職場での雑談って苦手・・・
職場で同僚と話すことが無くて困る
そんな人も多いと思います。
実際、職場でも会話の輪に全くと言っていいほど入らない人は、仕事でもあまりうまく人とコミュニケーションを取れずに業務が進めにくい状況に陥りやすい。
なので、雑談はただ楽しいからする、というよりは、仕事を円滑に進めるために必要だから取り入れる、でも良いのかな、なんて思っています。
今回は職場での雑談によってコミュニケーションをとる能力を「雑談力」と定め、どうすればうまく雑談をする事が出来るのかについて書いてみたいと思います。
私自身、そんなに雑談が得意なわけではないですが、話の輪を広げるのがうまい同僚を見ていて「雑談力」を向上させるにはどうしたらよいかが分かってきましたので、そのご紹介になります。
職場で話の輪に全く入らずに仕事の進捗が悪くなるよりは、雑談で同僚との信頼感を作っておけば仕事をうまく進める上でも役立つのだ・・・!
雑談の目的
雑談はただの暇つぶしではありません。
だって、ただ時間を浪費するために雑談をしている暇があったら仕事を進めた方が効率的ですよね・・・。
まぁ、中には本当に暇つぶしで雑談している人もいるかもしれないが・・・
雑談の目的は「仕事を進める上で人間関係を円滑にするため」だと考えています。
雑談によって相手と気心が知れていれば、何か仕事を頼む時だって頼みやすいですし、何か緊急事態などの時に自然に手助けしてもらえたりもするでしょうから。
逆に仕事の話だけしかしていない場合、息が詰まってしまってお互いギクシャクしてしまう可能性が高いです。実際に経験済みです笑
その結果仕事もうまく進まなくなってしまう、意思疎通が取れなくなってしまう、などの弊害が出ました。
仕事をしているのに仕事の話だけの何がいけないんだ!
という声も聞こえてきそうですが、仕事であっても結局は人と人のコミュニケーションによって成り立っているのは確かです。
なので、本当に最低限の仕事の事しか話さない人というのは何か取っつきにくくて不気味、そんな風に感じてしまう人もいるわけですよ。
であれば、雑談を活用して相手との心の距離をある程度縮めておくことで少しでも仕事が円滑に進むなら、それでいいではないですか。
雑談の効果
雑談によってどのような効果があるのか見ていきます。
仕事を進める上で役に立つ効果が色々ある。
雑談をうまく活用すればいいんですよ・・・!
話しかけやすくなる
相手が寡黙でいかにも話しかけにくそうな雰囲気を醸し出していたら、当然話しかけにくいですよね。
話をしなければ進まない仕事の場合は困ってしまいます。
雑談を交わしておけば、ちょっとした事でも話しかけやすくなり、「困ったら取り合えず相談してみよう!」と思えるのでオススメです。
キーパーソンが話しかけにくそうな人だとそれだけで仕事をするのが億劫になる。。
話しかけられやすくなる
逆に自分が相手から「話しかけやすい相手」と認識してもらう事で、仕事の円滑化が可能になります。
同僚や部下から必要な情報が上がってこない人間になってしまうと、それだけで仕事が滞りますよね。
あなたが話しかけられにくい人間である場合、手遅れになってから
「あの・・・すいません、あの業務ですけど、こんな事になってしまいました・・・どうしましょう・・・」
なんて感じで話しかけられてしまうわけです。それではもう遅いですよね。
随時、報・連・相をしてもらえればそうした失敗も事前に防ぐことができます。
雑談によって相手と意思疎通を図っておけば、話しかけられやすさの素地になり得ます。
コミュニケーションが取れる人という認識をしてもらえる
「何を考えている人か分からない人」
と思われてしまうと、途端に仕事が進めづらくなります。
どんなに能力を持っていようと、結局は人間対人間の部分では「得体の知れない人」というのは疎まれてしまうわけです。それは仕方ない部分ではあります。
雑談を交わしておけば少なくとも「あぁ、ちゃんと話せる人だ」と認識してもらえるので、仕事の話もスムーズになるでしょう。
ストレスが緩和される
仕事に関係のない話をする事で、仕事を一瞬忘れてリラックスする事が出来ます。
まぁ、興味のない話の場合は逆にストレスが溜まる!という人もいるかもしれませんが、そこは「一息つく時間」とみなして少しリラックスしてみればいいのではないでしょうか。
雑談を楽しむのも大人のたしなみってもんだぜ・・・!
