あなたは真面目に仕事をしてさえいれば評価されて給料も増えるはず、と考えていませんか?
真面目な私は評価されるはず・・・!
真面目に働いていれば見てくれる人はいる!
成長著しかった昔の日本であればその考えも間違いではなかったでしょう。でも仕事をしていれば右肩上がりに給料が上がった時代なんてのは昔話なんです。
今は違います。おかしな成果主義がはびこり、給料は頭打ち、疲弊し切った働き人たちが虚ろな目で行き来する時代です。
「真面目さ」は美徳ではありますが、真面目なだけではあなたの理想の生活を送る事は難しいでしょう。
なぜなら真面目というのは性格であって能力ではないからです。
真面目だから仕事が出来る、というわけではないな
今回は真面目な人がいかに搾取され損をしているか、そんな望まない状態をどのように脱出すればよいかに焦点を当ててご説明したいと思います。
真面目に働いて損をする人たち
真面目な人は搾取される対象となってしまいがちです。つまり真面目に働けば働くほど損をしていってしまうのです。
その事実をまずご説明します。
仕事を任されれば任されるほど時給換算が減る
会社というのは基本給が決まっています。
どんなに忙しく頑張って仕事をしても、逆に余裕を持って仕事をしても、それほどもらえる給料の額に差は出ません。
成果を上げれば上げるほど収入が増える個人事業とは違う部分だ
ということは、仕事を頼まれまくってあくせく働く人はそれだけ時給単価が減っている、損をしていると言えるでしょう。
逆にちょっとさぼって時間に余裕のある仕事の仕方をしている人は実質的な時給が高いと言える。理論的には、だが・・・。
頼まれやすい人は要注意
「断れない人」は仕事を多く抱えて疲弊している可能性が高いです。あなたもそうじゃないですか?
どうせ断らないだろうから、この仕事はあいつに振っとけばいいや
こういう認識を持たれたらマズいです。
上司や同僚から「断れないヤツ」認定されてしまえば、次から次へとくだらない仕事が舞い込みます。
真面目なあなたはそれを一生懸命こなそうとしてしまいますよね。
そして心身ともに疲弊していく・・・。
昔の自分のようだ・・・
「頼まれたら断れないなぁ」という人は断る勇気を持ってみませんか?
誰でも楽をしたい
人間は楽をしたい生き物です。
大抵は出来るだけ仕事をしたくないわけです。そして今の制度であれば、どんな会社でもどれだけさぼろうと一定の給与が保証されていますよね。
評価は低いかもしれないが、仕事せずにさぼってても給料は出る。それが良いか悪いかは別として。
そんな仕事をしない人たちの仕事を真面目な人たちが負担しているんですね。
仕事を丸投げする人っているじゃない。で頼まれた真面目な人が何とかこなしている、そんな状況がよくある。
真面目な人が、仕事をさぼる人の分も働いている、という事です。
成果を出せない人は評価されない
成果の出せない社員は評価されませんよね。当然のことです。
サボってても一定の給料が出る事の裏返しです。
真面目な人は雑多な仕事を振られる事も多く、大きな成果を出しにくい場合が多々ありますので、なかなか評価されないという悪循環に陥ってしまいがちです。
真面目に頑張れば頑張るほどに、成果に繋がらない仕事を任される事になってしまうのです。
まさに本末転倒
また、成果が何なのかが全く定義されていない場合が多いのも問題の一端です。
評価する方も好き嫌いで評価するような輩がいて、そして評価のフィードバックもほぼなく完全なブラックボックスになりがちです。
そもそも管理部門や保守部門など、売上や利益という分かりやすい指標のない部門の成果はほんとブラックボックス
頑張っている人が必ずしも評価される体制になっていない、それが日本の企業文化なんですね、残念ながら。
深夜まで働く人はとっても損
会社でよく見る光景ですが、いつも
なんで深夜まで仕事やってんだろう・・・
という感想が浮かんできます。
ダラダラと遅くまで残ってまでやらなきゃいけない仕事とはなんなのか。
遅くまで残れば残るほど思考力が鈍くなってパフォーマンスも落ちますし健康も害していきます。
残業代がきちんと出ればまだマシですが、みなし残業制度などが導入されていた場合は残業するほどに時給換算で給料が下がっていくだけです。
そんなに遅くまで残らなきゃ終わらない仕事など、思い切ってやらなきゃいい、とさえ思います。
私は朝早めに出て、夕方は定時で帰るようにしています。
夜の時間を、子供との触れ合いに使ったり、ご飯をゆっくり食べたり、ブログを書いたり、睡眠を十分に確保したりといったことに時間を使いたいからです。
夜遅くまで残っていては帰ってご飯をかき込んで風呂入って寝るだけ、それでも睡眠時間が足りないという事態に陥ります。
夜ダラダラと残る人はそんな生活を送りたいのでしょうか。
そもそも深夜残業が常態化しているような会社はそれが当たり前の状態になってしまっていて残業を前提とした給与体系になっていたりします。
いわゆるブラック企業だ
健康を害するほどの深夜残業が続いているにも関わらずそれを是正しようとしない企業は、従業員を価値ある財産と考えていないのです。
そんな会社で働くことがあなたの望んだ人生なのでしょうか・・・?
