私たちは日々仕事に学校に趣味に恋愛に家族サービスに忙しく、睡眠時間を削って人生を駆け抜けています。
実際日本人の睡眠時間は諸外国と比べてもかなり短い、という調査結果も出ています。
常態化している残業、長い通勤時間などが影響しているみたい
睡眠不足による健康への悪影響はナメてはいけません。
若いうちは大丈夫であっても、睡眠不足の蓄積が将来爆発して体と心の不調の原因にだってなり得ますから。
今回は仕事などで忙しくて夜の睡眠が足りなかったとしても、それを補うための昼寝を取り入れようぜ!というお話をしたいと考えています。
日中少しでもお昼寝・仮眠をとれるとパフォーマンスアップを始めとした色々な効果があります。
実際に自分も職場でお昼に20分ほど昼寝をしている。頭がすっきりするぞ。
ほんの20分程度の時間を昼寝に充てるだけです。取り入れない手はありませんよ~。
睡眠不足の危険性
睡眠時間が短い人は体と心に大きな悪影響を及ぼす可能性があります。
睡眠不足という爆弾を抱えた状態だな
まず睡眠不足の危険性を見ていきます。
パフォーマンスダウンに直結
睡眠不足がパフォーマンスの向上を阻害する、そんなことは徹夜なり睡眠を削った翌日なりに経験して知っている人が大半でしょう。
大きく睡眠を削った後の脳の動きは、お酒を飲んだ時と同レベルまで低下する、なんて調査結果もありますしね。
翌日大事な試験だからと徹夜して勉強をするなどという行動は愚行そのものと言っていいでしょう。
試験が大事なんだったら前もって周到に準備しておくことだ
次の記事で脳の働きを鈍くさせる悪習慣についてまとめていますので参考にしてください。
睡眠負債に気を付けろ
睡眠不足は短期的なパフォーマンスを崩すだけでなく、長期的な健康を奪う可能性も秘めています。
「睡眠負債」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。日々の睡眠不足が積み重なって心身に悪影響を与えるような睡眠不足状態を睡眠負債といいます。
日々の睡眠不足が小さくともそれが借金のように膨らむとまずい、という事です。
ショートスリーパーを目指したい!などと睡眠時間を削っていくのは自殺行為に等しいかもしれませんよ。
若いうちは睡眠不足への抵抗力もあるだろうが、それが将来健康を壊す原因として噴出するのだ。
睡眠時間が短くて済むのはそういう体質の人だけです。
仕事の忙しさにかまけて睡眠時間を削る事によるデメリットやその脱却方法について次の記事でまとめていますので参考にしてください。
心の病気発症の引き金にもなり得る
睡眠不足が体と脳のパフォーマンス低下を引き起こすのは経験した人も多いでしょうが、心も壊していく可能性があります。
睡眠不足が心を壊し、そしてその状態がさらに睡眠不足を招くという悪循環を作ってしまうんです。
実際自分も心の調子を崩し眠れなくなりそれがさらに気分落ち込みの原因になったという経験がある
”平気平気”と睡眠を軽んじているといつか足元をすくわれますよ・・・。
昼寝・仮眠の効果
夜しっかり睡眠を取れればいいのですが、仕事など生活の関係で難しい、という人も多いでしょう。
であれば日中に睡眠を確保して睡眠不足を補えばいいのです。
つまり昼寝・仮眠を積極的に取り入れようぜ!って話。
昼寝・仮眠にはどんな効果があるのかをご紹介します。
一日のうちのほんの短い時間で大きな効果がありますので、取り入れない手はないですよ・・・。
パフォーマンスアップに繋がる
NASAの調査で「昼に26分間の仮眠をとった結果、認知能力が34%上昇し、注意力も54%上がった」というものがあります。
認知能力や注意力が上がれば仕事などのパフォーマンスアップにも繋がりますよね。
会社の中に仮眠スペースを用意して仮眠を推奨するグーグルやマイクロソフト、アップルといった企業も存在します。
うちの会社にも欲しい・・・
それだけ日中の短時間睡眠はパフォーマンスの向上に効果があるという事が周知の事実になってきているのです。
日本の政府は残業時間の上限がどうのこうのとか、みなし残業とか訳の分からない制度ばかり議論してますが、こういった物理的な設備とその積極活用を促す法律なり制度を作ればいいのにな、と思うんですがねぇ。
昼寝はストレスに効く
これは実際に昼寝を取り入れて実感していますが、昼寝中に脳の動きが落ち着き、仕事であくせく働いていた脳を休める働きがありますね。
これはストレス緩和にはもってこいです。
仕事をしている間、8時間とか10時間とか、常に脳の緊張を保ったまま働き続ければ、そりゃぁ脳ひいては心が悲鳴をあげちゃいますよ。
昼寝で一旦脳の活動を緩めてあげる事で、対ストレス上大きな効果を発揮するのです。
昼寝の気持ちよさは心に効くぜ・・・!