実際に目の前の仕事だけに没頭していると頭も体も疲れてしまいます。
時にはちょっと立ち上がって歩きながらでも、休憩室でちょこっとでも、雑談に興じてみるのも良いモノですよ。
雑談力を向上させる方法、ノウハウ・テクニック
では、どうやったら雑談力が上がるのか、うまくコミュニケーションが取れるようになるのかについてそのノウハウをご紹介します。
実際に雑談がうまい人を観察してみましたので、間違いない方法かと思います。
ただ、実際に実践できるかはその人に合う・合わないなどもあると思いますので、使えそうなポイントがあれば取り入れてみて下さい。
人が雑談していたら一言でいいので会話に参加してみる
雑談が苦手な人は、自分から話を振るのが苦手、という方も多いと思います。
そうであれば、人が雑談をしている所にちょこっと顔を出してみる、というのでも全然OKです。
私の近くにいる「雑談が得意そうな人」も、人の会話にスッと入って楽しそうにしゃべっています。
少しでも興味のありそうな話題の雑談が聞こえてきたら、一言で良いので入ってみてはいかがでしょうか。
存在感を示すのは結構大事だ・・・!
あいづちを打つだけでもいい
相手の話に合わせて合いの手を入れる、という行動を心掛けると、話を聞いてくれる人だと思ってもらえます。
あいづちと言っても、ただ
「あぁ」
「なるほど」
とだけ返していては逆に「こいつ聞いてないな・・・」と思われてしまうのがオチなので、出来るだけ相手の話の内容に合わせてみると良いと思います。
例えば
「昨日、○○駅近くのイタリアンに行ってね」
→「あそこ、先月できたばっかりみたいですね!」
「週末風邪を引いちゃって・・・」
→「のどに来るみたいだからのどを大事にね」
てな感じで、相手の話す内容に対する返答が出来るとベストです。
これであれば自分で話題を作り出す必要はなく、相手の話に合わせて返せばよいので気が楽かと思います。
オウム返し + 一言を意識する
「来週、ディズニーに行くんだ!」
「へぇ、ディズニーに行くんですか」
では会話が終わってしまい、雑談にもなっていません。
会話を続けるのが苦手な人っていますよね。
その場合は、オウム返しをしている間に次に続ける言葉を探ってみるのです。
「来週、ディズニーに行くんだ!」
「へぇ、ディズニーに行くんですか」と言うと同時に考える
→「ランドですか?シーですか?」
と繋げてあげれば相手も気分よく話せるというものです。
オウム返しにプラス一言があると会話が続くハズです。
コソコソと話さない
人は、他人の内緒話が気になってしまいます。
場合によっては、
何、コソコソと話して・・・。自分の悪口でも言っているんじゃ?
なんて勘繰られてしまいます。
それでは職場の雰囲気も悪くなってしまって良いことないですから、雑談をするのであれば堂々と皆に聞こえても問題のない内容で話すべきですね。
職場の雑談は内緒話ではなく、オープンに!を基本にしてみましょう。
雑談に悪口を盛り込まない
雑談はオープンに!と言っているのに、コソコソと話してしまう場合もあるでしょう。
そして内容は人の悪口であったりします・・・。
しかし、そういう会話は得てして他の人に聞かれていたりします。
聞かれてまずい話はしないことです・・・。
人の悪口なんて何の役にも立たない。
手短かに切り上げる
雑談の間は本業の手が止まる事になります。
もし自分の業務に余裕があるとしても、相手もそうであるとは限りません。
なので、雑談は手短に、長々とは話さない事が大事かな、と思います。
もちろん、お互いに暇を持て余しているのであればその限りではないですが・・・。
雑談の途中で仕事の話が発生したら、きっちりと雑談を打ち切って仕事に戻りましょう。
うまい雑談のネタ
雑談ってどんな話すればいいんだ!
