我が家には小学校低学年の子供と就学前の子供がいてすくすくと育っています。
何不自由なく、育っていると思います。
そう、何不自由なく・・・
この何不自由なくというのが結構曲者じゃない?ということを最近感じ始めました。
上の子が結構わがままに育ってきたな、と思うようになりましてね・・・。
これは、子供に我慢させる場面をあまりちゃんと作ってこなかった、というのが原因の一つなのかなと最近考え始めているのです。
今回は子育てにおいて「ちょっと失敗したかな?」という点について掘り下げてみたいと思います。
今子育てしている人、これから子育てすることになる人にぜひ読んで頂ければ。
子供たちの生活の変化
私の昔の生活と今の子供たちの生活はかなり変わってきました。
そしてそれは子供にとって良くない方に変えてきてしまった親としての自分がいるのです。
私の子供時代の生活
自分は個人的には、自分の事をわがままだとは思っていません。
あくまで個人的には、だけども
私が子供の頃は家にエアコンもない、パソコンもない、当然携帯電話なんてない、という生活で、正直遊びと言ったら野山を駆けずり回るか、家庭用ゲーム機で遊ぶか、くらいなものでした。
ゲームだって1日1時間とかって決められてましたしね。
お小遣いらしいお小遣いももらっていなかった・・・
昔は今ほど暑くはなかったとはいえ、夏の暑い日でもエアコンのない部屋で我慢をせざるを得なかったことを覚えています。
つまり、当時そう思っていたかどうかは別として、「モノがない生活」に我慢していたのです。
今思えばよく我慢してたなと思うことばかりだけど、無きゃ無いでなんとかなるものなのだ
自分の子供たちの生活
自分の子供は、もう生まれた時から何不自由ない生活ですよ。
・各部屋エアコン完備
・大型テレビで自由にアニメなどを見られる
まぁその辺は普通としても、
・欲しがったおもちゃを平気で買って貰える
・お菓子を平気で買って貰える
・タブレット・スマホでYouTubeを自由に見られる
この辺の与え具合、どの親も結構やってしまっている事かなと思いますが、これがまずかったのでは?と考えるのです。
自分が子供の頃は好き勝手にモノ・お菓子を買うことなど出来なかったですよ。クリスマスなど年に1回ゲームのソフトを買ってもらえるかどうかというレベル。
今の子供は逆に周りにモノがあふれています。おもちゃなんて家にいくつあるか・・・
まぁ買い与えた親の責任なわけだが
親も買うし、奥さんの親も結構モノを買い与えちゃうんです・・・。初孫ですから汗
いつしかモノ(主におもちゃ)を買ってもらうのが当たり前、欲しいものがあれば駄々をこねて買ってもらえるまで不貞腐れる、そんな子供に育ってきてしまったのですよ・・・。
あとは、モノと並列でお菓子ですね。スーパーに行く度子供に「お菓子!お菓子!」と付きまとわれて、それを収めるために買ってしまうわけです・・・お菓子を。
加えて現代特有といいますか、スマホ・タブレットを与えてしまった事、これがまずい・・・。
YouTubeで色々と好きなのを見まくります。時間管理ができないので「あとちょっと!」とか言って何十分も見てたり・・・。
スマホ・タブレットは流石に取り上げた汗
不自由なくモノを与えられた子供の成長
子供は身体的には何の問題もなく成長してきていますが、何でも買い与えた弊害として考え方に問題が発生しつつあります。
・何でも欲しがり手に入らないと暴れる
・時間を守らない
・自分の支度が自分で出来ない
買ってもらうことが当たり前、買わないと癇癪を起こす、そんな子供に育ってしまいます。
モノの大切さが分からなくなるのも弊害です。おもちゃの一つをちょっと無くした・壊したとなっても
「また買えば良い」
そんな考えに親も子供もなってしまったら終わりです。
人生、お金で買えるモノばかりではないですし、そもそもモノを買うのだってお金が要りますよね。
親はお金があるから買ってしまう、子供はお金の概念を多少分かっていても自分が欲しいから何でもねだる、そんな風になってしまうんです。
もう小学生ですから、この辺の事をしっかり考えるようになってもいい年ごろなはずです。
その部分の成長が少し遅れている、方向が誤っているような気がしてなりません。
堪え性のない人の人生はホント大変ですからね。これだけは直さねば、と思います。