頑張れば頑張るほど割に合わなくなってくる
ということで、頼まれまくって深夜まで残業しまくって仕事を頑張れば頑張るほどあなたの人生の質は落ちていく一方なのです。
頑張った結果として評価される確約があるのであれば良いのですが、そうでなければ“無駄な頑張り”を止めてみるのも一つの手ですよ。
少なくとも「無理な仕事は断る」「深夜まで残業しない」などを自分の中で意識していくことから始めてみる事をおすすめします。
「働く」という事に対して、ちゃんと理由をつけて行動するといいぞ
例えば仕事を断るのであれば
「これだけの仕事を抱えていて更に任されてはアウトプットの質が落ちる」
「残業時間が規定を超えてしまう」
といった理由で武装しましょう。
遅くまで残業しないためには
「子供の世話をする」
「夜残業をしない代わりに朝少し早く出る」
といった行動理由を明確にすることです。
そういった理由を明示しても会社が嫌な顔をするようであればその会社はあなたを”人財”とは捉えず、ただ単に替えの効く従業員としか見ていない、という事です。
あなたの人生はあなたのもの
以前心と体を壊してから、遅くまで仕事をする事や、仕事を断らないスタンスは自分の人生にとって“悪”でしかない、と考えるようになりました。
それまでは「頑張れば頑張っただけ評価される!」と思って仕事を続けてきましたが、結局納得した評価はされず、逆にストレスから心身の調子を崩してしまった経験を元に考え抜いた結果です。
あなたの人生はあなたの物ですし、あなただけがその舵取りを決める事が出来ます。
会社があなたの人生を決めるわけではないのです。
心や体を壊しても責任とってくれるわけでもないしな
自ら泥沼のような仕事のやり方に沈んで行ってしまう事があなたの望みなのでしょうか。
そうではないのなら、少しずつ意識を変えていってみませんか。
仕事に費やす時間を減らしてみる
仕事に時間を取られている、そして楽しくないからと言って、趣味や恋愛を上乗せするのは無謀です。
無理に他の事を詰め込むのではなく、まずは仕事を“マイナス”してみる事から始めてみませんか。
働く時間を減らす、無駄な仕事をやめる、頼まれる仕事を断る、などなど・・・。あなたが今、働きにくいと思っているのであれば、あなたの意思を示してみて下さい。
手を抜くことの本当の意味
真面目なあなたは、”不”真面目な人の分まで背負って仕事を行うのではなく、自分の給与に見合った働き方をすればそれで良いのです。
愛社精神でとことん会社に尽くせよ!