というお悩みをお持ちの方も多いと思いますので、実際にどんなネタが雑談に適しているのかを見ていきたいと思います。
ニュースの話題
鉄板ですね。
ニュースは毎朝必ず放送されていますから、何かしらの情報は得られます。
事件の話題、最近流行っている事、雑学、などなど・・・。
興味のある事があれば何でも雑談のネタになるはずです。
日によって情報の差こそあれ、メディアは大衆受けする話題を一定量流すはずだから雑談に使いやすい話題もある程度流れてくる。
ただ、政治色や宗教色の濃い話は避けた方が良いでしょう。
お互いに譲れない信条などがある場合は雑談どころか衝突するきっかけになってしまう事もあります。
天気の話
日本には四季がありますし、例えば夏は夏でもゲリラ雷雨など天気がコロコロ変わりますから、天気ネタには事欠きませんね。
「梅雨入りしましたね~」
「じめじめが続くと嫌ですね~」
とか、
「今日は暑いですね~」
「今週末まではこんな気候が続くみたいですよ。」
「こんな日はエアコンの聞いた部屋で作業したいですね」
なんて会話は何の差しさわりもなく展開できるはずです。
天気のネタは挨拶みたいなもんだ。
株式市場・為替市場などの話
投資をしている同僚がいれば、経済の話なんかは盛り上がりそうですね。
日経平均がどうたら、ドル/円がどうたら、興味がある人は常日頃考えてますからね。
まぁ、お金の話に直結するので、あまり深追いするのは危険ではありますので、あくまで経済の概況位に留めて置き、個人の資産の話には突っ込まない方がベターでしょう。
観光地の話
“ロケーション”がらみの話題も雑談向きです。
・美味しい食べ物
・景色の良い場所
・面白い文化
などなど、「非日常」を感じさせる話題は仕事の事を忘れさせてくれる雑談になり得ます。
ただの自慢にならないように注意が必要ですが、ロケーション関係の話を雑談に盛り込むと知らなかった情報なども得られて面白いかもしれません。
近場でもいいので、面白い情報があればそれを話してみるのもいい!
資格勉強の話
「社会に出てからが勉強の本番」
「働き始めても常に勉強」
という言葉も聞こえてくるくらい、継続した研鑽が必要な職種も多いです。
資格取得の話題であれば、お互いに勉強を頑張っている場合は雑談として盛り上がりそうです。
・試験日の注意
・勉強方法
・取得によるメリット
などなど、勉強のモチベーション向上に役立つ内容を情報交換できるとお互いのメリットにもなりますね。
共通の知人の話
人は他人に大した興味はない、と言いつつも、なぜか他人についての特定の話題が好き、という矛盾を抱えています笑
悪口はダメですが、共通の知人の近況など気になる話題を雑談に盛り込むと会話も弾みそうです。
相手が知らない人の話はNGですが、共通の知人の話題であれば話も合う可能性がありますよ。
職場だと人事関連の話も多くなりがちだが、それ以外でも楽しい話題はあるだろう!
まとめ
以上、雑談の目的・効果とうまい雑談の方法について色々と書いてきました。
雑談が苦手な人は苦手なりにコミュニケーションを取っていけば、少なくとも仕事をする上で不利にならないレベルまで持っていけるはず・・・!
雑談によって「何を考えているか分からない人」を脱却して、「話せる人」になれれば今までよりも仕事はやり易くなりますよ。
「雑談力」=「仕事力」と認識している人もいるくらいですので、雑談雑談とバカにせずに意識してみるといいのではないでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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