いつも他人に対して「頑張れ」という言葉を使っていませんか。
「仕事もう少しで終わるんだろ?頑張れよ」
「そんな事でへこたれてどうするよ。もっと頑張れ」
「今頑張らないでいつ頑張るの?やれ!今すぐ!」
こんな風に「頑張れ」を使っている人、いませんか?心当たりがある人は要注意です。
「頑張れ」という言葉は諸刃の剣です。
充分頑張っている人に対する「頑張れ」は「つぶれてしまえ」と聞こえる事もあるからです。
聞く人によっては呪いの言葉に聞こえる事でしょう。「俺、もう頑張れないよ・・・」と相手に思わせてしまっているかもしれないのです。
心が疲れている人にとっても「頑張れ」は重荷にとなります。うつ病の人に「頑張れ」は禁句、というのはよく聞く話です。なぜなら頑張って頑張って頑張った結果、心が沈んでしまったのですから、さらに頑張れと言えばそれは「死ね」と言っているのと同じなのです。
いつも「頑張れ」が正解とは限りません。時には全く違う言葉、角度が違う言葉、思ってもみない言葉が響くことだってあるのです。
頑張れ!やり切れ!努力しろ!といった緊張や不安を強いる言葉ではなく、緊張をほぐし安心を与えるような言葉を使ってみると、相手も心を落ち着けて自分らしく頑張る事が出来るはずです。
今回は「頑張れ」の代わりに使える言葉を紹介したいと思います。英語でも表現してみましたので、ぜひご活用ください。
「頑張って」を言い換える他の言葉・別の言い方
「頑張れ」「頑張って」を言う代わりに別の言葉を投げかけてあげて下さい。
それだけであなたの家族、友達、恋人、大切な人たちを救う事になるかもしれません。
そんな言葉たちを早速ご紹介します。英語も一緒に覚えてみると楽しいですよ!
頑張ってるね!、よく頑張った!
You’re exerting yourself, right?
Keep it up!
「exerting」は働かせている、努力している、という意味です。直訳だと「頑張って自分を働かせているね」ということで「頑張ってるね!」「やってるね!」といった感じになります。
「Keep it up!」これは「その調子!」「このまま行こう!」といった意味合いになります。すでに頑張っている人に向けて伝えてあげたい言葉です。
「頑張ってるね!」は、頑張っている相手を認める言葉になります。承認欲求は誰しも持っています。人は誰かに認めてほしいのです。
頑張れ!と突き放すのではなくあなたを認めている、と言ってあげる事で相手に安心感を与える事が出来るはずです。
ご武運を!
May you be victorious!
I pray for your success!
Good luck!
直訳すれば、
「May you be victorious!」が、「勝ってね!」
「I pray for your success!」が、「あなたの成功を祈ります!」
というような感じになります。
「Good luck!」が使いやすいかもしれません。「頑張る」とか「頑張らない」ではなく、単純にあなたに良い結果が訪れますように!という励ましの言葉です。
何か困難に立ち向かって頑張っている人に向けて伝えてあげてください。
幸運を祈ります!
Good luck!
「ご武運を!」と似ています。これはよく聞く英語ですね。日本語でも通じそうです。
My best wishes.
と言っても良いでしょう。上手くいくように願っている、という趣旨の言葉です。やはり相手の成功を願う言葉になりますね。
やはり純粋に相手に良い事が起こる事を願っている時に伝えたい言葉です。
大丈夫だよ!
It’s okay!
All right!
オーケー、オーライ、もう日本語になっていますね。心配しないで行こうよ!と相手に伝えたい時の言い回しです。
心配性の人に伝えてあげたいフレーズですね。大丈夫!何とかなるさ!って。
じっくりいこう!
Let’s go slowly and carefully !
スピード緩めて慎重に行こうぜ!ということで、スピード上げて緊張していくばかりが人生じゃないよ!という事を伝えて行きます。
行き急ぐ感じで、いつもあくせくしている人に言ってあげたいですね。嫌味ではなく本心で・・・。
無理すんなよ!
take it easy, ok?
Don’t be so hard on yourself.
相手を気遣う言葉です。頑張りすぎて体や心が疲れている人に向けて励ます言葉になります。頑張り続ければ心と体の調子を崩してしまうかもしれませんから、そうなる前にブレーキをかけてあげたいところです。
気楽にいこうよ!
take it easy!
