いつも大量の情報に埋もれて生活している、大量の情報をさばき切れずに四苦八苦している、それが私たちです。
今日もメールが100通以上来ている・・・ったく、処理できん!
ぐぐってみても情報があり過ぎてどれが役に立つのか分からない!
テレビを見ながら音楽聞きながら仕事しながら本読みながら・・・あがガガ
こんな事は日常茶飯事すぎて、何も感じなくなってきているかもしれません。
私たちは情報の洪水に溺れそうになりながらも、なんとかそれを噛み砕いて飲み込んで、自分の頭に叩き込んでいかなければなりません。
情報の咀嚼、そして知識としての定着、つまり情報処理です。情報をうまく処理する力無くしては情報洪水時代を生き抜くことは難しいと言っていいでしょう。
そう、現代は「情報処理能力」がモノを言うのです。
情報処理能力とは
現代社会に生きる私たちに必須の能力と言える「情報処理能力」とはどんな能力でしょうか。
それは、限られた一定の時間内に様々な情報をインプットして、必要な部分だけをピックアップした上で使いやすいように処理を加え脳や紙などに記憶・記録するとともに、使いたい時に素早くアウトプットする、という感じでしょうか。
ん?長ったらしい?
自分も書いててよく分からなくなりました、テヘ
一言で言えば、
「五感で受け取ったものを頭に叩き込んで、それを発揮して利用しろ!」
こうですかね。これがスムーズに出来る人が「情報処理能力」が高い人、です。
もうちょい真面目に・・・「情報処理」を簡略化して書いてみます。
一定時間内で情報をインプット
↓
必要な部分をピックアップ
↓
使いやすく処理
↓
記憶・記録
↓
的確にアウトプット
このサイクルを正確にかつスピーディに行うことのできる能力を「情報処理能力」と呼びます。
情報処理能力が低いことのデメリット
インターネットの発展によって、身の回りに情報があふれるようになってきましたよね。自分に必要な情報も、不要な情報も、そしてウソ・偽りの情報も平等に目にする機会があります。
このような膨大な情報の中から、自分に必要な情報のみを瞬時に判断し取り込んで使う事が必要ですよね。そうしないと情報の波に飲まれてしまいますから。
情報処理能力が低い人は、インプットされた情報を処理しきれずにいつも右往左往する事になります。
学校や職場でも何を言われても響かない人っているよな。言われた事を頭の中で整理し切れていないんだと思われる。
今回は情報処理能力を高めるにはどうすれば良いか、について考えてみたいと思います。
頭で情報を処理する力を高めたい!
という方はぜひ参考にしてください。
情報処理能力を向上させる方法
情報の波に飲まれないために情報処理能力を高めて行きましょう。ここではその方法をご紹介します。
どれか一つでもあなたに合う方法があれば取り入れてみて下さい。
何をする時でも考える癖をつける
最新のニュースや雑誌の内容などについて、その背景や問題点、解決策を考えてみるのが良いトレーニングになります。
例えば、電車の中刷り広告で「過疎化が進む地方都市」みたいな見出しを見つけたとします。
「そういえば自分の地元も人口がどんどん減ってるな、特に若年層の」といった着眼点を持って、次のように色々と考えてみます。
原因は未婚者の増加?出生率の低下?都市部への人口集中?他に原因はないかな・・・?
解決策は地方の特産をフル活用した地域創生、2人以上の子供を持つ家庭への減税措置、地方における雇用の創出・・・箱モノ行政は時代遅れだよな・・・他には・・・。
なんてことを、もっと具体的にいろいろ考えてみるのです。スピーディに出来ると良いですね。
電車の中でスマホでゲームぽちぽちやってるよりは、建設的かつ脳の良いトレーニングになりますよ。このように考える癖をつけて繰り返していくことで
「インプット→瞬時に処理する→アウトプット」
このサイクルをスピーディに難なくこなす力を身につけて行くことが出来ます。まさに情報処理能力の向上に繋がるのです。
早口で話す
明石家さんま、宮根誠司を思い浮かべてください。「早口でしゃべってる」イメージがありますよね。
次から次へと話題が飛び出してきて、しかも聞く人にとって分かりやすい内容で話しています。注目点にうまく誘導する話し方はとても参考になります。
そして早口、これです。
頭の中の言語回路で次々と情報を処理して口から発音しているわけです。話し方がスピーディな人は、行動や考え方のスピードも速い事が多いです。
色んな事を速度を上げて処理しているんだ
私たちも話す時に「早口で」を意識してみると良いです。
ただ、あまり不自然に早口でも、「なんだこの人のしゃべり方は・・・」と相手に不快感を与えてしまう可能性もあるので、そのさじ加減は考えて、でも早口で!
