職場や学校、家庭などで「すぐに怒る人」っていますよね。
うちにも怒りんぼがいる・・・
気に食わない事があると所構わず怒り出す人って、なかなか付き合っていくのが難しい、そう感じてしまいます。
職場とかで怒られるのは結構精神的にきついのよね・・・。
冷静に怒ってくれる場合はまだ良いですが、感情的に怒鳴り散らしてくるような人は本当に付き合うのが嫌になります。
今回は怒る人の心理状態を明らかにし、怒りやすい人とうまく付き合うにはどうしたらいいかを考えてみます。
キレやすい人が近くにいて、とても辛い・・・
という方は参考にしてください。
怒る人の心理状態
人が怒る時、どんな心理状態になっているのかを理解する事で、その怒る人をどうかわすかのヒントになる可能性があります。
怒る人が何を考えているのかを理解しよう。
不安感がある
不安を感じている場合、人はその不安を払しょくしようと内に引きこもる人と外へ発散する人がいます。
その、外に発散する人が「怒る」という行為に出る場合があります。
自分の心を守るために他人を攻撃して、心理的に満足させる行為だな。
正直、自分が不安だからって他の人に当たらないで欲しい訳ですが、世の中にはそういう行動に出てしまう人がいるわけです・・・。
自分に自信がない
2019年7月22日の吉本興業の岡本社長の会見を見ていて思いましたが、話し方はたどたどしくてのらりくらりとした回答でしたよね。
そして質問で問われている事にドンピシャで答える事の出来ない、“失敗”と言われた会見でした。
社長の話し方、自信なさげだな~
と感じた方も多いと思います。
そして裏では目下の芸人たちに対して恫喝まがいの事をしているというスタイル。
自分に自信がないから、自分を大きく見せようとして怒ったり脅したりするんだろうなぁ。
と感じたわけです。
怒る人の心理は、自信の無さの現れ、と言えるのではないでしょうか。
相手をコントロール出来ない時
・仕事を任せた
・お使いを頼んだ
・勉強するように伝えた
相手に何かを依頼する事って仕事でもプライベートでも至るところでありますよね。
しかし、依頼した相手からのアウトプットが自分の期待に添わない時に、相手を攻撃してしまう人がいます。
相手が自分の想い通りにならないから怒ってしまう。
正直、怒るのではなくどうすれば改善できるかを一緒に考えてくれればいいのですが、自分の期待通りにならない場合に「相手から否定された」と感じて怒ってしまうみたいですね。
期待通りでない時に、自分の伝え方が悪かったとか、そもそも時間が足りなかったとかの問題があるかもしれないのに、一方的に相手を悪く言う人がいるわけです。
他人を思い通りになどコントロールできないのだ・・・。
ストレスが溜まってイライラしている
単純に虫の居所が悪い時に怒り散らす、という人がいます。
普通はイライラしていたとしてもグッとこらえて怒鳴り散らしたりはしないものですが、世の中には沸点の低い人がいるわけです・・・。
まぁ、イライラしている人を刺激しない事が大切だ。
目に見えてイライラしているのが分かる人であれば良いですが、分かりにくい人もいるので注意が必要ですね。
コンプレックスを抱えている
自分の容姿や能力に対するコンプレックスを抱えている人が怒ってしまう、という場合も多いです。
コンプレックスが大きい人は、そこに触れられて傷つく事を恐れています。
自分が傷つく前に他人を威嚇して自分に近づけないようにしているわけですね・・・。
なんとも悲しい話だ・・・。
中々に根深い事も多いですから、人のコンプレックスは刺激しないようにするのが得策です。
自分が絶対であると感じている
逆に、自分に万能感があり、自分の考えが絶対だと自負している人は他人に対して厳しい傾向があります。
そんな人は他人の言動に対して自分の考えを押し付け、場合によっては怒り散らします。
引け目がある人と真逆の心理状態ですが、怒るという点では類似していますね。
どんな事も極端はダメだな
引け目やコンプレックスが激しい人、或いは自分の考えが絶対に正しいと考えている人は「怒りやすい人」と言えそうです。
怒る人との付き合い方
こちら側の落ち度によって相手が怒っている、問題解決に向けた怒り方をしている、という場合は甘んじてその怒りを受け止めるしかないですね。