モノと情報であふれた世界の乗り切り方
子供は自分の欲しい物を何でも欲しがってしまう、これはまだ仕方ないです。より本能が勝る時期でもありますから。
問題は親の方。お金があるから買えてしまう、子供が不機嫌になるから買い与えてしまう。これをどうにかしないと、です。
親のコントロール
そもそも本来は親がちゃんとコントロール出来なきゃいけないんです
時と場合に応じてモノやお菓子を極力買い与えない、タブレットを見せない、といったコントロールを。それは親の義務と言っていい。
我慢を覚えさせる事の出来る場面がいくつもあったのに、子供にせがまれてそれを”ふい”にしてきたんです。
子供のために一番良くないことをしてきたのでは、という苦い自覚があります。
我慢を覚えなければ自分をコントロールする事ができず、好きな事を好きなだけやろうとして周囲と衝突したり自堕落な生活を送ったりという悪い下地を作ることに繋がってしまいます。
今、必死に上の子に対する方向修正しようとしている。下の子にもこの苦い経験を活かすしかない。
子供への教え
モノを買い与え過ぎるのも買い与えなさ過ぎるのもダメなのでしょう。
バランスを取りたいのです。
そして、そのバランスは予め子供と話し合って決めておくことが大事。
「良いのを買うためにおもちゃは誕生日だけ買うことにしようね」
「お菓子を食べ過ぎると虫歯になるから買う日を決めようね」
「時間をちゃんと守れるようになってからタブレット使おうね」
とそんな事を話し合うべきだったな、と。
子供にも納得をさせた上で、買う時は買う、買う時でない時は買わない、という規律・我慢を覚えさせるべきなんだよなー、と強く感じています。
子供が騒ぐからそれを抑えるために何かモノを買い与えておく、というのはダメな育て方なんだと自覚している。
当たり前の事なんですが、人の親になると日々の生活の忙しさや仕事の疲れなどから、子供をしっかりと育てるという一番の目的から目を背けてしまいがち。
全くモノを買い与えない方が良い、というつもりはないです。
ある程度は欲しい物を与え、そしてある程度は欲しいと言うモノを与えない、つまり我慢を覚えさせる訓練をする、そんな事をやっていきたい。
この辺のバランスは難しいですが、試行錯誤でしょうね。
これからの子供との関わり方
まだ遅くはない!と信じて、子供へのモノの与え方について変えるべき所は変えて行ければと思っています。
いつくか取り組み始めている内容をご紹介。
今は本を読ませる時
上の子は幸いにして本を読むことが好きです。
今まではタブレットでYouTubeを見て時間を消費してしまい、本を読む時間を奪われていましたが、タブレットを見る事を止めさせた事により、本を読む事に集中し始めました。
止めさせた当初は「YouTube見たい!」と言ってわめいてたけどね・・・
本を読ませると言っても、やはり次から次へと買い与えるのでは元の木阿弥、図書館をフル活用しています。
借りたモノは必ず期限通りに返さなければならない、という約束事も覚える事ができ、一石二鳥ですよ。
単なるおもちゃではなく知的好奇心をくすぐるモノを
同じ買い与えるでも、一度使って終わるようなおもちゃではなく子供の知能を伸ばすようなおもちゃにシフトしたいですね。
今までLEGOブロックはいくつか買っていたのです。子供も結構遊んでました。
しかし華やかなおもちゃを使った遊びを覚えると、地味に思えるブロック作業から遠ざかってしまったんですよね。
ブロックは空間把握能力とか、自分で形を創り上げる力を伸ばしてくるので、子供の脳の発達にはとても効果的です。
なので、新しいブロックを投入しようかなと考えています。
↓3年前に買ったLEGOブロック。遊び尽しました。
レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス スペシャル 10698
さらにちょっと高いですが藤井聡太棋士が子供のころ遊んでいたと話題の「キュボロ (cuboro)」を買ってみようかと画策中です。
これも空間把握能力を高める系の玩具で、ビー玉がうまく転がるようにブロックを組み合わせる、という遊び方をします。
こういう良質の遊び道具を子供に与えたいところです。
結構高いけどな。自分で作れはしないレベルの玩具。買うしかない・・・か?
