物価の安い東南アジアで豊かな暮らし、スローライフを目指すには?

海外ネタ(海外移住・国際結婚など)

今回は少し勉強や能力開発の話を離れ、海外に目を向けてみたいと思います。日本国内での英語の需要も増えていますが、海外は英語がディファクトスタンダードな所が多いですからね!

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世界中で話されている英語ですが、どれ位の国で話されているかご存知ですか?世界の中で見た英語、そして日本におけるTOEIC受験の現状などについて書いてみました。

 

ここでは日本からも近い東南アジアについて少し考えてみたいと思います。皆さん、東南アジアは好きですか?東南アジアの国々は、親日な国も結構あったりしますよね。

 

私は東南アジアが結構好きで、マレーシアやカンボジア、ベトナムやタイなどに行ったことがあります。どこに行っても「料理が安くてうまい!」という感想が浮かびましたね。まさに物価が安い!という印象が真っ先にきますね。

 

日本人に人気の旅行先であるヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなどは物価が非常に高いんですよね。私もヨーロッパを何か国か回りましたが、食事一つ取っても相当高いですね。観光地価格というのもありますが、厳しいものがあります。

 

中南米というのも面白いですが、距離や文化的にも日本人には馴染みがないため、身近に感じられない方が多いですね。物価が安いというのは魅力ですが・・・。

 

という事で、物価が安く、距離も近い、文化も理解しやすいという事で、東南アジアに注目です!

 

ただ、東南アジア、結構暑いですね・・・。3月に行ったタイ、灼熱でした・・・。暑いのはいいが寒い冬が苦手、という方には特におすすめです。

 

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スローライフへの憧れ

東南アジアはもちろん、食費以外の家賃など諸コストやも日本に比べれば格段に安いです。日本での日々の会社勤め等に疲れた人にとって、東南アジアでのんびり暮らすスローライフは一種のあこがれでもあるようですね。

 

スローライフというのは、Wikipediaによると

 

大量生産・高速型のライフ スタイルに対して、ゆっくりした暮らしを提案するもの

 

と説明されています。英語のSlow livingに相当する和製英語みたいですね。

 

しかし、日本の生活って、大部分はこのスローライフな生活とは真逆ですよね・・・。都心部の人であれば毎日満員電車に揺られ長時間会社に拘束され、ストレスフルな仕事を振られ・・・こんな日常を抜け出したい方も多いのではないでしょうか。

 

それまで貯めた預金と退職金を元に、定年後に東南アジアへ移り住む人もいますが、ここでは、もっと早い時期、40歳くらいでアーリーリタイアしたとしたら?といった夢のある話について考えてみたいと思います。

 

まずは、東南アジアでの暮らしには一体幾らかかるのか、一人暮らしと仮定してざっくり概算してみます。金額は一部想定も入っていますし、求める生活レベルによっても変動するので、あくまで参考としてご覧ください。

タイでの暮らし

微笑みの国タイは仏教の国ですね。寺院や仏教寺が観光名所になっています。金ぴかで巨大な大仏様が寝そべっていたり、金ぴかな寺院ワット・プラケオがあったりで面白かったですね。タイの人は金色が好きなんですね。

 

仏教の国らしく、マックのドナルドさんも手を合わせています。

さて、タイではどれくらいの生活費がかかるのでしょう。日本の東京とタイのバンコク、首都同士でひと月の生活費を比べてみます。次のサイトを参考にさせて頂きました。

https://freelifer.jp/?p=7171

2016年7月時点の情報です。共に日本円で比較してみます。

日本(円)タイ(円)
家賃75,00030,000
食費35,00028,000
水道光熱費20,0008,000
通信費12,0006,000
交通費20,0008,000
その他・娯楽費38,00010,000
合計200,00090,000

 

日本では月20万円程度かかるのに対して、タイでは月9万円程度で生活できてしまいます。半分以下ですね。

実際に自分も物価の安さは実感しましたが、そういうのって路地の少し汚い店の食べ物の値段が安いだけじゃないの?という声も聞こえそうですが、そういうわけでもなくデパートのフードコートなど、観光客が利用する食堂も普通に安かったです。日本でも人気になったガパオなどが300円とかで食べられます。

↓ソフトシェルクラブのから揚げ

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マレーシアでの暮らし

マレーシアは首都ではなく観光島をご紹介します。マレーシアのペナン島はのんびりした暖かい島で、日本人の観光客も多い観光地となっています。やはり寺院が多いですね。で結構カラフルな建物が多いです。

↓天后宮。こんな感じのド派手な寺院

↓プラナカン・マンション。住居もカラフル。

 

実際行ってみて感じたのは、プラザ・ガーニーといったデパートのフードコートなどでも食事が非常に安い事です。しかもうまい!!次の写真のボリュームで一食200~300円とかでした。

↓プラザ・ガーニー

 

ペナン島でのひと月の生活費を見てみます。

日本(円)マレーシア(円)
家賃75,00035,000
食費35,00030,000
水道光熱費20,0007,000
通信費12,0004,000
交通費20,0003,000
その他・娯楽費38,0007,000
合計200,00086,000

 

ペナン島はひと月8.6万円程度あれば生活できそうです。タイと同じくらいですかね。ただ、観光の島だけあって、生活費が高い所は普通に高いです。ピンキリな生活を選ぶことができます。

↓超高層のマンションもありましたね、こういうところは高いのでは。。

あくせくしない島ペナン、第二の人生を送るなら、個人的に候補にしたいです。

 

カンボジア

プノンペンではなく、シェムリアップでの生活を考えてみます。世界遺産のアンコール・ワットやアンコール・トムといったアンコール遺跡が近くに存在していて、急発展している街です。