Relax!
これも良く聞く英語ですね。リラックスなんて日本語になっています。
疲れている相手に対して「もっと肩の力抜きなよ!」といった趣旨で伝えてあげたい言葉になります。
いつも緊張して頑張っている人に、さらに「頑張れ」はきつい言葉になってしまいます。もっと緩めて行っていいんだよ、と言いたい時に使ってください。
その調子!このまま行こう!
Keep going!
Let’s go this way!
頑張っている人に「さらに頑張れ」ではなく、そのまま、あるがままのあなたでいて下さい、という事を伝えます。
頑張っているけど迷ったり悩んだりしている人に対してかけてあげたい言葉です。
あなたなら出来るよ!
You can do it!
あなただから出来る!と言われれば、なんとか頑張れるものです。「自分はやれる!」と前向きになってくれる事を願って伝えます。
自信を無くしている人に伝えてあげたい言葉ですね。ただし、傍から見て無理し過ぎているようなら、ちょっと休もうよ「Get some rest.」「Take care of yourself.」と言ってあげてください。
自分を信じて!
Believe in yourself !
自分を信じられなくなっては出来るものも出来なくなってしまいます。誰もが今まで生きてきたのです。少し疲れたり悩んだりしても、きっとまた前に進めるはずです。
そのきっかけになる言葉です。ネガティブ思考に陥っている人に伝えたい言葉ですね。
なるようになるさ
What will be, will be.
Go with the flow.
いくら頑張ってもどうしようもない事もあります。理不尽な事で消耗してしまわないように気遣ってあげたいところです。
「なるようになるさ」「流れのままに」です。
Que sera sera(ケセラセラ)もいいですね。やはり「なるようになるさ」といった意味です。スペイン語だけど英語でも通じます。日本語でも通じそうですね。
どうしようもない事に対して体と心を痛めてしまっている人に言葉をかけてあげて下さい。
少し客観的に自分を見つめてもらえば「こんな事で悩んでもしょうがないな」と思えるものは意外とあるものです。
応援してるよ!
I believe in you !
You can do it !
自分が頑張っている時に「応援してる!」「いつでも相談に乗るよ!」といった言葉は励みになるのではないでしょうか。
相手の頑張りに対して何かをしてあげたい、と思ったら伝えてあげて下さい。
頑張らなくていいんだよ
Take it easy.
You don’t have to work so hard.
Take one day at a time!
またまた登場、Take it easy. 汎用性高いですね。
Take one day at a time!は「1日ずつこなしていこうよ!」といった意味になります。
「頑張れ」の代わりに「頑張るな」というのは意味が逆じゃない?と思うかもしれませんが、使い方によっては大きな励ましになります。
上で紹介している「無理しないでね」と似た意味になりますね。
心をすり減らしている人に対して「頑張りすぎないで」と伝える事は大事です。無理して頑張っている人は、もしかしたら心のブレーキが壊れているのかもしれません。頑張り過ぎて心と体まで壊れてしまっては元も子もありません。
あなたが止めてあげてください。
まとめ~「頑張れ」に代わる言葉で伝えよう~
励ましの言葉として「頑張れ」は悪い言葉ではないですが、「頑張れ」を多用する人は他人に対して少し無責任に思われる場合があるかもしれません。突き放す言葉に聞こえてしまう場合があるからです。
弱っている人、疲れている人、悩んでいる人に対しては「頑張れ」は逆効果な場合があります。そんな時は相手に安心を与える言葉、相手を認めている言葉が、「頑張れ」の代わりによくハマります。
相手に伝えると共に、自分にも言い聞かせるようにすれば、相手も自分も安心でき、本心である事が相手にも伝わるはずです。
「頑張れ」の代わりに使える表現はいろいろありますが、一番大切なのは相手を思う心遣い、相手を大切に思う優しさです。
弱っている人の頼りになるあなたでいて下さい。ただし、あなた自身が弱ってしまった時は、遠慮なく周りの人に頼ってくださいね。
おすすめ本紹介コーナー!(パチパチパチ・・・そんなコーナーあったのか?)もうだめだ、頑張れないと思った時に読むと心が少し軽くなる感じ。詩・応援歌、という形式で流れるように読めます。著者の苦しみを垣間見つつ、自分の心にも響く内容です。
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