストール不要なのでお手軽ですよ。
「聞々ハヤえもん」の使い方
「聞々ハヤえもん」の設定方法を簡単にご紹介します。
全く難しくないので気軽に使ってみて欲しい!
↓ダウンロードしてきた圧縮ファイルを展開すると次のようなファイル群が現れます。
「Hayaemon.exe」を実行すると「聞々ハヤえもん」が起動します。
↓音量が最大だといきなり大音量が流れてしまう可能性があるので、音量は小さ目にしておいた方が良いかも知れませんね。
↓続いて、聴きたい音楽・英語の音声などをドラッグアンドドロップで「聞々ハヤえもん」に登録しましょう。
↓そして、音声の速度を変えたい場合は「再生速度」のバーを動かすか、直接数値を入力して好きな速度に設定します。
↓音程、つまり音や声の高低をを変えたい場合は「音程」を変更しましょう。
↓あとは再生ボタンを押すことで音声を聴くことが出来ます。
再生中でも自由に速度や音程を変える事が出来るぞ!
そう、音声を再生している時に「もうちょっと速度を上げたいな」というような場合に即時で変更できる所が素晴らしいのです。
実際に英語・TOEICの音声を速聴してみた
「聞々ハヤえもん」で速度や音程を変えた音声を実際に録音してみましたのでお聞きください。
速度や音程を変えると音質が破綻してしまうソフトウェアも多かったりしますが、「聞々ハヤえもん」は自然に聞こえますよ。
どんな感じで音の速さや高さが変わるのか、聴いてみて欲しい。
声の速さを変えてみる
実際に音声の速度を変えた音声を録音してみたので聴いてみましょう。
↓まずはノーマル、何も変更せずに聴いてみました。
↓音声です。うむ、普通ですね。
↓続いて速度を80%にして聴いてみました。遅くしてみたわけですね。
↓音程は変わらず速度だけ少し緩やかになりました。シャドーイングをし始めたばかりで慣れていないような場合に遅い速度から慣れていくと良いと思います。
↓逆に速度を120%まで上げてみました。
ギアを上げろ!
↓明らかに音が速くなりましたね。この速度に慣れておけばTOEIC本番の音声が遅く聞こえますよ。
120%に慣れたら次は130%、150%と上げて耳と脳を鍛えて行けば、恐いモノなしだ!
英語の声の高さを変えるのも効果的
TOEICの試験などで新しいナレーションの方が登場すると焦りますよね。
話し手の声質が変わると途端に聴き取りにくくなる、という事が往々にしてあるのです。
そんな時に事前に色々な声の質で練習出来ていたら良いと思いませんか?
なので、音程も自由に変えて練習しておこう。
↓音程を♭5にして聴いてみました。つまり音程を下げた事になります。
↓いかがでしょうか。音の速度は変わらずに音程だけ男性みたいな声になりましたね。
こんな感じで同じ音源でも全く違った声として聴くことが出来るようになるわけです。
多様な声でトレーニングする事によって脳が鍛えられますから、英語の聴き取り能力は格段に上がっていきますよ。
英語・TOEICのリスニングを鍛えたければ使わない手はないぞ!
まとめ~英語・TOEICのリスニングには「聞々ハヤえもん」!~
ということで、「聞々ハヤえもん」を使った速聴の方法をお伝えしました。
速聴だけでなく、自分のレベルに応じて速度を遅くしてみたり、音程を変えてみたりと色々と使えるソフトです。
TOEICの勉強においてシャドーイングがスコアを劇的に上げるためのアウトプット方法だと確信していますが、その際のインプット手法として大いに役に立ってくれるのが「聞々ハヤえもん」なのです。
TOEICの音声をノーマルのまま聴き続けているだけだともったいないぞ!
同じ音源でも速度・音程を変えて聴き取りまくる事によって、自分の能力の限界を伸ばしていきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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