なぜTOEICのスコアは伸びないのか 効率の悪い勉強法6選

TOEICの勉強法・テクニック

頑張って勉強しているのにTOEICのスコアがさっぱり伸びない。そんな話はそこかしこで聞きます。

 

或いはこの記事を見ていらっしゃるという事は、あなた自身のスコアが伸びずに悩んでいるのかもしれませんね。

 

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なぜTOEICスコアが伸びないのか

どこかの塾講師が言っていました。
「英語なんて言葉なんだ! こんなものやれば誰だってできるようになる!」

 

しかしながら、
「言っている事は分かる、分かるけど中々点数が上がらないんだよ!」
という方もたくさんいらっしゃると思います。分かります、その気持ち。

 

自分は英語に向いてないのか?
違います。そんなことはありません。英語は日本語と同じ語学です。正しい方法で勉強をすれば確実に結果はついてきます

 

一生懸命勉強しているのTOEICのスコアが伸びない、そんな方は下記に当てはまっていないか確認してみてください。

 

①TOEIC用の勉強をしていない

自分の知り合いにもいますが、TOEIC用の教材(参考書・問題集)を使っていないんです。
例えばTOEIC用ではない単語帳。

「TOEFL向けの単語帳を使ってます!」
とドヤ顔です。

 

分からなくは無いんです、分からなくは。

「難しい問題を解いている俺、かっけー」

の心境。ただ、TOEICにはTOEIC用の勉強をしなければ最短でスコアを伸ばすことは難しいです。同じ英語ではありますが、出題の方向性がかなり違いますから、効率の良い勉強法とは言えないのです。

TOEICで目標スコアに到達したら、思う存分TOEFLの勉強でも何でもやればいいのです。

 

数学Bの試験対策に数学Ⅱを勉強している、走り幅跳びの記録を伸ばすために走り高跳びの練習をしている、という感じでしょうか?

関連性がなくはないですが非常に非効率、という事です。

最短でスコアを伸ばすにはどうしたら良いかを今一度考えてみましょう。

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②とにかく解く問題の量が足りていない

質ももちろん大事ですが、量をこなさなければどうにもなりません

英語を読んだり聞いたりするよりも解説を一生懸命読んでいる時間の方が長くなっている、という場合は要注意です。
英語に慣れていないうちは解説の精読が必要ですが、ある程度TOEICに慣れたら問題を解く方に時間を使ってください

「100時間勉強したけど、解いた問題数は1,000くらい」
という事では勉強量としては足りません。下記の記事を参考にしてください。

参考「TOEICスコア900を達成するために必要な問題数」

TOEICスコア900を達成するために必要な問題数 何問解けば良い?
TOEICの勉強時間はよく話題になりますが、どれだけの量(問題数)をこなしたかはあまり話題になりません。いくら時間をかけても問題を解かなければ知識が定着しませんので、解いた問題数も意識すると良いと思います。勉強に慣れてきたらスピーディに解いていきましょう。

 

③問題集は一回解いて終わり

天才的な人ならばいざ知らず、一回解いただけで全てを理解できる人はあまりいないと思います。

自分の血肉になるというレベルまで何度も解べきです。自分は少なくとも3回は解くようにしています。

最初は解くのに4時間かかった問題集も、2回目は2時間、3回目は1時間、というようにより短時間で解けるようになっていくはずです。

スラスラ解けるようになって初めて「理解した」と言えるのです。

 

ただし、問題や答えを覚えているという状態で解いても、自分の記憶をたどっているだけになってしまうので、問題を忘れかけた頃、少なくとも一週間以上あけてから解きなおすと良いと思います。

 

④英語を聞き流している

リスニングの音声を聞き流す勉強法は危険です。何となくわかった気になってしまいますが、英語の力を身に付ける、という意味ではあまり役に立ちません。。

「英語のシャワーを浴びて英語を使いこなそう」等と謳う教材もあったりしますが、「英語のシャワー」を浴びても英語が聞き取れるようにはなりません
英語を聞いてきちんと頭の中で理解しようとしなければ知識として定着するはずがないのです。

加えて、洋楽や映画の音声を英語で聞く、というのもTOEICの勉強とは言えません。
TOEICに出てくる英語の言い回しとはかなり違いがあると思われますので。趣味としては良いと思います。

 

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⑤英語を日本語に訳しながら勉強している

リスニングでもリーディングでも、英語を都度日本語に変換しながら勉強していませんか?
中学時代、高校時代はそういう勉強法を教えられたのでTOEICでも継続している、という場合は視点を変えて

英語は英語のまま理解する

を意識して勉強していく必要があります。なぜなら、日本語に訳すことにより解く時間が2倍掛かってしまうからです。

ただでさえ時間がシビアなTOEIC試験ですから、英語を日本語に訳すロスをなくして、英語耳、英語目、英語脳を作っていきましょう。

 

日本語訳・和訳の弊害については次の記事をご覧ください

英語教育の功績と弊害 和訳を止めて英語のまま理解するには
小学校、中学校、高等学校と英語ってかなりの時間、勉強していますよね。それなのに英語に苦手意識を持つ人が多いのは何故なんでしょう。英語教育の良い所と改善すべきところを考えてみたいと思います。

⑥単語と文法が分からないのに長文を読もうとしている

生まれた時から日本語に触れて不自由なく日本語を使える、という人は多いと思います。日本の識字率は高いですよね。
これは小学中学と平がな・片かな、漢字を使った単語、文法を学んできたからこその賜物なわけです。

 

英語も中学以降勉強しているはずですが、単語や文法がかなり怪しい、という人は結構いると思います。

そんな状況であれば英語の長文を読んでいる場合ではありません

 

まずは単語、中学高校レベルの文法、そのあとにPart5,6に出てくるような文法、というように何はなくとも単語と文法が大事です。

 

たまに「単語なんて類推すればいいし、文法が適当でも通じるよ」という方がいますが、それでは英語を学んでいる意味がありませんし、語学として正しいレベルで使えないのであれば英語を使う人たちとも正確な意思疎通は出来ないでしょう。

勉強法の落とし穴

上記の勉強法も全く無価値とは言いませんが、TOEICでスコアを伸ばす目的に照らしてみると効率が悪いのは確かです。

全てを一気に直す必要はありません。出来る所から改善していきましょう。

なるべく最短距離で目標に近づけるよう、勉強方法も最適化していけると良いですね。

という事で上で書いていることに心当たりがある、という方は勉強方法を見直してみる事をお勧めします。

 

まとめ

・正しく勉強すれば必ずスコアは上がる
・間違った勉強法で勉強している場合は、見直してみる
・TOEICをターゲットにした勉強をしよう

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