社会人になって1年目、新入社員の皆さんは半年も経てば大体会社の事も分かってきて日々の生活も安定してきているのではないでしょうか。
「まだ地獄の研修が続いている」
「色々な部署でOJTやらされて心休まる暇なんてない」
なんて人もいると思いますが、それもいずれ落ち着くことです。そして入社2~3年目ともなれば後輩も出来、充実した毎日を送る人も多いでしょう。
社会人になりたての時期って新しい事を覚える大変さはありますが、それほど責任も重くないですし自分の時間もある程度確保できるはずです。
そんな中、ただ飲み会で「うぇーい」やったり遊んでいるだけではもったいない!
という事で、自分の新入社員~若手社員時代や周りの人の新入社員時代を思い返してみて、その後社会人生活がうまく行っている人が新入社員時代に取り組んでいた事についてご紹介したいと思います。
一人暮らし
学生時代は親元で暮らすのもアリです。そもそも収入が無ければ親のお金に頼る事になるからです。とは言え個人的には大学生になったら実家を出て、アルバイトをしながらの一人暮らしをおススメしますが・・・。精神的に、生活力的に、かなり鍛えられますよ。
ともかく社会人になったら安定した収入もあるはずなのでぜひ一人暮らしをしてみて下さい。この記事で紹介するようにメリットが多いからです。
社会人になっても親元暮らしの人って、どこか甘えた感じがにじみ出てて、仕事も適当だったりする事が多いんですよね。実際に何人か見てきて実感しています。
家賃がかかる場合は経済的なデメリットもありますが、そんなデメリットを補って余りある良さが、一人暮らしにはあります。ご紹介します。
自炊の能力が身に付く
結婚する、子供が生まれる、異動で遠くへ赴任するなど、人生にはライフイベントがつきものです。そんな時に食事を作れる能力は必須です。カップラーメンしか作れないなんて事になったら、身体も心も健康を害してしまいますよ・・・。
また自炊は金銭面のメリットも大きいです。作り置きしておけば一食当たり200円とか300円で足りてしまいますから。時間がかかるのがデメリットですが、慣れればササッと作れますし、作り置きも時間節約のために有用です。
全ての判断を自分で行わざるを得ない
全ての判断を自分で行う事は大きなメリットです。
実家にいたのでは片付けや食事の準備など生活の多くを親がやってくれますので、依存したままの状態になってしまいます。
これでは仕事でも能力を発揮しにくい思考になってしまうのです。
一人暮らしでは何かを買う、どこかに行く、掃除をする、といった全ての行動を自分で決断するしかありません。決断の繰り返しにより自立心が身に付くんですね。自分の判断に全て自分が責任を負うからです。
自律感覚、責任感と言ってもいいかもしれませんね。仕事や普段の生活でもきっと役に立ちます。
自由に時間を使える
実家では他の家族もいるので行動は結構制限されますよね。
一人暮らしでは全て自由です。もちろん責任は伴いますが自分の望んだとおりに時間を活用できます。
遊びほうけるのも、勉強するのも、バイトするのも自由です。自分の将来のために何が必要なのかを考えて行動する事が大切です。
恋愛
将来結婚する気はないし、異性と付き合うのは面倒、という人は無理にすることはありませんが恋愛はある程度若いうちに花を咲かせてみましょう。
将来結婚する気なんてない!って人も気持ちは移ろうものなので、頭の片隅には置いておきたいところです。
将来結婚したい!という人はもちろん、恋愛に時間と心を費やしてみて下さい。
30代半ばになって独身の人を見ると少し悲しくなりますし、話も合わなくなってくるんですよね・・・。まぁ多少偏見が入っているかもしれませんが。本人に結婚願望がある場合はさらに悲壮感が漂いだします。
恋愛は楽しい事もあれば苦しい事もあります。相手を気遣う心も必要です。恋愛、結婚をしている人は心に余裕があるんですよね。相手を受け入れる度量の広さが、心の余裕に繋がっているのかもしれません。もちろん、例外はありますが・・・。
英語の勉強
これは必須ですね。
下の記事でも書きましたが私は大学時代~社会人初期時代に英語の勉強をほとんどしていませんでした。自分の可能性を狭めているという事に気づかなかったんですね。
その後一念発起して英語学習に取り組むことで仕事の幅が広がりましたし海外旅行の時の苦慮も減りました。
そして何より自信が付きましたね。これは人生を送る上ではとても大切な事です。自信があれば新しい事にも積極的に飛び込む勇気が持てますから、人生がより彩り鮮やかになっていくのです。
ぜひ、このブログを参考に、英語学習を!
