使ってるノートパソコンのファンが唸りをあげてて煩い・・・
熱でノートパソコンの動きが悪くなってる気がする・・・
そんなお悩みをお持ちの方に、簡単な方法で排熱能力を上げて課題を解決し得る方法をお伝えします。
ノートパソコンって筐体が薄いので、CPUの熱を外に排出するためのヒートシンクやファンも小型になりがちです。
そのため、排熱不足からファンが常に高速に回り続けてしまったり、裏蓋やキーボード部分が熱を帯びて性能まで落ちてしまったりします。
CPUは温度が高くなると意図的に性能を落とす。いわゆるサーマルスロットリングだ。
そんなノートパソコンの熱のお悩みを解決する一手段として参考にしてください。
ノートPCの熱がこもる原因の一つ
まずはノートPCに熱がこもってしまうのは何故かを考えてみます。
熱くなってしまう一般的な要因
ノートPCの筐体内に熱がこもってしまう原因としては、
① 常に負荷のかかる作業をしている
② 性能の高すぎるCPUを搭載している
③ 筐体の物理的な構造のせいで排熱がうまく行っていない
といったものが考えられます。
②はもはやどうしようもないとして、①は使い方の工夫は出来そうですが、せっかくのパソコンですからフルスロットルで使いたいですよね。
今回は③に着目し、より熱を外に放出しやすい筐体を模索してみたいと思います。
と言ってもボディを削ったりの難易度の高い作業はしない。簡単な対応で排熱能力を高めたい。
ノートPCの物理的構造から熱がこもる要因を探る
ノートパソコンは、底面から空気を吸い込んで側面から排出する、というタイプが多いです。
例えば「NEC VersaPro UltraliteタイプVG」という超薄型ノートパソコンも底面に吸気口があるタイプです。(リンク先は同等スペックのコンシューマー機LaVie Z LZ550/SSB)
↓「NEC VersaPro UltraliteタイプVG」の外観はこんな感じです。14.9mmという薄さを誇ります。
↓超薄・超軽ノートPC「NEC VersaPro UltraliteタイプVG」の外観・性能レビューはこちら。
↓底面を見るとこんな感じですね。スリットから空気を吸い込む構造です。
上面はキーボードやタッチパッドがあるので、上面から空気を取り込むのは難しいのだろう。
とは言え、底面だってデスクとの離隔が小さくて、ほとんどペタンとくっついている状態ですから、空気を吸い込みやすい訳はないですよね。
↓一応申し訳程度にゴム足が付いていて机から浮かせてくれる役割を果たしていますが、ほんの1㎜程度の厚みしかないため心もとないです。
↓実際、普通に置いた場合、ノートPC底面と机の間の空間は非常に小さくなってしまいます。
これじゃぁ、うまく空気を吸えませんよね。
空気の吸い込みが不足すれば、それだけ熱を外に排出するための材料が不足する事になるわけで、熱がこもる原因になってしまいますよね。
これが、ノートPC内部に熱が溜まってしまう構造的な問題の一つです。
ノートPC裏ぶたと机の間の離隔を簡単に広げる方法
では、空気の吸い込み能力を高めるにはどうしたらいいのか。
例えば本などの上にノートPCを置いたりしても不安定ですしそもそも面倒です。
離隔を確保する簡単な方法をお伝えします。
クッションゴムを活用!
その方法とは、「クッションゴム」を使う方法です
↓3Mのクッションゴムが非常に便利です。
↓5mm程度の高さがあります。
粘着性なので、これをノートPCの裏ぶたに貼るだけで良いのです。
もともと裏ぶたに付いているゴム足の高さが1mm程度なので、5mmあればかなり離隔を確保できると思われます。
実際にノートPCの裏ぶたにクッションゴムを付けてみた
↓実際に「NEC VersaPro UltraliteタイプVG」の裏ぶたにクッションゴムを貼り付けてみました。
取り合えず、吸気スリットの近くのゴム足付近に貼っておけばよいでしょう。
クッションゴム自体が透明なので目立たなくていいですね。
元々付いているゴム足は高さが1mm程度しかなかったですが、このクッションゴムは5mm程度の高さがありますので、底面と机の間に大きな空間を確保する事がでました。
↓クッションゴムを付けた状態で実際に机に設置してみました。
いかがでしょう、机との間にかなりの離隔を取れるようになったのが分かりますね。
これによって空気の吸い込み効率が上がったはずです。
ノートPCの熱ごもりが気になる人は試してみる価値ありだ。
まとめ~ノートパソコンの性能が熱のせいで落ちている時の対処法~
ということで、熱のこもりがちなノートPCの排熱能力を高めるための簡単な方法についてお伝えしました。
吸気口が底面にあるにも関わらず、その底面が机に密着しちゃってるノートPCが多いので気になってたんですよね。
窒息してしまうわ。
そんな時、クッションゴムで底上げして空気の吸い込み力を上げれば、少なからず熱の排出も促進されるってもんです。
どんなノートパソコンでも簡単に貼れちゃいますのでぜひお試しください。
また、底面を大きく浮かせても排熱問題が解決しない場合は、ファン付きのクーラーで強制的に冷やす方法もアリです。
↓こんな感じの製品をノートPCの下に配置する方法です。排熱対策の最終手段としてご検討ください。
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