今、仮想通貨が熱いです。熱すぎます。特にビットコインですね。
1年前、つまり2016年11月のビットコイン(BTC)のチャートを見てみると1BTC当たり8万円程度の価値でした。そして1年後の2017年11月末現在は1BTC当たり125万円を超えました。つまり、1年で15倍以上にまで値が跳ね上がっているのです。
去年80万円で10BTCを購入していれば、今は1250万円超の価値になっているわけです。ちょっと恐いくらいですね。
その値上がりの仕方が一番熱いのはビットコインですが、派生したビットコインキャッシュや、ビットコインよりも性能が上のアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨の総称)も今後化ける可能性はあります。
今回は、自身の購入した仮想通貨も踏まえ、仮想通貨の今後を「夢」見たいと思います。
他の市場との時価総額比較
仮想通貨の時価総額は次のサイトの100位までの仮想通貨の時価総額を合算してみると約36兆円(11月29日現在)となっています。(ちなみに1日前の11月28日は33兆円程度だったので、1日で1割近く増えたことになります・・・)
10位までで時価総額合計が約33兆円ですから、10位までのメジャー通貨が仮想通貨全体の9割を占めている事になります。
さらに言えばビットコインだけで20兆円ですから、仮想通貨市場全体の半分以上をビットコインが占めるわけです。上位10通貨に限ればビットコインの占有率は6割を超えます。まさに仮想通貨界のドンです。
これらが大きい数字に見えますか?
いえいえ、投資の市場で言えばかなり小さいです。
例えば、限りある資源として仮想通貨とよく比較される「金」の時価総額は約1000兆円ですから、仮想通貨市場は金市場の1/30、つまり金市場の3%程度の規模しかありません。
また世界の株式市場全体の時価総額は8400兆円を超えます。よって、仮想通貨市場は株式市場のほんの0.4%程度です。
1BTC当たり100万円を超え、ここが天井だ!なんて言われていますが、これら他の市場のわずかな額でも仮想通貨市場へ流れ込めば、一気に爆発する可能性があります。
数年後には、
「1BTCを100万円で買えてた時代があったなんて・・・安すぎたな!」
なんて会話が交わされているかもしれません・・・。
ビットコインの歴史
ビットコインにも誕生間際で価値がほぼ0だった時期や、1単位数円レベルの黎明期がありました。少しだけビットコインの歴史を見てみます。
最初のビットコイン
ビットコインは2009年1月に初めてそのブロックが生成されました。生まれてまだ8年程度の若い存在なのです。
ビットコインでピザを買う
ビットコインが初めて市場で使われたのは2010年5月だと言われています。その時の買い物はピザ2枚、支払ったビットコインの枚数は何と10,000枚!!
当時の価値はまだビットコイン1枚当たり0.2円程度、ピザを2,000円で買った程度の感覚ですね。
ビットコイン1万枚というと、今まで保有していれば100億円の価値になっています。お遊びでピザを買った人はさぞかし後悔している、、、かもしれません。逆にピザ屋はもし今でも保有していればまさに億万長者です。
仮想通貨界隈ではあまりにも有名な逸話です。
最初のビットコインバブル
2011年4月くらいまでは、ビットコインはまだ80円程度を推移していましたが、2011年6月にメディアで注目されたことにより一気に1400円を超えます。
最初のビットコインバブル到来です。とは言え今の価格からすると大した値ではないですね・・・。しかしこの時に先見の明を持ってビットコインを100枚でも買っていれば今や1億円・・・。妄想が膨らみます。
Mt.ゴックス事件
その直後2011年6月に、交換所のMt.ゴックスがハッキングを受け、ユーザー情報やパスワード、さらにビットコインそのものがが盗難される事件が起こります。
連鎖的に他の取引所でもビットコインの盗難が発生し、ビットコインの評判はガタ落ちです。
これはビットコインの落ち度ではなく取引所がクラッカーの侵入を防げなかったことから起こった事件ではありますが、世間一般にはビットコイン = 危ない、という図式がはめ込まれてしまったのかもしれません。
今でもビットコインを何らかの事故で失う事を「ゴックス」と呼ぶなど、不名誉な使われ方をしてしまっているMt.ゴックスです。
そして価値は徐々に上昇
その後数百円~1,000円程度で推移していたビットコインですが、2013年に入るとキプロス危機などによって価値が急上昇します。
そして2013年12月には10万円を超える値を付けます。その後は値を下げ数万円程度を推移していますが、2016年の暮れから一気に価値を上げ、2017年11月29日時点で125万円を超えるまでになりました。
ざっとグラフにまとめてみると、次のようになります。1年を2回に分けてプロットしてみました。大分恣意的ですが・・・
特にここ1年の伸びがもの凄い事になっている、ようには見えますね。これがバブルなのか、それとも更なる上昇の序章に過ぎないのか・・・。