昼寝は健康向上に繋がる
昼寝は当然体の健康にも好影響をもたらします。
脳と共に体も休息モードに入れるからです。
日中20分程度の昼寝をする人は心臓病や認知症の発症リスクが低い、なんていう調査結果もあるくらいです。
足りない睡眠を補う事ができるわけだから、体に悪いはずがない。
ただし、後述しますが寝過ぎは厳禁です。
効果的な昼寝の取り入れ方
どのように昼寝をすれば効果的なのか、特に会社で働いている人向けに自分が実践している方法を元にご紹介したいと思います。
取り入れられそうな所があれば参考にしてみてください。
昼食を早めに済ませて自席で簡単に昼寝
昼寝は12時~15時くらいの時間帯にすると良い、と言われています。それよりも遅いと夜の睡眠に悪影響が出るからです。
正直会社で仕事をしている人の場合、外回りに出ているとか周囲に自分しかいない、というような環境でなければお昼休み以外に仮眠をとるのは難しいでしょう。
私の場合はお昼休み、昼食を早めに済ませて歯を磨いて、その後自分のデスクで20分ほどまどろんでいます。
昼寝は簡単に実践できるのがいいですね。
あせあせと働く午前・午後の合間の至福の時間です・・・。
20分の昼寝が効果的
1日の昼寝・仮眠は20分程度がベスト、と言われています。
個人的にも20分程度の昼寝がイイ感じですね。長くても30分くらいまでかなと思います。
10分しか時間が取れない事もありますけど、それでも効果はありますよ。
日中の20分の昼寝は夜の睡眠の1時間分くらいの効果があるんじゃないかと個人的に考えている。
ただし、1時間を超える昼寝は逆に眠りが深くなってしまってスッキリ起きられず、体の活動を鈍らせパフォーマンスを落とす可能性がありますから注意です。
長時間の昼寝は健康的にも良くない、という研究結果がありますから昼寝・仮眠の時間にはご注意下さい。
昼寝直前にコーヒーを飲む
昼寝をする前にコーヒーを飲んでおくことで20分後すっきり目覚められますよ。
カフェインを含んでいればいいので、コーヒーでなくても緑茶とかでもいいんですけどね。
ちょうどお昼ごはんの後に昼寝をするのであれば「食事」→「コーヒー」→「昼寝」、完ぺきなフローです。
アイマスクを活用
お昼時に電気を消すような職場であればそのままでも昼寝に支障ないでしょうけども、電気がつきっぱなしの職場であればアイマスクは必需品です。
机に突っ伏して寝る人もいるけど、お腹や胸が圧迫されてあんまり良くないと思うんだよな・・・
まっすぐ或いは仰向けに昼寝をするのであれば光を遮るためのアイマスクが役に立つでしょう。
↓目の部分がくぼんで立体的になっていてアイメイクも崩れないアイマスクなので女性にもおすすめ。
耳栓を活用
似たような発想で、外界からの刺激遮断のために耳栓があると良いですね。
音がないとよく休める
ただし音がなくて仕事の開始時間が分からなくならないように、スマホの目覚ましをバイブレータにしてポケットに入れておくなどの対策はしましょう。
耳栓は安いので会社や家ににストックしておくといいですよ。
快適な昼寝のためのベターアイテムです。
ブランケットを活用
特に冬など寒い季節であれば、ブランケットを常備しておくと体温調節に役立ちます。
OLさんがよく膝の上にかけてる布ですね。特に冷え性な人には必需品と言っていいでしょう。
最近は男性でも使ってる人がけっこういる
お昼寝タイムにあると頼もしいアイテムです。
まとめ
ということで昼寝のメリットと効果的な昼寝の方法についてお伝えしました。
昼寝は手軽に取り入れられて効果も抜群なので万人におススメ出来る睡眠不足対策です。
日本で働く人々に夢や希望が無くなって久しい感はありますが、せめて睡眠を万全にして日々迫りくる困難に立ち向かっていきましょう。
今の自分も、昼寝で夜の睡眠不足を何とか補って生活してる。
お昼休みもあくせく仕事をしちゃってる人は、一旦手を止めて脳を休ませてあげてください。
「睡眠を制すものは人生を制す」くらいの気持ちで睡眠についてちゃんと考えてみませんか?
今までの睡眠の質やら量が最悪だったという方は、変えるなら”今”です。
最後までお読み頂きありがとうございます。もし少しでも役に立ちそうだと思われたら、ソーシャルメディアでの共有をお願いします。
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