就活?単位? 大学生こそTOEICを受験すべき7つの理由

TOEICと大学生

大学生はTOEICを勉強しているのでしょうか。少なくとも私が大学生の頃よりは今の大学生の方がTOEICの勉強をしているはずです。

 

単位取得大学院入試、そして就活等、使える場面はたくさんあるので、ぜひTOEICを勉強して活かしてほしいです。

 

大学生の時点で役に立つのはもちろん、社会人になってからも何かと受験させられる機会も多いでしょうから、ぜひこのこの記事を参考にしてみて下さい。

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大学生のTOEICの平均点は・・・TOEICの活用

大学生のTOEICテスト平均点は、変動あれど概ね下記のような感じです。

 

大学1年生 420点
大学2年生 440点
大学3年生 480点
大学4年生 510点

 

私はこれより低かったですけどね・・・泣

 

平均点だけでみれば、日常的な英語は理解できる、といったレベルでしょうか。ちなみにTOEIC全体の平均点は580点くらいです。

 

それまで勉強してきた英語の知識をもってしても、点数はそんなに伸びないんですね。TOEICのスコアを伸ばすにはTOEIC用の勉強が必要なのです。

 

参考「なぜTOEICのスコアは伸びないのか 効率の悪い勉強法6選」

なぜTOEICのスコアは伸びないのか 効率の悪い勉強法6選
頑張ってTOEICの勉強をしているのにスコアがさっぱり伸びない!とお嘆きのあなた。あなたの勉強法は目標達成に向けて効果的な勉強法ですか?スコアが伸びない時にありがちな勉強法を紹介しますので自分の勉強法と比べてみてください。

 

ただ、この点数ではこの後ご説明する単位認定もままならないですし、就活時の履歴書に書いて有利になるレベルにも達していません。

 

TOEICを活用したいのであれば、少なくとも平均を上回る必要はありそうです。

 

このブログは「3か月で500点→900点」を謳っていますが、大学生だからといって達成できないわけでは全くありません!

 

むしろ、私のように頭が凝り固まっていない大学生の方が、900点実現に向いていると思いますよ。「大学生だからこそ」900点達成は思いのほか容易かもしれません。

 

では、大学生だからこそ、TOEICで高スコアを取るべき理由を解説していきたいと思います。

①単位になる

TOEICの開発機関であるETSによると、入試や単位認定にTOEICを活用している大学等の数は下記の通りです。(2016年10月・11月・12月の調査)

大学短期大学高等専門学校
調査実施校数751321571,129
入学試験活用校数42710647580
単位認定活用校数3787845501

 

どうでしょうか。半分くらいの大学でTOEICを単位認定に活用していることになります。

 

単位取得に求められるスコア

以下はTOEIC公式サイトからの抜粋です。埼玉大学と千葉大学の単位取得可能状況について載せてみます。

埼玉大学ですと、730点で2単位、860点で4単位認定する、とありますね。

 

さらに全体を見てみました。単位取得にTOEICを活用している全国378大学の全1339学科が求めているスコアをグラフにまとめました。(要求スコア不明の学科は除いています)

 

このグラフはヒストグラムと言います。

見方を説明します。700点という所に136という数字がありますね。これは、単位取得にあたり651点~700点というスコアを求める学科が136個ある、という事を意味します。

 

このグラフによると、単位取得には701点~750点というスコアを求める学科が232個、というように突出して多い事が分かります。大学生のTOEIC平均スコアは500点にも満たないレベルですから、単位授与にはそれなりの努力を課す、という大学の意思の表れでしょう。

 

ちなみに、851点以上を課す学科は90個(全体の約7%)となっていますので、少ないながらも存在しています。多くは国際系の学科ですが、東北大学のように単位取得には全学科で900点を課す、という所もあるようです。

 

単位取得レベルのTOEICの力を身につければ、英語の能力も上がって、単位ももらえて、後の就職活動でも有利に働く・・・これはTOEICを勉強しない手はないんじゃないでしょうか。

公開テストとIPテストどちらが必要?(単位取得)

単位取得には公開テストが必要なのでしょうか、それともIPテストも使えるのでしょうか、見てみます。

ちなみに公開テストとは一般の受験者が受ける月1回の試験で、IP(Institutional Program)テストとは企業・学校等の団体向けTOEIC試験です。IPテストは過去の公開テストが再利用されているようですので、難易度的には公開テストと同等と言えます。

