TOEIC初心者がこれだけは実行すべき事!ステップに分けて解説!

TOEICの勉強法・テクニック

TOEICについて調べてみようとこのページをご覧頂いているという事は、何かしら目的があってのことだと思います。

 

例えば、
「大学の試験や単位認定で必要」
「就職・転職活動で必要」
「国際系の組織へ異動したい」
「昇格試験で必須」

 

などなど、TOEICが必要な理由は様々なれど、TOEICの知識と経験が乏しくて不安な気持ちで一杯という点は共通かもしれません。

 

お気持ちは非常によく分かります。私も初めてTOEICを受験したときは右も左も分かりませんでした。解答の時間配分すらめちゃくちゃでした。

 

ですが、心配ご無用。TOEIC(L&R)は勉強すれば誰でも確実に目標のスコアが取れるテストです。

 

なぜならTOEICは、英語の「聞く:リスニング」「読む:リーディング」「話す:スピーキング」「書く:ライティング」のうち、半分の「聞く:リスニング」「読む:リーディング」のみが試験範囲だからです。

 

しかもこの「リスニング」「リーディング」は主にインプット主体の勉強で十分ですから、中学・高校の英語の延長線上にあるのです。

 

ですので、独学でもどんどんスコアアップが可能なテスト、それがTOEICなのです。

 

何をやるにも最初は皆初心者です。右も左も分かりません。TOEICスコア900点を掲げるこのブログの主である私「快晴さんぽ」も、初めて受けた時は300点台と散々でした。

 

それでも効果的な勉強を短期間実践するだけで、目標スコアを達成することが出来たのです。私に出来て、この記事をご覧の皆さんに出来ないわけがありません。

 

ここでは、そんなTOEICの知識・経験の浅い私たちがまず何をやれば良いのか、を単純明快に記載したいと思います。

 

ぜひ最後までお読みください。

 

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ステップ① まず基礎を固めよう 期間:1か月

中学生レベルの英語もあやしい場合は

勉強を始める時のご自身のレベルがどれ位かによりますが、中学レベルの文法が分からない、という場合は、

次のようなテキストで勉強を開始すると良いでしょう。

 

「英文法のトリセツ じっくり基礎編」

 

このトリセツで基礎的な英文法力を身につけることが出来ます。しかも初歩の初歩から、です。「本当に英語が苦手なんだ・・・」という方はぜひご一読を。結局文法が分からないと英語を理解できないのです。

 

例えばラグビーやアメフトなど、比較的ルールが複雑なスポーツを楽しもうと思ったら、そのルールをある程度把握する必要がありますよね。

 

逆にオリンピックの「100m走」は、細かいルールは様々あるのでしょうが、一番早く走ってゴールを駆け抜けた人の勝ち、という単純明快なルールのために万人に分かりやすいスポーツであると言えるでしょう。

 

物事を理解して楽しむためには「ルール」の理解が必須なのです。

 

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英語のルールを学ぼう

英語の「ルール」は「英文法」です。ルールを知らなければ英語の理解が進みませんし、上達もしません。結果、TOEICのスコアアップも遠のくのです。

 

時折、

「英単語を知ってれば話は通じるよ」

という人がいますが、それは無責任であり、誤りです。

 

例えば、

「All you need is sincerity」

これを「あなたたち全員に必要なのは誠実さです」と訳せば誤りです。

 

正しくは「あなたに必要な全ての事は誠実さです(あなたに必要なのは誠実さです)」が正解です。「All」と「you」の間に関係代名詞が隠れているわけです。

 

このように、「単語だけ知っていれば相手に伝わる」という主張は正しいとは言えません
英語の「ルール」である英文法をまず固めましょう

 

基礎の大切さを確認しよう

何をやるにせよ、基礎・土台が一番大切です。基礎である英文法がちんぷんかんぷんでは、TOEIC用の問題集を解いても思うように理解できないでしょう。

 

遠回りなようでいて基礎をしっかり固める事こそが、目標まで最短で到達するための一番の方法なのです。

 

ステップ② TOEIC用の勉強でパターンをつかもう 期間:1.5か月

TOEICは出題のパターンが決まっていますので、広い範囲を長期間勉強しなければならない、という類の試験ではありません。

 

TOEICのパターン考察については、TOEICはゲームと同じ!という記事を参考に

TOEICはゲームと同じだ!パターンに慣れて短期間で攻略しよう!
TOEICの問題には一定のパターンがあり、反復訓練に適したテストです。これはいわゆるゲームと通じる所があるのです。ゲームも一定のシステムや操作性が備わっていて、遊んでいるうちにそのゲームがうまくなっていきますよね。TOEICも同じです。地道に勉強することで、短期間でのスコアアップが可能なのです。

 

よって、TOEICに的を絞って効率的な勉強をしていけば、短期間で高スコアを取る事も不可能ではありません。

 

最短距離でTOEICの出題パターンを把握しよう

短期間でTOEICのスコアを上げたい場合、次のように勉強すれば最短距離でTOEICの出題傾向・パターンを把握することが出来るでしょう。

 

「文法」 → Part5用の問題集を勉強する
「単語」 → TOEIC用英単語帳を勉強する
「発音」 → Part3,4用の問題集を勉強する

 

いきなり分厚い問題集に手を出しても、やり切れずに途中で諦めてしまう事になりかねませんので、薄くて難しくない問題集で十分です。そもそもTOEICは難問の類はほぼ出ないですから。

 

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TOEICのパターンをつかむための具体的な教材

TOEICの出題パターンをつかむためにどんな問題集を使うべきか、については様々な意見あれど、「薄くて難しくない」という条件を満たす特急シリーズだけで事足ります。私も900点を取るまで、特急シリーズを何度も何度も解きました。非常にお世話になったシリーズです。

