突然ですが、うつ病を患った事のある快晴さんぽです。
生きていれば心に重しが乗っかって、この世の全て、自分の全てが嫌になる事だってありますよね。
うつの時は世界にモヤが掛かった感じ、世界が灰色な感じがしてたな・・・
そして、うつを患った方はもちろん、そこまで深刻な精神状態にはなっていなかったとしても、
「会社行きたくないな・・・」
なんて思った事、一度や二度はあると思います。あなたもありますよね?毎日そう思っている人だっているでしょう。
働いている人の中で、会社やだなと思った事のない人なんているか?
・人間関係が悪い
・仕事の量、質が重い
・通勤が疲れる
・上司が苦手
・将来が不安
などなど、社会に出てからの心を締め付ける出来事には枚挙にいとまがありません。
それでも生きていかなければいけない私たちです。
中には重くのしかかる重圧に耐えきれなくなって自死を選んでしまう人もいます。
心が壊れてしまうと正常な判断が出来ないのだ・・・
私は「死ななければならない」と思うほど追い詰められはしませんでしたが、ギリギリなところで会社に通っていた覚えがあります。
その頃は生きる事に精いっぱいであまり記憶がないんですよね・・・。
会社のせいで自分を殺してしまう、そんな事はバカげている、頭では理解しています。
でも限界を超えると自分をこの世から消したくなってしまう、その気持ちはよく分かります。
しかしながら、自分をこの世から消す事が果たして正解なのか、それだけには”No”と言いたい。
”働く事”、”会社”のせいで自分を壊してしまう事だけはもったいない!そう言いたいです。
楽しく生きるための人生ですよね。頑張り過ぎて自分を壊すためじゃないですよね。
そんな事を考えつつ、面白い本があったので購入して読んでみたのです。
という書籍です。
今回はこの書籍を読んで気付いたことを元に、自分の考えも織り交ぜながら綴っていきたいと思います。
どんな事があっても絶対に生きて行こうぜ!いつか楽しく生きられる未来が来ることを信じて!!
「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」を読んで
働き過ぎて「うっかり」自殺しかけた著者の経験を元に、マンガ形式を交えて非常に読みやすく展開される書籍です。
長時間勤務がクセになっていたり、会社でストレスフルな働き方をしているような場合に、「あるなぁ」「分かる分かる!」と共感できることが多く、ストレスによって自分を見失って行ってしまう過程などがリアルに描かれています。
働くことが辛い人はぜひ読んで欲しい。
書籍を少しご紹介してみます。
自分の考えも盛り込んでいるので、その点を考慮してこの記事を読んで欲しい!
マンガ形式で読みやすい
↓シンプルで可愛らしいな絵柄でありながら、現実に起こりうる「ワーカホリック」の人の行きつく先、みたいな恐怖めいた話もあります。
マンガ形式で吹き出しの会話などが展開されるため、とても読みやすいですね。
心が疲れていて文字だらけの書籍は読むのが難しい、という方もいると思いますが、これなら読めるのではないでしょうか。
頑張り過ぎてしまう人は
日本人って、なぜか自分の限界を超えて頑張ってしまう人が多いんですよね。
自分もそうですし、周囲で精神疾患を患った方を見てきてそう感じます。
ちょっと調子悪いけど、まだ大丈夫。何とか会社行こう・・・。
そんな人が結構いますよね。
会社で頑張って働いたのに、心と身体を壊してしまってまともに働けなくなるなんてバカらしいはずなんですが、なぜか頑張ってしまう。
「あと3時間!」とか「この繁忙期が終われば!」なんて感じで自分を追い込んでしまう人が多い気がする。
そうやってどこかの時点でストレスが自分の限界を超えてしまい、心と身体がうまく働かなくなってしまう、それがうつ病などに繋がってしまうわけです。
頑張ったって出来ない事は出来ないんですよ。
そもそも、
「1日25時間働け!」と言われたって無理ですよね。
物理的に出来ない事は出来ない、自分に出来ないことだってある、そう考えたっていいと思うんですよ。
「頑張らない勇気」を持とうよ、と書籍の中では言っています。
「みんなが頑張っているから自分も!」ではなく、「自分に合った頑張り方」が出来るようになりましょう、という話です。
闇雲に毎日夜遅くまで働くことが正義ではありません。他の人が残っているからといっても、さっさと帰ったっていいのです。
なぜか「遅くまで働くことが良い事」みたいな風潮のある日本の会社ですが、そろそろ変えていきたいですよね。
自分がどんな働き方をしたいのかをよく考えてみましょう。
自分もうつを患ってからは、なるべく定時で帰るようにしているし、在宅勤務も利用して自分に合った働き方を模索している!