このグラフを見ると、IPテストも1081の学科で単位取得に使えるようですから、公開テストもIPテストもそれなりに単位取得に使えると言えそうです。ただ、やはり公開テストでのスコアを保持しておくのが無難なようです。

 

自分の狙う単位が、どちらのスコアを求めているのか、よく調べましょう。

 

ちなみに公開テストを使える学科が1334しかない(学科は全部で1339)のは、学内のIPテストのみを認める大学があるからです。

TOEICの公開テストとIPテストの違いは?どちらを受ければ良いか
TOEICの受験方法って、公開テストとIPテスト(いわゆる団体受験)がありますよね。個人で申し込むか団体で申し込むかの違い位しかないのかな、と思いきや結構いろいろな違いがあるのです。2つの違いやメリット・デメリット等を明らかにしたいと思います。
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②院試に使える

大学院入試で、「TOEICによる英語試験免除」や「英語試験の点数を8割と認定する」などの条件を出しているところは、そこまで数は多くないですがあります。

 

これもまたTOEIC公式サイトからですが

校数(研究科数)入学試験活用校数(研究科数)
76(588)66(256)

 

大学院を設置する大学は600校くらいありますから、1/10程度の大学院でTOEICを入試に活用しているみたいですね。もし自分の狙う大学院でそういった制度があるなら、TOEICを活用しない手はないですね。

大学院入試に求められるスコア

参考までに、中央大学大学院の入試活用状況を載せておきます。英語試験が免除されれば、その他の科目に時間を充てられますから、その分有利になりそうです。

 

分析してみました。下記のグラフをご覧ください。(要求スコアが不明な研究科は除いています)

再度ヒストグラムですね。見方は600点という所に29という数字がありますね。これは、単位取得にあたり551点~600点というスコアを求める研究科が29個ある、という事を意味します。

グラフによると701点から750点を求める研究科が80個と圧倒的に多いですね。上記単位取得に必要なスコアは結構ばらけていましたが、院入試には700点以上を取得していないと厳しい印象です。

公開テストとIPテストどちらが必要?(大学院入試)

続いて、大学院入試には公開テストが必要なのかIPテストが必要なのかを見てみましょう。(不明な研究科は除いています)

IPテストを認める研究科は公開テストを認める研究科の半分以下ですね。やはり公開テストにおけるスコアを保持していた方が無難と言えます。

 

③就活に役立つ

約7割の企業が採用時にTOEICのスコアをチェックしているそうですから、就職活動にも活きてきます。

 

今後、英語を使う機会が増えることはあっても減る事はありません。そんな中で、英語が出来る日本人は非常に少ないのが現実です。TOEIC895点以上は全体の3%程度しかいないのです。

 

もしTOEIC900点を履歴書に書いたとしたら、他の就活生との差別化にもってこいです。あなたが企業の人事部なら、次のような人材を比較してどちらを採用したいでしょうか。

 

同じようなレベルの大学、成績で、
A. TOEICスコアが500点の学生
B. TOEICスコアが900点の学生

 

たとえ現時点で国際系の部署への配属や海外赴任といった直接的に英語を使う業務に就かせる予定が無かったとしても、少なくとも英語の基本が出来ている可能性の高いTOEIC900点ホルダーを確保しておきたいと思うのが人事の心でしょう。

 

就活時の差別化のためには、TOEIC900点は非常に優れた武器になるのです。

 

ちなみに、履歴書に書いて意味のあるTOEICの点数はどんなもんでしょうか。私の社会人経験を踏まえた独断と偏見で載せてみます。あしからず。

 

500点 → 書いても良いが、有利になる事はない点数
600点 → 標準的な英語力が備わっていることを証明できる点数
700点 → 英語力を多少アピールできる点数
800点 → 英語が出来ると評価される点数
900点 → かなり異質。他の就活生との差別化が可能な点数

 

ただし、応募する企業によって違いますので。企業分析のついでにTOEICがどれほど評価されるのかも調べてみると良いでしょう。

 

④海外旅行の際に困らない。一目置かれる

友達や恋人、家族と海外旅行をする際に英語圏ではもちろんのこと、英語圏以外でも役に立つはずです。

 

 

