長時間勤務、人間関係、満員電車などなど・・・仕事をしていれば一つや二つや三つや10個くらいのストレス発生源は誰でも抱えていますよね。ストレスフリーな仕事というモノがあるのであれば教えてほしいくらいです。
しかしストレスを感じたままだとその重圧に押し潰されて、身も心も壊してしまう事になってしまいます。限界に達する前に、ストレスをどうにかする必要があります。
以前、ストレスのコントロール法を記事にしました↓
上記記事ではストレスを受け流したり重く受け止めない事でその重圧を緩和しようという作戦をご紹介しました。
今回は少し方向性を変えて、
「なにくそ!やってやる!見返してやる!」
というようにストレスをエネルギーに変えるための方策を考えてみたいと思います。
まぁ、いつでもそんな風に考える事が出来ればいいのですが、なかなか前向きに捉えるのって難しいですよね。ストレスを味方につけるためのコツをご紹介したいと思います。
ストレスとは何か
ストレスというのは結局は人の生物としての対外反応です。何か不測の事態に見舞われた時にストレスを感じますよね。
危険にさらされた時に心拍数を上げて素早く動くための生物としての必要な反応がストレスです。敵が迫っているのにのんびりしていたのではあっという間に死んでしまいます。リスクを遠ざけるために生き物に備わった機能なのです。
そして現代では、生死に関わる事はそうそうありませんが、仕事中に苦しい事に直面して、大きな重圧、つまりストレスを感じる事はしばしばです。
しかし、ストレスを感じたからと言って逃げ出す事は難しいですよね。嫌な事があったから、
「仕事休んで寝まーす」
「仕事もうやーめた」
なんて事をやっていてはあっという間に窮地に陥ってしまいます。そして今の世の中ではストレスを感じても、そこから逃れる事が難しいために、苦しみを限界まで抱え込んでしまって鬱病になったり、体を壊してしまったりしてしまうわけです。
生物としての必要な反応がむしろ悪い結果に繋がってしまうのは、もったいない事この上ありません。
ストレスをエネルギーに変えるには
ストレスにつぶされないように、むしろストレスを力に変えて前に進むエンジンに変えられたら素敵だと思いませんか?ここでは、ストレスをエネルギーに変える方法を伝授したいと思います。あなたに合う方法を探してみて下さい。
言葉の表現方法を変える
落ち込んだり頭に来たり、ストレスを感じた時に心に浮かぶ言葉を意識的に変えてみて下さい。
例えば
スマホの充電が半分になった時、
「充電がもう半分しかない・・・」
「充電がまだ半分もある!」
或いは待ち合わせで遅れている人を待っている時、
「もう30分も待ちぼうけだよ・・・ったく」
「まだ30分しか待ってないぞ!」
同じ事実を表現しているはずなのに、前者はストレスを悪い方向に捉えてしまっている一方、後者はポジティブに捉えています。
何か心に圧力がかかった時に言葉の表現方法を変えるだけで、大分スッキリしませんか?意識的に表現を変えてみると、あなたのストレスを前向きに捉える事が出来るかもしれません。
「今楽しんでいる!」と言い聞かせる
ストレスで心拍数が高くなっている時、ドキドキしている時に「今ワクワクしている!」と自分に思い込ませることで、前向きな心を何とか保つことが出来ます。
吊り橋効果と似ています。吊り橋効果は吊り橋など高い所にいる時のドキドキ・高揚感を、「隣の人と一緒だからドキドキしているんだ!」と自分に思いこませる(或いは自然と思い込む)事で恋に発展する、という仕組みですね。
ストレスを感じた時のドキドキも、いい意味に解釈してみましょう。
よっしゃ!体があったまって来たな!と考える
ストレスを感じると体が発熱して汗をかく、という反応が出る場合があります。私の場合、仕事で嫌な事があると体が熱くなるのです・・・。まさに「カーッ」という感じで体が発熱します。
この時の反応に対して
「おし!ウォーミングアップで体があったまった!こっからだ!」
と考える事で、前へ進む推進力にしてしまいます。
身の回りを片付ける
ストレスを感じた時、意識的にそれを何かにぶつけてしまいます。人を殴ったり物に当たったりしてしまうと、最悪事件になっちゃいますから、全く別の所にぶつけてみます。
ここでは片付ける事、整理整頓をおすすめしてみます。
一心不乱に身の回りを片付けてみて下さい。その間ストレスを忘れる事が出来ますし、片付け終れば心がすっきりするはずです。一度お試しあれ。
ストレスを盾に自分にご褒美を
ストレスを感じてそのまま「自分はもうだめだ・・・」と考えるだけでは、本当に自分がダメになってしまいます。
ストレスを感じた時に
「お!後で甘いものを買って食べよう!」
と、自分へのご褒美を頭に思い浮かべてみて下さい。そのご褒美を、前を向く活力にしてしまうのです。
次に待ち構えている「利益」は、意外と心のエンジンになってくれます。
好きな事に、一心不乱に取り組む
自分が何を好きか思い出してください。自分が夢中になれるものに心を注いでください。
スポーツ、読書、映画鑑賞、料理、カメラ、ウォーキング、何でもいいのです。
ストレスがある時ほど、打ち込んでみれば意外とのめり込めたり、成果が出たりもします。そして打ち込んだ後は気分がさっぱり爽快になれる事も多いです。
何か夢中になれるものを一つでも自分の中で持っておくと、人生で助けられる事が多いはずです。
自分の信念を思い出す
あなたは自分の芯となる部分、核となる部分を持っていますか?
社会に出れば矛盾に出会ったりなんて日常茶飯事ですし、自分の意見と合わない他人も大勢います。その度に
「なんで自分だけこんな目に・・・」
「あの人、本当に苦手・・・」
こんな気持ちで落ち込んでいたら、人生ままなりませんよね。自分の信念さえしっかりしていれば、誰かが気分を害するような事を言ってきたとしても、
「あの人はあぁ言っているが、自分のこの考えだけは正しいんだ!」
と自分を信じてあげる事が出来ます。
どんなストレスにさらされても、自分の意思に従って行動する事で、自分を強く保つことが出来るようになるのです。
自分で決めた事であれば、反省こそすれ後悔することはなくなります。あなたは自分の信念を持っていますか?
まとめ
大成している人は、いずれもストレスを力に変えて壁を乗り越えています。
例えばオリンピックの金メダリストは、競技の時、私たちには考えも付かないほどのプレッシャーと闘っています。ものすごいストレスにさらされているわけです。
そしてその重圧をバネにして見事に成果を出していきます。オリンピック選手といったその世界のエキスパートはストレスをエネルギーに変えて高パフォーマンスを発揮しているのです。
私たちもストレスをうまく味方につけてパフォーマンスを上げる事が出来るはずです。
仕事で嫌な事があれば、
「これは良い仕事をするチャンスだ!」
と捉えられるようになればこっちのものですよ!
この記事から何かしらのヒントを感じ取ってもらえたら嬉しいです。
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