そうではなく、理不尽に怒られる、ただ怒りの感情のはけ口にされている、という場合はその怒る人との付き合い方・考え方を改める必要があるのではないかと思います。
いくつかうまい付き合い方をピックアップしてみたので取り入れられそうな方法があれば参考にして欲しい。
必要最小限の接触に留める
機嫌が悪そうな時、怒り出しそうな時、要らぬ接触を避けるために近づかなければいい、という単純な理論です。
怒りやすい人とはあえて物理的に距離をとるわけだ。
猛獣と同じく、危険な人にはなるべく近づかない、鉄則ですね。
避けられていると思ってもらえれば大人しくなるかもしれませんしね。
同じ職場で一緒に仕事をせざるを得ないような場合も、仕事に必須な必要最低限の会話しかしない、という対処でいいでしょう。
相手が怒る条件を分析してみる
相手が怒る時はどんな時か、その理由・経緯などを特定して、怒るような状況を起こさないようにコントロール出来ると万々歳ですね。
どんな事をすると相手が怒るのかを把握しておけば、地雷を踏まないように振舞えるからです。
怒る人が怒るワケを解明するのだ。
たまに意味もなく怒る人がいますので、そういう人とは物理的に距離を置くしかないとして、怒る理由が明確な人の場合は怒りのツボを刺激しないように制御してみましょう。
肯定も否定もしない
上司などから怒られている時に反論をすると火に油を注ぐことになります。
怒っている時、怒っている人は感情的になっていますから、まずは嵐が過ぎ去るまで口を挟まない方がいいでしょう。
取り合えず言わせておいて怒りのボルテージを下げる作戦です。
怒られている間は強く肯定・否定をする事なく、相づちを打つ程度に留め、反省している”フリ”くらいはした方がいいでしょうね。
相手の感情爆発に合わせてこちらも感情的になっても良い事はない。冷静に対処だ。
聞いているフリをする
怒る人はストレス発散のために怒鳴り散らしている場合があります。
その場合、取り合えず嵐が過ぎ去るまでやり過ごすのもアリです。
あ~、何か言ってる~
くらいの聞き方ですね。
まともに受け止めていてはこちらの心が潰される、という場合は受け流しちゃいましょう。
もちろん、無視してしまうと相手の怒りがエスカレートする可能性もありますので、「聞いてますよ」というスタンスで聞き流してみることですね。
自分ではなく自分の行動が怒られているだけだと考える
言ってしまえば「怒られても気にしない」、これに尽きます。
怒られた際、
どうしよう、怒られてしまった。もうお終いだ・・・。
なんて絶望を感じる人もいますが、理不尽に怒り散らす人に対してそんな風に心を病んでいてはもったいないです。
怒られたとしても、自分という人間そのものが攻撃されたのではなく、自分の行動が怒られているだけだと考え、であれば「行動を直せばいいな」と冷静に捉える事が出来ます。
怒られても落ち込む必要はないのだ。
怒る事のデメリットを伝える
会社の上司などに対してだと難しいかもしれませんが、配偶者や友人に対してであれば、「怒ることのデメリット」を伝えてみる事が有効な可能性があります。
上司にだって、飲み会の席なんかでぶっちゃけてみるといいかも。
怒りやすい人に対して、
・嫌われる
・本音が分からなくなる
・未熟な人と思われる
・信頼を失う
・物事が前に進まない
といったように、怒った場合のマイナス面を伝え、修正を促すわけです。
常に怒っている人は本当に大きなデメリットを抱えているのだと気付いてもらうしかないです。
相手が怒っていない時に冷静に伝えてみるのだ。
まとめ
以上、怒る人の特徴と怒りやすい人とのうまい付き合い方についてお伝えしました。
ことある毎に怒っちゃう人って本当にもったいないです。
怒っている内容としては正しい事を言っている場合もあるわけですから、冷静に伝えてくれればいいだけなんですけどね・・・。
そうは言っても怒り散らしている人とまともに付き合っていてはこちらの身と心が持ちません。
どうやっても改善してもらえないのであれば避ける、近づかない、といった物理的な対処も必要ですね。
怒りやすい人の近くにいるせいで自分が潰れてしまう事だけは回避したい。
運悪く怒りっぽい人と付き合う必要が生じた場合は、自分の心第一で考えてみて下さい。気に病む必要はありません。
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