TOEICはビジネス寄りの問題が出題されると言います。確かに次のような場面の問題をよく見ますね。
・ミーティングの場面
・取引先との次の打ち合わせの予約
・飛行機やホテルの予約、チェックイン
・イベントの広告
・採用面接の段取り
・新商品のプロモーション
・新しい社長の経歴
・上司とのメールのやり取り
ビジネスはビジネスですけど、「事業計画分析のための統計の詳細な手法」とか「最新のビジネスモデルの考察」などという難解な英文が登場するわけではありません。
一般常識の範疇の問題がほとんどです。あくまで英語力を測るためのテストだからです。そして、一部の人にしか理解できない固有名詞なんかも登場しませんね。まぁそのせいで味のないといいますか、現実味の薄い英文ばかりになってしまうのが少し悲しい所ではありますが・・・
出題の場面を分類分け
TOEICに登場する場面を分類してみました。公式問題集Vol.6のテスト1・2の全400問を次の区分けで分けてみました。
広告・紹介
お店
オフィス
仕事現場
イベント
打合せ・会議
採用・人事・研修
旅行
営業
日常生活
食事
アンケート
組織構造
風景
少し無理やりな区分けもあって、例えば「日常生活」と「食事」など、場面としては重なっていると思われる部分もあり、あまり切れはよくないですが大まかにまとめています。「お店」の中には洋品店や食品販売店、切符売り場も含めました。
結果を見てみると「広告・紹介」「お店」「オフィス」「仕事現場」で、全体の半数以上を占めます。設問としては新商品のプロモーションだったり、販売店での店員とのやり取り、オフィスでの同僚との会話等、まさにビジネス系の場面が並びますね。
続いてTOEICでは展覧会の準備や著名な作家のトークショーなど、「イベント」関連の話題も多いです。
そして会議室の予約状況や採用面接の日取りといった、まさに会社の中で行われている感満載の話題である「打合せ・会議」「採用・人事・研修」の場面が続きます。
「旅行」はプライベートというよりは、旅の日程の確認やホテルの予約といった、やはりビジネスライクなやり取りが多かったりします。
日常生活や風景の描写など、ビジネスとはあまり関係ない場面も少数ですが出題はされます。ただしやはり数は多くなく、やはりTOEICはビジネス関連の場面が多く登場するテストである事は間違いないですね。
大学生には解きにくい問題か
大学生がTOEICを解くのが難しいか、というとそうでもないでしょう。自分が大学生だったころを振り返っても、TOEICに出てくる話題はほぼ全て理解可能だったと認識しています。
一般的な常識は身につけておく必要があります。空港で飛行機に乗って旅行したり、アルバイトをしたりといった経験は一般常識を身につけるために役立つでしょう。ただし遊びやバイトだけになってしまっては本末転倒ですが・・・。
また、大学生のうちはとっつきにくいであろうと思われる知識もあります。例えば会社での階級・役職みたいなものは実際に社会に出てみないと分かりにくいですよね。
例えば・・・
社長 President
副社長 Executive Vice President / Senior Vice President
最高経営責任者 Chief Executive Officer / CEO
最高財務責任者 Chief Financial Officer / CFO
支社長 General Manager
部長 Manager / Director / Head of Department
課長 Section Chief / Section Head
この辺はTOEICの問題を解いていれば自然と出会うはずですのであまり心配することなく、勉強を続ければ知識として定着するでしょう。細かい役職の区分が、解答するためのキーポイントになる問題というのも、ほとんどないですしね。
TOEICはビジネス寄りの問題が多いが
ビジネス寄りの問題が多いTOEICですが、一般の人が知らないような専門的な話が出てくるわけではありません。
TOEIC向けの勉強を続ければ違和感なく知識として頭に入ってくるようになるはずですので、高校生も大学生も社会人も、もちろん中学生以下の生徒たちも誰でも無理なく取り組める、それがTOEICです。
まとめ
・TOEICはビジネス寄りの問題が多く出題される
・専門知識が必要な問題が出題されることはない
・TOEICは、一般的な知識を持っていれば誰でも無理なく取り組める
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