 

「文法」 → 「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」
「単語」 → 「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」
「発音」 → 「TOEIC L&R TEST パート3・4特急 実力養成ドリル」

 

TOEICで役立つおすすめ問題集・教材はコレだ!パート5・6編
ここではリーディングのPart5・6用の問題集を紹介します。Part5・6は数をこなすことで体にパターンを染み込ませ、テスト本番はスピーディに解いて行けるように仕上げましょう。

 

「英文法」は英語の「ルール」であると先ほど書きました。TOEICにもルールのようなものがあります。上でも書きましたがある程度パターンが決まっているんですね。意外と範囲が狭いので勉強がし易いのです。

 

 

という訳で、文法特急でTOEIC特有の文法パターンを身につけることができますし、並行して「金フレ」でTOEIC出題頻度の高い英単語を覚えていけば、文章の理解が早まるでしょう。

 

そしてTOEICのリスニングに慣れるため、Part3・4用の音声を繰り返し聞いてみましょう。反復することでこれもパターンが見えてくるはずです。

 

余裕があればシャドーイングを行う事で、リスニング力は飛躍的に向上します。

TOEICリスニングで最も効果があった最強の勉強法シャドーイング
私はリスニングの点数を一か月で180点ほど上げました。急激な伸びで自分でもびっくりした位です。その時に力を入れていた勉強法が「シャドーイング」です。騙されたと思ってあなたの勉強法に取り入れてみてはいかがですか?

 

ステップ③ 長文読解等、TOEICの残りのパートに進もう 期間:1か月

続けてPart1・2用、Part6、Part7向けの特急シリーズ問題集を必要に応じて使い、TOEIC全体を攻略して行きましょう。

 

Part1・2に登場する引っ掛け問題についてはこちらの記事を参照

工夫でスコアアップ!TOEICテストの解答テクニック~リスニング編~
TOEICリスニングパートにおける、ちょっとしたテクニックをご紹介。先読みやマークシートの塗り方で工夫することで、リスニングパートをテンポよく解いて行くことが可能です。

 

Part7は読み慣れないうちは時間がかかると思います。読書スピードを上げるには地道に読み込むのが一番です。諦めずに勉強しましょう。

 

TOEICはビジネス系の文章がメインですから、メールや掲示板等、日常的に目にする機会がある題材も多いはずです。情景を思い浮かべながら読み進めていくと良いでしょう。

 

イメージしながら覚える事で、脳への定着率は上がります。

 

また、時間を測って長文読解するのもおすすめです。何度か繰り返し読むことで、読解時間が短くなるのを実感できます。

ステップ④ 試験本番に向けた勉強に進もう 期間:0.5か月

そして、テスト本番対策としてTOEIC公式問題集を解けば完璧です。時間を測って解いてみて、TOEICは時間との勝負だという事を身に染みて体感するのも良いでしょう。

 

余裕があれば、復習の一環としてこれまで解いた問題集をスピーディーに解いて行きましょう。最初に解いた時よりも早いペースで解くことが出来るはずです。

初心者脱出にどれくらいの時間がかかる?

これまでの記事内容の通り、基礎固めからTOEIC全体の学習が完了するまで合計4か月程度必要という事になります。超初心者であっても、この期間でTOEICを理解することができると思います。

 

この期間で、上に記載したステップをこなすことで、TOEIC超初心者(スコア300点程度)が600点台に載せる事が可能になります。

英語の基礎がある場合は、TOEIC初心者であっても2~3か月程度で600点台まで届きます。TOEICのパターンをつかむのが速い人であれば、700~800点に届く場合もあるでしょう。

 

私が昔、TOEIC初心者時代(スコア300点くらい)から500点~600点程度まで伸ばした時の勉強量を踏まえるとこれくらいの時間がかかるのが妥当かと思います。

 

TOEICの勉強は、比較的薄くて難しくない、定評のある教材を使って勉強しましょう。特に初心者を自認している方は、最初は全てが難しく感じるはずなので、TOEICに慣れるまでは難易度の高い教材を避けましょう。

 

また、新しい問題集に次々手を出すのではなく、一度解いた問題集を何度か反復練習しましょう。

 

一度解いただけでは理解しきれなかったことも、2度3度と解くたびに理解が促進され知識が定着していきます。

 

ステップを表にまとめました。

ステップやること期間
 ステップ①基礎固め1か月
 ステップ② TOEIC用の勉強でパターンをつかむ1.5か月
 ステップ③ 長文読解等、TOEICの残りのパート1か月
 ステップ④ 試験本番に向けた勉強0.5か月
合計4か月

 

 

TOEICはさらに続く。600点のその先へ

初心者を抜け出した私たちは、今後自分の置かれた環境に応じてさらに高いスコアを目指す必要に迫られるかもしれません。

 

TOEICに慣れてきたら、自分のレベルに応じてどんどん問題を解いて行くと、一気にスコアが上がるはずです。

 

高スコアを目指す方は、ぜひこのブログの色々な記事を読んでみてください。少しでも参考になる部分があれば幸いです。

 

各スコアを目指すための、解くべき問題数の目安はこちらをご覧ください。

TOEICスコア900を達成するために必要な問題数 何問解けば良い?
TOEICの勉強時間はよく話題になりますが、どれだけの量(問題数)をこなしたかはあまり話題になりません。いくら時間をかけても問題を解かなければ知識が定着しませんので、解いた問題数も意識すると良いと思います。勉強に慣れてきたらスピーディに解いていきましょう。

 

まとめ

・誰もが最初は初心者。正しい勉強法で素早く初心者を脱しよう!
・何をやるにも基礎をおろそかにしてはいけない!英語のルール「英文法」をマスターしよう!
・TOEICに必要なことを順番にこなして、TOEICを理解しよう!



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