これはTOEICの点数というよりは基本的な英語力がモノをいう訳ですが、TOEICの高得点保持者ならば無理なく意思疎通を行う事が可能だと思います。

 

例えば・・・

・文字を読める(看板や食事のメニュー、ホテル内での掲示物等)
・現地の人に道を尋ね事が出来る
・テレビ等で流れる英語をある程度理解可能

 

というように、活かせる場面はかなりあるでしょう。
また一緒に行った人から、尊敬の念で見られる事間違いなしです。(実はこれが一番うれしいかも)

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⑤勉強する習慣が身につく

大学生は、勉強している人はものすごくしているし、していない人は全然してない。或いは勉強をしようと思っても焦るばかりで中々勉強できない、という大学生も多いのではないでしょうか。

 

TOEICをきっかけにするのは如何でしょうか。分かりやすい参考書・問題集がたくさんありますから勉強もしやすいですし、英語ですからこれまでの知識が活かせます。

 

また、スコアという形で成果が目に見える仕組みですから、モチベーションも維持しやすいと思います。

 

ちなみに、就職活動をする際に、企業は大学時代の学業成績を見るようになってきているといいます。

 

例えば
こちらの記事「これが就活で成績を活用する企業だ」

 

私は実は大学時代の成績が良かった(首席卒業)ので、就職氷河期だったにも関わらず就職活動はほぼ全戦全勝でした。(自慢に聞こえそうなのでリアル社会ではほとんど話したことはありませんが・・・ブログでなら!)

 

そりゃ大学内で大量の学生が在籍している中、その大学の首席クラスの学生を入社させる事ができれば、会社事業にプラスに働く、と人事は考えるでしょうから。

 

TOEICの勉強習慣が、大学の他の科目の勉強にも繋がると良いですね。

⑥会社に入っても役立つ

「会社に入れば勉強も終わり」なんてことはありません。むしろ就職してからが本当の勉強開始、と考える人たちもいるくらいです。

 

昇格、昇給、社内試験等にTOEICが活用されている事例は枚挙にいとまがありません。
定期的に会社が受けさせる公的な試験なんて、TOEICくらいではないでしょうか。

 

TOEICを無視することは恐らくできないでしょう。大学時代にある程度の成果を出しておくことをお勧めします。

 

⑦実際に社会で使える

Part7に出てくるような文章などは、実生活において活用できます。

 

「クレーム対応のメール」
「会社内の掲示資料」
「上司への報告資料」
「映画の評判」
「旅行の予約」

TOEICは上記のような文章のオンパレードですよね。

 

世界中で試験が行われているTOEICですから、TOEICに出てくる文章は世界中で使える英語でなければいけないわけです。

 

こういった文章は実生活でも「使える」英語ですから、自然と慣れることができます。どんどんTOEICの問題を解いていきましょう。

 

参考「最も効果があったTOEICのリスニング勉強法 シャドーイング 」

TOEICリスニングで最も効果があった最強の勉強法シャドーイング
私はリスニングの点数を一か月で180点ほど上げました。急激な伸びで自分でもびっくりした位です。その時に力を入れていた勉強法が「シャドーイング」です。騙されたと思ってあなたの勉強法に取り入れてみてはいかがですか?

 

大学生諸君、大志を抱け!

いかがでしたでしょうか。

 

大学時代にTOEICを勉強すべき理由が少しでも伝わりましたでしょうか。

 

単位取得に使えたり、就活時の差別化に使えたりと、実利が結構あるんですね。

 

英語は世界各地で使われている言語ですし、ビジネス寄りの出題がされるTOEICが役に立たないわけがないのです。

 

TOEICに価値があると思う学生だけが勉強すれば良いのですが、

将来
あの時勉強しておけばよかった・・・

とだけはならないように、時間を有効に使えると良いですね。

 

一度きりの人生ですから!

 

もちろん、他にやる事がたくさんある中で、TOEICはその一部です。一部に固執することもないですが、その一部のために人生が不利になる事が無いように出来ると良いですね!

 

↓大学入試でもTOEICは活用されています。

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↓TOEIC学習に向けてのおすすめ教材はこちら

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まとめ

・大学生のTOEIC平均スコアはTOEIC全体平均より低い。TOEIC用の勉強が必要。
・TOEICの高スコアは単位取得や就活時に活用できる。
・将来後悔しないように、今をしっかり生きよう

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