パソコンを使っていて、
あ!間違ってファイル消しちゃった!
フォーマットするHDDを間違えてしまった・・・
なんて経験をお持ちの方もいると思います。パソコンを長く使っていればあるあるですよね・・・。
自分も昔、自作のファイルを消して超絶焦った事がある・・・
消しちゃいけないファイルに限って何故か消しちゃったりするんですよね・・・。間違って消してしまった事に気付いたときはもう顔面蒼白ですよね。
出来れば経験したくないものですが、消してしまったファイルを復活する術があるのです。
今回は、誤って消してしまったファイルを、簡単な手順で復元する方法についてご紹介したいと思います。
フォーマットしてしまったストレージのファイルすらも復元できる可能性があるぞ!
「消しちゃったファイルを復活させたい・・・」
そんな時に参考にしてください。
Recuvaでファイルをサルベージ
間違って消してしまったファイルを復元するために使うのは「Recuva」というソフトウェアソフトウェアです。
フリーな上に、使い方も簡単です。
ファイルを消してしまった時に使ってみるべし。
Recuvaのダウンロード
↓「Recuva」のダウンロードページからソフトウェアをダウンロードしてきます。インストール不要なポータブル版が便利です。
↓ダウンロードしてきた圧縮ファイルを解凍すると次のようなファイルが現れます。64bit版のWindowsを使っていれば「recuva64.exe」を実行する事でRecuvaが起動します。
簡単に使える良いソフトだ。
誤って削除したファイルをRecuvaで復元
では、削除してしまったファイルの復元方法を確認していきます。
↓こんな感じで誤ってファイルを削除してしまったとしましょう。今回使用したストレージは32GBのUSBメモリで、ここにファイルを置いて実験しています。
↓続いてRecuvaを起動し、ストレージを選択して「Scan」を実行します。やり方としてはこれだけです。非常に簡単。
↓ファイルを削除しただけの場合は、1回のScanで普通にファイルが見つかります。ファイル名も合ってますね。
ファイル自体が削除されたわけではなく、ファイルのインデックスが削除されたに過ぎないのです。
↓復元したいファイルにチェックを入れて「Recover」を押せばファイルの復元完了です。
普通に全てのファイルが開けました。全く問題なしです。
単に削除してしまっただけならかなりの確率で復元できると思う。過信は禁物だが。
フォーマットしたストレージからRecuvaでファイルを復元
続いては、ストレージをフォーマットしてしまった場合にファイルを復元できるかを確かめてみます。
違うHDDをフォーマットしようとしたのに、フォーマットしちゃいけないHDDをフォーマットしちゃう時って、極まれに起きちゃうんですよね・・・(え?ない?)
ファイルを削除してしまっただけよりは、復元の難易度が高くなります。
とは言え、作業はほとんど同じで難しくない。
↓先ほどと同様のファイルを保存したUSBメモリをフォーマットしちゃいます。
フォーマットをするとファイルが空っぽになりますね。もし間違えてこれをやっちゃったら血の気が引くと思います。
しかしそんな時でもファイル復元の可能性は残されます。
↓続いて先ほどと同様に、RecuvaでScanを実行します。
しかし、フォーマットしてしまったストレージの場合は、この時点ではファイルが見つかりません。
↓その直後「No files were found. Would you like to scan again with Deep Scan enabled? Note this can take over an hour on a large drive.」という文言と共に「Deep Scan」なる方法でスキャンをしてくれるみたいです。
↓32GBのUSBメモリの場合、5分ほどでDeep Scanが完了しました。
↓ファイル名が失われてしまっている点は若干残念ですが、ファイルを見つけて来てくれましたよ。
↓そして復元してみれば、ちゃんと開くことが出来ました。
今回は写真ファイルが保存されたUSBメモリをフォーマットしてみました。2回ほど試してみて1回目は全ファイル開けました。
しかし2回目は10個中9個のファイルは開けましたが1個だけ開けませんでした。
Recuvaで復元できたといっても、絶対にファイルとして開けるかと言えばそうではない、という事は留意しましょう。
それだけ際どい処理な訳です。
Recuvaでのファイル復元は最後の手段だ。
ファイルを復元する時の注意点
間違って消したファイルを復元したい場合は、消した時点から復元ソフト(Recuvaなど)を使うまで他の操作をしないようにしましょう。
復元ソフトを使う前にファイルのコピーなど違う操作をした場合、下手をすると復元できなくなっちゃいます。
つまり、復元ソフトを使う前に他のファイルの作成や削除といった全く別の操作をしてしまうと、復活させたいファイルが保存されていた領域を上書きしてしまう可能性があるのだ。
「間違ってファイルを消しちゃった!」
という場合は、他のファイル操作をしないようにする事が大事です。
復元の操作だけを心掛けて下さい。
ファイルの削除操作をした際、ファイル自体が削除されたわけではないですが、インデックスは消されているので、他のファイルでその領域が上書きされてしまっても文句は言えないわけです。
まとめ~ファイルの復元・復活~
以上、「誤って削除或いはフォーマットしてしまったストレージのファイル」を復元させる方法についてご紹介しました。
絶対ではないですが、Recuvaを使えば復元できる可能性が残されます。
大学の卒論提出の直前とかに限って大事な実験ファイルや論文ファイルを間違って消しちゃったりするんだよな・・・。
普段と違う心理状態の時は、普段と違う行動をしちゃったりするんですよね・・・。
私の場合は、間違ってファイルを消してしまったり突然HDDが壊れてしまったような経験をした後、バックアップの大切さに気付きました。
今では写真や自作ファイルなどは内蔵HDD、外付けHDD、クラウドストレージに分散保存し、さらに本当に大事な物はUSBメモリなどのストレージに保存している。
ファイルが消えても対処できるようにバックアップは万全にしておきたいところです。
とはいえ、バックアップしてなくてどうしてもファイルを復元させたい!というような場合には、この記事を参考にして頂けたらと思います。
もし自力ではどうにもできない、という場合は「パソコン修理専門の業者 」に頼ってみるのもありです。
失いたくないデータがあるのなら、あらゆる手を尽くそう。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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