「俺の心は図太いから大丈夫!」という人だって
俺、ストレスには強いから大丈夫だよ!
なんて人も、限界を超えればポキっと行きます。人間である以上、例外はないのです。人の心は無限の耐性など持ち合わせていません。
生身の人間に、1トンの鉄の塊が落ちてくるから受け止めろ!と言っても無理なのと同じように、仕事であまりの過負荷が掛かり続ければ心は折れます。
心が強いと思っている人も弱いと思っている人も、どんな人も「心のSOSに気付いて欲しい」と書籍の中で言っていますね。
自分くらい、自分の心の悲鳴を聞いてあげようよ・・・。他の誰も気づいてくれなくてもさ。
ちなみに、精神疾患にかかった人が「心が弱かった人」というのも誤りだと思っています。むしろ中途半端に心が強かったから限界を超えるまで我慢できてしまった可能性すらあります。
自分を犠牲にする必要はあるのか
「会社を休むことはダメな事」
「会社を辞める事は悪」
そんな価値観を植え付けるような教育をしますよね、日本って。
”あれやっちゃいけない”、”これやっちゃダメ”、”それは人に迷惑がかかるから止めて”
そんなのばっかりです。
自分の人生なのに、なぜあらゆることを制限されて、やることなすことダメダメ言われて生きなきゃいけないのか。
自分の人生なんだから、自分が思うように生きたって良いじゃないか。そう考えてみませんか。
そんな事を書籍の中で言っていますが、全くもって同感ですね。
例えば会社を休むにしたって、
「自分が休んだらあの仕事が回らない・・・」
じゃなくて、
「自分が休んだって他の人がどうにかしてくれる!」
くらいの気持ちで良いんですよ。
会社を辞める時だって
「自分が辞めてら同僚に迷惑がかかる・・・」
じゃなくて
「辞める会社の事なんて忘れて自分の未来を考える!」
くらいの心持ちで良いはずなんですよ。
「普通に働く」だけで、自分を犠牲にする必要なんてない、それくらいの気持ちで生きましょうよ。
自分の人生は自分のモノなんですから・・・!
世界は広い
今、働く事に疲れてしまって辛い気持ちを抱えている人も、今の自分が全てではありません。
未来永劫苦しみに埋もれる必要はないです。
「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」を読むと、苦しみから脱却するために時には逃げたっていいんだよ、的な事も書いてあって、心の救いになるシーンが結構あるんですよ。
↓書籍の中の一コマ。世界は今の自分の周りだけではないです。
「ヤバいな」と思ったら、今の世界の外にも世界は広がっている、という事を意識してみるんだ!
まとめ
以上、「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」の書籍レビューに交えて共に自分の想いを書き殴ってみました。
この本はとても読みやすいのですが、書かれている事はいちいちリアルで、心が押しつぶされていく様がアリアリと想像でき、そんな事になる前に脱出した方がいいよな、と妙に納得できる内容になっています。
心が苦しくなってきたら、一時的にでも長期的にでも会社を休んでいいし、人に愚痴ったり相談してもいいので、自分の心と身体が壊れるまで頑張らないで欲しいんですよね。
「頑張る」=「心身を壊す」
になってしまったらアホらしいじゃないですか。一度の人生なのに会社のせいで健康を損なう事に正義や意味など見い出せないですよ。
ちょっと心が疲れてるな・・・
という方はぜひ手に取って読んでみてくだださい。心が軽くなって人生が変わるきっかけになるかもしれませんよ。
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