最近、芦田愛菜をテレビでよく見ます。CMやバラエティ、クイズ番組など、見ない日はないと言っていいほどです。
そしてその立ち居振る舞いは落ち着いていて聡明さがにじみ出ていますね・・・。
今年名門中学に入学した芦田愛菜ですが、しっかりし過ぎていて逆に恐いくらいですね。親としては、あんなにしっかりと育ってくれたら文句ないな~という感想が聞こえてきそうです。
受験を終え最近再びテレビに引っ張りだこの芦田愛菜ですが、あそこまでの才女に育ったのには何か秘密があるのでは?
ということで少し調べてみました。
芦田愛菜から学ぶ子供の成長
小さいころから礼儀正しく聡明な雰囲気を持った子供でしたが、名門中学への合格、テレビ出演との両立など、どのような経験をするとこのように成長出来るのでしょうか。
天才子役としてセリフを覚えまくった
芦田愛菜は小さいころから天才子役としてドラマで名を馳せました。熱の入った演技には「すごい子供がいたもんだな~」と関心したものです。
芦田愛菜はよく天才と言われますが、本当は物凄い努力家です。子役と言えどもドラマや映画では長いセリフがあります。覚えるのは相当大変だったはずです。
しかしそこは粘り強く覚え切るしかありません。芦田愛菜が名門中学に合格できたのは女優としてのこういう経験が役に立ったのかも知れませんね。
”真似”する事の重要性
セリフは台本を読み込んで覚えて行きます。繰り返し台本を読み、また他の女優さんたちの真似をして演技・言葉を身につけて行くのでしょう。
そうやって真似をした事柄は繰り返すことにより徐々に自分の血肉となっていきます。
真似して覚えて行く、というのはもの凄く大事な能力です。
赤ちゃんだってそうですよね。親の言葉を真似して言葉を覚えて行きます。スポーツも勉強もあらゆることは”真似”して身につけて行くのです。
芦田愛菜は小さいころからセリフの覚え込みや演技の指導を受けるなど、自分で真似して自分でやってみて身につけてきたのです。
あんな小さい頃からやってたらそりゃ真似して体に覚え込ませる能力が身に付くってもんです。
成功体験を積ませろ!
そうやって自分でやってみて自分で覚えるという事を沢山経験してきたという事は、芦田愛菜は小さいころから成功体験を繰り返してきた事になりますね。
成功体験、「つまり自分で出来る」という体験を子供の頃にちゃんと感じられるかがその後の成長に効いてくるのです。
積極性に乏しいとか覇気がないといった子供は「自分で出来た」という経験が著しく少ない事が多いです。
女優をやる、というのはなかなか難しいので子供には自分でやらせてみて「自分で出来る」という感覚を何度も経験させることが大事です。
自分がやった方が早いからといって着替えやらおもちゃの片付けやらを親がぱぱっとやってしまっては子供が自分でやる体験を搾取している事になってしまいます。
そこはぐっと我慢することも必要ですよ。
本の虫
芦田家の教育法として、子供が何かに興味を持ったら答えやヒントになるような本を探し出し与えていたそうです。小学校低学年で年間300冊を読んでいたという事実があります。
無理やり本を読ませるのではなく興味があるものに合わせてノッテいる所にドンピシャな本を与えるのがポイントです。
例えば動物に興味がありあそうならば動物図鑑や動物が主人公の物語を与えたり、特定の人物に興味を持てばその人の伝記を渡してみる、といったやり方ですね。
そして知らなかった知識を学ぶことに快感を感じるまでになれば、自然と本の虫として成長(?)していくことになります。
そうすれば、興味のある事に対して自分で知識を獲得しに動き出す力が身に付くのです。そのうちに親が本を与えずとも、自分で図書館なり本屋で読みたい本をゲットするようになるでしょう。
芦田愛菜が「特選!エンタ」で紹介していた”夏休みにぴったり”な本はこちらです。
興味を持つこと
とはいえ、無関心な子供っていますよね。どんな事だろうと興味を持てなければ、それを学ぼうと思う事もありません。モノゴトに興味を持たせるにはどうすれば良いのでしょうか?