なんて時代錯誤を言う人の事を聞く必要はありません。
一番大事なのはあなたの心と体の健康です。あなたが心や体を壊しても会社は一切保証してくれません。
ただ他の人を補てんして終わりです。
あなたはあなたの健康を第一に考え、給与に見合った業務を余裕を持ってこなせばよい、ただそれだけです。
これが本当の意味の「手を抜く」事だと思っています。
悪い意味では全くありません。自分の人生を第一に考えた生き方をするには「手を抜いた」仕事のやり方が必要なんですよ。
仕事をするのが苦しくて仕方ない・・・
と言う人は今一度立ち止まって考えてみて下さい。
それでもダメなら今の環境の外側を見てみる
今の職場でしっかりと手を抜いて、仕事に費やすリソースを減らす努力をしても苦しさが変わらないようであれば、今いる場所の外の世界を覗いてみることをおすすめします。
自分もブログを始めてみたら意外と自分に合ってると感じた。これも外の世界だ。
元々は書き物なんて苦手だと思っていましたが、やってみると結構やれるもんだな、と感じたのです。
自分の可能性を狭める必要はありません。あなたの可能性を外の世界にも求めてみて下さい。
副業を始めてみる
会社に頼らない稼ぎ方を模索してみると新たな可能性が開けてきますよ。
・ライティングの仕事をしてみたら思いのほか稼げた
・ブログが人気になった
・投資の才能があった
・得意な英語が活かせた
・自分の趣味がお金になった
などなど、あなたの能力が役立つ場面がどこかにあるんですよ。
あなたのプロフェッショナルなスキルを活かしたいなら「プロの副業」を覗いてみると面白いですよ。週1や月1といった働き方も可能で、それでいて大きく稼ぐことも可能な案件がチラホラありますので。
今はネットで完結する副業も多数ありますし、初期投資のかからない働き方も多彩になってきています。
始めてみて合わなくて止めたとしても大きな損失にはなりません。低リスクで気軽に副業を始めてみませんか。
気軽に始めた副業が大きな収入になる、そんな未来も有り得ます。新たな可能性を広げてみて下さい。
転職を検討する
まじめに頑張る人ほど評価してくれるような会社があればそれが理想ですね。成果主義に逆行しているような会社になってしまうかもしれませんが。
そもそも日本の成果主義は機能してないように感じるからなぁ
今の働き方が苦しいままなのであれば、今の会社ではない外の世界を見る、つまり転職活動も視野に入ってくるでしょう。
ただし、やみくもに活動してもまた変な企業に掴まってしまうリスクがあります。
そこで、自分の中で働くための条件があるのであれば、それをぶつける事の出来る転職エージェントに登録してみると世界が開けるかも、です。
DODA転職エージェントやtype転職エージェントといったエージェントサービスを使って、年収交渉やキャリアカウンセリングをやってもらえば、自分が満足できる企業とマッチングしてもらえる可能性が高まるわけです。
若者でフリーターや未経験、既卒・大学中退の人ならJAIC(ジェイック)一択です。就職後のフォローも充実していて就職後定着率94.3%を誇ります。正社員になって変わりたい人は登録してみて下さい。
今の会社だけが全てではありません。上記のようなエージェントサ―ビスに登録して、まずは外の世界を少しだけ探検してみても良いのではないでしょうか。
行動しなければ何も変わらない。行動すれば”何か”が変わる
会社は利用するもの
私たちは「安定」と引き換えに会社に搾取される存在です。
どんなに大きな成果を上げても会社が規定する基本給を大きく上回る額をもらうことはできません。
1億円の売り上げを上げても給料は大して上がらんからな。
そうであっても、ただ黙って会社の言いなりになるのではなく、自分の望む生き方を摸索してみても良いじゃないですか
あなたの人生は一度きり、あなたのモノなんですから。
会社で働くことはお金を稼ぐ手段であって、心と体をすり減らしてまで自分を捧げるような対象ではありません。
会社から利用されるのではなく「会社は自分が利用してやるものだ」くらいの心持ちで行きましょうよ。
まとめ
以上、「真面目な人は損をする」というお話でした。
ホント、真面目なだけでは生きていけないですね。真面目さゆえに心身を疲弊させた経験から、はっきりとそう言えます。
真面目に見せておいて手を抜くところは抜く、というのがバランス良いだろうな
真面目一本で生きてきたけど「なんとなく生き難いな」と感じる人は、この記事で紹介した内容をヒントに、少しだけ考えを変えてみてはいかがでしょうか。
少しでも心が軽くなればうれしいです。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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