若干でもビットコインを保持しつつ、行く末を見守りたいと思います。
仮想通貨を実際に買ってみて
私が仮想通貨に興味を持って実際に購入し始めたのは2017年6月です。
もっと早くに買っていれば・・・なんて妄想したりもしますが、たらればを言っても仕方ありません。人生にifはないのです。(とはいえ、1BTCが10円の時に1000BTC買って今まで持っていれば10億円ですよ!!?夢があるじゃないですか・・・妄想したくもなります)
私が買い始めた時、ビットコインはまだ単価20万円~30万円位でしたから、もっと買っておくんだった!とやっぱりたらればしちゃいますが、その頃少しであっても買ってホールドしていますから、今ではかなりの含み益になっています。
またビットコイン以外にもイーサリアムやライトコイン、リップルやNEMといった有名どころも少額ずつですが購入してみました。
あと、ビットコインを保持していたのでハードフォーク(性能を上げるために互換性を無くして分離する事)によって誕生したビットコインキャッシュ(BCH)がタダで付与されました。今や1BCH当たり16万円~20万円程度まで上がっていますから、ウハウハです笑。分離された側のビットコインもそんなのどこ吹く風でガンガン上がってますしね。
私はビットコインのみならず有名どころの仮想通貨を数多く購入できる「コインチェック」を利用しています。
コインチェックはPC版もスマホ版もユーザーインターフェースがとっつきやすく、売買がしやすいので初心者にもおすすめです。またビットコイン取引所としては日本で最大の規模を誇るのでその点でも安心感があります。
スマホ版の一覧画面↓
私はビットコインメインで購入してはいますが、コインチェックでは単価の安いNEMやRippleなども取り揃えられていますので、そういったアルトコインの将来性に投資してみるのも面白いでしょう。
マイナー通貨も夢がある
今や100万円を超えるビットコインも、1BTC当たり10円とか100円の時代がありました。
そして現在、世界には1000種類もの仮想通貨があると言われています。第二のビットコイン目指して送金速度や秘匿性などの性能を高めた仮想通貨が目白押しです。
これらの仮想通貨の黎明期に少額でも投資しておくことで、将来「万が一」(?)爆上げした場合の夢を買う事が出来ます。
今の所大きな動きがないどころか、下がってしまった通貨もありますが、話題となったGameCreditsやGolem、Circuits of Valueなどなど、十数種類のマイナー仮想通貨を購入してみました。取りあえず寝かせておきます笑
相当の数の種類を取り扱う「bittrex」という交換所で上記のマイナー仮想通貨を買って保管しています。興味のある方はぜひ。
まとめ
ということで仮想通貨についての自身の経験、考えを書いてみました。
いろいろと未来を妄想してみましたが、今後仮想通貨がさらに上がっていくのか、それともしぼんで行くのかは誰も知る由はありません。現在の市場全体で見れば総楽観状態ですが、それを鵜呑みにして
「全財産をビットコインに突っ込んだぜ!」
なんて事をやってると痛い目を見る可能性もありますから、あくまでも余剰資産で運用することをおすすめします。
私ももちろん、無くなっても生活に支障ない金額の範囲でやっています。
仮想通貨は値動きが激しくて現状のままでは通貨として安定的に使えるとは思えませんが、「夢を買う」という意味では宝くじよりは分の良い賭けではないかと考えています。
ただしビットコインを換金した場合、現時点では雑所得扱いとなるので20万円以上の利益を得た際は申告が必要になりますし、所得や換金利益の額によっては最高税率45%が適用される場合もあり得ます。
つまりビットコインを売って1億円を得ても、税金として半分くらい持っていかれる、といういささか残念な状態ではあるのです。この辺は今後の税制の動向に注目していきたいところです。
とにもかくにも仮想通貨に興味がある、という方は少しでも購入してみれば色々と勉強にもなりますし、将来大きな利益を得られる、かもしれません。
必ず1BTC単位で購入しなければならないわけではなく、0.01ビットコインと言った端数単位でも購入できますので、無理のない範囲で投資してみれば、あなたの人生を大きく変える原動力になる可能性を秘めている市場です。
仮想通貨に投資せずに将来後悔するくらいなら、少しでも足を突っ込んでみると面白い事になるかもしれませんよ!
ビットコインやその他の仮想通貨を売り買いするなら↓
※2017/11/30 追記
ビットコインが一気に20万円以上下がって一瞬100万円を割り込みましたね。アルトコインも軒並み下げています。仮想通貨はたまにこうやってガラッと値が落ちます。この激しい値動きに耐えられる方のみ投資してみましょう。(この落ち方に対し、ただの「買い場」と捉える人もいます笑)
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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