私もアンコール・ワットへ行った際は、シェムリアップを拠点としました。豪華で新しいホテルが建設ラッシュでしたね。今はもっと発展しているのではないでしょうか。

 

食事は日本人の口に合っていて、非常においしかったのを覚えています。アンコール・ワットはまさに異国情緒あふれるたたずまいで、圧倒されました。

 

では実際にひと月の生活費を考えてみます。次のサイトを参考にさせていただきました。(2015年1月時点の情報)

格安!?シェムリアップの1ヶ月の生活費は?山田ななこさんの生活を覗いてみよう!
カンボジアより瓜生原です。 今回はカンボジアの物価をテーマにお届けします! カンボジアの物価、どれくらい安いの?実際どうなの?とよく聞かれるのですが、 物価最安と言われるインドのムンバイよりは高いですが、日本より断然安いです!
日本(円)カンボジア(円)
家賃75,00010,000
食費35,00020,000
水道光熱費20,0004,000
通信費12,0001,500
交通費20,0001,500
その他・娯楽費38,0003,000
合計200,00040,000

 

カンボジアでの生活費は安く抑えようと思えばかなり安く出来るようです。日本の1/5のコストで生活できるとは・・・。料理もおいしいですし、高温多湿な環境に慣れれば快適なスローライフが送れそうです。

 

私たちの人生の生活費

私たちが生きるためにはお金が必要です。日本で生活していると何をするにもお金が出て行ってしまいますよね・・・。

ここでは日本での暮らしとカンボジアでの暮らしにかかるコストを計算して比較してみたいと思います。

上でご説明した通り、日本での最低限の暮らしに1月20万円かかるとした場合、40歳から80歳まで生きれば、20万円×12か月×40年 = 9600万円、つまり約1億円は最低かかることになります。

カンボジアであれば、4万円×12か月×40年 = 1920万円で生活できます。40歳までになんとか2000万円ほど貯金できれば、その後働くことなく生活できる計算になります。

日本カンボジア
40歳~80歳の生活費合計9,600万円1,920万円

 

もちろん病気や事故にあって医療費がかかる可能性がある等の不測の事態は一切考慮していませんので、アクシデントがあった場合はこの限りではないですが、カンボジアであれば理論上はかなりコストを抑えての生活が可能となります。

 

経済成長率を考慮

しかし忘れてならないのは東南アジアの経済成長です。日本はゼロ成長の期間が長いので、物価は多少上がったり下がったりしてもそれほど大きな影響を感じませんが、東南アジアの経済成長率は日本の比ではなく、年々物価も上がっています。つまり、生活費は徐々に上がる事になるのです。

 

カンボジアを例に考えてみます。カンボジアは年7%の経済成長率を誇ります。ただ、今後鈍化する可能性があると考えられています。

http://business-partners.asia/cambodia/keizai-20170418-gdp/

 

またカンボジアの消費者物価上昇率は、2013年~2015年で1%~4%程度で推移しています。仮に年2%の割合で物価が上昇したと仮定した場合、現在は年間48万円ほどの生活費ですが、40年後には年104万円ほどの生活費がかかる事が想定されます。つまり倍増するわけです。

カンボジアでの年間生活費
現在48万円
1年後49万円
・・・・・・
40年後104万円
合計2899万円

40年間の生活費合計額を計算してみると、2899万円となりました。さらには不測の事態を考えてもう少し余裕があった方が良いとすると、3500万円~4000万円程度は必要になりそうですね・・・。40歳のアーリーリタイアで預金4000万円、日本で貯めるにはなかなか厳しい数字です。

 

現在は物価の安さを満喫できる東南アジアも、数十年後はそれなりの生活費を必要とする国に変貌を遂げている可能性があるのです。

現地で働くという選択肢

これまでの話は、全くの無収入で暮らそうとした場合の話です。生活費に不安があれば、現地で職に付き、収入を得るという方法もあります。

アジアの求人を紹介する「カモメアジア」によると、企業で働くカンボジア人は英語が話せる、という事なので、現地の公用語でなくとも英語が出来れば働くことができる、と言えそうです。

http://kamome.asia/cambodia/

そして日本人の給与は800USD~1,500USD、つまり月10万円前後の求人が多いようです。

ただ、日本語だけで生活するのは厳しいでしょうね・・・。その国の公用語でなくともせめて英語は必須となりそうです。

 

↓英語の力をお金に変えたい人はこちらの記事参照

英語の力をお金に変えるには?「英語で稼ぐ」を実現する方法を紹介
今まで英語をたらふく勉強してきたのに、今一つ英語を使えるようになっている気がしない。そして英語を勉強する利益も感じない。そんなモヤモヤ、ありませんか?「英語を学ぶ」から「英語で稼ぐ」へシフトする方法を考えてみましょう。

 

東南アジアのスローライフにも、英語は必要

カンボジアで自分が行ったのがシェムリアップという、屈指の観光地だったという事もあるかもしれませんが、英語は普通に通じましたね。タイでもバンコクでは英語が普通に通じる事が多かったですね。タイもカンボジアも、観光地周辺や企業で働いている人は英語を話せる場合が多いのです。

 

英語がある程度できれば意思疎通に関しては問題なさそうです。逆に日本語だけで意思疎通を図ろうとするのはやめた方がよいですね。日本語だけを通そうとすれば現地の人にも良い印象は持たれないでしょうしね。その国の公用語が話せればベストですが、英語が使えればなんとかなりそうです。

 

「日本を飛び出したい」
「あくせく働かず、物価の安い所で暮らしたい」

 

といった願望をお持ちで、東南アジアにてまったりスローライフを目指すなら、そこそこの貯金と、ある程度の英語力が必要、という事が言えそうです。

 

日本で生活するにしても英語、日本を飛び出すにしても英語、やはり英語力を身につけておかなければならない時代なのですね・・・。

 

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