こちらの動画をご覧ください。
芦田愛菜は9歳の頃、映画「パシフィック・リム」でハリウッドデビューしています。
上の映像はそのプレミアでのあいさつ模様です。流暢に英語であいさつをしていますが、この頃から英語を話せていたわけではないと思われます。しかしそこは天才女優、もとい努力の女優です。
しっかり英語の発音をマネして身につけて、皆の前で堂々と披露するまでに努力したのです。
この映画に関するインタビューで芦田愛菜はこう語っています。
向こうへ行くまでは、「ハロー」とか「サンキュー」といった簡単な英語しか知らなかったんですけど、この映画の撮影をしてからは、自分の気持ちや考えを相手に伝えたいって思うようになりました。だから、もっと英語の勉強をしたいってすごく思いました。
まぁリップサービスな部分もあるかもしれませんが、このように何かに刺激を受け、興味を持ち実際にやってみる、という経験を積むのが子供の頃の成長には大事なんです。
子供にきっかけ、つまり刺激を与える事で興味を促し、ひいては成長を促すことになるのです。
大人でも同じですよね。興味のない事はさっぱり覚えられませんし、続けようにも続きません。自分が何かを成し遂げたいときは無理にでも大きな刺激を与えてみる事です。
ハリウッド映画に出演する、なんて方法は正直難しいですが、子供を外に連れ出してみるとか、日頃とは全く違った生活をあえてさせてみるとか、興味を引き起こす刺激を与えてみて下さい。
例えば自然の中で思う存分遊ばせてみるとか、英語しか話せないスクールに体験入学させてみるとか、ですね。何かしら刺激を与えてみると子供の中の興味と能力を開花させるきっかけになるかもしれませんよ。
中学生になってからの芦田愛菜
中学生になった後の芦田愛菜の言葉もとても興味深いです。
「本格的に英語の授業が始まるのでとても楽しみ。中学校では英語を頑張りたい」
「外国の方と日常会話ができるぐらいになるまでが目標です」
「お仕事と勉強も両立させていきたいです。頑張ります!」
先の9歳の頃のインタビューでも言っていた「英語を勉強したい」を継続しているのですね。子供の頃の興味は強い興味であればあるほど継続力も高いのでしょう。
大人でも同じです。海外の友達と英語で話したい、英語で演劇をやりたい!など興味のある事に対して自分の能力を発揮したい!と目的・目標が明確になれば努力してその能力を身につけるエンジンになるのです。
逆に使いどころがないのであれば、英語を勉強しようなんて思わないですよね。
やはり何事も興味を持つことが大切です。新しい世界に無理やりにでも足を突っ込んで新鮮な体験をしてみる事で興味を引き起こすことが出来るでしょう。食わず嫌いな人生は損ですよ。
まとめ
芦田愛菜を引き合いに出して子供が「しっかり成長」するにはどうしたら良いのか、を考えてみました。
結論としては次の通りです
①興味を引き起こす新しい体験をさせる
②興味に関連する本を与えてみる
③何でも真似させながら自分でやらせて、成功体験を積ませる
これを繰り返すことで、自分の力で自分を成長させる力を持った人間になっていくのです。
そうすれば後は自然に興味のある事に自分から頭を突っ込んで行くようになりますし、必要な知識を自分で手に入れるようになり、何でも自分でやってみようとするようになるでしょう。
こうやって芦田愛菜のような才女に育つ(?)可能性は高まるはずです。
親としては子供の持つ力を信じて何でも手や口を出すのではなく、子供自身にやらせてみる、成長を見守る、という所から始めてみたいですね。これは自分にも言い聞かせたいことなのです。
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