皆さん、仕事や勉強を集中してやっていると、腰や背中が痛くなったり、肩がこったりしませんか。
極端な例ですが、あなたは木の丸イスに座って、何時間も集中して仕事や勉強が続けられますか。恐らく数十分でギブアップするのではないでしょうか。
腰や背中、肩の不調の原因は椅子かもしれませんよ。
それだけ、机に向かって作業する時の「椅子」という存在は大事です。普段あまり意識はしないですけどね。
会社勤めの場合、1日10時間以上椅子の上に座っている、という人も少なくないと思います。
そして合わない椅子に座り続ける事で腰や背中、肩を痛めてしまう、またそれが原因で頭痛やだるさが止まない、という方も多いと聞きます。
「人が直接接するモノ」いわゆる「ヒューマンインターフェース」には金をかけろ!という事を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
・PC関連機器で言えば、キーボードやマウス、
・寝具で言えばマットレスや布団
などが、広い意味でヒューマンインターフェースと言えますね。
そして「椅子」、です。
こういった、人間が直接触れるモノに対して粗悪品を使うと、あっという間に健康を害してしまう事になるのです。健康を保ちながら集中して作業するには、「良い椅子」が必須なのです。
という事を、椅子を購入してから実感しているのです。
人間が直接触る椅子はとても大事
私は以前、1万円台の比較的安めの椅子を使っていました。安い割にしっかりした作りで、5年くらい使いました。最後はリクライニング機構が壊れてしまったので捨ててしまいましたが・・・。
座り心地は可もなく不可もなく、といった所でした。ただ、長時間座り続けると、決まって腰と背中に痛みが走り、肩が凝ってきてしまうのです。
そして、椅子には金掛けろ!という意識はずっとあったので、次の椅子はある程度良いものを買おうとずっと考えていたのです。
エルゴヒューマン フィット(Ergohuman Fit)
そして購入したのが
「エルゴヒューマン フィット(Ergohuman Fit)」
です。エルゴヒューマンは高級チェアの一角を占めます。座面はファブリッククッション、背中はメッシュのものを買いました。色はブラックです。
安くはない買い物なので、赤坂WORKAHOLIC(ワーカホリック :銀座線虎ノ門駅近く)に行って、そこにある全ての椅子に実際に座って、座り心地を試した上で決めました。
オカムラから、アーロンチェア、そしえエルゴヒューマンまで、座って操作して、リクライニングして、と色々いじくってみたのです。
イス購入時の重視ポイント
購入にあたって私が重視したポイントは次の4点です。皆さんも椅子やベッドなど、直に触れるモノを購入する時は、重視するポイントを決めて実際に試してみることをおすすめします。
①ヘッドレスト付き
②座面がファブリッククッション
③昇降やリクライニングの操作が楽
④腰が楽
⑤深くリクライニングする
これらの条件を全て満たすのがエルゴヒューマンだったのです。
全体を映した写真です。
①ヘッドレスト付き
リクライニングしたときに頭を支えるため、ヘッドレストは必須ですね。大きくは調整できないですが、ある程度粘りがあって頭を支持してくれます。
②座面がファブリッククッション
座面の素材でメッシュ地のものって、長く座るとお尻に食い込んで痛くなるんですよね・・・。ということでファブリック素材にしました。いわゆるクッションみたいなやつですね。
ただ、座面は好みですね。蒸れるのが嫌でメッシュの方が良い、という方もいらっしゃいますので。背中部分はご覧の通りメッシュです。
③昇降やリクライニングの操作が楽
エルゴヒューマンの特徴の一つとして、操作レバーは右側に一つしかありません。これでほとんどの操作を行います。複数のレバーを操作しなくて良いので、楽ちんです。
・リクライニングの固定
・座面昇降
・座面の前後調整
これらの操作が1本で行えます。どんな仕組みなのか、機構を考えるとちょっとワクワクします。
④腰が楽
これまでの安い椅子では長時間座っていると腰をやられていましたので、腰が楽な椅子が必須です。
少し出っ張った部分が腰あてになっています。この腰あてが腰にフィットするのです。下の写真のようにこの部分は上下に動かせますので、体形に合わせて調整できるようになっています。腰がしっかり止まるので非常に楽です。この構造は非常におすすめです。
⑤深くリクライニングする
深くリクライニングする椅子って、そんなにないんですね。私はリクライニングさせた椅子で本を読んだりスマホをポチポチしたり、という使い方をするので、深く倒れる椅子が必須だったのです。深く倒したくなければ途中で止められますしね。
ここまで倒れます。写真ではそれほど倒れていないように見えるかもしれませんが、結構深くまでリクライニングしているのです。いろいろ試座しましたが、ここまで倒れる椅子はほとんどなかったですね。
リクライニングの硬さは下の写真のハンドルを回転させる事で簡単に変えられます。私はかなり軟らかめにセッティングして、簡単に倒れるようにしています。
エルゴヒューマンフィットの価格は約75,000円でした。これは、10万円超えが当たり前の高級チェアの中では比較的安価です。コストパフォーマンスは良いですね。
このような記事を書く際に長時間座っていても腰や背中が痛くなりませんので購入満足度は非常に高いです。ただ、長く座ると肩は若干痛くなりますね・・・これはもう私の持病のようなものなので、致し方ないですね・・・。
体形と椅子の大きさ注意点
エルゴヒューマンフィットは日本人の体形に合わせて作られた椅子です。
説明文には
「ミドルサイズに設計され、小柄な女性から平均成人男性まで、幅広く日本人の体型にフィットするサイズになっています」
とあります。
私は身長175cm、体重65kgという体形です。平均より若干大きい体形かと思いますが、普通に座れます。
もしかしたら、私よりも大きい人、そして私くらいの体形でも一部の人は、このエルゴヒューマンフィットは少し小さいと感じるかもしれません。
その場合は、エルゴヒューマンベーシックやエルゴヒューマンプロの方がしっくりくるかもしれません。正確な数字は不明ですが、フィットよりも大きく余裕があります。ぜひ一度実際に座ってみることをおすすめします。
↓エルゴヒューマンベーシックは、エルゴヒューマンシリーズの中の通常モデルです。値段もフィットより若干高いくらいでお手頃ですね。
↓エルゴヒューマンプロはベーシックを元にリファインしたモデルで、機能性と耐久性をさらに追及しているらしいです。直線基調のベーシックとは対照的に、フレームや脚部などの構造部は曲線によってデザインされています。
イスを購入して届いた箱に、それまで使っていた不要な椅子を入れて不用品として回収してもらう事が可能です。もちろん新しいイスが届いたその場でなくとも、後日梱包して取りに来てもらう事もできます。
どの通販サイトで購入したとしてもWORKAHOLICからの購入であれば、この「不要椅子引き取りサービス」は付いていると思いますが、念のため確認した方がいいでしょう。購入ページに記載があるはずです。
健康と集中力維持のためにイスにこだわろう
ということで、エルゴヒューマンフィット購入のレビューでした。長時間にわたり座り作業をされている方にとって、椅子は本当に大事です。
多少のお金をケチって安モノを使ってしまったがために健康を害してしまい、将来いらぬ医療費が発生するのが嫌な方は、ぜひ「人が直接触れる部分:ヒューマンインターフェース」にこだわってみてほしいです。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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