海外旅行
大学時代に行く海外旅行も良いのですが、おすすめは社会人になって自分のお金で行く海外旅行です。
自分のお金を捻出して海外に行くわけですから、いろいろ念入りに計画を立てて行くことになるはずです。お金も行動も全て自分の責任で旅行を楽しみます。
また海外の文化、景色、人々など、普段とは全く異なる世界を体験することはその後の人生において間違いなくプラスになります。自分の価値観に多様性が生まれるので、懐が深くなっていくんですよね。
人生においてこの「深み」というのは大事ですよー。最近特にこの「深み」「懐の深さ」の大事さを感じます。
浅い人間はそれだけで見透かされます・・・。経験に乏しい人の表情や言葉はどうしても幼くなってしまいがちです。学生時代ならばそれも一つの可愛さかもしれませんが、社会人では幼さはあまり歓迎されません。
ぜひお金をかけて日本を飛び出してみて下さい。
業務分野に関係した資格の取得
年を取るごとに新しい事を勉強するのが難しくなってきます。最近、特にそう感じるようになりました・・・。
業務に関連のある資格の勉強は、若いうちに取得しておいた方が後で楽できますよ。
電気・エネルギー系の会社に勤めているなら電気主任技術者や電気工事士、経理系の業務に携わるなら簿記などは必須ですよね。
大学生のうちに勉強出来れば良いのですが、大学生は大学生で勉学やらバイトやら就活で忙しいですし、志望業界が固まっていない場合もあります。会社に入って腰を落ち着けて勉強するのが大切です。
「大学を卒業したら勉強からも卒業だー!」というのは甘い考えなのです。社会に出てからが本当の勉強の始まりです。
ロジカルシンキング
入社してそれなりに時間が経って、「ロジカルシンキング」という能力は非常に重要であると今さらながら気づきました。
仕事というのは結局、次の行動の繰り返しです。つまり業務上の課題を解決していくのが仕事なのです。
ロジカルシンキングとは上記の課題解決の手法を論理的思考で進めて行くことです。この能力は仕事上必須の能力であるにもかかわらず学生時代はあまり重要視されません。非常に不思議です。
ロジカルシンキング能力の不足で痛い目を見た経験が嫌と言うほどありますので、今若手社員の方は、ぜひロジカルシンキングや課題解決関連の本を読む事から始めてみる事をおすすめします。ロジカルシンキングはトレーニングによって誰でも身につける事が出来ます。
実際に自分で読んでみておすすめだと思う本をご紹介します。 ↓
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ)
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく
徹底的に強みを伸ばす
「強みを伸ばす」
「弱みをつぶす」
時間は有限です。どちらも満遍なく出来れば良いですが、どちらか重点的に取り組まざるを得ない場合もありますね。
ちなみに日本の育成は弱みをつぶす事に注力しがちで研修でもスキル不足を補う内容のものが多かったりします。
弱みをつぶした社員は優等生としてソツなく仕事をこなしてはくれますが、リーダーとしての資質はなかなか開花しません。
ある分野で一点突破、突き抜けた能力を持った人材はカリスマ性を発揮することになるので自然とリーダーシップを発揮するようになります。日本の企業では「強みを伸ばす育成」がされず、結果的にリーダーが足りていないのです。
今までと同じことをしていたのでは会社も社員も衰退していくばかりです。優等生的な発想では、事なかれ的な仕事に留まってしまいがちなので、優等生社員ばかりではその会社の未来はない、と考えるべきです。
明確な目標を持って強く引っ張っていくリーダーが必要なのです。
もちろん、優等生的な働き方がしたいんだ!という場合は弱みをつぶしてオールマイティな社員として会社で生きていくのもアリでしょう。
これはその個人の働き方の問題です。リーダーが必要だからと言って全員がリーダーになる必要はないのです。(リーダーだらけの会社は逆に怖いです・・・)
あなたはリーダーになりたいですか?弱みのない優等生として働きたいですか?
まとめ
いかがでしたでしょうか。新入社員時代から若手時代にかけてやっておくべき事を実体験、自身の周囲の人を観察した結果としてまとめてみました。
吸収力が一番高い時代にやるべき事をやっておけば将来きっと
「あの時、アレやっといて良かった~。昔の俺グッジョブ!」
と思う時が来るでしょう。
今の自分がまさに若手だ!という方はぜひ参考に行動してみて下さい。もちろん、中堅~中年の方だって今からやって効果がない、という訳ではないのでぜひ参考にしてくださいね!
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