早口でしゃべるには、それに合わせて言葉を作り出す必要がありますから、必然的に頭の回転が速くなるのです。良い訓練になりますね。
サプリメント「GABA」
皆さんは「GABA」という成分を聞いたことがあるでしょうか。ストレス社会を戦い抜くためにはGABAを摂取しよう!なんて言葉をCMなどで聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
実はGABAはストレス軽減だけでなく、頭の回転を上げるにも持って来いの成分なのです。
とある実験で、GABAを摂取したグループは摂取していないグループに比べて「学習ストレス」を軽減すると共に「学習効率を高める」可能性がある事が示されています。
とにかく頭の回転を上げたいんだ!という方はぜひ試してみて下さい↓
自ら課題提起し自ら解く
仕事ではよく言われますね。課題を見つけて解いて行け、と。
インプットした情報を元に課題を見つけ、それを解決するためのアウトプットをしていく、
まさに情報処理能力を高めるための良い訓練になります。というか仕事そのものですね。
仕事でなくても、日常生活の中でやってみてもいいと思います。
例えば「部屋が散らかっている」ことに対して整理ボックスなどを用意して片付けていく、とかですね。
あとは英語のリスニングが弱いからシャドーイングを実践してリスニング力を上げるとか。
情報処理とはまさに課題解決です。普段から課題を見つけて解決していく努力をする事で、自然と情報処理能力を高める事ができます。
半分の時間でやってみる
ルーチン的な仕事や日常作業を受け持っている人は、いつも決まった時間を掛けて取り組んでいる事と思います。これを、2/3や半分の時間で終わらせるように取り組んでみます。
スピードアップです。
達成するにはインプットそのものにかかる時間や、情報の処理時間、そしてアウトプット作業も短縮していく必要があります。
一気に時間を半分にする必要はありません。徐々にでもよいので、意識して速く取り組んでみましょう。
今までよりも速く取り組むことで自然と脳の処理スピードが上がります。それが他の作業をする時にも活きてくるのです。
本を読む
情報のインプット手段は基本的に文字ですよね。まぁ映像や匂いだったりすることもありますが。音声も結局は言語です。
基本となるのは日本語をはじめとした言語能力です。この言語能力が低い場合、情報を正確に読み取る事が出来ないですしスピードも遅くなりがちです。
言語能力を高めるにはやはり活字をどんどん入力していくこと、つまり本を読む事が効きます。
会社のお偉いさんに本を読む人が多い、というのは聞いたことがあるかもしれませんが、本によって知識を得るのと同時に、読む力・言語能力も高めているのです。
そして言語能力が高まれば同時に情報処理能力も高まる、といっていいでしょう。
興味のない、つまらない本を読んでも苦痛なだけですから、自分が好きで得意な分野の本を継続的に読んでみると、徐々にではありますが言語能力が上がっていきます。
次に説明する速読・速聴にも関連しますが、本を読む時はだらだら読むのではなく、意識してスピードを上げて読んでみることが大切です。
スピードを上げる事で最初は情報を拾い切れないかもしれませんが、継続することで少しずつではあっても速いインプットに対応して脳がついてくるようになりますよ。
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速読を行う
速読力はぜひ身につけたいですね。読むスピードが2倍になれば情報のインプットにかかる時間が半分で済むようになるからです。
速読の力があれば日常生活では本や雑誌、新聞などを読み終わる時間が短くなり、他の事をする時間を確保できるようになりますし、ビジネスでも膨大な資料やメールの処理に割いていたインプット作業をより短時間で終え、考える作業やアウトプット作業に時間を割けるようになります。
つまり速読力を身につける事で時間を大きく節約できるようになるのです。
インプット時間が短くなればインプット量を増やすことも出来ますから、比例して知識を増やすことにも繋がります。
速聴を行う
映画や音楽、(録画した)テレビ、英語の勉強時など、音声を聞く時にスピードを1.2倍や1.5倍に高めて聞くことで、脳に入ってくる時間当たりのインプット量が増します。
つまり、早口の音声をどんどん聞いて、どんどん頭の中で処理して、というような「速聴」をやってみてください。速いインプットに脳が慣れて情報処理能力の向上に繋がります。
自分の子供が録画された子供番組などを見るときに時間短縮のために早送り(1.2倍程度)で見せたりしますが、内容をきちんと把握できているようです。
子供は最初はちんぷんかんぷんだったみたいですが、徐々に慣れてきて速い音声にも耳と脳が対応していったのだと思われます。
私たちも普段から速い音声に慣れておくことで通常スピードの音声を聞く時は余裕を持って情報を処理できるようになりますよ。
音声速度を上げるには、パソコンやスマホではソフトやアプリを使ったりテレビ録画では早送りを使ったりと手段は色々ありますので試してみてください。
まとめ~情報処理能力を上げるには~
いかがでしたでしょうか。現代社会で情報の洪水に飲まれないために必須の能力である情報処理能力を高める策についてまとめてみました。
即時性はありませんが身に付けた能力はそう簡単には錆びません。
徐々に効果が表れてきますので、自分に合った方法を試してみてください。ただ、続けることは必須ですよ。
即効性のある方法を探すのはやめましょう。時間の無駄です。
そういう魔法のような方法を探し求めるのではなく地道に続けて行くことが一番の近道です。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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