あとはやっぱり「ベネッセのこどもチャレンジ」ですよ。子供が夢中になりますもん。さすがによく考えられてます。
子供が自分で考えて遊び、そして学ぶようになるための玩具・教材が目白押しです。
外遊びも積極的に
ちょっと遠出して見知らぬ公園へ遊びに行く、といったコミュニケーションもとるようにしました。
初めて見る遊具がある公園を発見すると、大人でも胸高鳴りますよ笑
初対面の同い年くらいの子供と話しながら遊ぶ事も覚え、社交性の獲得にも役立っているようです。
↓雨の日なんかは屋内系の遊び場もおススメ
睡眠と栄養の大切さを教える
うちの子供は放っておくといつまでも起き続けておもちゃで遊んでしまいます。
睡眠時間の短い子供は学力向上や成長の面で明らかにマイナスです。成長ホルモンの分泌が絡んでいるのでしょうか。
小難しい事はさておき、早寝早起きの大切さを納得してもらって、出来る限り一緒に寝てあげたいですね。いずれ一人で寝てもらいますけども。
あと、栄養です、栄養。人間は食べたもので出来ているわけですから、何をどう食べるかは人間の成長、言ってしまえば生き死にに直接関わってくる部分です。
ましてや子供であれば摂取したものがそのまま成長に使われるのですから栄養を疎かにするわけにはいきません。
お菓子が主食なんていう人間にだけは育てないようにせねば・・・
成長に必要なたんぱく質、カルシウムを意識的に摂らせ、さらには野菜嫌いにならないようにしていきたいですね。
とにかく食べる事が楽しいと思ってもらえるようにしていきたいです。、
いずれパソコンを与えよう
そもそもYouTubeが見られるデバイスを与えたのが早過ぎたんです。
小学生中高学年になれば時間の使い方もしっかりしてくるでしょうし、電子機器の扱いにも慣れてくる頃ですから、パソコンを与える時期を考えていきます。
スマホ全盛の時代においてパソコンが使えない若者が増えている世の中ではありますが、やはり作業効率を考えれば圧倒的にパソコン優位ですし、クリエイティブに何かを生み出そうと思えばやはり処理能力の高いパソコンと大きめのディスプレイが必要となってきます。
就職したけどパソコンが使えなくて四苦八苦してる泣、なんて人間には育てたくないしな
有害サイトへのアクセスが出来ないようにある程度はペアレントコントロール機能を入れようかと思っています。
当面はYouTubeへのアクセスも禁止しようかな・・・。どうやって実現すっかな。ソフトウェアかルータで設定か・・・。
↓こんな感じの小型パソコンを子供部屋に設置しようかなと画策中笑
↓スマホ漬けにはしたくない・・・。
愛情はいくらでも注ぐ
子供は親の愛を敏感に感じ取ります。
仕事や家事の忙しさにかまけて子供とのコミュニケーションをないがしろにすれば、その分子供は悪い方向へ進むでしょう。
耳が痛い・・・
子供を育てる理由は何か、それは子供が自分の力でしっかりと生きて行く力を身に付けてもらうため、です。少なくとも自分の考えとしては。
そのためには親が子供としっかりと向き合う必要があるでしょう。
親が子供を無視していたら、子供も周りの人を無視する大人に育ちます。それでは人生渡っていけませんよね。
子は親の鏡ってね
圧倒的な愛を子供に注ぎたいと思っています。ちょっとくらいウザがられる位でいいかな、と。
まとめ
ということで、子供の育て方で失敗したかな~と思える事を元に、子供との関わりをどうしていくべきかを考えてみました。
この記事全般を通して言いたい事は、
「愛情はいくらでも与えていいけど、物の与え過ぎはだめよ」
ってことですね。
子供がしっかり生きて行くために必要なのは「単なるモノ」じゃないはずなんですよ。
生活していくための知恵だったり、人との接し方だったり、健康な体だったり、そういう所をしっかり教える、それが親の務めかなと考えています。
子供は親の思い通りには育たない、と言うかむしろ自分の生きたいように生きてもらえればそれでいいのですが、その土台となる部分は作ってあげたい!と心から思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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