みなさん、大人の習い事、といえば何を思い浮かべますか?ヨガですか?ヨガですよね。でもそれ以外にもさまざまな習い事があるのです。
大人の習い事1位は英語!ホビングリッシュなる言葉も…
2017年2月9日のワールドビジネスサテライト(WBS)で次のような放送が流れました。
白熱!ランキング「2016年 人気習い事ランキング」
(リクルートマーケティングパートナーズ「ケイコとマナブ.net」調べ。調査対象は20~64歳の男女936人。)
放送によると、男女別の習い事ランキングは次のような結果でした。
■女性
第1位 英語
第2位 ヨガ・ピラティス
第3位 フィットネスクラブ
第4位 パン
第5位 家庭料理
■男性
第1位 英語
第2位 簿記
第3位 宅地建物取引士
第4位 ゴルフ
第5位 フィットネスクラブ
男女ともに英語の習い事が1位なんですね。ヨガは女性に人気で、英語と入れ替わる事もしばしばですが。
ところで英語の習い事と言っても色々ありますよね。例を挙げれば・・・
英会話
TOEIC
翻訳
などなど。ここで英語の習い事と言うのは「英会話」の事を指すみたいですね。仕事や海外旅行で必要に迫られて習い始める人も多いみたいです。
ホビングリッシュという言葉がある、という紹介もあります。
「Hobby」+「English」
つまり趣味と英語を同時に学べる、という意味です。放送によると、意思疎通は英語のみという外国人による料理教室や、英語で学ぶヨガ、なんていう習い事人気らしいです。こういった他の習い事と組み合わせた英語の習い事って、今後増えそうですね。
英語の勉強だけでは続かないという人も、自分の好きな趣味と組み合わせることで継続して学び続けること出来る、という点で「習い事」界の中でも話題のようです。
2020年東京オリンピックパラリンピックに向け、通訳ボランティアを目指す人が英語を習う事が増えそう、と放送では締めていました。習い事としての「英語」の人気はしばらく続きそうです。
英会話スクールに通うだけで英語が話せるようになるか
さて、お金を払って「習い事」に通う、という事はその時点で通う本人のやる気はある事と思います。しかし、なかなか続かなかったり、ある程度続いたとしても英語を話せるレベルには達しない、という人も多いです。
よくよく考えてみれば週に1回や2回英会話教室に通ったとして、それだけで英語を話せるようになるわけがないですよね。
「ちょちょっと英会話スクールに通えば英会話はバッチリ!」
なんていう幻想は捨てましょう。
何せ、1週間は7日×24時間 = 168時間あります。1週間に2時間足らずの学習時間では、英語に触れている時間はほんの1%くらいにしかならないのですから、そんなんで英語が話せるようになったらそれはそれで化け物です。
英会話の習得には時間がかかるのだ
英会話は身に着けるまでの道のりが長いのです。短期間でのTOEICのスコアアップ的な成長を実感するのは難しいでしょう。
英会話力が前進したと自覚するまでには1000時間の勉強が必要という情報を耳にします。週2時間の英会話教室だけでまかなおうとすれば、500週間、つまり10年もかかる事になります。
しかも人間は忘れ行く動物ですから、そんな密度の薄い勉強方法では上達の速度は非常に緩やかな物になってしまいます。
こちらも参考に。密度の薄い勉強では知識の定着が図れない。
そうやって、英会話教室にだけ頼りきって英語を勉強している人は、上達しない自分を悲観していずれスクールを辞めていく可能性が高いのです。
スクールの中ではきっと話せると思いますよ、講師がしっかり誘導していますからね。でもいざ実戦となると流ちょうには英語が出てこない、という事が往々にしてあるでしょう。非常にもったいないですよね。
スクール以外にも英語圏の友達なり恋人なりがいて英語を話す機会が頻繁にある、という人なら話は別でしょうが、そんな環境に恵まれている人ばかりではないでしょう。
英語が上達する人とは
「英語が上達する人」、というのは、スクールに言われただけの勉強で終わるのではなく「自分で勉強し続けられる人」なのです。
もちろん、英会話スクールでの勉強が無意味と言っている訳ではありません。むしろその逆で、スクールでのアウトプット練習は非常に効果的です。生の発音に触れ自分も真似して発音してみる、というのは日常生活の中では得難い体験でしょう。
しかし、それで終わりにしてはいけません。自分の中に定着させるには、家に持ち帰り何度も復習する必要があります。
何事も1回で覚えられるほど人間の頭は都合よく出来てはいません。中には1回で覚えきる天才的な人もいるかもしれませんが、そんな人は一握りですよね。
天才ではない私たちは、定着するまで地道に鍛錬をしていく必要があるのです。そして諦めずにしっかり勉強し続ければ必ず身に付けられるはずなのです。語学ですから、日本語が話せている人ならば、英語も話せるようになるはずです。
「英会話スクールでの勉強」と「自分自身の自発的な勉強」を両立していく必要があると言えます。
TOEICのスコアを短期間で急激に上げる事にコミットしている、あの「ライザップ」に行ってきました!ライザップイングリッシュです。このライザップイングリッシュにはTOEICコースと英会話コースがありますが、スクールでのレクチャーと、自宅等での学習を重視しているので、「自力で勉強する自信ないわー」という方は次の記事を参考にしてください。
英会話力上達に効果的な本
ちなみにちょっと話が逸れますが、英会話上達向け教材として面白かったのは次の本たちです。いずれもCDが付いていて、発音をマネしてどんどん話すトレーニングが出来ます。
↓瞬間英作文。簡単な英文を作ってどんどん発音していきます。なんども反復することで自然に英語が口から出てくるようにするための訓練本ですね。
↓絵で見てパッと言う英会話トレーニング。イラストを見てその場面に合った簡単な英文をパッと組み立てて発話するトレーニング教材です。絵を見て英語を作り出すので、より実戦に近いですね。絵には味がありますね。クセになります。
絵で見てパッと言う英会話トレーニング 基礎編 (語学書 単品)
↓英会話ペラペラビジネス100。ビジネスでよく出てくる場面の英文を作って発話トレーニングをします。同じページに「どこで~」「いつ~」といった内容がまとまっていて、体系的に学べるようになっています。ビジネスに難しい文章、長い文章は不要!基本的な表現のみでOKという本です。
どれくらいの勉強をするべきか
スクールでの勉強時間の5倍~10倍ほどの時間を確保してスクール外(家や通勤途中など)で勉強できるようになると英語の上達が実感できる可能性は高まるでしょう。
スクールでの勉強の10倍の時間を家で勉強すれば、スクール:週2時間、家:週20時間なので、合計週22時間→つまり1か月で100時間程度の勉強時間を確保可能です。
これは、私がTOEICの勉強時間の確保について記載している「1か月100時間」と一致します。この密度で勉強することができれば、TOEICのスコアを急激に伸ばすことが出来るという実体験から来ています。
このくらい勉強出来れば、10か月でトータル1000時間の勉強時間を確保可能となるのです。10年だらだらやるよりは、1年以内で進歩を実感できた方がいいですよね。
もちろんどれだけの問題を解いたか、どれだけ英語を話したか、が重要なのですが、まずは勉強時間を確保する必要があるのですね。
何度も身体に叩き込んでいく
ちょっと変な例えですが、
「1か月に1回程度しか運転しない人の運転がなかなか上達しないのと同じように」
「たまにしか料理しない人の料理がなかなか上手くならないのと同じように」
「たまに英会話スクールに行く」だけではダメで、自分の頭と手、耳・目・口を使って、密度濃く何度も体に叩き込んでいくしかないのです。
英語の勉強にはTOEICがおすすめ
英語の勉強としては、TOEICが非常におすすめです。難しくないですし、語彙力もそれほど広い知識は要らない、ビジネス寄りで実践的な内容になっています。密度濃く勉強すればスコアも上がりやすい良い試験です。
私がおすすめしたい勉強法は「シャドーイング」です。これは音声を聞いて、1単語遅れくらいで追いかけながら自分も発音していく勉強法ですが、英語の音声をしっかり聞いて理解していくのと同時に、自分の口からのアウトプットも行っていきますので、英会話の訓練としても非常に効果的なのです。
TOEICのリスニングスコアを急激に上げる事も出来る「最強の勉強法」としておススメします。
まとめ
・大人の習い事として、「英語」(特に英会話)はとても人気
・週に1、2回程度の英会話スクールのみでは英会話は上達しない
・英会話スクールと自発的な勉強を両立させて英語の学習を進めよう
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
コメント